H･I･M･E ーactressー

第２章 ｓｃｅｎｅ１：教室

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　あまりにも相原さんの中心が長過ぎるせいか、時々喉の奥に当たってオエッってなりそうになりつつも、僕は舌と唇で相原さんの中心を舐めた。


　もっと大きくなぁれ、と魔法をかけるみたいに、一生懸命に。


　そりゃね、後ろからも緑の玩具でグリグリされるから、たまに気が逸れちゃうこともあるけど、それでも相原さんに気持ち良くなって貰いたくて、僕は顎が外れそうになるのを堪えながら、相原さんの中心を舐め続けた。
　そうして、僕の口の中で相原さんの中心が一回り大きくなったところで、僕の口から相原さんの中心が引き抜かれた。

　「先……せ？」

　どうしたの？
　気持ちよくなかった？
　僕としてはもっと相原さんの匂いと味を感じていたかったのに、ちょっと残念。


　僕を見下ろす相原さんを上目遣いで見つめながら乱れた呼吸を整えていると、拘束され身動きの取れない僕の代わりに、相原さんの指が僕の唇の端から零れる唾液を拭った。
　そして、僕の顔の位置まで腰を曲げると、唾液を拭った親指で僕の上下の唇をこじ開け、そこに自分の唇を押し当てた。
　尖った舌先が、ついさっきまで相原さんの中心で満たされていた僕の口の中を、所狭しと暴れ回る。僕はどうにかしてその舌先を捉えようとするけど、相原さんの巧みな舌使いの前では為す術もなく……
　まるで閉じることを忘れてしまったかのように開いた唇の間でチロチロと揺れた。でも相原さんはそれには目もくれず、僕の後ろに回ると、僕の中に挿っている緑の玩具を一気に引き抜いた。

　「あ、ああっ……！」

　数珠繋ぎになった大小の玉が僕の中から抜け出る衝撃に、僕の腰は跳ね上がり、机と一緒に倒れそうになるのを、相原さんの手が咄嗟に支えた。

　「先生、お願い……、これ外して？」

　僕は肩越しに相原さんを振り返り、机の脚と僕の手首とを繋ぐ鎖をジャラリと鳴らした。

　「このままじゃ苦しいの。だから……」


　お願い♡


　情欲で潤ませた目で訴えると、緑の玩具が抜けたそこを指で撫で、相原さんが僕の背中に唇を落としながら、長井さんに何やら視線を送った。

　「しょうがない子だね｣

　相原さんから合図を受け取った長井さんが、僕の手首に嵌められた手錠を外す。その間も、カメラは僕の中を出挿りし始めた相原さんの指を捉えていた。