390 / 688
第24章 scene5:ツルテカな僕
2
しおりを挟む
《HIMEグッズ》が入ったクリアボックスから、適当な衣装とウイッグ、それから靴を取り出し、大きな紙袋に突っ込んでから、それを抱えて俯き加減でスーパーのトイレに駆け込む。
当然僕が向かったのは男子トイレなんだけど……
ちょっと待って?
今はさ、顔は別として見た目は一応男の子だけど、着替えたら女の子になるわけじゃん?
ってことはさ……、男子トイレなんて入っちゃたら出らんなくなっちゃう……よね?
かと言って女子トイレに入るわけにもいかないし……
どうしよう……
大きな紙袋を抱えたまま悩んでいると、ふと僕の視界に《多目的トイレ》のプレートが飛び込んで来て……
あ、そっか、多目的トイレなら男女共有だし、スペース的にも広いから、着替えだって余裕で出来るよね?
うん、そうしよう♪
僕は迷うことなく多目的トイレのドアを開けた。
本来の使用目的とは違うから、ちょっぴり気が引けちゃうんだけどね?
(※多目的トイレの使用には、本来の目的をしっかり認識した上で、正しく利用することを心がけましょう!)
着ていた服を全部脱ぎ、代わりに紙袋の中に突っ込んであったピンクのワンビースを頭から被る。
襟がセーラーカラーになっていて、スカート部分がボックスプリーツになった、とっても可愛いワンビースで、実は僕のお気に入りだったりするの♪
あ、靴も履き替えなきゃね?
膝上まである白いソックスを履き、ぺったんこのサンダルに比べると、ちょっぴり厚底気味のサンダルを履いて、鏡に向かって栗色のウィッグを被る。
本当はさ、カチューシャとかリボンとかあると良いんだけど、この状況だしそんなことも言ってられない。
「うん、可愛い♡」
なのにちょっとした違和感を感じてしまうのは、きっとパンツのせい……だよね?
下着まではボックスの中に入ってなかったから仕方ないんだけどさ、やっぱり男の子用のボクサーパンツは、さすがに無いかも……
あ、でも、見せパンだと思えば平気?
当然僕が向かったのは男子トイレなんだけど……
ちょっと待って?
今はさ、顔は別として見た目は一応男の子だけど、着替えたら女の子になるわけじゃん?
ってことはさ……、男子トイレなんて入っちゃたら出らんなくなっちゃう……よね?
かと言って女子トイレに入るわけにもいかないし……
どうしよう……
大きな紙袋を抱えたまま悩んでいると、ふと僕の視界に《多目的トイレ》のプレートが飛び込んで来て……
あ、そっか、多目的トイレなら男女共有だし、スペース的にも広いから、着替えだって余裕で出来るよね?
うん、そうしよう♪
僕は迷うことなく多目的トイレのドアを開けた。
本来の使用目的とは違うから、ちょっぴり気が引けちゃうんだけどね?
(※多目的トイレの使用には、本来の目的をしっかり認識した上で、正しく利用することを心がけましょう!)
着ていた服を全部脱ぎ、代わりに紙袋の中に突っ込んであったピンクのワンビースを頭から被る。
襟がセーラーカラーになっていて、スカート部分がボックスプリーツになった、とっても可愛いワンビースで、実は僕のお気に入りだったりするの♪
あ、靴も履き替えなきゃね?
膝上まである白いソックスを履き、ぺったんこのサンダルに比べると、ちょっぴり厚底気味のサンダルを履いて、鏡に向かって栗色のウィッグを被る。
本当はさ、カチューシャとかリボンとかあると良いんだけど、この状況だしそんなことも言ってられない。
「うん、可愛い♡」
なのにちょっとした違和感を感じてしまうのは、きっとパンツのせい……だよね?
下着まではボックスの中に入ってなかったから仕方ないんだけどさ、やっぱり男の子用のボクサーパンツは、さすがに無いかも……
あ、でも、見せパンだと思えば平気?
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説


サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる