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02:第一強制クエスト。
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県をいくつもまたいでこの場所にいるが、それを『空歩』を使って一歩で俺が通っている高校の上までたどり着いた。
空から高校のことを観察して、まだ四十分ほどでは騒ぎが沈静しないのは経験している。
騒ぎに乗じて教室から出ている生徒、教室で冷静に分析している生徒、スマホで世界の状況を確認している生徒、他人のステータスを確認して自身のステータスを自慢している生徒など、もうカオスだ。
だからバレないように人がいない場所に移動して紛れれば、もれなく教室から抜け出した暴徒と認識される。
「あっ、創次! 探したわよ!」
流れに任せて義姉さんがいるであろう方に歩いていると、前から声がしてきた。
声をかけてきた女子生徒は、長い黒髪を揺らしながら少し怒った雰囲気を纏っている。
「もう! スマホに連絡しても出ないし、こんな時に何してたのよ!?」
「いや、授業中はスマホの電源を切ってるから」
「授業に出ずにここにいるアンタは何してんのって言ってんのよ!」
「トイレに行ってた」
「こんな時なんだから、連絡くらい入れなさいよ!」
「うん、ごめん」
「分かればいいのよ……もう」
キスしそうな距離で怒鳴ってきた女子生徒、宵月彩加は、俺が素直に謝ったら俺を抱きしめて頭を撫でてきた。
「心配したんだから……」
「ごめんね? 彩加義姉さん」
文字通り、彩加義姉さんと俺は血のつながりはない。俺は宵月家に引き取られた居候の身だ。
最初のころは義姉さんたちが心配しないようにしていたが、それだと俺が報酬激やばのダンジョンに行けなくなるから出会う前に行くようにしている。
そして〝たち〟ということは、彩加義姉さんだけではないということで。
「創くーん!」
後ろからの衝撃に、彩加義姉さんが前から抱き着いているから前に逃げすことはできずに受け止めた。
「あれ? ……何だか創くんたくましくなった?」
「数時間しか経ってないのにそんなことないよ?」
それだけで分かるとは、さすがは義姉さん。
「それよりも創くんはどこに行っていたの? 私はもう心配して心配して辛かったんだからぁ! 本当は創くんから一秒たりとも離れたくないのにどうして私のところに来てくれなかったの? 私と一緒にいた時間をすべて教えて? トイレに行っていたんだよね? どれくらいトイレに入っていたのかどれくらい手を洗っていたのかも教えて? それに授業で何を教えてもらったのかも教えてくれた方が復習になるよね? もう創くんにはGPSをつけておかないと心配で仕方がないよ。どうせだから手錠をつけてカギを壊して物理的に離れられないようにしようか」
後ろから抱き着いている、長い茶髪が波打っているふわふわとしているはずの雰囲気でヤバいことを言っている女子生徒、宵月依怜義姉さんの言葉を受け止める。
「うん、ごめんね。これからはずっと一緒にいようか」
「本当!? それなら結婚してくれる!?」
「うん、結婚しようか」
俺の言葉で後ろにいる依怜義姉さんと前にいる彩加義姉さんの息が止まった気がした。
「……は? あ、あんた何言ってんの?」
「だから結婚しようって言ったけど? もちろん彩加義姉さんも一緒に結婚しようか」
いきなりいつも自分では不釣り合いだと言って好意を避けていた義弟がこんなことを言い出したんだ、こうなるだろうな。
「……創、くん? 何が、あったの……?」
「アンタ、本当に創次……?」
二人が俺から放れて俺の顔をまじまじと見てくる。
そんな彩加義姉さんと依怜義姉さんを真っすぐと見つめ直して口を開く。
「俺は、俺だよ」
こんな大人びた表情をしている十六歳はいないだろうが、言葉よりもこの表情を見てほしかった。
もう何回も、何十回も、何百回も、彩加義姉さんと依怜義姉さんを守れなかった俺の表情はどんな顔をしているのだろうか。
悲しみ? 怒り? 絶望? それとも決意を秘めた顔? それは二人にしか分からない。
「うん、創くんだ。何があったのかは分からないけど、創くんだね? 彩ちゃん」
「そんなこと言われなくても最初から分かっていたわよ」
「ホント~? 本当に創次って言っていたのはどこの誰だっけ?」
「そんなこと忘れたわよ」
とりあえず少し変化した俺を受け入れてくれたことは良かった。というかこれが確定事項だということは経験している。
「それよりも創くん!」
「なに?」
「いつ学校をやめる!? 中卒でも働けるところを探して――」
「学校をやめるなんて母さんに迷惑がかかるわよ。それくらい我慢すればいいじゃない」
「なら彩ちゃんは一年間創くんと会わないことができるの?」
「一年は無理よ」
「それと一緒だよ!」
「一緒じゃないでしょ! たかだか数時間程度でしょ!? それくらい我慢しなさいよ!」
「私にとっては一年と一緒なの!」
「そんな議論はしなくてもいいよ。どうせ世界は破綻するんだから」
俺のその言葉に、彩加義姉さんと依怜義姉さんはお互いに顔を見合わせてから俺の顔を見た。
「創次、厨二病にしては遅いわよ?」
「創くん、お姉ちゃんはそんな創くんでも大好きだからね」
「違うから。というかもうすでにリアルじゃないことが起きているでしょ?」
「あー、このステータス? ゲームみたいよね」
「そうそう、これを見て創くんが好きそうだなぁって思ったね」
「彩加義姉さんと依怜義姉さんはどれくらいこの状況を把握してる?」
まだ強制クエストまで時間があるから、義姉さんたちとこの話題で時間を潰すことにする。
答えてくれたのは彩加義姉さんだった。まあ依怜義姉さんは俺を探すことに夢中になって把握していないから答えられないんだけどね。
「確か、世界中の人たちがこのステータスを手に入れているんだっけ?」
「そうだよ」
「それからステータスの値はみんなバラバラ」
「素の身体能力もステータス値に反映されているってことだね」
「スキルがある人とない人がいるみたい」
「それは本当に生まれ持った才能だと思う。二人は何か持ってる?」
聞き耳を立てている奴がいるから、『防音』を使って義姉さんたちのスキルがバレないようにする。
「私は『剣聖』ってスキルを持っていたわよ」
「私は『ヒーリングサークル』だったよ」
ふむ、今回の義姉さんたちはこのスキルを持っているのか。
まあなんであろうとも二人はかなり強いスキルを持っていることに変わりはないんだが。
「そういう創次は何か持ってたの?」
「持ってるよ。でも今は教えない」
「は? 姉に隠し事をするとは何事よ!」
俺の言葉をきっかけに彩加義姉さんが俺にヘッドロックをかましてきたが、俺は痛くもかゆくもないから彩加義姉さんの大きな胸を堪能しておく。
「彩加義姉さん、今は教えないだけで後から教えるよ」
「何で今教えないのよ」
「それを説明しようとすると時間がないからだよ」
「どういう――」
彩加義姉さんの言葉は、一部を除いた世界中の人たちの脳内の通知を知らせる音によって中断させられた。
丁度いい時間だな。
『強制クエスト発生』
『これより全プレイヤー参加による強制クエストを開始する』
『プレイヤーの不参加は認められず、ただちに準備せよ』
この通知を見た周りがざわついている。俺にヘッドロックしていた彩加義姉さんも、それをヤバい目で見ていた依怜義姉さんも、同じく困惑した顔をしていた。
「これが、創くんが言った時間がない理由?」
「そうだよ。とりあえず今は学校から出よう」
義姉さんたちの手を引き、学校から出ようとするが、人が少し多くて抜け出すのに時間がかかると思ったから、廊下の窓を開けた。
「えっ……創次?」
「ま、まさか……?」
「そのまさかだよ。でも飛び降りるわけじゃないから心配しないで」
やろうとしていることが分かった彩加義姉さんと依怜義姉さんの腰に腕を回して窓から飛んだ。
今の階は三階だが、俺は『空歩』を使って空を階段を下りるようにして校舎外へと降り立った。
「ビックリしたぁ……創次! いきなりしてきたら驚くでしょ!」
「今のが創くんのスキル? 素敵なスキル!」
「その説明は後でするから、今は目の前の強制クエストだよ」
俺にとっては朝飯前のことだが、ステータスを手に入れたばかりの丸腰の人では少し荷が重い強制クエストだ。
『強制クエスト:モンスターを十体討伐せよ
クリア条件:制限時間以内にモンスターを十体討伐
クリア報酬:ランク2のランダムアイテム
クエストを失敗した場合:プレイヤーのステータス値合計-30、プレイヤー一人につきモンスター十体出現』
『クエスト制限時間:一日』
まあ、最初は固定の強制クエストだからそうなるよな。
でも俺がどうして人が密集していない場所から離れたか、それは混乱に巻き込まれたくないから。
「えっ? も、モンスターってゲームとかに出てくるモンスター!?」
「そうだよ」
「……どうしよう、私倒せないよ?」
「安心して、それは考えてあるから」
焦っている彩加義姉さんと依怜義姉さんの手を引いて走って校舎から出たところで、文字が現れた。
『強制クエスト開始』
その瞬間、世界中に大量のモンスターが溢れかえり、俺たちの目の前にもファンタジーでは定番のスライム、ゴブリン、オーク、アンデッド、魔獣が現れた。
空から高校のことを観察して、まだ四十分ほどでは騒ぎが沈静しないのは経験している。
騒ぎに乗じて教室から出ている生徒、教室で冷静に分析している生徒、スマホで世界の状況を確認している生徒、他人のステータスを確認して自身のステータスを自慢している生徒など、もうカオスだ。
だからバレないように人がいない場所に移動して紛れれば、もれなく教室から抜け出した暴徒と認識される。
「あっ、創次! 探したわよ!」
流れに任せて義姉さんがいるであろう方に歩いていると、前から声がしてきた。
声をかけてきた女子生徒は、長い黒髪を揺らしながら少し怒った雰囲気を纏っている。
「もう! スマホに連絡しても出ないし、こんな時に何してたのよ!?」
「いや、授業中はスマホの電源を切ってるから」
「授業に出ずにここにいるアンタは何してんのって言ってんのよ!」
「トイレに行ってた」
「こんな時なんだから、連絡くらい入れなさいよ!」
「うん、ごめん」
「分かればいいのよ……もう」
キスしそうな距離で怒鳴ってきた女子生徒、宵月彩加は、俺が素直に謝ったら俺を抱きしめて頭を撫でてきた。
「心配したんだから……」
「ごめんね? 彩加義姉さん」
文字通り、彩加義姉さんと俺は血のつながりはない。俺は宵月家に引き取られた居候の身だ。
最初のころは義姉さんたちが心配しないようにしていたが、それだと俺が報酬激やばのダンジョンに行けなくなるから出会う前に行くようにしている。
そして〝たち〟ということは、彩加義姉さんだけではないということで。
「創くーん!」
後ろからの衝撃に、彩加義姉さんが前から抱き着いているから前に逃げすことはできずに受け止めた。
「あれ? ……何だか創くんたくましくなった?」
「数時間しか経ってないのにそんなことないよ?」
それだけで分かるとは、さすがは義姉さん。
「それよりも創くんはどこに行っていたの? 私はもう心配して心配して辛かったんだからぁ! 本当は創くんから一秒たりとも離れたくないのにどうして私のところに来てくれなかったの? 私と一緒にいた時間をすべて教えて? トイレに行っていたんだよね? どれくらいトイレに入っていたのかどれくらい手を洗っていたのかも教えて? それに授業で何を教えてもらったのかも教えてくれた方が復習になるよね? もう創くんにはGPSをつけておかないと心配で仕方がないよ。どうせだから手錠をつけてカギを壊して物理的に離れられないようにしようか」
後ろから抱き着いている、長い茶髪が波打っているふわふわとしているはずの雰囲気でヤバいことを言っている女子生徒、宵月依怜義姉さんの言葉を受け止める。
「うん、ごめんね。これからはずっと一緒にいようか」
「本当!? それなら結婚してくれる!?」
「うん、結婚しようか」
俺の言葉で後ろにいる依怜義姉さんと前にいる彩加義姉さんの息が止まった気がした。
「……は? あ、あんた何言ってんの?」
「だから結婚しようって言ったけど? もちろん彩加義姉さんも一緒に結婚しようか」
いきなりいつも自分では不釣り合いだと言って好意を避けていた義弟がこんなことを言い出したんだ、こうなるだろうな。
「……創、くん? 何が、あったの……?」
「アンタ、本当に創次……?」
二人が俺から放れて俺の顔をまじまじと見てくる。
そんな彩加義姉さんと依怜義姉さんを真っすぐと見つめ直して口を開く。
「俺は、俺だよ」
こんな大人びた表情をしている十六歳はいないだろうが、言葉よりもこの表情を見てほしかった。
もう何回も、何十回も、何百回も、彩加義姉さんと依怜義姉さんを守れなかった俺の表情はどんな顔をしているのだろうか。
悲しみ? 怒り? 絶望? それとも決意を秘めた顔? それは二人にしか分からない。
「うん、創くんだ。何があったのかは分からないけど、創くんだね? 彩ちゃん」
「そんなこと言われなくても最初から分かっていたわよ」
「ホント~? 本当に創次って言っていたのはどこの誰だっけ?」
「そんなこと忘れたわよ」
とりあえず少し変化した俺を受け入れてくれたことは良かった。というかこれが確定事項だということは経験している。
「それよりも創くん!」
「なに?」
「いつ学校をやめる!? 中卒でも働けるところを探して――」
「学校をやめるなんて母さんに迷惑がかかるわよ。それくらい我慢すればいいじゃない」
「なら彩ちゃんは一年間創くんと会わないことができるの?」
「一年は無理よ」
「それと一緒だよ!」
「一緒じゃないでしょ! たかだか数時間程度でしょ!? それくらい我慢しなさいよ!」
「私にとっては一年と一緒なの!」
「そんな議論はしなくてもいいよ。どうせ世界は破綻するんだから」
俺のその言葉に、彩加義姉さんと依怜義姉さんはお互いに顔を見合わせてから俺の顔を見た。
「創次、厨二病にしては遅いわよ?」
「創くん、お姉ちゃんはそんな創くんでも大好きだからね」
「違うから。というかもうすでにリアルじゃないことが起きているでしょ?」
「あー、このステータス? ゲームみたいよね」
「そうそう、これを見て創くんが好きそうだなぁって思ったね」
「彩加義姉さんと依怜義姉さんはどれくらいこの状況を把握してる?」
まだ強制クエストまで時間があるから、義姉さんたちとこの話題で時間を潰すことにする。
答えてくれたのは彩加義姉さんだった。まあ依怜義姉さんは俺を探すことに夢中になって把握していないから答えられないんだけどね。
「確か、世界中の人たちがこのステータスを手に入れているんだっけ?」
「そうだよ」
「それからステータスの値はみんなバラバラ」
「素の身体能力もステータス値に反映されているってことだね」
「スキルがある人とない人がいるみたい」
「それは本当に生まれ持った才能だと思う。二人は何か持ってる?」
聞き耳を立てている奴がいるから、『防音』を使って義姉さんたちのスキルがバレないようにする。
「私は『剣聖』ってスキルを持っていたわよ」
「私は『ヒーリングサークル』だったよ」
ふむ、今回の義姉さんたちはこのスキルを持っているのか。
まあなんであろうとも二人はかなり強いスキルを持っていることに変わりはないんだが。
「そういう創次は何か持ってたの?」
「持ってるよ。でも今は教えない」
「は? 姉に隠し事をするとは何事よ!」
俺の言葉をきっかけに彩加義姉さんが俺にヘッドロックをかましてきたが、俺は痛くもかゆくもないから彩加義姉さんの大きな胸を堪能しておく。
「彩加義姉さん、今は教えないだけで後から教えるよ」
「何で今教えないのよ」
「それを説明しようとすると時間がないからだよ」
「どういう――」
彩加義姉さんの言葉は、一部を除いた世界中の人たちの脳内の通知を知らせる音によって中断させられた。
丁度いい時間だな。
『強制クエスト発生』
『これより全プレイヤー参加による強制クエストを開始する』
『プレイヤーの不参加は認められず、ただちに準備せよ』
この通知を見た周りがざわついている。俺にヘッドロックしていた彩加義姉さんも、それをヤバい目で見ていた依怜義姉さんも、同じく困惑した顔をしていた。
「これが、創くんが言った時間がない理由?」
「そうだよ。とりあえず今は学校から出よう」
義姉さんたちの手を引き、学校から出ようとするが、人が少し多くて抜け出すのに時間がかかると思ったから、廊下の窓を開けた。
「えっ……創次?」
「ま、まさか……?」
「そのまさかだよ。でも飛び降りるわけじゃないから心配しないで」
やろうとしていることが分かった彩加義姉さんと依怜義姉さんの腰に腕を回して窓から飛んだ。
今の階は三階だが、俺は『空歩』を使って空を階段を下りるようにして校舎外へと降り立った。
「ビックリしたぁ……創次! いきなりしてきたら驚くでしょ!」
「今のが創くんのスキル? 素敵なスキル!」
「その説明は後でするから、今は目の前の強制クエストだよ」
俺にとっては朝飯前のことだが、ステータスを手に入れたばかりの丸腰の人では少し荷が重い強制クエストだ。
『強制クエスト:モンスターを十体討伐せよ
クリア条件:制限時間以内にモンスターを十体討伐
クリア報酬:ランク2のランダムアイテム
クエストを失敗した場合:プレイヤーのステータス値合計-30、プレイヤー一人につきモンスター十体出現』
『クエスト制限時間:一日』
まあ、最初は固定の強制クエストだからそうなるよな。
でも俺がどうして人が密集していない場所から離れたか、それは混乱に巻き込まれたくないから。
「えっ? も、モンスターってゲームとかに出てくるモンスター!?」
「そうだよ」
「……どうしよう、私倒せないよ?」
「安心して、それは考えてあるから」
焦っている彩加義姉さんと依怜義姉さんの手を引いて走って校舎から出たところで、文字が現れた。
『強制クエスト開始』
その瞬間、世界中に大量のモンスターが溢れかえり、俺たちの目の前にもファンタジーでは定番のスライム、ゴブリン、オーク、アンデッド、魔獣が現れた。
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