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第24章 scene5:ツルテカな僕
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僕は通路から見える景色だけを頼りに、左右に別れた通路を右に折れると、部屋番号を確かめながら足を進めた。
そして……
「あ、あった……」
一度も迷うことなく目的地に辿り着けたことで、ホッと胸を撫で下ろした僕は、もう一度自分のスマホを確認してみる。
けど、やっぱり僕が送ったメッセージに既読は付いてなくて……
「僕との約束忘れて出かけちゃったのかな……」
そんなことはないと思いながら、ドアの横のインターホンを押してみる……けど、やっぱり応答はない。
仕方ない、暫く待ってみよう……
そう思ってドアを背に、お着替えの入った紙袋をクッション替わりにしてその場に座り込んだその時、ガチャンとロックが外れる音がして……
「う、うわっ……」
物凄い勢いで開いたドアに押される格好で、僕は見事にその場に転がされてしまった。
それもお股おっびろげで……
なのにお姉ちゃんたら開いたドアから顔を出すこともなくて……
「何してんの? 早く入りな?」
何とも冷たい声だけが聞こえてきた。
え、何で……?
僕、何か怒らせるようなことした?
……ってゆーか、僕をこんな恥ずかしい格好にさせといて、「何してんの?」はなくない?
僕は開いたお股をスカートで隠しながら身体を起こすと、クッション替わりにしたせいでぺしゃんこになってしまった紙袋と、翔真くんに買って貰ったスイーツたっぷりの袋を手に、開いたドアから部屋に入った。
ラックにかけてあるフワモコスリッパに履き替え、リビングへと続く廊下を、ちょっぴり寂しさを感じながら進む。
勿論、恥ずかしい格好にされた(根になんて持ってないよ?)のは、こんな僕でもムカついちゃう(やっぱり根に持ってるのかも)けど、お姉ちゃんの態度が冷たいことが、それ以上に気になっちゃって……
リビングのドアを開けたものの、ソファに座ったお姉ちゃん背中に声をかけるのも躊躇ってしまう。
ねぇ、どうしてそんなに怒ってるの?
ねぇ、僕のせい?
ねぇ……?
そして……
「あ、あった……」
一度も迷うことなく目的地に辿り着けたことで、ホッと胸を撫で下ろした僕は、もう一度自分のスマホを確認してみる。
けど、やっぱり僕が送ったメッセージに既読は付いてなくて……
「僕との約束忘れて出かけちゃったのかな……」
そんなことはないと思いながら、ドアの横のインターホンを押してみる……けど、やっぱり応答はない。
仕方ない、暫く待ってみよう……
そう思ってドアを背に、お着替えの入った紙袋をクッション替わりにしてその場に座り込んだその時、ガチャンとロックが外れる音がして……
「う、うわっ……」
物凄い勢いで開いたドアに押される格好で、僕は見事にその場に転がされてしまった。
それもお股おっびろげで……
なのにお姉ちゃんたら開いたドアから顔を出すこともなくて……
「何してんの? 早く入りな?」
何とも冷たい声だけが聞こえてきた。
え、何で……?
僕、何か怒らせるようなことした?
……ってゆーか、僕をこんな恥ずかしい格好にさせといて、「何してんの?」はなくない?
僕は開いたお股をスカートで隠しながら身体を起こすと、クッション替わりにしたせいでぺしゃんこになってしまった紙袋と、翔真くんに買って貰ったスイーツたっぷりの袋を手に、開いたドアから部屋に入った。
ラックにかけてあるフワモコスリッパに履き替え、リビングへと続く廊下を、ちょっぴり寂しさを感じながら進む。
勿論、恥ずかしい格好にされた(根になんて持ってないよ?)のは、こんな僕でもムカついちゃう(やっぱり根に持ってるのかも)けど、お姉ちゃんの態度が冷たいことが、それ以上に気になっちゃって……
リビングのドアを開けたものの、ソファに座ったお姉ちゃん背中に声をかけるのも躊躇ってしまう。
ねぇ、どうしてそんなに怒ってるの?
ねぇ、僕のせい?
ねぇ……?
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