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序章:平穏の終わり
5/30(金):Lv300突入
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「今日はここまでにするか」
「えぇ!? まだ私はできるよ!?」
隠し部屋を見つけた六階層を抜け七階層と八階層を踏破したところでそう言った。だが愛理が噛みついてきた。
まあ俺もそう思うが輝夜の疲れがちょうどいい感じで溜まっているからここまでにすることにした。
「また来ればいいわよ。あなたは親のすねかじりなのでしょう? それならいつでもできるわ」
「親のすねかじりって間違ってないけど……えっ、また誘ってくれるの!?」
「さぁ。どうなの? 学人」
ここで俺に聞いてくるのか。でも何だかんだ相性は悪くはなかった。
メイドさんはともかく、輝夜は何でもズバズバ言うけど愛理はウソをつかなければ基本何を言われても気にしない感じだった。
信用できるようになればサブステータスを習得させるアイテムを渡してもいいくらいの相手だとは思っている。
「いいと思うぞ。次機会が合えばまたダンジョンに行くか」
「なら明日はどうかな!?」
「無理よ。仕事があるわ」
「……仕事? 冒険者が本業じゃないの?」
「今は退職届を出したところよ。だからあと少しで冒険者を本業にできるわ」
「それなら良かった! どうせだからこの四人で本格的にパーティを組まない?」
まあ俺としてはガッツリとした前衛が欲しいところなのだが二人が悪いわけではない。むしろいい感じだ。
『どうするの?』
『俺はいいと思うぞ。まあこれからの愛理の行動次第だな』
『そうね。秘密の部屋のことを誰かに喋ればそれまでの関係だったということ。もう十分なお金を持っているのだから売買しなくてもいいのだから』
『決まりだな』
どうせ組む相手はいないし、愛理がいれば進行速度は丁度良くなる。
「いいぞ。今日から俺たちはパーティだ。東雲さんもいいんですよね?」
「はい。どうせお嬢さまの御付きをしなければいけませんから構いません」
「やった! これからよろしくね! パーティ名も考えないとね……!」
「それは追々でいいだろう。グループを作っておくからそこで決めればいい」
「もういっぱい考えてるから今言うね!」
「お嬢さま。それを学人さまと輝夜さまに仰られてもお二人がお困りになられるだけです。しっかりとお考えになられた案を仰ってください」
「そ、そうだね。よく考えて言うね!」
「あぁ、楽しみにしている」
愛理とメイドさんも相性がいいのか……? メイドさんが大変そうだ。
「じゃあ飛ぶぞ」
三人と手を繋いでダンジョン一階層の入り口まで転移した。ここまででMP消費は50だから四人まででも人数制限はないらしい。
「またね!」
「あぁ、またな」
東京ダンジョンを出て愛理とメイドさんと分かれ俺と輝夜は家に転移した。
「ふぅ……少し疲れたわ」
「ダンジョンは久しぶりだから疲れただろ。飲み物持ってくるぞ」
「えぇ、お願い」
家に帰ってくるとドッと疲れたようでソファに座る輝夜。
輝夜の好きなストロベリージュースを冷蔵庫から取り出してリビングに振り返ったところ輝夜は座って寝ていた。
ジュースを冷蔵庫にしまって輝夜をソファに横たわらせてから毛布を持ってきてかける。
「少しだけ行くか」
輝夜が寝てしまったから少し時間を持て余してしまうし何よりダンジョンに行ってまだまだテンションが上がっている。
だからダンジョン都市に軽く行くことにした。
「ゴブリン狩りだな」
軽めに行くとは言ってもゴブリンのところまではまたチンアントとハイピジンエリアを通らなければならない。まああいつら個体は強くないから問題ないか。それにボトルも手に入るしレベルが上がる度にそれも面倒じゃなくなっている。
チンアントエリア、ハイピジンエリアをモンスターを倒しつつ抜けメタルトータスエリアは無視してからゴブリンエリアが見えた。
「わお」
ゴブリンエリアを見ればゴブリンの軍隊が存在していた。
前にはタンクがいたり剣士がいて後ろには魔法使いや弓兵がいてちゃんとした軍隊だ。
そんな中に俺が突っ込むことを考えればワクワクしてくる。
「くはっ!」
ゴブリンたちが一体何をしてくれるのか楽しみにしつつゴブリンの軍隊に突っ込んでいった。
アーチャーゴブリンとメイジゴブリンが俺に向かって集中砲火してくるが一太刀で消し去る。
飛剣の太刀を何発も放つことで前衛のゴブリンたちを斬り伏せる。これがキングゴブリンやライドゴブリンがいればもっと軍隊らしくなっているのだろうがそれでも数を増やして兵になっていることはどのモンスターよりも強く見える。
輝夜との冒険も楽しいがこうしたモンスターとの戦いも興奮するものがある。
ゴブリンの軍隊が二百体ほどいたが一切の被弾ナシにすべて殺し尽くした。
「くはっ、楽しかった」
欲求もスッキリしたしキリがいいからダンジョン都市に戻ることにした。
いつものごとくダンジョン都市に戻った後はステータスを見るのがお馴染みになっている。眺めるだけで楽しいし。
『新月学人
Lv308
HP(7251/7251)
MP(2708/2788)
ATK:3912(+520)
DEF:2397
AGI:3182
DEX:2155
RES:2098
LUK:30377
EXP(1277/41427)
スキル
スライム特化/剣士の心得/虫特化/虫特化/鳥特化/鳥特化/剣王凱旋/スライム超特化/虫超特化/鳥超特化/亀特化/ゴブリン特化/資格なき勇者の卵
アビリティ
感知/属性付与/魔力操作/飛剣の太刀/貸力/立体地図/パーティ作成/念話
魔法
中級水魔法/初級水魔法/中級土魔法/初級土魔法/中級風魔法/初級風魔法/転移/魔弾』
「おっ、全ステータス値が二千行った」
バランスがよく上がると思っていた俺のステータスだが、何だか怪しくなってきたな。
ATKが異常に上がり始めAGIが追随している。まあでもレベルが上がるごとに上昇値も上がっているから他のステータスが低いというわけではない。その二つが異常に高くなっているということだな。
ステータスを見ているのも楽しいけどレベルが三百を越えたということは百ごとの報酬がある。
『強奪
分類:アビリティ
ランク:10
他者のスキル、アビリティ、魔法を奪うことができる』
『上書き
分類:アビリティ
ランク:11
所有しているスキル、アビリティ、魔法を他のスキル、アビリティ、魔法のどれにでも上書きできる』
『鬼神
分類:スキル
ランク:11
ATKを百倍。感情が昂れば昂るほどステータス値が上昇する』
『隕石
分類:魔法
ランク:10
消費MP:200』
『式神
分類:アビリティ
ランク:11
自身のステータスを分け与えた生物を産み出す。その生物が消えても魔力を消費して復活できる』
「おぉぉ……!」
五つすべてほしいと思えるくらいの報酬たちだ。
「どうしたものか……」
まず五つから三つに減らす。強奪と隕石は今はいいか。ていうか何だかんだ五の倍数での報酬で百の倍数の報酬が出ているものがある。
それを考えれば……上書きか鬼神のどちらかになる。鬼神はまず便利さがある。何より攻撃力が元のステータス値に依存するから強くなればなるほどこのスキルも強くなる。これは強い。
でも上書きはレアサブステータスを上書きして貸力で渡すことができる。上書き元のサブステータスはいくらでもあるけど報酬でもらうサブステータスは数はない。
となれば上書きか。超級魔法を一つ覚えていれば本来なら初級魔法が125個いるところが初級魔法一つが超級魔法一つになる。
初級魔法125が超級魔法125になるのは強い。
「上書きだな」
考えた結果上書きを報酬に選択した。
試しに初級土魔法をもう一度習得してから超級土魔法を習得する。これでできるはずだができなければまあ、土魔法だしとなる。
超級土魔法を初級土魔法に上書きするということを念じたところ、サブステータスは一瞬だけノイズが走り超級土魔法が二つ出来上がった。
「あとはこれが本当に超級土魔法かどうかだな」
まあそれで中身が初級土魔法だったら貸力と組み合わせて騙せはしそうだがしょうもないと感じてしまう。
「えぇ!? まだ私はできるよ!?」
隠し部屋を見つけた六階層を抜け七階層と八階層を踏破したところでそう言った。だが愛理が噛みついてきた。
まあ俺もそう思うが輝夜の疲れがちょうどいい感じで溜まっているからここまでにすることにした。
「また来ればいいわよ。あなたは親のすねかじりなのでしょう? それならいつでもできるわ」
「親のすねかじりって間違ってないけど……えっ、また誘ってくれるの!?」
「さぁ。どうなの? 学人」
ここで俺に聞いてくるのか。でも何だかんだ相性は悪くはなかった。
メイドさんはともかく、輝夜は何でもズバズバ言うけど愛理はウソをつかなければ基本何を言われても気にしない感じだった。
信用できるようになればサブステータスを習得させるアイテムを渡してもいいくらいの相手だとは思っている。
「いいと思うぞ。次機会が合えばまたダンジョンに行くか」
「なら明日はどうかな!?」
「無理よ。仕事があるわ」
「……仕事? 冒険者が本業じゃないの?」
「今は退職届を出したところよ。だからあと少しで冒険者を本業にできるわ」
「それなら良かった! どうせだからこの四人で本格的にパーティを組まない?」
まあ俺としてはガッツリとした前衛が欲しいところなのだが二人が悪いわけではない。むしろいい感じだ。
『どうするの?』
『俺はいいと思うぞ。まあこれからの愛理の行動次第だな』
『そうね。秘密の部屋のことを誰かに喋ればそれまでの関係だったということ。もう十分なお金を持っているのだから売買しなくてもいいのだから』
『決まりだな』
どうせ組む相手はいないし、愛理がいれば進行速度は丁度良くなる。
「いいぞ。今日から俺たちはパーティだ。東雲さんもいいんですよね?」
「はい。どうせお嬢さまの御付きをしなければいけませんから構いません」
「やった! これからよろしくね! パーティ名も考えないとね……!」
「それは追々でいいだろう。グループを作っておくからそこで決めればいい」
「もういっぱい考えてるから今言うね!」
「お嬢さま。それを学人さまと輝夜さまに仰られてもお二人がお困りになられるだけです。しっかりとお考えになられた案を仰ってください」
「そ、そうだね。よく考えて言うね!」
「あぁ、楽しみにしている」
愛理とメイドさんも相性がいいのか……? メイドさんが大変そうだ。
「じゃあ飛ぶぞ」
三人と手を繋いでダンジョン一階層の入り口まで転移した。ここまででMP消費は50だから四人まででも人数制限はないらしい。
「またね!」
「あぁ、またな」
東京ダンジョンを出て愛理とメイドさんと分かれ俺と輝夜は家に転移した。
「ふぅ……少し疲れたわ」
「ダンジョンは久しぶりだから疲れただろ。飲み物持ってくるぞ」
「えぇ、お願い」
家に帰ってくるとドッと疲れたようでソファに座る輝夜。
輝夜の好きなストロベリージュースを冷蔵庫から取り出してリビングに振り返ったところ輝夜は座って寝ていた。
ジュースを冷蔵庫にしまって輝夜をソファに横たわらせてから毛布を持ってきてかける。
「少しだけ行くか」
輝夜が寝てしまったから少し時間を持て余してしまうし何よりダンジョンに行ってまだまだテンションが上がっている。
だからダンジョン都市に軽く行くことにした。
「ゴブリン狩りだな」
軽めに行くとは言ってもゴブリンのところまではまたチンアントとハイピジンエリアを通らなければならない。まああいつら個体は強くないから問題ないか。それにボトルも手に入るしレベルが上がる度にそれも面倒じゃなくなっている。
チンアントエリア、ハイピジンエリアをモンスターを倒しつつ抜けメタルトータスエリアは無視してからゴブリンエリアが見えた。
「わお」
ゴブリンエリアを見ればゴブリンの軍隊が存在していた。
前にはタンクがいたり剣士がいて後ろには魔法使いや弓兵がいてちゃんとした軍隊だ。
そんな中に俺が突っ込むことを考えればワクワクしてくる。
「くはっ!」
ゴブリンたちが一体何をしてくれるのか楽しみにしつつゴブリンの軍隊に突っ込んでいった。
アーチャーゴブリンとメイジゴブリンが俺に向かって集中砲火してくるが一太刀で消し去る。
飛剣の太刀を何発も放つことで前衛のゴブリンたちを斬り伏せる。これがキングゴブリンやライドゴブリンがいればもっと軍隊らしくなっているのだろうがそれでも数を増やして兵になっていることはどのモンスターよりも強く見える。
輝夜との冒険も楽しいがこうしたモンスターとの戦いも興奮するものがある。
ゴブリンの軍隊が二百体ほどいたが一切の被弾ナシにすべて殺し尽くした。
「くはっ、楽しかった」
欲求もスッキリしたしキリがいいからダンジョン都市に戻ることにした。
いつものごとくダンジョン都市に戻った後はステータスを見るのがお馴染みになっている。眺めるだけで楽しいし。
『新月学人
Lv308
HP(7251/7251)
MP(2708/2788)
ATK:3912(+520)
DEF:2397
AGI:3182
DEX:2155
RES:2098
LUK:30377
EXP(1277/41427)
スキル
スライム特化/剣士の心得/虫特化/虫特化/鳥特化/鳥特化/剣王凱旋/スライム超特化/虫超特化/鳥超特化/亀特化/ゴブリン特化/資格なき勇者の卵
アビリティ
感知/属性付与/魔力操作/飛剣の太刀/貸力/立体地図/パーティ作成/念話
魔法
中級水魔法/初級水魔法/中級土魔法/初級土魔法/中級風魔法/初級風魔法/転移/魔弾』
「おっ、全ステータス値が二千行った」
バランスがよく上がると思っていた俺のステータスだが、何だか怪しくなってきたな。
ATKが異常に上がり始めAGIが追随している。まあでもレベルが上がるごとに上昇値も上がっているから他のステータスが低いというわけではない。その二つが異常に高くなっているということだな。
ステータスを見ているのも楽しいけどレベルが三百を越えたということは百ごとの報酬がある。
『強奪
分類:アビリティ
ランク:10
他者のスキル、アビリティ、魔法を奪うことができる』
『上書き
分類:アビリティ
ランク:11
所有しているスキル、アビリティ、魔法を他のスキル、アビリティ、魔法のどれにでも上書きできる』
『鬼神
分類:スキル
ランク:11
ATKを百倍。感情が昂れば昂るほどステータス値が上昇する』
『隕石
分類:魔法
ランク:10
消費MP:200』
『式神
分類:アビリティ
ランク:11
自身のステータスを分け与えた生物を産み出す。その生物が消えても魔力を消費して復活できる』
「おぉぉ……!」
五つすべてほしいと思えるくらいの報酬たちだ。
「どうしたものか……」
まず五つから三つに減らす。強奪と隕石は今はいいか。ていうか何だかんだ五の倍数での報酬で百の倍数の報酬が出ているものがある。
それを考えれば……上書きか鬼神のどちらかになる。鬼神はまず便利さがある。何より攻撃力が元のステータス値に依存するから強くなればなるほどこのスキルも強くなる。これは強い。
でも上書きはレアサブステータスを上書きして貸力で渡すことができる。上書き元のサブステータスはいくらでもあるけど報酬でもらうサブステータスは数はない。
となれば上書きか。超級魔法を一つ覚えていれば本来なら初級魔法が125個いるところが初級魔法一つが超級魔法一つになる。
初級魔法125が超級魔法125になるのは強い。
「上書きだな」
考えた結果上書きを報酬に選択した。
試しに初級土魔法をもう一度習得してから超級土魔法を習得する。これでできるはずだができなければまあ、土魔法だしとなる。
超級土魔法を初級土魔法に上書きするということを念じたところ、サブステータスは一瞬だけノイズが走り超級土魔法が二つ出来上がった。
「あとはこれが本当に超級土魔法かどうかだな」
まあそれで中身が初級土魔法だったら貸力と組み合わせて騙せはしそうだがしょうもないと感じてしまう。
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