モブに転生したので前世の好みで選んだモブに求婚しても良いよね?

狗沙萌稚

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学園編

第八話

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HOT4位?!!
本当にありがとうございます…!!
目を疑いました……


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ヒロインっぽい女子生徒との遭遇はびっくりしたけど……無事に入学式が終わってよかった……。

確かこの後は魔力測定…だったよね?

「アラン君、この後って魔力測定だよね?」

「そうみたいだね~。メアリーは10歳の時は何判定だっけ~?」

「私は…確か水魔法だったよ。アラン君は風だっけ?」

「そうだよ~。変わってなければね~。」


10歳の時に教会で魔力測定を行って、そこで魔封じをして……この入学式の後に魔力測定を行う時に魔封じを解除するんだよね~。
正直…大して魔力が高くないから魔封じしてもしなくても変わらなかったけど、この学園で何か変わると良いんだけど……。アラン君の将来に役立つ魔法が覚えれたらいいな~♪



「あっ、もうすぐで順番来るみたいだよ~。」

「本当だ…。アラン君と同じクラスだと良いなぁ…。」


この魔力測定によってクラス分けが行われるから…ドキドキしちゃう……。

この世界の魔法は
基本が火・水・風・雷・土の5大属性。
……ちょっと前世の有名な作品と似ていて笑っちゃったわ。
後レアな属性が光と闇。
基本は1人一属性。複数属性持っていたり、魔力量が異常に多かったり、レア属性を持っているとSクラス、それ以外は貴族の階級ごとにA・B・C……Eクラス迄となっていくので
私とアラン君だったらCかDクラスかなぁ?

私は貴族だけど階級低い子爵家だし、10歳の時に測定で魔力量は多くないって言われてるしね。
…ちょっとだけ転生チートが無くて残念だったなぁ。


「あっ、次は僕みたいだから行ってくるねぇ~」

「うん!気をつけてね!」

アラン君が大きな水晶に手をかざすと、
周りの大人達が"おお~"って驚いてる…?
頭をかきながら戻ってきたアラン君に聞いてみると、

「なんかね~僕の属性増えてたみたい~。風属性は高レベルなんだけど……あと、闇も少し適応あるみたい~」

「えぇっ?!闇って……レアな属性じゃん!アラン君すごいね!!じゃあSクラスだね!」

まじか~!!アラン君すごいな~!

「面倒だけどそうみたい~。次はメアリーだよ~」

「あっ、うん。行ってきます!」

アラン君……名誉なSクラスを面倒って……
まぁ私も分からなくないけどね。
さてさて、私は平凡なのはわかってるからな~。


教会で鑑定した時の水晶よりも倍以上大きい水晶の前に立つと、側にいた男性からに声をかけられる。


「お名前は?」

「リリメアール・シグニワです。」

「はい。じゃあその水晶に手をかざしてください。」

言われた通りにそっと手をかざすと、綺麗な透き通った青色に変化した。

「はい。もう大丈夫ですよ。シグニワさんは水属性ですね。魔力量は多くないですが、内容は結構な高レベルなので頑張れば高位魔法も習得できると思いますよ。頑張ってください。
はい、これは貴女のクラスです。」

なんと!魔力量が多くないから諦めてたけど高レベルなのか!ちょっと嬉しいね~♪
でも………やっぱりクラスは別かぁ~…。
渡された紙にはCクラスと書かれていたので、アラン君とは別クラスになっちゃった……。

「おかえり~どうだった~?」

「やっぱり水魔法だったよ。高レベルだから頑張れば高位魔法使えるようになるかもだって!
…でもクラスはCだったの……。」

「離れちゃったね~。でもメアリー凄いね~!水の高位魔法は氷魔法だよね~?出来たら凄いよ~」

氷魔法?!なんかかっこいいな……。


「「おおおお~!!!」」


「えっ?どうしたの??」

いきなり鑑定をやっているところで盛り上がっているけど……。どうしたんだろう?

「なんか光魔法適応者が出たみたいだよ~。
あのピンク頭の子~」

「えっ?!それは凄いね!!」


前方の鑑定している所をよ~く見ると、朝のヒロインっぽい子……もうヒロインでいいや……が驚いた感じでいるわ……。あっ、でもちょっとドヤ顔もしてるかな?結構自信に溢れる子なのかもしれない……。
って!ヒロインとアラン君が一緒のクラスになっちゃったよ~!!


「アッ、アラン君……アラン君って前にいる…光属性を持っている女の子って…どう思う……かな?」

うぅぅ……恋人でもないのに…この手の質問はうざいかなぁ??でもヒロインはに好かれる女の子ってのが定石だよね……。


「えぇ~?………別にだなぁっとは思うけど……特にどうも思ってないよ~」

凄いってのは……光属性ってこと??
でも良かった……特にそれ以上のことを思ってないみたいで……

「どうかした~?」

「何でもない!アラン君クラスに行こう!」

別にヒロイン以外にも気をつけなくちゃいけないんだけど、でもヒロインと同じ場所に居続けることも無いよね。
アラン君の大きな背中を押して、講堂を出るように促すと…………ってアラン君ちゃんと歩いてよ~!!

「アラン君重いからちゃんと歩いて~寄りかからないで~!!」

「ふふふ~なんとなく~♪
……大丈夫だよ、メアリーが1番面白いから……心配しないでね♪」

「ひぐぅぅぅ……」

耳元でのマジ声はやばいぃぃぃぃ!!
アラン君の声低くなってかっこ良さ倍増だよぉ~!!

危うく腰抜かしそうになったけど……アラン君が手を繋いでくれたからなんとか歩ける……引きづられてないよ、うん。


アラン君に引っ張られながら私達は賑やかな講堂を後にし、クラスへと歩き出した。





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沢山の方々に読んで頂きありがとうございます。
コメントにて指摘ありましたが、人気作品に類似している点が多々あるみたいです。
私は指摘されてから今把握している所なのですが……ご不快にさせてしまった場合は申し訳ありません。

暖かいお言葉も頂いていますのでこれからも書いていこうと…思ってます。

これからもよろしくお願いします。
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