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彼をお風呂に入れる前に
しおりを挟む(彼女視点)
しかし、まぁ……汚い。
これは仕事帰りだろうか?
そう思って私は、男の後ろ手に手錠をかける。
暫くは安全……だよな。
私は男のを壁によりかからせて、服を脱がせ始める。
よりにもよって最初に脱がせた男の服が、不法侵入者とは……
私は絶妙な気分だった。
そしてそれと同時に異様な気分だった。
ちょっと手が熱い様な……
ゴクリと生唾を飲む。
シャツのボタンを上から下まで外して、脱がすと……
身体はあざだらけだった。
なっ…………
こんなあざだらけでよく生きてるなと思う様なあざ量だった。
喧嘩でもしてきたのか?
だとしてもこの様子では一方的にやられたにだろうな。
すぅっと男の腹から首にかけてをなぞる。
男がビクッと動く。
まだ目を覚ますには……ちょっと早いな……
そしてこれだけ傷があって、風呂に入れるのはしみそうだ……
私はタオルと緩い水を入れた桶を持ってくる。
さて、身体を拭くか……
見た目が痛そうなので慎重に男の身体を拭っていく。
そして今度は……
下半身か……
だいぶ複座な気分になる。
だがはっきり鼓動の音が早くなるのがわかる。
ゴムでできたズボンに手をかける。
どうせこの後脱がさなくてはいけないのだが、先に自主的に風呂に入ってもらうのもありだな……
男の髪を撫でる。
男の髪はボサボサの長髪である。
ちょっと気になって匂いを嗅ぐ。
臭い……流石に風呂にはいってもらうか……
ちょっとため息つく。
男が自分でズボンを脱ぐのか?
この状態で脱がせるのはきついだろう。
仕方ない……
私は男のズボンを脱がせた。
うわ……
男の足にもあざやら傷の跡は多かった。
これでよく平然と立っていたよなぁ……
男のズボンのポケットに硬いものがあるのを感じた。
私は男のズボンのポケットを探る。
すると、財布と、ピッキングの道具、鍵、子供用の携帯電話が出てきた。
財布を開ける。
中には小銭以外に入っていなかった。
大きなお金は別の財布に入れている……とか?
携帯電話を開ける。
ロックはかかっていない。
電話帳の中には、父、母、バイト先の電話番号が入っている。
友達とかいないのだろうか…?
あ、別に携帯電話があるのか……
しかし、バイト先や両親に電話をかけなければ怪しまれるだろう。
男が「うっ……」と呻く。
ここで叫ばれてご近所さんを呼ばれても困るな…
私はタオルで男に猿轡を噛ませる。
そして本日の2番目の難所に取り掛かった。
はぁぁ……下着を脱がすか
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