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王都でも渦中
055:対応策。
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静粛さんのお部屋を作って、その部屋に入るためのカギを俺だけが持つことになった。
その部屋は異次元に作られ、俺とカギを持っている人以外は誰も侵入することができない場所になっている。
もちろん内から外には出れない。もし出れたとしても、異次元に放り出されてこの世のルールが通用しない場所に数秒間だけ生きられるだけだ。
ちゃんと飼うためにお部屋には選んだご飯が自動で作られて出てくるようになっているし、水分も水から酒まで取り揃えられている。
極めつけはマンガという娯楽もつけているから、七天教会の関係者ならそれはそれはマンガを破り捨てるだろうが、それはそれで娯楽になるだろう。
王都に来て最初の朝になり、俺とベラは同じベッドで寝ていたがすでにベラはベッドからいなくなっていた。
ちなみに昨日はお父上様とお母上様はついぞ宿に戻ってこなかった。友達の家で盛り上がっているとメッセージが来たから心配はいらなさそうだ。
王都にいる友達が誰なのか見当もつかないが、もしかして大物だったりして。
そんな盛り上がっているというメッセージが来たから静粛さんがこちらに来たことはまだ報告していない。言ったら飛んで帰ってくると思うから。
「おはようございます、アーサーさま」
「おはよう、ベラ」
身支度を終わらせて部屋の中で朝食をとる。
「今日はどうなされますか?」
「うーん……外にでも――」
「危険ですのでおやめください」
「えぇ~? 危険なのは少し分かるけど……やっぱり王都に来たんだから少しは楽しみたいでしょ?」
「そんなものですか? 昨日回られたところでほぼ行かれましたが……」
「まだあるでしょ!? ギルドとか図書館とか、まだまだあるんじゃないの!?」
「……ランスロット家にある本で図書館は事足りると思います。それにギルドは見るところではありませんよ」
「それならベラは俺に部屋にこもっておけって言うの?」
「できることならば」
だけどせっかく王都に来たんだからそんな引きこもりみたいなことはしたくない。
「変身していけばいい?」
「……アーサーさま、昨日命を狙われた自覚はおありですか?」
それはそうだけど、でもそれを抜きに王都を楽しみたいというのが本音だ。だってそんな奴らに行動を制限されている方が腹が立つ。
「でも王都に来るたびに命の危機に晒され続けるのって嫌じゃない? 解決できないの?」
「……それは、難しいかと。七天教会はどんどん削れて行っているとはいえ、大きな組織であることに変わりありません。それを相手取るには、まだ大義名分すらありません」
「そっか……グリーテンが何とかしてくれないかな?」
「特別大公が動けばそれは国内の問題になってしまいますから、それもやめておいた方がいいかと。ただグリーテンさまはアーサーさまが仰られたらやると思いますので仰らないようにお願いします」
「うん、分かった」
ふーむ、本当に七天教会を潰すか内部を変えるかのどちらかにしないとこの攻防は終わりが見えないと思う。
せめてブリテン王国の中ではほのぼのとした感じを出してほしいんだよなぁ。だが教会を潰すにはそれを信仰している人がいるから、それはできない。
何とか教会の人がこちらを無視してくれればいいのだが、まあそうはいかないか。
せめて、こちらに通じる幹部みたいな人がいれば、手を貸すことができるけど、いないなら最悪の場合洗脳という手しか残されていない。
「このまま何もしないで隠れているのは我慢できないから、本当に何とかしたいなぁ……」
「七天教会は一応ブリテン国建国時から存在するほどの教会ですから、どうにかするのは難しいと思います」
はぁぁぁ、本当に厄介なことこの上ないな。俺の圧倒的な強さを理解できれば、俺を狙うことはなくなると思うが、その機会も出てこない。
「……いっそのこと、作者を出してみるか?」
「それこそ本末転倒ではありませんか? ランスロット家や天空商会はアーサーさまを守るために動いているのですから」
「そう言うことじゃなくて、アーサー・ランスロットが作者として名乗り出るわけではなくて、俺が変身して別の人物で作者として名乗り出るということ」
「なるほど……それはそれでいい案かもしれませんね。作者が分からないから、アーサーさまは狙われることになっているのですから、作者さえ出してしまえば狙いはそちらに向きますね」
「しかも俺が変身しているんだから、世界でいるかどうかも分からない人を追いかけることになる。まだ秘密にしているよりはいいんじゃないかな?」
「しかし、それではアーサーさまがマンガの作者であることを世間に広めることはできなくなりますが……」
「そんなことを気にしなくていいよ。そもそも僕はそういうことで名声を上げようと思っていないし、こういう娯楽が広まってくれれば大丈夫だよ」
「……そうですか。アーサーさまがそう仰られるのなら、私は何も言いません」
そういう名声とか本当にいらないし、何なら金が入って来ていれば特に名声とかいらない。公爵家という血筋だけでお腹いっぱいだ。
「昨日変身したヒルでいいかな?」
「待ってください。とりあえずアルノさまとスザンヌさま、メルシエさまに話を通してからやるべきだと思います」
「あっ、そうだね」
「それにあのお姿では少しアーサーさまの面影がありますので、少し変えるべきかと」
「あー、確かにあの姿は僕を十八歳にしている感じだから、少し変えた方がいいかも」
髪色と服装、それに雰囲気を変えれば案外俺が貴族だとバレないものだ。だが人によれば気付くかもしれないからちゃんと変えた方が無難だろう。
「……アルノさまとスザンヌさまが、こちらにお戻りになられるようです」
ベラがスマホを見てそう言ったから、お父上様かお母上様からメッセージが届いたのだろう。
「ん?」
俺のスマホが振動したことで誰かと思ったら、メルシエさんからメッセージが入っていた。
『今日中には王都に戻ります!』
早いな。ブリテン王国から出ているんだったら俺が帰るくらいに帰ってくるかなと思っていたが、周辺国にいたのかそれとも急いで終わらせてきたのか。
『本当ですか!? 会えるのが楽しみです!』
『僕もです! もう待ちきれなくて徹夜で頑張っちゃいました!』
あぁ、急いで終わらせてきたのね。
『無理せずに帰ってきてくださいね!』
『アーサーさまが改良してくださった飛行船のおかげで急いで帰ってきても余裕ですからご心配なさらず!』
まあ飛行船だから帰っている時でも寝ていられるのか。
それにしてもメルシエさん、かなりいいタイミングで帰ってきてくれるのか。ありがたいな。
「ベラ、たぶん案外早く発表することができそうだよ」
「どういうことですか?」
「メルシエさんが今日中に帰ってくるらしいから、今後のことについてお父さんとお母さん、メルシエさんと話し合おう」
「承知しました」
そうこう話している内に、お父上様とお母上様が宿に戻ってきたようだった。
「おはよう、アーサー。昨日は戻れなくてすまなかった」
「おはよう~、アーサー」
俺の部屋にやってきた上機嫌なお父上様とお母上様。
どうやら昨日は友達とよほど弾んだのだろう。そんな二人に俺が狙われた件を話すのは少し心苦しいなぁと思ってしまった。
「アルノさま、スザンヌさま、少しお話があります」
「え~? なに~? もしかしてアーサーとベラが一線を越えちゃった~?」
真剣な顔をしているベラに、お母上様は茶化してくる。だがベラはその表情を一切変えなかったことでお父上様はベラに問いかける。
「どうしたんだ?」
「はい。実はアーサーさまが暗殺者に狙われるという事件が起きました」
ベラがお父上様とお母上様に昨日のことを説明すると、お父上様は険しい表情をして、お母上様は俺を抱きしめてきた。
「ごめんね~、私たちが楽しんでいる間に怖い思いをさせて~……」
「ううん、ベラがいたから大丈夫だよ」
実際怖くなかったからそこを心配されるつもりはない。それにお母上様のその役割はすでにベラにやってもらっているから……ねぇ?
「そうか……まさか静粛が来るとは思わなかったね。ランスロット家だから手を出してこないと思っていたけど、何か手を打たなければいけないね……」
お父上様がどうしようかと悩んでいる様子だったから、ここだと思い話を切り出す。
「あっ、それでね、僕が変身して作者として名乗り出ようと思うんだ」
「なるほど、身代わりか」
「ううん、僕が作った魔道具で僕が変身するんだよ」
「……どういうことだい?」
分からない感じのお父上様だったから、『狭間の指輪』を取り出して昨日設定してあるヒルという姿になった。
「こうして変身することができるんだよ。こういう感じで、僕が作者として名乗り出るよ」
こうなっている俺の姿を見たお父上様とお母上様は目を点にして言葉が出てこない様子だった。
「アルノさま、スザンヌさま。これがあればアーサーさまだと認識されずに作者だと発表することができます。現に、昨日アーサーさまとグリーテンさま、私の三人が魔道具を使って出かけましたが何もありませんでした」
ありがたいことに俺の策をフォローしてくれるベラ。
「だが、それは結局アーサーが狙われることにならないかな?」
「その作者の姿になっていればそうなるけど、その姿じゃなければ僕を追うことはなくなるよ? 架空の人を追いかけることになると思う」
「……そうだね」
お父上様は僕の言葉に少し悩んでいたが、俺が変身して作者として発表する時にマンガをかけれた方が信じられるということで納得してくれた。
お母上様と言えば、俺にお父上様とお母上様用に二つ用意してほしいと言ってきた。いや確かに便利な魔道具だし、いいけど!
その部屋は異次元に作られ、俺とカギを持っている人以外は誰も侵入することができない場所になっている。
もちろん内から外には出れない。もし出れたとしても、異次元に放り出されてこの世のルールが通用しない場所に数秒間だけ生きられるだけだ。
ちゃんと飼うためにお部屋には選んだご飯が自動で作られて出てくるようになっているし、水分も水から酒まで取り揃えられている。
極めつけはマンガという娯楽もつけているから、七天教会の関係者ならそれはそれはマンガを破り捨てるだろうが、それはそれで娯楽になるだろう。
王都に来て最初の朝になり、俺とベラは同じベッドで寝ていたがすでにベラはベッドからいなくなっていた。
ちなみに昨日はお父上様とお母上様はついぞ宿に戻ってこなかった。友達の家で盛り上がっているとメッセージが来たから心配はいらなさそうだ。
王都にいる友達が誰なのか見当もつかないが、もしかして大物だったりして。
そんな盛り上がっているというメッセージが来たから静粛さんがこちらに来たことはまだ報告していない。言ったら飛んで帰ってくると思うから。
「おはようございます、アーサーさま」
「おはよう、ベラ」
身支度を終わらせて部屋の中で朝食をとる。
「今日はどうなされますか?」
「うーん……外にでも――」
「危険ですのでおやめください」
「えぇ~? 危険なのは少し分かるけど……やっぱり王都に来たんだから少しは楽しみたいでしょ?」
「そんなものですか? 昨日回られたところでほぼ行かれましたが……」
「まだあるでしょ!? ギルドとか図書館とか、まだまだあるんじゃないの!?」
「……ランスロット家にある本で図書館は事足りると思います。それにギルドは見るところではありませんよ」
「それならベラは俺に部屋にこもっておけって言うの?」
「できることならば」
だけどせっかく王都に来たんだからそんな引きこもりみたいなことはしたくない。
「変身していけばいい?」
「……アーサーさま、昨日命を狙われた自覚はおありですか?」
それはそうだけど、でもそれを抜きに王都を楽しみたいというのが本音だ。だってそんな奴らに行動を制限されている方が腹が立つ。
「でも王都に来るたびに命の危機に晒され続けるのって嫌じゃない? 解決できないの?」
「……それは、難しいかと。七天教会はどんどん削れて行っているとはいえ、大きな組織であることに変わりありません。それを相手取るには、まだ大義名分すらありません」
「そっか……グリーテンが何とかしてくれないかな?」
「特別大公が動けばそれは国内の問題になってしまいますから、それもやめておいた方がいいかと。ただグリーテンさまはアーサーさまが仰られたらやると思いますので仰らないようにお願いします」
「うん、分かった」
ふーむ、本当に七天教会を潰すか内部を変えるかのどちらかにしないとこの攻防は終わりが見えないと思う。
せめてブリテン王国の中ではほのぼのとした感じを出してほしいんだよなぁ。だが教会を潰すにはそれを信仰している人がいるから、それはできない。
何とか教会の人がこちらを無視してくれればいいのだが、まあそうはいかないか。
せめて、こちらに通じる幹部みたいな人がいれば、手を貸すことができるけど、いないなら最悪の場合洗脳という手しか残されていない。
「このまま何もしないで隠れているのは我慢できないから、本当に何とかしたいなぁ……」
「七天教会は一応ブリテン国建国時から存在するほどの教会ですから、どうにかするのは難しいと思います」
はぁぁぁ、本当に厄介なことこの上ないな。俺の圧倒的な強さを理解できれば、俺を狙うことはなくなると思うが、その機会も出てこない。
「……いっそのこと、作者を出してみるか?」
「それこそ本末転倒ではありませんか? ランスロット家や天空商会はアーサーさまを守るために動いているのですから」
「そう言うことじゃなくて、アーサー・ランスロットが作者として名乗り出るわけではなくて、俺が変身して別の人物で作者として名乗り出るということ」
「なるほど……それはそれでいい案かもしれませんね。作者が分からないから、アーサーさまは狙われることになっているのですから、作者さえ出してしまえば狙いはそちらに向きますね」
「しかも俺が変身しているんだから、世界でいるかどうかも分からない人を追いかけることになる。まだ秘密にしているよりはいいんじゃないかな?」
「しかし、それではアーサーさまがマンガの作者であることを世間に広めることはできなくなりますが……」
「そんなことを気にしなくていいよ。そもそも僕はそういうことで名声を上げようと思っていないし、こういう娯楽が広まってくれれば大丈夫だよ」
「……そうですか。アーサーさまがそう仰られるのなら、私は何も言いません」
そういう名声とか本当にいらないし、何なら金が入って来ていれば特に名声とかいらない。公爵家という血筋だけでお腹いっぱいだ。
「昨日変身したヒルでいいかな?」
「待ってください。とりあえずアルノさまとスザンヌさま、メルシエさまに話を通してからやるべきだと思います」
「あっ、そうだね」
「それにあのお姿では少しアーサーさまの面影がありますので、少し変えるべきかと」
「あー、確かにあの姿は僕を十八歳にしている感じだから、少し変えた方がいいかも」
髪色と服装、それに雰囲気を変えれば案外俺が貴族だとバレないものだ。だが人によれば気付くかもしれないからちゃんと変えた方が無難だろう。
「……アルノさまとスザンヌさまが、こちらにお戻りになられるようです」
ベラがスマホを見てそう言ったから、お父上様かお母上様からメッセージが届いたのだろう。
「ん?」
俺のスマホが振動したことで誰かと思ったら、メルシエさんからメッセージが入っていた。
『今日中には王都に戻ります!』
早いな。ブリテン王国から出ているんだったら俺が帰るくらいに帰ってくるかなと思っていたが、周辺国にいたのかそれとも急いで終わらせてきたのか。
『本当ですか!? 会えるのが楽しみです!』
『僕もです! もう待ちきれなくて徹夜で頑張っちゃいました!』
あぁ、急いで終わらせてきたのね。
『無理せずに帰ってきてくださいね!』
『アーサーさまが改良してくださった飛行船のおかげで急いで帰ってきても余裕ですからご心配なさらず!』
まあ飛行船だから帰っている時でも寝ていられるのか。
それにしてもメルシエさん、かなりいいタイミングで帰ってきてくれるのか。ありがたいな。
「ベラ、たぶん案外早く発表することができそうだよ」
「どういうことですか?」
「メルシエさんが今日中に帰ってくるらしいから、今後のことについてお父さんとお母さん、メルシエさんと話し合おう」
「承知しました」
そうこう話している内に、お父上様とお母上様が宿に戻ってきたようだった。
「おはよう、アーサー。昨日は戻れなくてすまなかった」
「おはよう~、アーサー」
俺の部屋にやってきた上機嫌なお父上様とお母上様。
どうやら昨日は友達とよほど弾んだのだろう。そんな二人に俺が狙われた件を話すのは少し心苦しいなぁと思ってしまった。
「アルノさま、スザンヌさま、少しお話があります」
「え~? なに~? もしかしてアーサーとベラが一線を越えちゃった~?」
真剣な顔をしているベラに、お母上様は茶化してくる。だがベラはその表情を一切変えなかったことでお父上様はベラに問いかける。
「どうしたんだ?」
「はい。実はアーサーさまが暗殺者に狙われるという事件が起きました」
ベラがお父上様とお母上様に昨日のことを説明すると、お父上様は険しい表情をして、お母上様は俺を抱きしめてきた。
「ごめんね~、私たちが楽しんでいる間に怖い思いをさせて~……」
「ううん、ベラがいたから大丈夫だよ」
実際怖くなかったからそこを心配されるつもりはない。それにお母上様のその役割はすでにベラにやってもらっているから……ねぇ?
「そうか……まさか静粛が来るとは思わなかったね。ランスロット家だから手を出してこないと思っていたけど、何か手を打たなければいけないね……」
お父上様がどうしようかと悩んでいる様子だったから、ここだと思い話を切り出す。
「あっ、それでね、僕が変身して作者として名乗り出ようと思うんだ」
「なるほど、身代わりか」
「ううん、僕が作った魔道具で僕が変身するんだよ」
「……どういうことだい?」
分からない感じのお父上様だったから、『狭間の指輪』を取り出して昨日設定してあるヒルという姿になった。
「こうして変身することができるんだよ。こういう感じで、僕が作者として名乗り出るよ」
こうなっている俺の姿を見たお父上様とお母上様は目を点にして言葉が出てこない様子だった。
「アルノさま、スザンヌさま。これがあればアーサーさまだと認識されずに作者だと発表することができます。現に、昨日アーサーさまとグリーテンさま、私の三人が魔道具を使って出かけましたが何もありませんでした」
ありがたいことに俺の策をフォローしてくれるベラ。
「だが、それは結局アーサーが狙われることにならないかな?」
「その作者の姿になっていればそうなるけど、その姿じゃなければ僕を追うことはなくなるよ? 架空の人を追いかけることになると思う」
「……そうだね」
お父上様は僕の言葉に少し悩んでいたが、俺が変身して作者として発表する時にマンガをかけれた方が信じられるということで納得してくれた。
お母上様と言えば、俺にお父上様とお母上様用に二つ用意してほしいと言ってきた。いや確かに便利な魔道具だし、いいけど!
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