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病院 後半???side
しおりを挟むジュー ジュー
「いい匂い。.....うん、味もいい感じ。」
料理をするのは私の楽しみの1つ。
今作っている料理の味見をするけど我ながらよくできてると思う。
「あとは.......あれ?醤油がない。」
そういえば昨日無くなったんだった。
買いに行こうと思ってたのに忘れてた。
外はまだ明るいし
「無くなりそうな分も含めて買ってこようかな.....。」
無くなりそうな物を確認すると準備をしてスーパーに向かう。
必要な物を買い、買い物を終えると辺りは暗くなり始めていた。
(急いで帰ったほうが良さそう)
買ったものはそんなに多くなかったから帰るのは大変じゃない。
そして家までもう少しというところで
帰れなかった。
そう、ふと公園を見たときに何かあるなと思って近づくと
人が倒れていた。
家まであと少しってところで人が倒れてたら
無視して帰れないでしょ。
.....さすがに死んではないと思うけど
死んでたらどうしよう。
「あの大丈夫ですか?」
「.....うっ。」
「...っ!」
苦しそうな呻き声に、私に恐怖が芽生える
目の前で人が死ぬと言う
恐怖
見た感じでは怪我はしていなさそうだけど一応救急車を呼ぼう。
「今、救急車呼びますから。」
返事は返ってこない。
暗がりで顔は良く見えないが具合はあまり良くなさそうだ。
「もしもし、○○公園にーーよろしくお願いします。」
日本の救急車は行動が速いからもうすぐで来るはず。
ピーポー ピーポー
来た
「こっちです。」
「家族の方ですか?よろしければ、一緒に来てください。」
(家族ではないし、初対面の人なんだけど。)
「分かりました。よろしくお願いします。」
???side
気持ち悪い
眩しい?
「.....ここは何処だ?」
眩しいと思って目を開けると白い天上が見えた。
少し重い体を起こし周りを見るが誰もいないようだ。
......ベットに寝かされていたらしいが
一体此処は?
ガラッ
「おはようございます。体調は大丈夫ですか?」
扉を開けて入ってきた見知らぬ女。
体調とはどういうことだろう?
分からないことが多く、自分が今どういう状況なのか全く分からない。
「あの此処は?」
「病院ですよ。妹さんの連絡で.....覚えていませんか?」
「えっ.......妹?」
妹なんていないし
いたとしてもこの世界には居ない。
顎に手を当てて考える。
「それでは先生を呼んできますね。」
女が部屋を出て行ったのにも気づかず、必死に頭を働かせる。
一体どうなっているんだ
「目が覚めましたか。」
その声に意識が引き戻される。
部屋の中にはいつの間にかさっきの女の他に知らない男が居た。
「倒れた原因は疲労によるストレスですね。」
「ストレス...。」
「それが一気に爆発したせいで倒れてしまったようです。」
.....やはりあのせいだろうな。
まあ、それはいいとして。
私の妹と言っている奴がいるのか。
この2人が嘘をついているようにも見えないし
本人と直接話したほうがいいな。
「とにかく今日1日は病院にいて安静にしていてください。」
「分かりました。」
......半分ぐらい聞いていなかったが大丈夫だろう。
部屋から2人が出て行ったのを確認して窓に近づく為に立ち上がる。
少しふらついたが問題ない。
窓に手をおき外を見る。
(人工的なものが多い。発展しているのはいいことだが.......自然が少ない)
少しの間そんなことを考えながら窓の外を見ていると
ガラッ
「失礼します。」
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