H・I・M・E ーactressー

誠奈

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第14章  日常5:素顔の僕とお姉ちゃん?

15

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 相原さんが作ってくれたのは、相原さんが最も得意だと言う麻婆豆腐と炒飯で、匂いはさることながら、見た目も食欲をそそって……

 「うわぁ、すっごく美味しそう♪」

 元々空腹だった僕のテンションも自然と上がる。

 「嬉しいなあ、そう言ってくれるのHIMEちゃんだけだよ。和と来たら、何作っても文句ばっかだからさ」


 そう……なの?
 こんなに美味しそうなのに?


 「ちょっと、随分な言い方じゃない?」
 「でも事実でしょ?」
 「私だって、本当に美味しいと思った時には、ちゃんと美味しいって言うけど?」


 ふふ、なんかこの二人って……


 「本物の夫婦みたいだ」

 僕が言うと、二人は一瞬顔を見合わせてから、ほぼ同時に顔を赤くした。

 「そ、そう……かな?」
 「そ、そんな甘ったるい関係でもないけど……ねぇ?」


 なんかいいな……、こんな関係。
 ちょっぴり羨ましいかも。
 
 僕もいつか桜木くんと……


 「さ、さ、食べて食べて? お腹空いてるんでしょ?」
 「はい♪」

 僕は両手をしっかり合わせてから、相原さんお手製の麻婆豆腐を口に運んだ。


 ん?
 んんん?

 え、ちょっと予想外……ってゆうか……


 「美味しぃ……」

 元々辛党の僕には、ちょっぴり辛さが足りない気もするけど、お店で食べるのと同じくらい……ううん、お店で食べるのよりも、うーんと美味しい!

 「本当に本当? 良かったあ♪ あ、デザートにイチゴのプリンも用意してあるからね?」


 マジ……で?


 「HIMEちゃん、スイーツ好きでしょ?」
 「うん、大好き♡」


 僕、辛いのも好きだけど、甘いものも同じくらい好きなんだよね~♪


 僕は、普段は滅多にないことなんだけど、勢い良く麻婆豆腐と炒飯を掻き込むと、元々少食の僕には少々多めかと思われる量の料理を、綺麗に平らげた。

 勿論、デザートのイチゴプリンもしっかりと♪




 「で、さっきの話の続きなんだけど……」

 後片付けを始めた相原さんをキッチンに残し、リビングのソファへと移動したところで、KAZU……じゃなくて和人(どうも慣れないんだよね……)が口を開いた。
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