上 下
4 / 22
第一章

交渉しますっ!!

しおりを挟む
サブタイは基本テキトーです。そろそろタイトルが脱線するかも・・・


でわ、どうぞっ!!


_____________________________________________


どーも皆さん、こんにちは!!  皆のアイドル、メリアたんだよー!!

  ・・・・ええ、こほん。冗談はひとまずこれまでにして・・・

今、シラナイおじさんに口説かれて困ってます。誰か助けて下さい。

 え、商会のお偉いさん?そんなん知らんわ。 


 なんでウチの雑貨屋に絡んでくるわけ?

こちとら必死こいてこの町中の商店見てまわって、できるだけかぶる商品を売らないようにして、できるだけ目立たないように、敵視されないようにってこれまで頑張ってきたのに。


・・・・・話を聞いてみると、なんとも馬鹿らしいことに、ウチの店を支配下に置きたいらしい。

 相手は協力関係がなんたらかんたら言っていたけれど、だったらウチの売り上げの二割も取ろうとするなっちゅーの。それを払えばウチの手伝いと警護もしてくれるってさー。マジうけるー。
 何を今更ってかんじ。そんなこと出来てなかったら一月も店は保たないってのに・・・

 ・・・・・・どうやら相当見くびられているらしい。

なんか気に入らない。


「すいません。せっかくのお誘いですが、辞退させていただきます。」

「なぜです?私は貴女を守りたいのです!」

・・・・・・・・・・・・はぁ。

「私は自分一人で自分の身を守ることができます。」

「だ、だが、君はまだ子供じゃないか。しかも、店を一人で切り盛りしている。」

「子供だって皆この年で畑仕事なんて始めてますよ。何が駄目なんですか。」

「いや、それは・・・」

「そもそも、私が貴方方の庇護下に入るメリットはあるんですか?」

そう、こちらの旨みが殆どない。なのに傘下に入れとか・・・馬鹿げてる。

「はっきり言いまして、私にはそれの良さが分かりません。」

「何をおっしゃる!!我が商会に守られることで、敵の多いこの町で、貴女は安心して商売できる。それの何処が駄目なんです。」

おっさん、それはあんたの敵だ。

「いや、私はそんなにこの町の商人の方と仲は悪くないですよ。寧ろ、逆に対等条件で手を組まないかとの話をよく頂きます。」

「ウチだってある程度の譲歩はするぞ。それに、規模の拡大を目指すなら助けは必要だろう。」

はい、この人譲歩って言いましたー!

「どうやら、貴方と私は馬が合わないようです。ご親切に声を掛けて下さり、ありがとうございました。貴方に、良いご縁があることを。」

それだけ言うと、制止の声をフル無視で、商会を飛び出した。




道を歩きながら思考を巡らす。

・・確かにあのおっさんの言うとおり、部下は必要なのかもしれないな・・・・・・・・・


・・・さて、どうやって確保するか・・・

ちょうど目の前を、指名手配を受けている覆面盗賊のビラが風に揺られて舞う。

とうぞく・・・・・・・盗賊!!

しかも覆面だ。こいつは都合が良い。

私の口角が、自然と上がった。                                                                                      


・・・・・・・・・いーことかんがえたっ!!




*********************************************



  ロクでもない予感・・・・・・

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

次話もよろしくお願いします。

お気に入り登録、コメント感想、評価など、首をキリンよりも長くしてお待ちしております!!

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。

▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ...... どうしようΣ( ̄□ ̄;) とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!! R指定は念のためです。 マイペースに更新していきます。

神に同情された転生者物語

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。 すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。 悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~

てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。 そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。 転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。 そんな冴えない主人公のお話。 -お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-

チート転生~チートって本当にあるものですね~

水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!! そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。 亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。

転生したらチートでした

ユナネコ
ファンタジー
通り魔に刺されそうになっていた親友を助けたら死んじゃってまさかの転生!?物語だけの話だと思ってたけど、まさかほんとにあるなんて!よし、第二の人生楽しむぞー!!

異世界転生したら何でも出来る天才だった。

桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。 だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。 そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。 =========================== 始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。

処理中です...