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壺の中身を半分程僕のお尻に垂らし終えると、残りを張型に垂らした。
そうするのは、挿入の際に僕が痛い思いをしないためだって、前に兄様が言っていたような気がする。
「それくらいでいいだろう。さぁ智樹 身体の力を抜いているんだよ? いいね?」
僕は頷いて見せるけど、そんなのはきっと無理。
だって意識すればする程、身体は緊張して強張ってしまうんだもの。
「松下、智樹の身体を」
松下が寝台に上がり僕の後ろに回ると、上半身が抱き起され、脇から差し入れられた松下の長い腕が、僕の自由の利く方の足を抱え込んだ。
僕は完全にお尻を浮かせた格好になり、再び頭を擡げ始めた中心が、僕の眼前すぐ近くで揺ら揺らと揺れた。
厭らしい身体……
僕はこんな自分の身体が、本当に嫌い……
松下が調合したお薬のせいだってことは、僕にだって分る。
それでもこんなのは、嫌……
兄様の手が僕のお尻に伸び、僕だって触れたことのない場所に触れた。
小さく窄んだそこは、兄様の手に撫でられる度、自分でも分かるくらいに収縮を繰り返す。
身体が疼いて仕方がない。
「兄様……もぉ、欲しい……です……」
自分ではどうすることも出来ない疼きを止めて欲しくて、僕は目に涙を一杯浮かべて強請る。
「どこでそんな可愛いお強請りの仕方を覚えたの? 智樹は悪い子だ。悪い子にはお仕置きが必要だね?」
違う……
お仕置きって何?
僕、怖いよ……
そうするのは、挿入の際に僕が痛い思いをしないためだって、前に兄様が言っていたような気がする。
「それくらいでいいだろう。さぁ智樹 身体の力を抜いているんだよ? いいね?」
僕は頷いて見せるけど、そんなのはきっと無理。
だって意識すればする程、身体は緊張して強張ってしまうんだもの。
「松下、智樹の身体を」
松下が寝台に上がり僕の後ろに回ると、上半身が抱き起され、脇から差し入れられた松下の長い腕が、僕の自由の利く方の足を抱え込んだ。
僕は完全にお尻を浮かせた格好になり、再び頭を擡げ始めた中心が、僕の眼前すぐ近くで揺ら揺らと揺れた。
厭らしい身体……
僕はこんな自分の身体が、本当に嫌い……
松下が調合したお薬のせいだってことは、僕にだって分る。
それでもこんなのは、嫌……
兄様の手が僕のお尻に伸び、僕だって触れたことのない場所に触れた。
小さく窄んだそこは、兄様の手に撫でられる度、自分でも分かるくらいに収縮を繰り返す。
身体が疼いて仕方がない。
「兄様……もぉ、欲しい……です……」
自分ではどうすることも出来ない疼きを止めて欲しくて、僕は目に涙を一杯浮かべて強請る。
「どこでそんな可愛いお強請りの仕方を覚えたの? 智樹は悪い子だ。悪い子にはお仕置きが必要だね?」
違う……
お仕置きって何?
僕、怖いよ……
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