愛玩人形

誠奈

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第7章   哀傷…

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 「あぁっ、兄さま、そんなっ……」

 僕は智子の開いた両足を膝が胸の先に着くくらいに折り曲げ、智子の最も秘めた場所を目の前に晒した。

 「これ……は……」

 瞬間、僕は息を飲んだ。
 そして、明らかに女性のそれと思わせる部分に、恐る恐る指先を伸ばした。

 「そんなに見ないで……。智子、恥ずかしいわ……」
 「智子……、君はやっぱり天使様だ」


 その恥じらう姿も、全てが美しくて、それでいて気高くて……


 「ねぇ、智子? 僕は智子と一つになりたいと思っているけれど、智子は僕と一つになるのは嫌かい?」
 「兄さと一つに……?」
 「そう、僕達の身体も、それから心も……」
 「いいえ、智子も兄さまと一つになりたい」
 
 そう言って瞼を静かに伏せた智子の頬を撫で、僕は薄桃色をした智子の秘部を指で押し開いた。そしてその奥へとゆっくり指を埋めた。

 「あっ……、あ、あ、あん……っ……」

 智子が息を詰まらせながら小さく喘ぐ。その声はまるで小鳥のさえずりのようで……


 ああ…、なんて可愛らしいんだ。


 「もっと聞かせておくれ……」


 僕の脳を溶かしてしまうような、甘い声を僕に、僕だけに……


 僕は智子の中に挿れた指をゆっくりと動かし始めた。

 「兄さま、変よ……、智子……の中、とても熱いわ……」


 僕もだよ、智子。
 でも……、まだまだだよ、智子。


 智子の中に挿れた指を引き抜くと、智子の両足を脇に抱え直して、熱く猛った僕の中心をそこに宛てがった。

 「少しだけ辛抱しておくれよ?」


 きっと智子の身体は父様に慣らされている筈……


 そうは思っていても、今にも泣き出しそうな智子を見ていると、どうしたって気遣わずにはいられなかった。
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