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そんなこんながありまして……、今智樹がオレの部屋にいる。
えっ、智樹の家じゃないのか、って?
それはさ、ほら、アレするってことは、当然アレ……なわけじゃん?
それに、智樹は両親と姉ちゃんと同居中だし、この場合、親元離れて一人暮らし中のオレの部屋の方が、何かと都合が良い。
勿論、智樹の部屋にも行ってみたかったけど、それはまた〝今度〟ってことで。
「あ、何か飲む?」
リビング兼ダイニング兼寝室の狭い室内で、キョロキョロと落ち着かない様子の智樹に、冷蔵庫の中を覗き込みながら声をかける。
「んと……、じゃあビールで……」
「はいはい、ビールね……って無いよそんなの」
「ふふ、冗談だよ。コーラある?」
なーんだ冗談か……って、翌々考えたら、未成年宅にアルコールがある筈がない。
多分緊張してんだよね、智樹も。
だから普段なら言わないような冗談なんて言っちゃってさ……
やっぱこの人可愛いよ♡
「はい、どうぞ」
「ありがと」
お互いペットボトルを手に、本日何度目かの乾杯をする。
「うーん、んまい♪」
そうやって笑い合うのも、もう何度目なんだろう……
なんて思いながら、目の前の脱力系スマイルを眺めてると、智樹が急に真面目な顔をして、プイッと顔を背けてしまった。
えっ、オレ何か悪いことした?
あっ、もしかして超エロい目で智樹のこと見てたとか?
うわぁっ、だとしたらマジで最悪かも……
えっ、智樹の家じゃないのか、って?
それはさ、ほら、アレするってことは、当然アレ……なわけじゃん?
それに、智樹は両親と姉ちゃんと同居中だし、この場合、親元離れて一人暮らし中のオレの部屋の方が、何かと都合が良い。
勿論、智樹の部屋にも行ってみたかったけど、それはまた〝今度〟ってことで。
「あ、何か飲む?」
リビング兼ダイニング兼寝室の狭い室内で、キョロキョロと落ち着かない様子の智樹に、冷蔵庫の中を覗き込みながら声をかける。
「んと……、じゃあビールで……」
「はいはい、ビールね……って無いよそんなの」
「ふふ、冗談だよ。コーラある?」
なーんだ冗談か……って、翌々考えたら、未成年宅にアルコールがある筈がない。
多分緊張してんだよね、智樹も。
だから普段なら言わないような冗談なんて言っちゃってさ……
やっぱこの人可愛いよ♡
「はい、どうぞ」
「ありがと」
お互いペットボトルを手に、本日何度目かの乾杯をする。
「うーん、んまい♪」
そうやって笑い合うのも、もう何度目なんだろう……
なんて思いながら、目の前の脱力系スマイルを眺めてると、智樹が急に真面目な顔をして、プイッと顔を背けてしまった。
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