H・I・M・E ーactressー

誠奈

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第35章  scene7:僕達のParty Starters!

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 ・何があっても、一日最低二度はキスをすること(寝る前と出勤前のキスは必須)
 ・週に一度はデートをすること(その際は必ず手を繋ぐこと)
 ・一人で泣かないこと(泣く時は俺の胸で泣け)
 ・浮気は禁止   但し、もしどちらかに別に好きな人が出来たら、その時は正直に言うこと(無いことを願いたいけど)
 ・月に一度は、HIMEの姿でデートをすること(やっぱり好きなんだよね、HIMEちゃん♡)


 って、書かれてて。

 勿論、僕は迷うことなくサインをした。
 そして翔真くんも……


 きっとね、簡単なことばっかじゃないと思う。

 キスだって忘れちゃう事もかもしんないし、デートだって毎週出来ないかもしんないし、やっぱり人の目が気になって手だって繋げないかもしんないし……

 もしかしたら、翔真くんに僕以外に好きな人が出来ちゃうかもしんないし、僕だって100%無いとは言いきれないし……

 でもさ、いつだってお互いのことを想って、お互いのことだけを考えていたら、きっと大丈夫なんじゃないかなって……

 そしたら僕達はいつだって笑っていられるんじゃないかって……

 翔真くんとなら、それが出来るんじゃないか、って……

 翔真くんとなら、何だって乗り越えていける。
 この先、何があったとしてもね?

 それくらい、僕達の間には強くて太い赤い糸があるって、僕は信じてるから♪


 でもさ、月に一度のHIMEって……?
 もぉ……、どんだけHIMEのこと好きなの?

 ま、HIMEな僕もひっくるめて、愛されてるってこと……なんだよね?


 「ふふ、翔真くん大好き♡」
 「ん、俺もだよ」
 「だーめ、ちゃんと言って?」
 「どうしようかな……」
 「あ、言わないなら……、一週間エッチ禁止も付け加えちゃうからね?」


 それでも良いの?


 「それは困るかも!」
 「でしょ? じゃあちゃんと言って?」

 エッチ出来なくなっちゃうよ?

 「智樹、一回しか言わないからね?」
 「うん」
 「前も言ったかもしんないけど、愛してるよ」

 え、今…何て言ったの?

 「ね、もう一回言って?」
 「だーめ、一回だけって言ったでしょ?」

 あ~ん、もぉ、翔真くんの意地悪!
 でも……、そんな翔真くんが僕は好き。


 この気持ちだけは、この先もずっと変わらない。


 あ、もう一つあったよ、絶対変わらない変わらないものが……


 「なあ、エッチしよっか?」
 「ふふ、エッチしよ♪」


 僕達のちょっぴり(?)エッチで、ラブラブ(古い?)な関係も、ね♡
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感想 1

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みんなの感想(1件)

野瀬 さと
2021.11.21 野瀬 さと

HIMEちゃん可愛すぎです!日常の智樹とのギャップというか、落差というか。とっても特殊な世界を描いていたりするのに、その中に潜むラブストーリーにきゅんとしちゃいます。だって、HIMEちゃんや智樹は、普通の「女の子」と変わらない恋をしている。男の娘だけど、乙女なんだと思うと可愛くてしょうがありません。
翔真くんとの恋路がきになるうううう!まだ全然終わる気配がありませんがw途中なのですが、感想書かせていただきました。完結まで頑張ってください!

解除

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