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3. 秘密
朝の運動
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裸足になった俺は、何度か軽く跳んでから後ろに宙返りした。早朝の澄んだ青空が視界に広がる。
「わっ!」
フルルが驚きの声を上げる。何だか嬉しい。けれど本番はここからだ。
体が逆になったところで右足を曲げて、足の先に形成しておいた楕円形魔術式から小さな防御魔法を発現させる。そこに伸ばした左足の脛を当てて、逆さまの状態で回転を止めた。
重力に引かれる前に左足の先からも防御魔法を発現させてから、膝蹴りをするように左足を曲げ、左足の甲を防御魔法に乗せると、逆さのままの体を持ち上げた。その間に右足の魔術式は霧散させていて、新しい楕円形魔術式を形成し始めている。
「え、え?」
寿命の短い防御魔法が消える前に、高く伸ばした右足の先から三つ目の防御魔法を発現させる。その後右足も曲げていって、二つ目の防御魔法に足の甲をかけると、左足をはずして体を持ち上げる。
伸ばした左足の先、もう一度形成した楕円形魔術式から新たな防御魔法を発現させると、右足で発現させておいた防御魔法に足の甲を乗せ、また体を持ち上げる。
その繰り返しでどんどん高く上っていき、最後は防御魔法を下から蹴って、強化した両足を使って勢いよく着地する。
「す、すごいです!」
そう言って拍手するのは、腰くらいまであるふわふわの金髪がよく目立つ年下の同級生、フルル・ヴァングリューだ。よっぽど感動したのか、灰色の瞳が輝いている。
「そうだなぁ。ユートは曲芸師なのかぁ?」
間延びした口調で尋ねるのは、相変わらず全身茶色尽くしの教師、ジェンヌ先生だ。長い茶髪に茶色の瞳、そして頭の上から生えた耳が特徴的な、獣人族の女性である。契約している大きな犬の精霊を顕現させて、それにもたれ掛かっている姿も相まって、相変わらず眠そうに見える。
アン! と声を上げるのは、ジェンヌ先生が契約している茶色い小犬の精霊だ。毎朝一緒に学院内をパトロールしているかわいい相棒は、ぴょんと俺の腕に飛び乗ってくる。俺は屈んで小犬の精霊を受け止め、その頭を優しく撫でた。
「見習いをしてたことはありますよ。これも曲芸師の技の一つです」
「曲芸師の方も、楕円形の魔術式を使うんですか?」
驚いたように言うフルルに対して首を横に振る。
「いや、その人は普通の魔術式だったな。俺も楕円形魔術式でできるようになるまでにはかなり時間がかかったよ」
「普通は楕円形魔術式なんか使わないしなぁ。足先で魔術式を形成できるだけでも十分すごいのにぃ、その二つを組み合わせるなんてユートにしかできないんじゃないかぁ?」
「いやぁ、そんなことないですよ」
少なくともじいさんはできてたからな。しかも俺より先に。多分『稲妻蹴り』も今ならできるようになってる気がする。
「それに、今のも結局は空中で動けてるってだけですし、そこまですごいわけじゃないです」
二人がすごいと言ってくれた今の技も、飛翔魔法などを使えば簡単に再現できてしまう。けれど魔力の放出量が少ない俺は、飛翔魔法を発現させられるほど大きな魔術式なんて作れないから、仕方なく曲芸みたいなことをしているというだけだ。
国内最高峰と言われているこのグリマール魔法学院の生徒にとっては、人が空を飛ぶことなんて珍しくもないだろう。つまりはその程度のことでしかない。
「いいやぁ、十分すごいと思うぞぉ。何度か見せてもらったがぁ、うちの生徒でもユートほど素早く正確に空中を移動できる者は少ないはずだぁ」
「本当ですか!?」
「うむぅ。自慢してもいいくらいだぞぉ」
「そうですよ! ユートさんは依頼の時だって、現役の魔導士の人と同じくらいの速さで空中を動いていたじゃないですか。もっと自信を持っていいと思います!」
「はは、ありがとう」
フルルの断言に笑って返す。初めて会ってからあまり経ってないけれど、当初は控えめだったフルルから力強い言葉が貰えたのは純粋に嬉しかった。
ただ、魔術式が小さいというのは変わらない事実だ。すごいと言われて嬉しくはあるけれど、他の生徒はもっとすごい魔法を使えるわけで、どうにもむず痒い気持ちになる。
「……?」
ふと先生の視線が気になって目を向けた。ジェンヌ先生は変わらない表情で俺を見ている。
気のせいだったのかな。何か変な感じがしたんだけど。
「けどそれならフルルだって、すごい魔法を使ってたじゃないか」
気を取り直してフルルに話を振ると、フルルは手をパタパタとさせて目を逸らす。
「あ、あれは、まぐれと言いますか、その……」
「まぐれでもなんでも、魔法を使えたのは事実だろ。フルルこそ、もっと自信を持っていいと思うぞ」
「あう……」
フルルは顔を赤くして俯いてしまう。先日の依頼を経て、気持ちが前向きになったというか、いい変化があったフルルだけど、こういうところはまだ変わってないみたいだ。まああれからまだ一週間しか経ってないし、そんなにすぐ変わるものでもないか。
「二人とも似た者同士だなぁ。私はどちらもすごいと思うぞぉ。対抗戦でも活躍できるんじゃないかぁ?」
「あ……」
対抗戦。その言葉を聞いて、フルルは上目でこちらを見た。
年に何度かあるという対抗戦は、個人やチーム、クラスごとに実力を競う学院の行事だそうだ。俺とフルルは同じチームだけどクラスは別だから、クラス対抗戦では敵同士になる。
「活躍できるかは分かりませんけど、初めてなので楽しみです。……フルル、どうした?」
「あ、その、ユートさんたちと戦うことになるのは、嫌だなって……」
「え、なんでだ?」
「だって、同じチームですし、仲間同士が戦うなんて……」
ああ、そういうことか。
「戦うって言っても喧嘩するわけじゃないんだし、あまり気にすることないんじゃないか?」
「そうだぞフルルぅ。寧ろ仲間同士だからこそ全力でぶつからなきゃ失礼だぞぉ」
「……そうですね。頑張って、みます……」
フルルは受けた言葉をゆっくりと飲み込むように、何度か頷いた。
「そうだ。折角なら、今軽く手合わせしてみないか?」
「い、今ですか?」
「ああ。翼の使い方も思い出してきたんだろ?」
翼人族のフルルは背中から翼を生やしている。それも、白と黒が入り交じった珍しい翼だ。けれどそれを気味悪がられるのが嫌で、依頼で見せてくれるまでずっと隠してきたそうだ。
翼人族の翼は、何もしなければ背中に隠れるくらいの大きさだけど、魔法を使おうとすると魔力に反応するとかで自然と大きくなる。また魔術式を形成する際には、翼でそれを補助することもできる。
フルルは今までそれを抑えながら魔法を使っていたから、ここ数日は翼を活かした魔術式の形成を特訓していると聞いていた。繊細な魔術式の形成に関わることだから、最初はすぐには思い出せないかもしれないと思ったけれど、今ではもう実戦でも使えるくらいにまで仕上がっているらしい。昔体で覚えたからってのもあるだろうけど、実はフルルってかなり才能があるんじゃないだろうか。
「い、いえ、まだユートさんと手合わせできるほどでは!」
「と言ってますが、担任のジェンヌ先生はどう思います?」
「ダウトぉ」
「そんなぁ……」
どうやらジェンヌ先生も俺と同じ意見みたいだ。俺は早速試合に向いた場所に移動しようとして、
「だが模擬戦は許可しないぞぉ。障壁魔法石がないと、魔法が外に飛んでいって危ないからなぁ」
「あ、そうか」
続いたジェンヌ先生の言葉に止まる。
残念だ。手合わせは別の機会だな。
「……ユートさんは、今日も放課後、来れないんですか?」
「ああ。今日はリュード先生のクラスの生徒だったかな?」
「随分と人気者になったなぁ。断らなくて良かったのかぁ?」
「勿論ですよ。やっぱり実戦が一番ですから」
「実戦、かぁ。まぁユートがいいなら問題ないかぁ」
「……あまり無理はしないでくださいね」
「ありがとう」
今日こそは勝ってやる。俺は放課後の練習試合に向けて、魔法の練習を再会した。
「わっ!」
フルルが驚きの声を上げる。何だか嬉しい。けれど本番はここからだ。
体が逆になったところで右足を曲げて、足の先に形成しておいた楕円形魔術式から小さな防御魔法を発現させる。そこに伸ばした左足の脛を当てて、逆さまの状態で回転を止めた。
重力に引かれる前に左足の先からも防御魔法を発現させてから、膝蹴りをするように左足を曲げ、左足の甲を防御魔法に乗せると、逆さのままの体を持ち上げた。その間に右足の魔術式は霧散させていて、新しい楕円形魔術式を形成し始めている。
「え、え?」
寿命の短い防御魔法が消える前に、高く伸ばした右足の先から三つ目の防御魔法を発現させる。その後右足も曲げていって、二つ目の防御魔法に足の甲をかけると、左足をはずして体を持ち上げる。
伸ばした左足の先、もう一度形成した楕円形魔術式から新たな防御魔法を発現させると、右足で発現させておいた防御魔法に足の甲を乗せ、また体を持ち上げる。
その繰り返しでどんどん高く上っていき、最後は防御魔法を下から蹴って、強化した両足を使って勢いよく着地する。
「す、すごいです!」
そう言って拍手するのは、腰くらいまであるふわふわの金髪がよく目立つ年下の同級生、フルル・ヴァングリューだ。よっぽど感動したのか、灰色の瞳が輝いている。
「そうだなぁ。ユートは曲芸師なのかぁ?」
間延びした口調で尋ねるのは、相変わらず全身茶色尽くしの教師、ジェンヌ先生だ。長い茶髪に茶色の瞳、そして頭の上から生えた耳が特徴的な、獣人族の女性である。契約している大きな犬の精霊を顕現させて、それにもたれ掛かっている姿も相まって、相変わらず眠そうに見える。
アン! と声を上げるのは、ジェンヌ先生が契約している茶色い小犬の精霊だ。毎朝一緒に学院内をパトロールしているかわいい相棒は、ぴょんと俺の腕に飛び乗ってくる。俺は屈んで小犬の精霊を受け止め、その頭を優しく撫でた。
「見習いをしてたことはありますよ。これも曲芸師の技の一つです」
「曲芸師の方も、楕円形の魔術式を使うんですか?」
驚いたように言うフルルに対して首を横に振る。
「いや、その人は普通の魔術式だったな。俺も楕円形魔術式でできるようになるまでにはかなり時間がかかったよ」
「普通は楕円形魔術式なんか使わないしなぁ。足先で魔術式を形成できるだけでも十分すごいのにぃ、その二つを組み合わせるなんてユートにしかできないんじゃないかぁ?」
「いやぁ、そんなことないですよ」
少なくともじいさんはできてたからな。しかも俺より先に。多分『稲妻蹴り』も今ならできるようになってる気がする。
「それに、今のも結局は空中で動けてるってだけですし、そこまですごいわけじゃないです」
二人がすごいと言ってくれた今の技も、飛翔魔法などを使えば簡単に再現できてしまう。けれど魔力の放出量が少ない俺は、飛翔魔法を発現させられるほど大きな魔術式なんて作れないから、仕方なく曲芸みたいなことをしているというだけだ。
国内最高峰と言われているこのグリマール魔法学院の生徒にとっては、人が空を飛ぶことなんて珍しくもないだろう。つまりはその程度のことでしかない。
「いいやぁ、十分すごいと思うぞぉ。何度か見せてもらったがぁ、うちの生徒でもユートほど素早く正確に空中を移動できる者は少ないはずだぁ」
「本当ですか!?」
「うむぅ。自慢してもいいくらいだぞぉ」
「そうですよ! ユートさんは依頼の時だって、現役の魔導士の人と同じくらいの速さで空中を動いていたじゃないですか。もっと自信を持っていいと思います!」
「はは、ありがとう」
フルルの断言に笑って返す。初めて会ってからあまり経ってないけれど、当初は控えめだったフルルから力強い言葉が貰えたのは純粋に嬉しかった。
ただ、魔術式が小さいというのは変わらない事実だ。すごいと言われて嬉しくはあるけれど、他の生徒はもっとすごい魔法を使えるわけで、どうにもむず痒い気持ちになる。
「……?」
ふと先生の視線が気になって目を向けた。ジェンヌ先生は変わらない表情で俺を見ている。
気のせいだったのかな。何か変な感じがしたんだけど。
「けどそれならフルルだって、すごい魔法を使ってたじゃないか」
気を取り直してフルルに話を振ると、フルルは手をパタパタとさせて目を逸らす。
「あ、あれは、まぐれと言いますか、その……」
「まぐれでもなんでも、魔法を使えたのは事実だろ。フルルこそ、もっと自信を持っていいと思うぞ」
「あう……」
フルルは顔を赤くして俯いてしまう。先日の依頼を経て、気持ちが前向きになったというか、いい変化があったフルルだけど、こういうところはまだ変わってないみたいだ。まああれからまだ一週間しか経ってないし、そんなにすぐ変わるものでもないか。
「二人とも似た者同士だなぁ。私はどちらもすごいと思うぞぉ。対抗戦でも活躍できるんじゃないかぁ?」
「あ……」
対抗戦。その言葉を聞いて、フルルは上目でこちらを見た。
年に何度かあるという対抗戦は、個人やチーム、クラスごとに実力を競う学院の行事だそうだ。俺とフルルは同じチームだけどクラスは別だから、クラス対抗戦では敵同士になる。
「活躍できるかは分かりませんけど、初めてなので楽しみです。……フルル、どうした?」
「あ、その、ユートさんたちと戦うことになるのは、嫌だなって……」
「え、なんでだ?」
「だって、同じチームですし、仲間同士が戦うなんて……」
ああ、そういうことか。
「戦うって言っても喧嘩するわけじゃないんだし、あまり気にすることないんじゃないか?」
「そうだぞフルルぅ。寧ろ仲間同士だからこそ全力でぶつからなきゃ失礼だぞぉ」
「……そうですね。頑張って、みます……」
フルルは受けた言葉をゆっくりと飲み込むように、何度か頷いた。
「そうだ。折角なら、今軽く手合わせしてみないか?」
「い、今ですか?」
「ああ。翼の使い方も思い出してきたんだろ?」
翼人族のフルルは背中から翼を生やしている。それも、白と黒が入り交じった珍しい翼だ。けれどそれを気味悪がられるのが嫌で、依頼で見せてくれるまでずっと隠してきたそうだ。
翼人族の翼は、何もしなければ背中に隠れるくらいの大きさだけど、魔法を使おうとすると魔力に反応するとかで自然と大きくなる。また魔術式を形成する際には、翼でそれを補助することもできる。
フルルは今までそれを抑えながら魔法を使っていたから、ここ数日は翼を活かした魔術式の形成を特訓していると聞いていた。繊細な魔術式の形成に関わることだから、最初はすぐには思い出せないかもしれないと思ったけれど、今ではもう実戦でも使えるくらいにまで仕上がっているらしい。昔体で覚えたからってのもあるだろうけど、実はフルルってかなり才能があるんじゃないだろうか。
「い、いえ、まだユートさんと手合わせできるほどでは!」
「と言ってますが、担任のジェンヌ先生はどう思います?」
「ダウトぉ」
「そんなぁ……」
どうやらジェンヌ先生も俺と同じ意見みたいだ。俺は早速試合に向いた場所に移動しようとして、
「だが模擬戦は許可しないぞぉ。障壁魔法石がないと、魔法が外に飛んでいって危ないからなぁ」
「あ、そうか」
続いたジェンヌ先生の言葉に止まる。
残念だ。手合わせは別の機会だな。
「……ユートさんは、今日も放課後、来れないんですか?」
「ああ。今日はリュード先生のクラスの生徒だったかな?」
「随分と人気者になったなぁ。断らなくて良かったのかぁ?」
「勿論ですよ。やっぱり実戦が一番ですから」
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