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第24章 tempestoso
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チャプン……、と水面を弾く音がして、俺はゆっくり瞼を持ち上げた。
「ここ……は?」
「風呂だよ」
風呂……か、どうリでさっきから身体がポカポカと火照っているような気がしてたんだ。
「翔真さんが俺をここまで?」
「良く眠ってたし、拭くだけにしようかとも思ったんだけど、その……なんつーかさ、色々拭くだけじゃ足んなくてね」
「あっ……」
言われて、翔真さんに抱かれながら、散々乱れまくった挙句、三年分の溜まっていた物を全て吐き出したことを思い出した。
「ごめ……ん」
顔がやけに熱く感じるのは、きっと風呂の温度に逆上せてるから……だよな?
「どうして謝るの?」
「だって俺……」
めっちゃ溜まってたし……
アレの量だって、きっと半端なかっただろうし……
「智樹だけじゃないよ、俺も同じ。智樹が俺の腕の中にいる、って思うと止めらんなくて……。俺の方こそ無理させてごめん」
背中から回った翔真さんの腕が、キュッと俺を強く抱き締める。
「無理なんかしてない。俺、嬉しかったから。それに……」
意識飛ばすくらいだから、相当気持ち良かったんだと思う。
俺は経験ないけど、和人がそうだったから……
「それに……、何? 言って?」
翔真さんが答えを急かすように、俺の首筋にチュッと音を立ててキスをする。それが凄く擽ったくて……
「やだ、言わない」
「どうして?」
「どうしても!」
「気になるだろ?」
「言わないったら、言わない」
だって言えるわけないじゃん?
気ぃ失う程気持ち良かった、なんてさ……
「それよりさ、俺、もう限界……」
「えっ?」
元々熱い風呂って苦手なんだよ、俺……
「先上がって良い?」
翔真さんの腕を解き、勢い良く立ち上がろうとした瞬間、目の前がグワンと回ったかと思うと、俺の身体が前のめりになり……
「あ……れ?」
床に頭をぶつける寸での所で、翔真さんの腕が俺を抱きとめた。
「あ……っぶね……」
「ごめん、逆上せたみたい」
風呂場にいながら、青ざめた顔をする翔真さんに、俺は無理矢理笑って見せた。
「ここ……は?」
「風呂だよ」
風呂……か、どうリでさっきから身体がポカポカと火照っているような気がしてたんだ。
「翔真さんが俺をここまで?」
「良く眠ってたし、拭くだけにしようかとも思ったんだけど、その……なんつーかさ、色々拭くだけじゃ足んなくてね」
「あっ……」
言われて、翔真さんに抱かれながら、散々乱れまくった挙句、三年分の溜まっていた物を全て吐き出したことを思い出した。
「ごめ……ん」
顔がやけに熱く感じるのは、きっと風呂の温度に逆上せてるから……だよな?
「どうして謝るの?」
「だって俺……」
めっちゃ溜まってたし……
アレの量だって、きっと半端なかっただろうし……
「智樹だけじゃないよ、俺も同じ。智樹が俺の腕の中にいる、って思うと止めらんなくて……。俺の方こそ無理させてごめん」
背中から回った翔真さんの腕が、キュッと俺を強く抱き締める。
「無理なんかしてない。俺、嬉しかったから。それに……」
意識飛ばすくらいだから、相当気持ち良かったんだと思う。
俺は経験ないけど、和人がそうだったから……
「それに……、何? 言って?」
翔真さんが答えを急かすように、俺の首筋にチュッと音を立ててキスをする。それが凄く擽ったくて……
「やだ、言わない」
「どうして?」
「どうしても!」
「気になるだろ?」
「言わないったら、言わない」
だって言えるわけないじゃん?
気ぃ失う程気持ち良かった、なんてさ……
「それよりさ、俺、もう限界……」
「えっ?」
元々熱い風呂って苦手なんだよ、俺……
「先上がって良い?」
翔真さんの腕を解き、勢い良く立ち上がろうとした瞬間、目の前がグワンと回ったかと思うと、俺の身体が前のめりになり……
「あ……れ?」
床に頭をぶつける寸での所で、翔真さんの腕が俺を抱きとめた。
「あ……っぶね……」
「ごめん、逆上せたみたい」
風呂場にいながら、青ざめた顔をする翔真さんに、俺は無理矢理笑って見せた。
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