251 / 688
第18章 scene4:露天風呂
1
しおりを挟む
温泉宿の駐車場に車を停め、前乗りしていたスタッフと合流した僕達は、撮影に必要な機材(って程でもないけど……)を下ろし終えてから、撮影場所として用意された温泉宿の受付へと向かった。
長井さんや他のスタッフさんがフロントで受付をしている間、僕はロビーに置かれた二人掛けのソファに腰を下ろし、館内をグルっと見回した。
建物自体はとても古くて、例えるならか 《The旅館》って感じだし、なんならお化けとの出会いも予感させるような感じだけど、随所に漂うレトロな雰囲気は悪くないかも♪
僕は仲居さんが出してくれたお茶で乾いた喉を潤すと、向かい側の一人掛けソファで何やらカメラのチェックをしている宅ちゃんの肩を叩いた。
「宅ちゃんも今日お泊まりするの?」
「うう、俺はしないよ」
宅ちゃんはそれまでカメラに向けていた視線を僕に向け、電源を落としたカメラを丁寧にケースに仕舞ってから、相変わらずのニッコリ顔で首を横に振った。
「え、どうして? お泊まりしないの?」
「俺はここまでの仕事だからね。監督にカメラ渡したら引き上げる予定なんだ」
「そう……なんだ……」
僕達キャストやスタッフの何人かは、撮影のスケジュールの都合上、元々お泊まり込のスケジュールが組まれてるけど、宅ちゃんは違うんだ?
なんか残念だな……
宅ちゃんとは気が合いそうな気がしてたし、もっと色々お話したかったのにな……
「それに俺、先月結婚したばったかでさ、その……なんて言うかさ……」
照れ臭そうに頭をポリッと掻いて、頬を赤くする宅ちゃん。
別に驚きはしないし、こうゆうお仕事してたって普通に結婚してる人とかいるから、全然意外でもないんだけど、宅ちゃんが…って思うと、ちょっぴり意外かも。
だって宅ちゃんって、一見すると凄く真面目そうで優しそうだし、いかにも好青年って言葉がピッタリ来そうな感じなのに、カメラ持たせたらけっこうな変態さんだよ?
僕知ってるもん。
ノーパンの僕に買い物に行かせるために、わざわざティッシュの箱空っぽにしたのは宅ちゃんだよね?
長井さんや他のスタッフさんがフロントで受付をしている間、僕はロビーに置かれた二人掛けのソファに腰を下ろし、館内をグルっと見回した。
建物自体はとても古くて、例えるならか 《The旅館》って感じだし、なんならお化けとの出会いも予感させるような感じだけど、随所に漂うレトロな雰囲気は悪くないかも♪
僕は仲居さんが出してくれたお茶で乾いた喉を潤すと、向かい側の一人掛けソファで何やらカメラのチェックをしている宅ちゃんの肩を叩いた。
「宅ちゃんも今日お泊まりするの?」
「うう、俺はしないよ」
宅ちゃんはそれまでカメラに向けていた視線を僕に向け、電源を落としたカメラを丁寧にケースに仕舞ってから、相変わらずのニッコリ顔で首を横に振った。
「え、どうして? お泊まりしないの?」
「俺はここまでの仕事だからね。監督にカメラ渡したら引き上げる予定なんだ」
「そう……なんだ……」
僕達キャストやスタッフの何人かは、撮影のスケジュールの都合上、元々お泊まり込のスケジュールが組まれてるけど、宅ちゃんは違うんだ?
なんか残念だな……
宅ちゃんとは気が合いそうな気がしてたし、もっと色々お話したかったのにな……
「それに俺、先月結婚したばったかでさ、その……なんて言うかさ……」
照れ臭そうに頭をポリッと掻いて、頬を赤くする宅ちゃん。
別に驚きはしないし、こうゆうお仕事してたって普通に結婚してる人とかいるから、全然意外でもないんだけど、宅ちゃんが…って思うと、ちょっぴり意外かも。
だって宅ちゃんって、一見すると凄く真面目そうで優しそうだし、いかにも好青年って言葉がピッタリ来そうな感じなのに、カメラ持たせたらけっこうな変態さんだよ?
僕知ってるもん。
ノーパンの僕に買い物に行かせるために、わざわざティッシュの箱空っぽにしたのは宅ちゃんだよね?
0
あなたにおすすめの小説
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる