282 / 688
第19章 scene4:宴会場からのお部屋でインタビュー
13
しおりを挟む
勝った(勝ち負けの問題なの?)って、僕は心の中でガッツポーズをした。
でも、それはほんの一瞬のことで……
うん、分かってたんだけどね?
こうゆー展開になるってことは、元々坂口監督からも聞いてたし、逆にこうゆー展開にならない方がおかしいんだけどさ……
好きな人のことを聞かれた直後だよ?
「じゃあ、その好きな人のことを思ってシテ見せてくれる?」
なんて言われちゃうとさ、やっぱり動揺は隠せなくて……
「えと……、スルって……、何……を?」
別にすっとぼけたわけでも、今更純情ぶったわけでもなく、本気で意味が分からなくて首を傾げた僕に、KAZUが驚いたとばかりに口をポカンと開けて僕を見た。
でもカメラが回ってることを思い出したのか、すぐに表情を引き締め、ずっと握っていた僕の手をそっと離すと、そのまま浴衣の合わせ目からスッと滑り込ませ、下着越しに僕の息子をムギュッと握った。
「ココをね、大好きな彼のこと想って触ってみて?」
してやったと思ってちょっぴり油断していた僕は、それには流石に驚いてKAZUの手首を掴んだけど、僕の身体ってばとっても素直に出来てるからさ……
「あん……、だめっ……」
口では拒絶(自分では演技のつもり)しながらも、閉じていた足は徐々に開き始めちゃって……
「くくく、HIMEちゃんたら本当に正直ね?」
言いながら、チュッと音を立てて頬にキスをされた瞬間、僕の胸がドクンと大きく波打って、ついでに僕の息子もKAZUの手の中で、ちょっぴりだけど成長してしまい……
「ちょっと触っただけで大きくなっちゃうなんて……」
ああ……、だめ、それ以上は言わないで?
それ以上言われたら僕……、もうHIMEでいられなくなっちゃうよ。
だからお願い……
僕はKAZUの手を掴んだまま、フルフルと首を横に振った。
でもやっぱりKAZUは意地悪で……
「HIMEちゃんたら、余程その彼のことが好きなのね?」
「そ、そんなことは……、あっ……」
「くくく、恋してるHIMEちゃんて、とっても可愛いわよ」
もぉ……、KAZUのバカァ……
でも、それはほんの一瞬のことで……
うん、分かってたんだけどね?
こうゆー展開になるってことは、元々坂口監督からも聞いてたし、逆にこうゆー展開にならない方がおかしいんだけどさ……
好きな人のことを聞かれた直後だよ?
「じゃあ、その好きな人のことを思ってシテ見せてくれる?」
なんて言われちゃうとさ、やっぱり動揺は隠せなくて……
「えと……、スルって……、何……を?」
別にすっとぼけたわけでも、今更純情ぶったわけでもなく、本気で意味が分からなくて首を傾げた僕に、KAZUが驚いたとばかりに口をポカンと開けて僕を見た。
でもカメラが回ってることを思い出したのか、すぐに表情を引き締め、ずっと握っていた僕の手をそっと離すと、そのまま浴衣の合わせ目からスッと滑り込ませ、下着越しに僕の息子をムギュッと握った。
「ココをね、大好きな彼のこと想って触ってみて?」
してやったと思ってちょっぴり油断していた僕は、それには流石に驚いてKAZUの手首を掴んだけど、僕の身体ってばとっても素直に出来てるからさ……
「あん……、だめっ……」
口では拒絶(自分では演技のつもり)しながらも、閉じていた足は徐々に開き始めちゃって……
「くくく、HIMEちゃんたら本当に正直ね?」
言いながら、チュッと音を立てて頬にキスをされた瞬間、僕の胸がドクンと大きく波打って、ついでに僕の息子もKAZUの手の中で、ちょっぴりだけど成長してしまい……
「ちょっと触っただけで大きくなっちゃうなんて……」
ああ……、だめ、それ以上は言わないで?
それ以上言われたら僕……、もうHIMEでいられなくなっちゃうよ。
だからお願い……
僕はKAZUの手を掴んだまま、フルフルと首を横に振った。
でもやっぱりKAZUは意地悪で……
「HIMEちゃんたら、余程その彼のことが好きなのね?」
「そ、そんなことは……、あっ……」
「くくく、恋してるHIMEちゃんて、とっても可愛いわよ」
もぉ……、KAZUのバカァ……
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/horror.png?id=d742d2f035dd0b8efefe)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる