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序章:平穏の終わり
5/22(木):躍動
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「おぉ……」
この中がダンジョンではないと錯覚しそうな草原が広がっていた。てか俺さっきからこんな感嘆な声しか上げてないな。
すぐ近くにはお馴染みであるスライムがいる。
「あれ? ……何か見えるな」
スライムの頭上には『スライムLv1』と出ていた。他の場所にいるスライムを見れば『スライムLv2』、『スライムLv1』、『スライムLv3』など一から三レベルまでのスライムがいる。
色々と考えたいことがあるのだが、今はスライムを倒してどうなるのか確認することだけを考える。
いつものように、だけどこのダンジョンのスライムの行動パターンが違うかもしれないと考慮しつつスライムに突っ込む。
俺の杞憂は無駄に終わった。一体一撃でスライムを殺すことができた。
「行動パターンは変わらないのか……ん?」
Lv1のスライムを倒した場所には『+100EXP』と『+ランク1の魔石』と出ていた。Lv2のスライムは『+200EXP』に『+ランク1の魔石』でLv3のスライムは『+300EXP』に『+ランク1の魔石』さらに『+中級水魔法』と出ていた。
「こんなに経験値がもらえるのか!? ……それに中級の魔法って……ヤバ」
まずこうやって経験値が出ることが驚きだ。今まではステータスを確認しないと分からなかった。
さらに言えばおそらく経験値ブーストで経験値が百倍になっている。スライム三体倒しただけで600ももらえるとかいかれている。
「感知!」
ヤバい、これは止まらなくなってしまう。今まででもスライムを倒して楽しかったのだから、こんな旨味を知れば止まらなくなるのは当たり前だ。
次のスライムを探すためにアビリティ:感知を使用した。使い方は何となく分かったためすぐにモンスターの位置が俺の脳内に入り込んできた。
ダンジョン都市の周りにはスライムしかいないようだから迷わずスライムに突撃していく。
四体目のLv3のスライムを倒した時に俺はLv4になったことでステータスを見る。
『新月学人
Lv4
HP(26/26)
MP(8/8)
ATK:13
DEF:10
AGI:12
DEX:11
RES:9
LUK:691
EXP(17/1157)
スキル
アビリティ
感知
魔法』
「あれ? LUK。運のことか……システムが解放されて可視化されているのか……?」
今まで見えなかった数値が見えるようになったのか。それにしてはLUKの数値が高い。もしかしたらこのLUKのおかげでダンジョン都市のカギを手に入れたのかもしれないが今はそれを考えるよりも先にやることがある。
「おわっ」
合計三十三体目のスライムで俺の武器が壊れた。ちゃんと武器の耐久度は見ていたからちょうど三十三体目のスライムで一区切りしていおくようにはしておいた。
今まではこんな綺麗に壊れることはなかったし、あの剣は六十七以上スライムを倒していた。ということはシステムが解放されてこういうことは不便になったのか。
二十九体のスライムを倒し、Lv1のスライムが十三体、Lv2のスライムが九体、Lv3のスライムが七体だった。
ここまでスライムを倒して分かったことはLv3のスライムである場合ドロップアイテムがあるということだ。
Lv1とLv2のスライムからは魔石しか落ちなかった。
Lv3のスライムは合計で九体倒した結果、『中級水魔法』が三つ、『初級水魔法』が四つ、『虫特効』が二つ出た。
この三種類がスライムからドロップするアイテムだと思う。まだレアドロップアイテムがあるかもしれないから結論付けはできないけど。
そしてレベル五に到達したから五の倍数のレベル到達で『戦士の剣』を手に入れることができた。
『戦士の剣
ランク:2
装備可能レベル:5
ATK:8
耐久:100/100』
「くはっ」
普通の人がレベルを上げる感情はこういうのだったんだなぁとステータス画面を見ながら思った。
『新月学人
Lv8
HP(52/52)
MP(22/22)
ATK:24
DEF:21
AGI:23
DEX:20
RES:19
LUK:1059
EXP(1457/1499)
スキル
アビリティ
感知
魔法』
こんなに面白くレベルがあがるのか。これはやめられなくて止まらないな。
でも経験値を見た感じ、百ずつ増えているから変わらず経験値は必要だ。ただこれが続けば他の人よりも経験値は必要としない。
通常ならレベルが十の桁が変化するごとに経験値必要数がけた外れになるみたいだ。
輝夜もレベルが九までは二桁だったが、十になった途端に千ほど要求されるようになったとか。でも俺からすればレベルがそこまで上がっているのならいいじゃんと思っているが、俺みたいに熱中できるわけではないようだ。
まだ一時間も経っていないのはレベルがあがるごとに俺の素早さが上がっているからだ。よし、目指せ百体討伐!
☆
「もうスライム百体か」
戦士の剣を装備してスライムを百体倒したことで通知がたくさん来た。
『デイリークエスト達成』
『+10000EXP』
『スライム百体討伐報酬獲得』
『スライム特化
分類:スキル
ランク:1
種族にスライムが付くモンスターからの攻撃を半減させモンスターへの攻撃を倍加させる』
『モンスター百体を剣で討伐。達成報酬獲得』
『剣士の心得
分類:スキル
ランク:3
剣士の呼吸、体捌き、剣扱いをマスター。剣装備時ATK+20。剣に依存するアビリティ効果上昇』
「おっ……おおぉ……!?」
俺が驚いているのをよそに再び通知が来た。
『スキル初習得報酬獲得』
『魔弾
分類:魔法
ランク:3
消費MP:5』
「っ……! くはっ……!」
情報量が多い! そして楽しくて嬉しくて色々な感情が一気に脳汁として噴き出してくる!
とりあえずスライムを百体倒したことでスライムに対してかなり有効になったし、剣の扱いは上手くなったし、火魔法、水魔法、雷魔法、風魔法、土魔法、光魔法、闇魔法の七つ以外に魔法がある発見をしたわけだ。情報量多すぎだろ。
百体倒した記念でステータスを確認する。
『新月学人
Lv21
HP(156/156)
MP(89/89)
ATK:115(+20)
DEF:87
AGI:98
DEX:81
RES:77
LUK:2256
EXP(411/2999)
スキル
スライム特化/剣士の心得
アビリティ
感知
魔法』
「くはっ、ステータスだけでこれだけ面白くなれるとはな!」
俺がしたいのは冒険なのだがステータスが上昇するだけでこんなに楽しくなる。目的と手段を逆転させないようにしないといけないが、この快楽もたまらない!
しかしLUKの数値が高くなったせいなのかレベルが上がったせいなのか分からないがLv3のスライムが六十七体のうち四十七体も出てきた。
だからドロップアイテムも確実に出るから四十七個もドロップアイテムが手に入った。
さらに『中級水魔法』が二十八個、『初級水魔法』が七個、『虫特効』が十二個と俺がほしい中級水魔法が多く出た。
ここまで来てこの三つしか出ないということはこの三つがスライムのドロップアイテムと考えていいだろう。
さらにLv10到達報酬で『上級土魔法×三個』、Lv15到達報酬で『衝撃収出』、Lv20到達報酬で『詠唱』が手に入った。
でもこんなにもらえるのは最初だからだろう。
「少し休も」
ここまでで二時間ほどダンジョン都市にいるが十日くらい過ごしているような達成感も快楽物質だ。
ダンジョン都市に戻って水分補給や遅めの昼食を食べる。夢中になりすぎて餓死なんてことがないようにしないといけない。
俺お手製のお弁当を食べながらレベル到達で手に入った報酬の詳細を見る。
『上級土魔法
分類:魔法
ランク:5
消費MP:20』
『衝撃収出
分類:アビリティ
ランク:5
体で受けた衝撃の半分を吸収し体のどこからでも放出できる』
『詠唱
分類:アビリティ
ランク:5
魔法の詠唱をすることで威力が増加。長ければ長いほど威力が増す』
「すごいな」
こんなアビリティがあるとは。ネットでも見たことがない。
アビリティを持っている才能アリの奴は自慢したくて言っている奴はそれなりにいる。才能アリ自体が比較的に少ない。
いや、ダンジョンに入ってステータスを持っていない人もいるから潜在的な才能アリがいるかもしれないが、そういう人たちを除けば才能アリは少ないようだ。
「詠唱と魔法は輝夜だな。……回復魔法ってあるのか……?」
そもそも属性魔法しかないと思われていたのだから回復魔法があるかどうかも分からないが、あると信じたい。
「……一つ使うか」
今のところMPを無駄にしているのが気にかかっていた。HPとMPはレベルが上がれば全快するようになっている。
だからかなりある中級水魔法を使うことにした。
『マジック:中級水魔法を習得』
『マジック初習得報酬獲得』
『初級ヒール
分類:魔法
ランク:2
消費MP:3
回復量:10』
「何だ、やっぱりあるじゃないか」
ヒールがあるなんて聞いたことがないからもしかしたら人類初の初級ヒーラーかもしれない。というか二つくらいほしいな。俺と輝夜の二つ。
中級水魔法を覚えて、ついでに実験もかねて初級水魔法も習得した。
「贅沢だぁ……!」
余りあるとは言えサブステータスがなく才能ナシと問答なしで言われている人たちがいるのにこうして二つ飲む背徳感がある。
「アイテムシンセシスって……」
ふとアイテムシンセシスのブースで魔法も合成ができることになっていたと思い出した。
「くはっ……!」
アイテムシンセシスのブースでは魔法の合成もできるようだった。
そして『超級水魔法』もスライムからドロップする『中級水魔法』からできると分かった。
『超級水魔法
上級水魔法×5』
『上級水魔法
中級水魔法×5』
『中級水魔法
初級水魔法×5』
これはがぜんやる気が出てきた! あれ、ちょっと待て。虫特効もできる。
『虫特化
虫特効×5』
『虫超特化
虫特化×5』
……どうしてスライムを倒しているのに虫特効が出ているのかが疑問だったけど、スライムのエリアを抜けた先にチンアントがいることで納得した。
今は虫超特化ではなく虫特化でいいか。俺は虫特化を虫特効五個で合成してすぐに習得した。
『虫特化
分類:スキル
ランク:3
種族に虫が付くモンスターからの攻撃を半減させモンスターへの攻撃を倍加させる』
ひりつくことは生を実感できるからいいけど、準備しないでやるのとは違うから習得した。
この中がダンジョンではないと錯覚しそうな草原が広がっていた。てか俺さっきからこんな感嘆な声しか上げてないな。
すぐ近くにはお馴染みであるスライムがいる。
「あれ? ……何か見えるな」
スライムの頭上には『スライムLv1』と出ていた。他の場所にいるスライムを見れば『スライムLv2』、『スライムLv1』、『スライムLv3』など一から三レベルまでのスライムがいる。
色々と考えたいことがあるのだが、今はスライムを倒してどうなるのか確認することだけを考える。
いつものように、だけどこのダンジョンのスライムの行動パターンが違うかもしれないと考慮しつつスライムに突っ込む。
俺の杞憂は無駄に終わった。一体一撃でスライムを殺すことができた。
「行動パターンは変わらないのか……ん?」
Lv1のスライムを倒した場所には『+100EXP』と『+ランク1の魔石』と出ていた。Lv2のスライムは『+200EXP』に『+ランク1の魔石』でLv3のスライムは『+300EXP』に『+ランク1の魔石』さらに『+中級水魔法』と出ていた。
「こんなに経験値がもらえるのか!? ……それに中級の魔法って……ヤバ」
まずこうやって経験値が出ることが驚きだ。今まではステータスを確認しないと分からなかった。
さらに言えばおそらく経験値ブーストで経験値が百倍になっている。スライム三体倒しただけで600ももらえるとかいかれている。
「感知!」
ヤバい、これは止まらなくなってしまう。今まででもスライムを倒して楽しかったのだから、こんな旨味を知れば止まらなくなるのは当たり前だ。
次のスライムを探すためにアビリティ:感知を使用した。使い方は何となく分かったためすぐにモンスターの位置が俺の脳内に入り込んできた。
ダンジョン都市の周りにはスライムしかいないようだから迷わずスライムに突撃していく。
四体目のLv3のスライムを倒した時に俺はLv4になったことでステータスを見る。
『新月学人
Lv4
HP(26/26)
MP(8/8)
ATK:13
DEF:10
AGI:12
DEX:11
RES:9
LUK:691
EXP(17/1157)
スキル
アビリティ
感知
魔法』
「あれ? LUK。運のことか……システムが解放されて可視化されているのか……?」
今まで見えなかった数値が見えるようになったのか。それにしてはLUKの数値が高い。もしかしたらこのLUKのおかげでダンジョン都市のカギを手に入れたのかもしれないが今はそれを考えるよりも先にやることがある。
「おわっ」
合計三十三体目のスライムで俺の武器が壊れた。ちゃんと武器の耐久度は見ていたからちょうど三十三体目のスライムで一区切りしていおくようにはしておいた。
今まではこんな綺麗に壊れることはなかったし、あの剣は六十七以上スライムを倒していた。ということはシステムが解放されてこういうことは不便になったのか。
二十九体のスライムを倒し、Lv1のスライムが十三体、Lv2のスライムが九体、Lv3のスライムが七体だった。
ここまでスライムを倒して分かったことはLv3のスライムである場合ドロップアイテムがあるということだ。
Lv1とLv2のスライムからは魔石しか落ちなかった。
Lv3のスライムは合計で九体倒した結果、『中級水魔法』が三つ、『初級水魔法』が四つ、『虫特効』が二つ出た。
この三種類がスライムからドロップするアイテムだと思う。まだレアドロップアイテムがあるかもしれないから結論付けはできないけど。
そしてレベル五に到達したから五の倍数のレベル到達で『戦士の剣』を手に入れることができた。
『戦士の剣
ランク:2
装備可能レベル:5
ATK:8
耐久:100/100』
「くはっ」
普通の人がレベルを上げる感情はこういうのだったんだなぁとステータス画面を見ながら思った。
『新月学人
Lv8
HP(52/52)
MP(22/22)
ATK:24
DEF:21
AGI:23
DEX:20
RES:19
LUK:1059
EXP(1457/1499)
スキル
アビリティ
感知
魔法』
こんなに面白くレベルがあがるのか。これはやめられなくて止まらないな。
でも経験値を見た感じ、百ずつ増えているから変わらず経験値は必要だ。ただこれが続けば他の人よりも経験値は必要としない。
通常ならレベルが十の桁が変化するごとに経験値必要数がけた外れになるみたいだ。
輝夜もレベルが九までは二桁だったが、十になった途端に千ほど要求されるようになったとか。でも俺からすればレベルがそこまで上がっているのならいいじゃんと思っているが、俺みたいに熱中できるわけではないようだ。
まだ一時間も経っていないのはレベルがあがるごとに俺の素早さが上がっているからだ。よし、目指せ百体討伐!
☆
「もうスライム百体か」
戦士の剣を装備してスライムを百体倒したことで通知がたくさん来た。
『デイリークエスト達成』
『+10000EXP』
『スライム百体討伐報酬獲得』
『スライム特化
分類:スキル
ランク:1
種族にスライムが付くモンスターからの攻撃を半減させモンスターへの攻撃を倍加させる』
『モンスター百体を剣で討伐。達成報酬獲得』
『剣士の心得
分類:スキル
ランク:3
剣士の呼吸、体捌き、剣扱いをマスター。剣装備時ATK+20。剣に依存するアビリティ効果上昇』
「おっ……おおぉ……!?」
俺が驚いているのをよそに再び通知が来た。
『スキル初習得報酬獲得』
『魔弾
分類:魔法
ランク:3
消費MP:5』
「っ……! くはっ……!」
情報量が多い! そして楽しくて嬉しくて色々な感情が一気に脳汁として噴き出してくる!
とりあえずスライムを百体倒したことでスライムに対してかなり有効になったし、剣の扱いは上手くなったし、火魔法、水魔法、雷魔法、風魔法、土魔法、光魔法、闇魔法の七つ以外に魔法がある発見をしたわけだ。情報量多すぎだろ。
百体倒した記念でステータスを確認する。
『新月学人
Lv21
HP(156/156)
MP(89/89)
ATK:115(+20)
DEF:87
AGI:98
DEX:81
RES:77
LUK:2256
EXP(411/2999)
スキル
スライム特化/剣士の心得
アビリティ
感知
魔法』
「くはっ、ステータスだけでこれだけ面白くなれるとはな!」
俺がしたいのは冒険なのだがステータスが上昇するだけでこんなに楽しくなる。目的と手段を逆転させないようにしないといけないが、この快楽もたまらない!
しかしLUKの数値が高くなったせいなのかレベルが上がったせいなのか分からないがLv3のスライムが六十七体のうち四十七体も出てきた。
だからドロップアイテムも確実に出るから四十七個もドロップアイテムが手に入った。
さらに『中級水魔法』が二十八個、『初級水魔法』が七個、『虫特効』が十二個と俺がほしい中級水魔法が多く出た。
ここまで来てこの三つしか出ないということはこの三つがスライムのドロップアイテムと考えていいだろう。
さらにLv10到達報酬で『上級土魔法×三個』、Lv15到達報酬で『衝撃収出』、Lv20到達報酬で『詠唱』が手に入った。
でもこんなにもらえるのは最初だからだろう。
「少し休も」
ここまでで二時間ほどダンジョン都市にいるが十日くらい過ごしているような達成感も快楽物質だ。
ダンジョン都市に戻って水分補給や遅めの昼食を食べる。夢中になりすぎて餓死なんてことがないようにしないといけない。
俺お手製のお弁当を食べながらレベル到達で手に入った報酬の詳細を見る。
『上級土魔法
分類:魔法
ランク:5
消費MP:20』
『衝撃収出
分類:アビリティ
ランク:5
体で受けた衝撃の半分を吸収し体のどこからでも放出できる』
『詠唱
分類:アビリティ
ランク:5
魔法の詠唱をすることで威力が増加。長ければ長いほど威力が増す』
「すごいな」
こんなアビリティがあるとは。ネットでも見たことがない。
アビリティを持っている才能アリの奴は自慢したくて言っている奴はそれなりにいる。才能アリ自体が比較的に少ない。
いや、ダンジョンに入ってステータスを持っていない人もいるから潜在的な才能アリがいるかもしれないが、そういう人たちを除けば才能アリは少ないようだ。
「詠唱と魔法は輝夜だな。……回復魔法ってあるのか……?」
そもそも属性魔法しかないと思われていたのだから回復魔法があるかどうかも分からないが、あると信じたい。
「……一つ使うか」
今のところMPを無駄にしているのが気にかかっていた。HPとMPはレベルが上がれば全快するようになっている。
だからかなりある中級水魔法を使うことにした。
『マジック:中級水魔法を習得』
『マジック初習得報酬獲得』
『初級ヒール
分類:魔法
ランク:2
消費MP:3
回復量:10』
「何だ、やっぱりあるじゃないか」
ヒールがあるなんて聞いたことがないからもしかしたら人類初の初級ヒーラーかもしれない。というか二つくらいほしいな。俺と輝夜の二つ。
中級水魔法を覚えて、ついでに実験もかねて初級水魔法も習得した。
「贅沢だぁ……!」
余りあるとは言えサブステータスがなく才能ナシと問答なしで言われている人たちがいるのにこうして二つ飲む背徳感がある。
「アイテムシンセシスって……」
ふとアイテムシンセシスのブースで魔法も合成ができることになっていたと思い出した。
「くはっ……!」
アイテムシンセシスのブースでは魔法の合成もできるようだった。
そして『超級水魔法』もスライムからドロップする『中級水魔法』からできると分かった。
『超級水魔法
上級水魔法×5』
『上級水魔法
中級水魔法×5』
『中級水魔法
初級水魔法×5』
これはがぜんやる気が出てきた! あれ、ちょっと待て。虫特効もできる。
『虫特化
虫特効×5』
『虫超特化
虫特化×5』
……どうしてスライムを倒しているのに虫特効が出ているのかが疑問だったけど、スライムのエリアを抜けた先にチンアントがいることで納得した。
今は虫超特化ではなく虫特化でいいか。俺は虫特化を虫特効五個で合成してすぐに習得した。
『虫特化
分類:スキル
ランク:3
種族に虫が付くモンスターからの攻撃を半減させモンスターへの攻撃を倍加させる』
ひりつくことは生を実感できるからいいけど、準備しないでやるのとは違うから習得した。
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