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第19章 scene4:宴会場からのお部屋でインタビュー
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お部屋に戻り、泣かされたせいで崩れたメイクを直して、ついでに大暴れしたせいでズレてしまったブラとパンティを直してってしていると、突然部屋のドアがノックされた。
「はぁい…」
予定の時間にはまだちょっと早いと思いながらドアを開けると、そこにはお布団一式を肩に担いだ長井さんが立っていて……
「えっと……、それ……は?」
「見りゃ分かんだろ、布団だ」
いやいや、流石に僕だってそれがお布団だってことくらいは分かるよ?
僕が聞きたかったのは、そーゆーことじゃなくてさ……
「それ、どうすんの?」
だってお布団なら、ご飯中に旅館の人が敷いてくれたのがあるし……
あ、もしかして!
「長井さん、僕のお部屋に泊まるの?」
あ、でももしそうなら、予備のお布団は押し入れにあるし、わざわざ持って来る必要ないよね?
「お前は……馬鹿か?」
「ば、馬鹿って……」
「俺は俺でちゃんと部屋取って貰ってるし……」
あ、そっか……、そうだよね……
でもだからって馬鹿はなくない?
失礼しちゃうよ。
「じゃあ何でお布団なんて?」
「だからこれは、旅館の布団をお前のザーメン塗れにするわけにはいかんだろ……」
「あ、なるほど……」
って、もぁ……、確かにそうだけどさ、ザーメンて……もうちょっと他の言い方なかったの?
ワイルドなのは見た目だけにして、心の中にちょっとくらいは乙女心持って欲しいよ……
「はあ……」と、溜息を落とす僕。
その横を、お布団を肩に担いだ長井さんが通り過ぎ、敷いてあったお布団を足で蹴散らした。
あ~あ、せっかく綺麗に敷いてくれたのにぃ……
そして自分の肩に担いでいたお布団をボフッと畳の上に置くと、僕を振り返って「敷け」とばかりに無精髭を蓄えた顎をクイッとしゃくった。
はいはい、僕が敷きますよ……
ってゆーか、僕これでも一応《彗星の如く現れたゲイビ界の男の娘アイドル》なんだけど?
もっと大事にして欲しいな……なんて思ったりするけど、急に優しくされちゃっても困るから、やっぱり長井さんはこのままでいいや。
あ、でもザーメンだけは、せめて《ミルク》とかさ、可愛く言って欲しいかな♪
「はぁい…」
予定の時間にはまだちょっと早いと思いながらドアを開けると、そこにはお布団一式を肩に担いだ長井さんが立っていて……
「えっと……、それ……は?」
「見りゃ分かんだろ、布団だ」
いやいや、流石に僕だってそれがお布団だってことくらいは分かるよ?
僕が聞きたかったのは、そーゆーことじゃなくてさ……
「それ、どうすんの?」
だってお布団なら、ご飯中に旅館の人が敷いてくれたのがあるし……
あ、もしかして!
「長井さん、僕のお部屋に泊まるの?」
あ、でももしそうなら、予備のお布団は押し入れにあるし、わざわざ持って来る必要ないよね?
「お前は……馬鹿か?」
「ば、馬鹿って……」
「俺は俺でちゃんと部屋取って貰ってるし……」
あ、そっか……、そうだよね……
でもだからって馬鹿はなくない?
失礼しちゃうよ。
「じゃあ何でお布団なんて?」
「だからこれは、旅館の布団をお前のザーメン塗れにするわけにはいかんだろ……」
「あ、なるほど……」
って、もぁ……、確かにそうだけどさ、ザーメンて……もうちょっと他の言い方なかったの?
ワイルドなのは見た目だけにして、心の中にちょっとくらいは乙女心持って欲しいよ……
「はあ……」と、溜息を落とす僕。
その横を、お布団を肩に担いだ長井さんが通り過ぎ、敷いてあったお布団を足で蹴散らした。
あ~あ、せっかく綺麗に敷いてくれたのにぃ……
そして自分の肩に担いでいたお布団をボフッと畳の上に置くと、僕を振り返って「敷け」とばかりに無精髭を蓄えた顎をクイッとしゃくった。
はいはい、僕が敷きますよ……
ってゆーか、僕これでも一応《彗星の如く現れたゲイビ界の男の娘アイドル》なんだけど?
もっと大事にして欲しいな……なんて思ったりするけど、急に優しくされちゃっても困るから、やっぱり長井さんはこのままでいいや。
あ、でもザーメンだけは、せめて《ミルク》とかさ、可愛く言って欲しいかな♪
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