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序章:平穏の終わり
6/3(火):ダンジョンの脅威
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「……学人?」
輝夜の隣でスマホを触っていると輝夜が目を覚ました。
「おはよう。気分はどうだ?」
「……平気よ。スッキリしているわ。でもお腹が空いた」
「おかゆを作ってくるな」
「ちょっと待って。まだ十四時じゃない。どうしてダンジョンに行ってないのかしら?」
「目標レベルには達したし、話したいことがあったからな」
「達した?」
輝夜は不思議そうな顔をして俺のステータスを見ている感じだった。
「……まだ目がおかしいのかしら」
目をこすったり凝らしたりしている輝夜も可愛い。
「レベルが2625なら俺も見ているレベルだな」
「……どうやったらこんなレベルになるのかしら?」
「ブラッディドラゴンが出てきたんだよ。しかも一体につき十万のEXPを貰えたから狩りまくってたらこんなことになったな。それに他のモンスターもガチで倒していた」
大体のEXPはブラッディドラゴンだったから四千体ほど倒して四億か。俺がそれだけ手に入ったらこんなレベルになるわけだ。
「……私のペースで行けばいいわね」
「そうだぞ。俺は四億手に入るだけでこんなにレベルが上がるんだから気にするだけ無駄だ」
「でも……追いつきたいと思うのだから気にしないわけにはいかないわ」
くはっ、こういうところが可愛いんだよな。こういう一途なところがいい。
「今は体を休めることだけを考えろ。着替えも必要だろ」
「そう言えば汗をかいているわね。でも体は思った以上に軽いわ」
「どうする? おかゆじゃなくておにぎりとかを食べるか?」
「……お願いするわ。思った以上にお腹が空いているわ」
ぎゅるるるるっという音が輝夜から聞こえてきて輝夜は赤面する。
「随分と可愛らしい主張だ」
「……学人に聞かれても恥ずかしいわ……」
「そう聞かないからな」
「学人のお腹の音も聞かせてちょうだい!」
「また今度な」
輝夜が好きな梅を入れておにぎりを握る。俺も食べようかと多目に炊いていて良かった。
「はい、できたぞ」
「ありがとう」
輝夜は美味しそうにおにぎりを頬張る。
「美味しいわ」
「それは良かった」
俺のご飯を食べる時の輝夜は本当に幸せそうな顔をする。こういうところも可愛いところだ。
「食べながら聞いてくれ。輝夜が寝ている間に起こったことを話しておくぞ」
「っぐ。えぇ、分かったわ」
「俺はダンジョン都市に行って新たにヴェノムビーが出てきたんだ」
「っ!? ……ヴェノムビーが出るのね」
ヴェノムビーの名前を聞いた瞬間に驚いた顔をして食べているものを飲み込んで口を開いた。
「そうだ。それでヴェノムビーから解析のアビリティと解毒、浄化、初級ヒールの魔法が出たわけだが、魔法の三つで状態異常回復の魔法をアイテムシンセシスで作り出すことができた」
「……それで私を治してくれたのかしら?」
「あぁ。状態異常回復で輝夜を治した後に解析を習得して輝夜の症状を見たんだが、そこで487型って出た」
「別の世界も合わせた症状の数字なのかしら? それともその数字が順番ではなく数字自体に意味があるのか」
「そこは知らないが、この話の大事なところはここからだ。朝日奈さんから連絡があって、愛理と東雲さんも同じような症状が出て未知のウイルスであることが判明した」
「ッ!? ……そう。ダンジョン由来の未知の病気があるということね」
「そういうことだな。それで昨日一緒にいた俺と輝夜はどうかと聞かれて、輝夜も治したこともあって愛理と東雲さんのところに転移で行って二人を治してきた」
そのことを聞いて輝夜は深刻そうな顔をしたり幸せな顔をしたりと感情変化が激しかった。
「待って、学人はどうだったのよ」
「俺も自分を解析したら感染してたみたいだけど排除してたぞ」
「ステータスが強すぎるのか学人に免疫があるのか分からないわね……」
「実際、どこら辺までHPの範囲なんだろうな。そこも検証していきたいところだ」
「そうね。でもHPの高さが感染するかどうか影響しているのなら、私のステータスで感染しているのだから相当強力ということね」
「だろうな。それに全く別の世界、別の生態で存在しているウイルスなのだからこちらに免疫があるわけがない」
「例の日に軍勢がダンジョンから出てくるのとはまた別の問題があるのね……」
「それについては考えても仕方がない」
大軍が襲来するだけでも大変なのにな。ダンジョン都市の情報だとLv100が推奨レベルだと書かれていたが相手の強さはあまり分かっていない。
もし相手の強さがLv100で倒せる強さであるならば、俺がすべて問題なく斬り伏せることができる。まあそれ以上の情報はなさそうだから考えても無駄だな。
「ごちそうさま」
「おそまつさま」
おにぎり六個をペロリと平らげた輝夜。ヒールでは体力は回復できてもお腹を回復させることはできないからそれくらい消耗していたのだろう。
でも報酬でお腹を満たしたり排泄を消したりする能力は出ているから長期戦はできそうだ。でもこれでずっと生きていくのは娯楽がなくて苦しくなる。食もまた楽しみのひとつだからな。
「そう言えばダンジョンの中ってこの世界には存在しない植物があるんだっけ」
「そうよ。世界各地のダンジョンで見つかってその研究が行われているみたいだけれど、一つとして同じ生態はないようね」
「やっぱり世界が違うんだな」
「それを知っていれば不思議ではないけどダンジョンはすべて同じだとか繋がっているとか言っているやつらにはずっと説明できないことね」
汗をかいている輝夜がお風呂に入っている間にスマホをいじっていると愛理から電話が来た。
「はい、新月です」
『あっ、学人くん? 今日はありがとうね!』
「気にするな。パーティの仲間だからそのくらいはする」
『輝夜さんは大丈夫かな?』
「あぁ輝夜はもう元気だぞ。愛理と東雲さんはどうだ?」
『私たちも学人くんのおかげですっかり元気だよ!』
「それは良かった」
輝夜が治っているのだから当然っちゃ当然か。
「今日はゆっくり休むんだぞ」
『それはもう周りからも言われているから私でもそうするよ! でも家は色々と忙しそうだから抜け出せそうかも』
「そう言えば東江家に行った時に少し忙しそうだったな。どうしてだ?」
『えっ? 学人くんの話で忙しくなっているんだよ?』
「話って、あの大軍が攻め込んでくる話だよな?」
『そうだよ』
ホントにあの話を源三郎さんにでも言ったんだな。それはいいんだが愛理が信じても源三郎さんたちが信じたのか?
「信じてもらったのか?」
『そういう前兆はあるみたいだよ。各地で一階層のモンスターがいなくなったり揺れが起こったり。学人くんが持ってきてくれたボトルでも、私たちが感染したウイルスとかもそれを信じる要因になったんだって』
「へぇ、そうなのか」
俺がダンジョン都市のカギを手に入れたのがその要因だと思ってくれているのか。実際のところどうなんだろうな。
俺的にはスライムを千体ほど倒してなおかつ俺のLUKの数値が高かったからダンジョン都市に行けるようになったと思っている。
まあ信じてもらえる要因になったのならそれでいいけど。
「忙しいって何をしているんだ?」
『うーん……物資の確保とか人員の再配置とかかな。色々とやってるみたいだよ』
俺も物資を手に入れた方がいいな。何せ俺にはアイテムボックスがあるのだから! 今なら何と容量が5300もあるのだからな! 詰め込み放題だ。
アイテムボックスではお馴染みの設定である時間が経過しないというのは検証済みだ。朝作ったお弁当が全く冷えていなかったのだから時間という概念がないのだと思う。いやそれは言い過ぎか。ゆるやかかもしれない。
だからそこら辺もしっかりと検証していこう。
「愛理も忙しいのか?」
『全然だよ! だから明日もダンジョンに行こうかなって思ったんだけど止められちゃった……ハァ』
「大人しくしているんだな」
『……輝夜さんはどうなの?』
「明日は行くと思うぞ」
『ずるいずるいずるい! 私も行きたいよ!』
「くはっ、そうだろうな」
『……明日、何時に行くつもりなのかな? 念のために聞いておくね』
「九時とか十時だな。まあ頑張れ」
『頑張るね! 頑張るためにも今から寝ておくね! おやすみなさい!』
「あぁ、おやすみ」
愛理との通話が切れた。
これはもしかしなくても明日は来るんだろうな。それを東雲さんに伝えるかどうか。伝えてもいいけど東雲さんも病み上がりだからな。
まあ、変に一緒にいないよりはましか。
輝夜の隣でスマホを触っていると輝夜が目を覚ました。
「おはよう。気分はどうだ?」
「……平気よ。スッキリしているわ。でもお腹が空いた」
「おかゆを作ってくるな」
「ちょっと待って。まだ十四時じゃない。どうしてダンジョンに行ってないのかしら?」
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「達した?」
輝夜は不思議そうな顔をして俺のステータスを見ている感じだった。
「……まだ目がおかしいのかしら」
目をこすったり凝らしたりしている輝夜も可愛い。
「レベルが2625なら俺も見ているレベルだな」
「……どうやったらこんなレベルになるのかしら?」
「ブラッディドラゴンが出てきたんだよ。しかも一体につき十万のEXPを貰えたから狩りまくってたらこんなことになったな。それに他のモンスターもガチで倒していた」
大体のEXPはブラッディドラゴンだったから四千体ほど倒して四億か。俺がそれだけ手に入ったらこんなレベルになるわけだ。
「……私のペースで行けばいいわね」
「そうだぞ。俺は四億手に入るだけでこんなにレベルが上がるんだから気にするだけ無駄だ」
「でも……追いつきたいと思うのだから気にしないわけにはいかないわ」
くはっ、こういうところが可愛いんだよな。こういう一途なところがいい。
「今は体を休めることだけを考えろ。着替えも必要だろ」
「そう言えば汗をかいているわね。でも体は思った以上に軽いわ」
「どうする? おかゆじゃなくておにぎりとかを食べるか?」
「……お願いするわ。思った以上にお腹が空いているわ」
ぎゅるるるるっという音が輝夜から聞こえてきて輝夜は赤面する。
「随分と可愛らしい主張だ」
「……学人に聞かれても恥ずかしいわ……」
「そう聞かないからな」
「学人のお腹の音も聞かせてちょうだい!」
「また今度な」
輝夜が好きな梅を入れておにぎりを握る。俺も食べようかと多目に炊いていて良かった。
「はい、できたぞ」
「ありがとう」
輝夜は美味しそうにおにぎりを頬張る。
「美味しいわ」
「それは良かった」
俺のご飯を食べる時の輝夜は本当に幸せそうな顔をする。こういうところも可愛いところだ。
「食べながら聞いてくれ。輝夜が寝ている間に起こったことを話しておくぞ」
「っぐ。えぇ、分かったわ」
「俺はダンジョン都市に行って新たにヴェノムビーが出てきたんだ」
「っ!? ……ヴェノムビーが出るのね」
ヴェノムビーの名前を聞いた瞬間に驚いた顔をして食べているものを飲み込んで口を開いた。
「そうだ。それでヴェノムビーから解析のアビリティと解毒、浄化、初級ヒールの魔法が出たわけだが、魔法の三つで状態異常回復の魔法をアイテムシンセシスで作り出すことができた」
「……それで私を治してくれたのかしら?」
「あぁ。状態異常回復で輝夜を治した後に解析を習得して輝夜の症状を見たんだが、そこで487型って出た」
「別の世界も合わせた症状の数字なのかしら? それともその数字が順番ではなく数字自体に意味があるのか」
「そこは知らないが、この話の大事なところはここからだ。朝日奈さんから連絡があって、愛理と東雲さんも同じような症状が出て未知のウイルスであることが判明した」
「ッ!? ……そう。ダンジョン由来の未知の病気があるということね」
「そういうことだな。それで昨日一緒にいた俺と輝夜はどうかと聞かれて、輝夜も治したこともあって愛理と東雲さんのところに転移で行って二人を治してきた」
そのことを聞いて輝夜は深刻そうな顔をしたり幸せな顔をしたりと感情変化が激しかった。
「待って、学人はどうだったのよ」
「俺も自分を解析したら感染してたみたいだけど排除してたぞ」
「ステータスが強すぎるのか学人に免疫があるのか分からないわね……」
「実際、どこら辺までHPの範囲なんだろうな。そこも検証していきたいところだ」
「そうね。でもHPの高さが感染するかどうか影響しているのなら、私のステータスで感染しているのだから相当強力ということね」
「だろうな。それに全く別の世界、別の生態で存在しているウイルスなのだからこちらに免疫があるわけがない」
「例の日に軍勢がダンジョンから出てくるのとはまた別の問題があるのね……」
「それについては考えても仕方がない」
大軍が襲来するだけでも大変なのにな。ダンジョン都市の情報だとLv100が推奨レベルだと書かれていたが相手の強さはあまり分かっていない。
もし相手の強さがLv100で倒せる強さであるならば、俺がすべて問題なく斬り伏せることができる。まあそれ以上の情報はなさそうだから考えても無駄だな。
「ごちそうさま」
「おそまつさま」
おにぎり六個をペロリと平らげた輝夜。ヒールでは体力は回復できてもお腹を回復させることはできないからそれくらい消耗していたのだろう。
でも報酬でお腹を満たしたり排泄を消したりする能力は出ているから長期戦はできそうだ。でもこれでずっと生きていくのは娯楽がなくて苦しくなる。食もまた楽しみのひとつだからな。
「そう言えばダンジョンの中ってこの世界には存在しない植物があるんだっけ」
「そうよ。世界各地のダンジョンで見つかってその研究が行われているみたいだけれど、一つとして同じ生態はないようね」
「やっぱり世界が違うんだな」
「それを知っていれば不思議ではないけどダンジョンはすべて同じだとか繋がっているとか言っているやつらにはずっと説明できないことね」
汗をかいている輝夜がお風呂に入っている間にスマホをいじっていると愛理から電話が来た。
「はい、新月です」
『あっ、学人くん? 今日はありがとうね!』
「気にするな。パーティの仲間だからそのくらいはする」
『輝夜さんは大丈夫かな?』
「あぁ輝夜はもう元気だぞ。愛理と東雲さんはどうだ?」
『私たちも学人くんのおかげですっかり元気だよ!』
「それは良かった」
輝夜が治っているのだから当然っちゃ当然か。
「今日はゆっくり休むんだぞ」
『それはもう周りからも言われているから私でもそうするよ! でも家は色々と忙しそうだから抜け出せそうかも』
「そう言えば東江家に行った時に少し忙しそうだったな。どうしてだ?」
『えっ? 学人くんの話で忙しくなっているんだよ?』
「話って、あの大軍が攻め込んでくる話だよな?」
『そうだよ』
ホントにあの話を源三郎さんにでも言ったんだな。それはいいんだが愛理が信じても源三郎さんたちが信じたのか?
「信じてもらったのか?」
『そういう前兆はあるみたいだよ。各地で一階層のモンスターがいなくなったり揺れが起こったり。学人くんが持ってきてくれたボトルでも、私たちが感染したウイルスとかもそれを信じる要因になったんだって』
「へぇ、そうなのか」
俺がダンジョン都市のカギを手に入れたのがその要因だと思ってくれているのか。実際のところどうなんだろうな。
俺的にはスライムを千体ほど倒してなおかつ俺のLUKの数値が高かったからダンジョン都市に行けるようになったと思っている。
まあ信じてもらえる要因になったのならそれでいいけど。
「忙しいって何をしているんだ?」
『うーん……物資の確保とか人員の再配置とかかな。色々とやってるみたいだよ』
俺も物資を手に入れた方がいいな。何せ俺にはアイテムボックスがあるのだから! 今なら何と容量が5300もあるのだからな! 詰め込み放題だ。
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だからそこら辺もしっかりと検証していこう。
「愛理も忙しいのか?」
『全然だよ! だから明日もダンジョンに行こうかなって思ったんだけど止められちゃった……ハァ』
「大人しくしているんだな」
『……輝夜さんはどうなの?』
「明日は行くと思うぞ」
『ずるいずるいずるい! 私も行きたいよ!』
「くはっ、そうだろうな」
『……明日、何時に行くつもりなのかな? 念のために聞いておくね』
「九時とか十時だな。まあ頑張れ」
『頑張るね! 頑張るためにも今から寝ておくね! おやすみなさい!』
「あぁ、おやすみ」
愛理との通話が切れた。
これはもしかしなくても明日は来るんだろうな。それを東雲さんに伝えるかどうか。伝えてもいいけど東雲さんも病み上がりだからな。
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