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合格者7人Ⅲ
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スタッフには番号で呼ばれても俺たちが番号で呼び合わなければいけないルールはない
「俺 聖」
「名前言っていいの?」
「じゃ4番って呼ぶ?」
「ごめんその方が気が楽」
説明を聞いて部屋に戻った2番と15番以外は娯楽室でのんびり過ごしいた
10番と13番は卓球をやり出し18番はヨギボーに寝転んで漫画を読み始めた
俺と4番はドリンクを飲みながらレコードを眺めてる
フリードリンクにはアルコールはなかった
「ヨンはどういう経緯でここに来たの?」
4番がクスッと笑う
「介護してた金持ちのお婆さんが紹介してくれた」
「失礼だったら悪いけど金に困ってる?」
ヨンは少し顔をしかめてうなづく
「俺は家追い出されて無一文でどん底だった でもたまたま知り合った金持ちに紹介されて」
「死んだ親の借金があってずっと返済してる」
「大変だね」
「お互い」
「俺は自業自得でどん底だっただけ」
「死ぬまで返済終わらないと思う この治験死ぬかもしれないって聞いた?それ聞いたらほっとしたよ ああ死ねるのかもしれないって」
「何歳?」「20歳」
じゃ死んだら1億なんだ その金は誰に渡るのか?なんて言えなかったけど
「お腹空いた部屋戻ってご飯食べる」
ヨンはそう言って娯楽室を出て行った
残された俺は卓球熱を帯びた2人を見ながらジンジャエールをチビチビ飲んだ
「4番さんと知り合いなの?」
18番がヨギボーから半身を起こして俺に尋ねる
「嫌 今日初めて」
「仲良さそうだったから」
「何となく喋ってたらそんな感じ」
18番は興味をなくしたようにまた漫画に目を戻す
「おーい8番交代してくれ」
10番が10と書かれたラケットを振りながら俺を呼ぶ
「やだよ しんどい」
「ノリ悪いぞ」
13番が額の汗を拭いながら笑う
面倒くさい 俺は娯楽室をでて部屋に戻ろうと廊下を歩いていくと俺の部屋の前に15番が立っててこっちを見てる
「部屋入れてくれる?」
「何で?」
「何でも」
答えになってないが断る理由もなくて俺はドアを開けて15番を部屋に入れる
「私 サナ」
「俺 聖」
「部屋に監視カメラあると思う?」
「あるかもな 盗聴器は確実にあると思う」
「何で?」
「何でも」
「部屋に入ると無音すぎて怖いんだよね」
サナはそう言いながらスウェットを脱ぎ始める
「ちょい何やってんの?」
「SEXしない?」
は?
「するわけねぇ」
そう言いながら全裸になったサナを見る
ハリのある大きな胸くびれた腰
ドクン 血が沸騰する
「15番部屋に戻ってください」
アナウンスがされる
「やっぱり監視カメラあったね」
それを確かめるために全裸になったのか?
肝っ玉が座った女
「あたしソープに沈んでる女だから」
捨て台詞
スウェットを着て俺に手を振りながら部屋を出ていく
沸騰した血を沈めるように電話でご飯を注文した
すぐにノック
ドアを開けると小中が立ってる
「お食事お持ちしました」
映画とかで見る高級ホテルのルームサービスのようにワゴンを部屋の中に押し入れて「食事が済みましたら廊下にワゴンを出しておいてください …それからお部屋には鍵をよろしくお願いします」
監視カメラのことはあえて質問しなかった
小中が出ると部屋に鍵をかける
そんなに腹は減ってないと思っていたのにひとくち口に入れたら止まらなくなって美味しい料理を堪能し終えた頃10番と13番と18番は部屋に戻れとアナウンスがあった
「部屋には鍵をおかけください」
「俺 聖」
「名前言っていいの?」
「じゃ4番って呼ぶ?」
「ごめんその方が気が楽」
説明を聞いて部屋に戻った2番と15番以外は娯楽室でのんびり過ごしいた
10番と13番は卓球をやり出し18番はヨギボーに寝転んで漫画を読み始めた
俺と4番はドリンクを飲みながらレコードを眺めてる
フリードリンクにはアルコールはなかった
「ヨンはどういう経緯でここに来たの?」
4番がクスッと笑う
「介護してた金持ちのお婆さんが紹介してくれた」
「失礼だったら悪いけど金に困ってる?」
ヨンは少し顔をしかめてうなづく
「俺は家追い出されて無一文でどん底だった でもたまたま知り合った金持ちに紹介されて」
「死んだ親の借金があってずっと返済してる」
「大変だね」
「お互い」
「俺は自業自得でどん底だっただけ」
「死ぬまで返済終わらないと思う この治験死ぬかもしれないって聞いた?それ聞いたらほっとしたよ ああ死ねるのかもしれないって」
「何歳?」「20歳」
じゃ死んだら1億なんだ その金は誰に渡るのか?なんて言えなかったけど
「お腹空いた部屋戻ってご飯食べる」
ヨンはそう言って娯楽室を出て行った
残された俺は卓球熱を帯びた2人を見ながらジンジャエールをチビチビ飲んだ
「4番さんと知り合いなの?」
18番がヨギボーから半身を起こして俺に尋ねる
「嫌 今日初めて」
「仲良さそうだったから」
「何となく喋ってたらそんな感じ」
18番は興味をなくしたようにまた漫画に目を戻す
「おーい8番交代してくれ」
10番が10と書かれたラケットを振りながら俺を呼ぶ
「やだよ しんどい」
「ノリ悪いぞ」
13番が額の汗を拭いながら笑う
面倒くさい 俺は娯楽室をでて部屋に戻ろうと廊下を歩いていくと俺の部屋の前に15番が立っててこっちを見てる
「部屋入れてくれる?」
「何で?」
「何でも」
答えになってないが断る理由もなくて俺はドアを開けて15番を部屋に入れる
「私 サナ」
「俺 聖」
「部屋に監視カメラあると思う?」
「あるかもな 盗聴器は確実にあると思う」
「何で?」
「何でも」
「部屋に入ると無音すぎて怖いんだよね」
サナはそう言いながらスウェットを脱ぎ始める
「ちょい何やってんの?」
「SEXしない?」
は?
「するわけねぇ」
そう言いながら全裸になったサナを見る
ハリのある大きな胸くびれた腰
ドクン 血が沸騰する
「15番部屋に戻ってください」
アナウンスがされる
「やっぱり監視カメラあったね」
それを確かめるために全裸になったのか?
肝っ玉が座った女
「あたしソープに沈んでる女だから」
捨て台詞
スウェットを着て俺に手を振りながら部屋を出ていく
沸騰した血を沈めるように電話でご飯を注文した
すぐにノック
ドアを開けると小中が立ってる
「お食事お持ちしました」
映画とかで見る高級ホテルのルームサービスのようにワゴンを部屋の中に押し入れて「食事が済みましたら廊下にワゴンを出しておいてください …それからお部屋には鍵をよろしくお願いします」
監視カメラのことはあえて質問しなかった
小中が出ると部屋に鍵をかける
そんなに腹は減ってないと思っていたのにひとくち口に入れたら止まらなくなって美味しい料理を堪能し終えた頃10番と13番と18番は部屋に戻れとアナウンスがあった
「部屋には鍵をおかけください」
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