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王都でも渦中
088:魔道具の虜。
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「ちょっと待ちなさい。少し状況を整理するわよ」
「うん?」
「なに? グリーテン。これから主さまと色々としたいのだけれど」
「それを待ちなさいと言っているの」
まあ俺も深く考えずに喋っていたから、状況を少し整理しよう。
「マリア、あなたは人間が嫌いではなかったの? それに誰かに仕えたいと話したことはなかったと思うけれど?」
「人間、というよりも、レベルが低い人間は嫌い。私も今までは誰かに仕えるとか、そういうことを考えたことはなかった。でもアーサーさまの魔道具を見て、仕えてみたいと思った」
「……初耳よ、それ。そういうことは会う前に言ってほしかったわ」
疲れた感じを出しているグリーテン。
まあ急にお世話をしている知り合いが、他人の所有物になりたいと言われたらそれは驚くし疲れるだろうな。
「マリアさんは、僕の所有物になって何をしたいですか?」
とりあえずまだマリアさんのことを知らないから聞くことから始めよう。
「魔道具を、たくさん作りたい。魔道具を、極めたい。そのためには、私よりも魔道具が作れる人を探す必要があった」
「マリアさんだけでは極められないのですか?」
「無理。私は安定して作れるだけで極めることはできない。でも、これだけ素晴らしいものを作れる人がいれば、私は極めることができる」
そういうものなのか。まあ魔道具自体があまり作れる人がいないみたいだから、安定して作れることはすごいみたいだけど、マリアさんはその先を目指していると。
でもそれは俺としてはいいことじゃないか? 俺の魔道具を真似できるのなら、俺の計画は進められる。
「どういう風に作っているのか、知りたい」
ずいっと俺の方へと近づいてくるマリアさん。
自身の見た目をあまり気にしていないマリアさんだが、それでも美人であることは変わりないため悪い気はしない。
今日もそのために来たのだから、断る理由もなく頷いた。
「いいですよ。でも僕が魔道具を作る時は『創造』の固有魔法を使っているので参考になるのか分かりません」
「それで構わない。どう作っているのか構造さえ知れたら十分」
それならマリアさんがどれくらいの実力なのか知るいい機会か。
三大七聖人は世界中から選ばれた人たちであるから、期待している自分がいる。グリーテンだってかなりの魔法の使い手だ。
「何を作ってほしいか希望はありますか?」
「ない。アーサーさまが今思い浮かんだもので十分。私が知りたいのは複雑な構造な魔道具でも、簡単な構造な魔道具でもなく、構築されている構造自体」
「分かりました」
今パッと思いついたのは、マリアさんがかけている眼鏡に引っ張られてか、何でも見える眼鏡にした。
「ではやります」
俺が手のひらを出すと、マリアさんは座って俺の手のひらと視線を同じ高さにした。
いつも通りにやれば何も見えずに一瞬で魔道具を作り出せるが、マリアさんに見せるようにゆっくりと魔道具を構築していく。
「……すごい」
ジッと俺の手のひらで作り出されている魔道具を見て感嘆の声を漏らしているクレアさん。ついでにグリーテンもジッと見てきている。
今回は特に捻りもないから、ゆっくり作っても十秒も満たずに作り出せることができた。
「こんな感じです」
「……触ってもいい?」
「どうぞ。何なら差し上げますよ」
「それなら頂く」
眼鏡を受け取ったマリアさんは、眼鏡を眺めており、自身がかけている眼鏡をのけてその魔道具をかけた。
「どうしたらこんな構築を考えられるの?」
「どうしたら……何となくでやっているので聞かれてもあまり分かりません」
「そう……天才ね」
天才ていうか、ほぼ全能なので。
「これだけだと分からないから、他にもっと見せて」
えっ、まだやらないといけないのか。特に疲れることはないから別にいいけど。
「ごめんなさいね、アーサー。こんなにも生き生きとしているクレアは久しぶりだから付き合ってあげて」
「うん、いいよ」
グリーテンにお願いされて、マリアさんに付き合うことになった。
魔道具って、一応珍しい物なのにこんなに簡単にポンポン作っていいものかと頭の片隅に掃き捨てながら、色々な魔道具をマリアさんの前で作り出した。
マリアさんの探求心には俺も段々疲れてきた、いやほぼ全能で疲れることはないが気分的に疲れてきていたが、ペットにエサを上げていると思って気分を保った。
そしてとうとうマリアさんが自身の世界に入り、机に向かってブツブツと言いながら紙に何かを書き始めた。
「こうなったら、中々マリアは帰ってこないわ」
「やっとかぁ……」
「きっと、アーサーのおかげでマリアも何かつかんだはずよ。ありがとう」
「ううん、これくらいならお安い御用だよ」
本当に魔道具の研究に熱心な人なんだな、クレアさんは。
それにしてもこんなことになるとは思っていなかった。まだ俺が魔道具を作るのを見て、「うわぁ、すごーい!」とか言われるのかと思っていたのに、現実はガン見からの要求だった。
ガチの魔道具のオタクを見てしまった。ていうか俺の所有物と言いながらそういう素振りを見せていなかったから、俺とマリアさんの所有物という定義が違うのかもしれない。
「行きましょう、アーサー」
「そうだね」
マリアさんの部屋を後にして、グリーテンの後に続いて応接間にたどり着いた。
応接間では俺がクレアに見せたように魔法で紅茶とちょっとしたお菓子を出したグリーテン。
この屋敷全体にグリーテンの領域になっているから自由自在にすべての物を動かせるようになっているみたいだ。
だから転移魔法ですぐに紅茶をお菓子を持ってくることができている。
「今日は本当にありがとう、アーサー」
「ううん、グリーテンにはいつもお世話になっているから全然気にしなくていいよ」
「そう言ってくれるとありがたいわ。……全く、どちらが五歳か分からないわね」
それは確かにと頷きそうになるが聞き流すにとどまった。
「アーサーは、これからどうするつもり?」
「どういうこと?」
「アーサー、あなたはこれから何も起こらなければ、ランスロット家当主として生きていくことになるわ」
「うん」
不本意だけどそうだな。本当なら公爵家の当主なんてなりたくはないが、それをうだうだと言っていても仕方がない。
まあ公爵家当主の立場を使おうとしているのだからそこは我慢しないとな。
「でも、あなたは公爵家当主の器では収まりきらないほどの才能を持っている」
それはそうですよ、ほぼ全能なんですから。
「魔道具にしろ、魔法にしろ、マンガにしろ、アーサーには色々な道がある。公爵家じゃなければね」
「それは僕が一番分かっているよ。それが公爵家の長男として生まれてきた僕の責務だから」
「本当にそれでいいの?」
「どういうこと?」
「公爵家の長男だから、そういう理由で公爵家当主をやっていいのかと聞いているのよ」
おや、グリーテンにしては少しだけ口調が強い感じだ。
でもグリーテンの言いたいことは分かる。
「アヴァロンの九姉妹の四女である私は、アヴァロンを管理する役割を担っている。だけど私はこの世界を自身の目で見たくなってその役割を放棄したの。もちろん、他の姉妹たちを説得して出て行ったから顔を見たくなったり用事があったら帰ったりはするわ」
アヴァロンの管理って何をするのだろうか。
「私は、世界を見たくて出て行きたいと思っている中途半端な状態で管理することはアヴァロンへの冒涜になると思ったわ。それはアーサーでも言えることよ」
それは何となく分かっていたことだ。
「アーサーが公爵家当主じゃない道を進みたいというのなら、進めばいいわ。それだけの覚悟を持って進むのなら、誰も止められないわ。でも、中途半端に何かを成そうとするのはやめておきなさい、ということを人生の先輩から伝えておくわ。五歳にする話ではなかったとは思うけど、アーサーなら分かるでしょ?」
「……うん」
ほぼ全能があるから、公爵家当主としても上手くやれるのは当然だろう。
だが公爵家当主として上手くやれても、俺の覚悟がなければいつかくじけるかもしれない。
俺はただこの世界の文明を発達させて、ダラダラと過ごしたいという最初の目標に向かって走り続けている。
あれ? 案外覚悟は決まっているんじゃないのか? だって俺のこの目標の前提は公爵家当主で、公爵家の権限を使おうとしている。
それを想定しているのだから、公爵家当主をやるという覚悟は決まっている。
「なんだ、すぐに答えが出るじゃないか」
思わず口を開いてしまったからチラリとグリーテンの方を見ると、グリーテンは俺をガン見していた。
「その顔、すっごく大人っぽくていいわ! もっとして!」
「えっ、ちょっ!」
抱きついているから見せてとかないだろうに! さっきのシリアスな雰囲気はどこに行ったんだよ!
「うん?」
「なに? グリーテン。これから主さまと色々としたいのだけれど」
「それを待ちなさいと言っているの」
まあ俺も深く考えずに喋っていたから、状況を少し整理しよう。
「マリア、あなたは人間が嫌いではなかったの? それに誰かに仕えたいと話したことはなかったと思うけれど?」
「人間、というよりも、レベルが低い人間は嫌い。私も今までは誰かに仕えるとか、そういうことを考えたことはなかった。でもアーサーさまの魔道具を見て、仕えてみたいと思った」
「……初耳よ、それ。そういうことは会う前に言ってほしかったわ」
疲れた感じを出しているグリーテン。
まあ急にお世話をしている知り合いが、他人の所有物になりたいと言われたらそれは驚くし疲れるだろうな。
「マリアさんは、僕の所有物になって何をしたいですか?」
とりあえずまだマリアさんのことを知らないから聞くことから始めよう。
「魔道具を、たくさん作りたい。魔道具を、極めたい。そのためには、私よりも魔道具が作れる人を探す必要があった」
「マリアさんだけでは極められないのですか?」
「無理。私は安定して作れるだけで極めることはできない。でも、これだけ素晴らしいものを作れる人がいれば、私は極めることができる」
そういうものなのか。まあ魔道具自体があまり作れる人がいないみたいだから、安定して作れることはすごいみたいだけど、マリアさんはその先を目指していると。
でもそれは俺としてはいいことじゃないか? 俺の魔道具を真似できるのなら、俺の計画は進められる。
「どういう風に作っているのか、知りたい」
ずいっと俺の方へと近づいてくるマリアさん。
自身の見た目をあまり気にしていないマリアさんだが、それでも美人であることは変わりないため悪い気はしない。
今日もそのために来たのだから、断る理由もなく頷いた。
「いいですよ。でも僕が魔道具を作る時は『創造』の固有魔法を使っているので参考になるのか分かりません」
「それで構わない。どう作っているのか構造さえ知れたら十分」
それならマリアさんがどれくらいの実力なのか知るいい機会か。
三大七聖人は世界中から選ばれた人たちであるから、期待している自分がいる。グリーテンだってかなりの魔法の使い手だ。
「何を作ってほしいか希望はありますか?」
「ない。アーサーさまが今思い浮かんだもので十分。私が知りたいのは複雑な構造な魔道具でも、簡単な構造な魔道具でもなく、構築されている構造自体」
「分かりました」
今パッと思いついたのは、マリアさんがかけている眼鏡に引っ張られてか、何でも見える眼鏡にした。
「ではやります」
俺が手のひらを出すと、マリアさんは座って俺の手のひらと視線を同じ高さにした。
いつも通りにやれば何も見えずに一瞬で魔道具を作り出せるが、マリアさんに見せるようにゆっくりと魔道具を構築していく。
「……すごい」
ジッと俺の手のひらで作り出されている魔道具を見て感嘆の声を漏らしているクレアさん。ついでにグリーテンもジッと見てきている。
今回は特に捻りもないから、ゆっくり作っても十秒も満たずに作り出せることができた。
「こんな感じです」
「……触ってもいい?」
「どうぞ。何なら差し上げますよ」
「それなら頂く」
眼鏡を受け取ったマリアさんは、眼鏡を眺めており、自身がかけている眼鏡をのけてその魔道具をかけた。
「どうしたらこんな構築を考えられるの?」
「どうしたら……何となくでやっているので聞かれてもあまり分かりません」
「そう……天才ね」
天才ていうか、ほぼ全能なので。
「これだけだと分からないから、他にもっと見せて」
えっ、まだやらないといけないのか。特に疲れることはないから別にいいけど。
「ごめんなさいね、アーサー。こんなにも生き生きとしているクレアは久しぶりだから付き合ってあげて」
「うん、いいよ」
グリーテンにお願いされて、マリアさんに付き合うことになった。
魔道具って、一応珍しい物なのにこんなに簡単にポンポン作っていいものかと頭の片隅に掃き捨てながら、色々な魔道具をマリアさんの前で作り出した。
マリアさんの探求心には俺も段々疲れてきた、いやほぼ全能で疲れることはないが気分的に疲れてきていたが、ペットにエサを上げていると思って気分を保った。
そしてとうとうマリアさんが自身の世界に入り、机に向かってブツブツと言いながら紙に何かを書き始めた。
「こうなったら、中々マリアは帰ってこないわ」
「やっとかぁ……」
「きっと、アーサーのおかげでマリアも何かつかんだはずよ。ありがとう」
「ううん、これくらいならお安い御用だよ」
本当に魔道具の研究に熱心な人なんだな、クレアさんは。
それにしてもこんなことになるとは思っていなかった。まだ俺が魔道具を作るのを見て、「うわぁ、すごーい!」とか言われるのかと思っていたのに、現実はガン見からの要求だった。
ガチの魔道具のオタクを見てしまった。ていうか俺の所有物と言いながらそういう素振りを見せていなかったから、俺とマリアさんの所有物という定義が違うのかもしれない。
「行きましょう、アーサー」
「そうだね」
マリアさんの部屋を後にして、グリーテンの後に続いて応接間にたどり着いた。
応接間では俺がクレアに見せたように魔法で紅茶とちょっとしたお菓子を出したグリーテン。
この屋敷全体にグリーテンの領域になっているから自由自在にすべての物を動かせるようになっているみたいだ。
だから転移魔法ですぐに紅茶をお菓子を持ってくることができている。
「今日は本当にありがとう、アーサー」
「ううん、グリーテンにはいつもお世話になっているから全然気にしなくていいよ」
「そう言ってくれるとありがたいわ。……全く、どちらが五歳か分からないわね」
それは確かにと頷きそうになるが聞き流すにとどまった。
「アーサーは、これからどうするつもり?」
「どういうこと?」
「アーサー、あなたはこれから何も起こらなければ、ランスロット家当主として生きていくことになるわ」
「うん」
不本意だけどそうだな。本当なら公爵家の当主なんてなりたくはないが、それをうだうだと言っていても仕方がない。
まあ公爵家当主の立場を使おうとしているのだからそこは我慢しないとな。
「でも、あなたは公爵家当主の器では収まりきらないほどの才能を持っている」
それはそうですよ、ほぼ全能なんですから。
「魔道具にしろ、魔法にしろ、マンガにしろ、アーサーには色々な道がある。公爵家じゃなければね」
「それは僕が一番分かっているよ。それが公爵家の長男として生まれてきた僕の責務だから」
「本当にそれでいいの?」
「どういうこと?」
「公爵家の長男だから、そういう理由で公爵家当主をやっていいのかと聞いているのよ」
おや、グリーテンにしては少しだけ口調が強い感じだ。
でもグリーテンの言いたいことは分かる。
「アヴァロンの九姉妹の四女である私は、アヴァロンを管理する役割を担っている。だけど私はこの世界を自身の目で見たくなってその役割を放棄したの。もちろん、他の姉妹たちを説得して出て行ったから顔を見たくなったり用事があったら帰ったりはするわ」
アヴァロンの管理って何をするのだろうか。
「私は、世界を見たくて出て行きたいと思っている中途半端な状態で管理することはアヴァロンへの冒涜になると思ったわ。それはアーサーでも言えることよ」
それは何となく分かっていたことだ。
「アーサーが公爵家当主じゃない道を進みたいというのなら、進めばいいわ。それだけの覚悟を持って進むのなら、誰も止められないわ。でも、中途半端に何かを成そうとするのはやめておきなさい、ということを人生の先輩から伝えておくわ。五歳にする話ではなかったとは思うけど、アーサーなら分かるでしょ?」
「……うん」
ほぼ全能があるから、公爵家当主としても上手くやれるのは当然だろう。
だが公爵家当主として上手くやれても、俺の覚悟がなければいつかくじけるかもしれない。
俺はただこの世界の文明を発達させて、ダラダラと過ごしたいという最初の目標に向かって走り続けている。
あれ? 案外覚悟は決まっているんじゃないのか? だって俺のこの目標の前提は公爵家当主で、公爵家の権限を使おうとしている。
それを想定しているのだから、公爵家当主をやるという覚悟は決まっている。
「なんだ、すぐに答えが出るじゃないか」
思わず口を開いてしまったからチラリとグリーテンの方を見ると、グリーテンは俺をガン見していた。
「その顔、すっごく大人っぽくていいわ! もっとして!」
「えっ、ちょっ!」
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