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第35章 scene7:僕達のParty Starters!
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翔真くんから出された条件は……
『契約条件である十七時を過ぎて勤務することは禁止』
『出勤時はともかく、帰宅は翔くんの迎えを待つこと』
の二つ。
どっちも簡単と言えば簡単なことなんだけど……
何で?
いや、一つ目は分かるよ?
僕だって時間を超えてまで働きたくないしね?
でも二つ目のって?
そりゃさ、前に住んでたアパートに比べたら、今のマンションはちょっと遠くなるし、以前のように自転車では通えない距離だけど、一人で通えない訳じゃないし、そこまで僕子供じゃないよ?
「何で、って顔してるね」
「うん……」
「あのね、バイトすることには俺も賛成だよ?」
だったらどうしてこんな条件を?
「でもさ、あそこのレンタルショップって、たまにおかしな奴来るでしょ?」
おかしな奴……とは?
「ほら、ニキビ野郎とかさ……」
ああ、なるほど、確かにいたね。
存在自体すっかり忘れてたけど……
「またアイツが襲って来たら……と思うとさ、俺…… 」
あ……
「あの時は何もなく済んだから良かったけど、もし智樹に何かあったら、俺生きてけないからさ……、だから帰りくらいは一緒に……って思って」
そっか、以前僕が襲われかけたこと、翔真くんまだ気にしてたんだ?
だからこんな条件を……
だったら僕に拒否権はないよね?
だって僕のためなんだもんね?
「分かったよ。約束するよ」
僕は右手の小指をピッと立てると、翔真くんの右手の小指に絡めた。
「ふふ、約束げんまん♪」
「智樹……」
小指と小指を絡めたまま、翔真くんの唇が僕の唇に重なり……
え、ちょ、ちょっと……?
僕の身体がゆっくりと床に押し倒された。
「ね、ねぇ、明日入社式……」
「うん、知ってる」
「お寝坊さんしちゃったら……」
「俺、しないから、寝坊」
そりゃそうかもしんないけどさ…
「で、でも……」
「大丈夫。入社式も大事だけど、俺には今のこの時間の方が大事だから」
そ、そう……なの?
ってゆーか、どっちに比重傾いてんの?
『契約条件である十七時を過ぎて勤務することは禁止』
『出勤時はともかく、帰宅は翔くんの迎えを待つこと』
の二つ。
どっちも簡単と言えば簡単なことなんだけど……
何で?
いや、一つ目は分かるよ?
僕だって時間を超えてまで働きたくないしね?
でも二つ目のって?
そりゃさ、前に住んでたアパートに比べたら、今のマンションはちょっと遠くなるし、以前のように自転車では通えない距離だけど、一人で通えない訳じゃないし、そこまで僕子供じゃないよ?
「何で、って顔してるね」
「うん……」
「あのね、バイトすることには俺も賛成だよ?」
だったらどうしてこんな条件を?
「でもさ、あそこのレンタルショップって、たまにおかしな奴来るでしょ?」
おかしな奴……とは?
「ほら、ニキビ野郎とかさ……」
ああ、なるほど、確かにいたね。
存在自体すっかり忘れてたけど……
「またアイツが襲って来たら……と思うとさ、俺…… 」
あ……
「あの時は何もなく済んだから良かったけど、もし智樹に何かあったら、俺生きてけないからさ……、だから帰りくらいは一緒に……って思って」
そっか、以前僕が襲われかけたこと、翔真くんまだ気にしてたんだ?
だからこんな条件を……
だったら僕に拒否権はないよね?
だって僕のためなんだもんね?
「分かったよ。約束するよ」
僕は右手の小指をピッと立てると、翔真くんの右手の小指に絡めた。
「ふふ、約束げんまん♪」
「智樹……」
小指と小指を絡めたまま、翔真くんの唇が僕の唇に重なり……
え、ちょ、ちょっと……?
僕の身体がゆっくりと床に押し倒された。
「ね、ねぇ、明日入社式……」
「うん、知ってる」
「お寝坊さんしちゃったら……」
「俺、しないから、寝坊」
そりゃそうかもしんないけどさ…
「で、でも……」
「大丈夫。入社式も大事だけど、俺には今のこの時間の方が大事だから」
そ、そう……なの?
ってゆーか、どっちに比重傾いてんの?
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