588 / 688
第31章 日常16:僕の彼氏を紹介します
17
しおりを挟む
時折バランスを崩しながら、それでも何とか落っことされることなくバスルームへと運ばれた僕は、和人に抱っこされたまま湯船に浸かった。
「ごめんね、ちょっと触るね?」
一言断りを入れてから、和人が僕の後ろに指を触れる。
流石に散々イキまくってった後だから、息子が元気になるってことはないけど、敏感な僕の身体はやっぱり触れられれば勝手に跳ねてしまう。
おかげで朦朧としていた僕の意識も徐々に通常モードへと戻り始め……
「なんかごめんね? こんなことになっちゃって……」
僕の中から翔真くんの吐き出した大量のミルクを掻き出しながら、和人が肩越しに申し訳なさそうに言うから、僕は「気にしないで」って言葉で伝える代わりに、首を横に振って応えた。
「でもさ、元々は私が智樹をほったらかして買い物なんかに行ったから……じゃん?」
確かにそれはそうかも…
和人が僕を一人ぼっちにしなければ、僕がお股丸出し状態で翔真くんとバッタリすることも、相原さんに覗かれることもなかったわけだし……
でもさ、そんなことで和人を恨んだりしないもん。
あ、でもどうしよう……
「ねぇ、お股の毛……、剃り剃り出来なかった……ね?」
僕が言うと、和人は僕の中から指を引き抜いてから、「ちょっと待ってて」と僕から離れた。
そして脱衣所に出て、洗面所の所でガサゴソを始めたかと思うと、真新しいカミソリと、シェービングフォームを手に戻ってきて、僕をバスタブの縁に座らせた。
え、まさかここで……?
「本当はさ、ちゃんとベッドの上で剃った方が綺麗に剃れるんだけど、ほら……盛りのついた狼が二頭いるじゃない?」
え、それってもしかして相原さんと……翔真くんのこと?
ふふ、確かに間違いはないけど、翔真くんはどっちかってゆーと、リスっぽく僕には見えるんだけど。
だって僕の息子くんをハムハムしてる時の翔真くん、リスが口の中にいーっぱい餌を溜め込んでる時みたいじゃない?
「ごめんね、ちょっと触るね?」
一言断りを入れてから、和人が僕の後ろに指を触れる。
流石に散々イキまくってった後だから、息子が元気になるってことはないけど、敏感な僕の身体はやっぱり触れられれば勝手に跳ねてしまう。
おかげで朦朧としていた僕の意識も徐々に通常モードへと戻り始め……
「なんかごめんね? こんなことになっちゃって……」
僕の中から翔真くんの吐き出した大量のミルクを掻き出しながら、和人が肩越しに申し訳なさそうに言うから、僕は「気にしないで」って言葉で伝える代わりに、首を横に振って応えた。
「でもさ、元々は私が智樹をほったらかして買い物なんかに行ったから……じゃん?」
確かにそれはそうかも…
和人が僕を一人ぼっちにしなければ、僕がお股丸出し状態で翔真くんとバッタリすることも、相原さんに覗かれることもなかったわけだし……
でもさ、そんなことで和人を恨んだりしないもん。
あ、でもどうしよう……
「ねぇ、お股の毛……、剃り剃り出来なかった……ね?」
僕が言うと、和人は僕の中から指を引き抜いてから、「ちょっと待ってて」と僕から離れた。
そして脱衣所に出て、洗面所の所でガサゴソを始めたかと思うと、真新しいカミソリと、シェービングフォームを手に戻ってきて、僕をバスタブの縁に座らせた。
え、まさかここで……?
「本当はさ、ちゃんとベッドの上で剃った方が綺麗に剃れるんだけど、ほら……盛りのついた狼が二頭いるじゃない?」
え、それってもしかして相原さんと……翔真くんのこと?
ふふ、確かに間違いはないけど、翔真くんはどっちかってゆーと、リスっぽく僕には見えるんだけど。
だって僕の息子くんをハムハムしてる時の翔真くん、リスが口の中にいーっぱい餌を溜め込んでる時みたいじゃない?
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる