どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ- リメイク!!

すずめさん

文字の大きさ
上 下
74 / 96
-第二章-サマーオーシャン連合国-前編

-第二章二十四節 オンボロ屋敷と罠-

しおりを挟む



マサツグ達がオンボロ屋敷でリビングアーマーを倒した事がきっかけになったのか、

マサツグの感知サーチ内に一斉にモンスターが沸き始める。永い眠りから覚めた様に

屋敷内にアンデットが闊歩し始めるとそれと同時に館内から悲鳴の様な声が館内の

何処か分からない場所から聞えてくるのであった。


__きゃあああぁぁぁぁぁ……


「ッ!?悲鳴!?」


「この屋敷内に誰か居るのか!?」


悲鳴を聞き取ったマサツグとレイヴンが今いる場所から扉を開け飛び出すと一階玄関

にはスケルトンやゾンビが徘徊し、行く手を遮る。しかし、幸いな事に

ここのアンデット達は視界に入らない限り襲ってこないのかマサツグ達が勢い良く

扉を開けたにも拘らず、襲ってくる気配は感じられない。


「…このゲームのアンデットって音に反応しないのか?」


「いや…多分ここが特殊なだけだと思う…

現にこの屋敷に入る前に墓地で遭遇したアンデット共は音に反応したし…」


マサツグとレイヴンが屋敷内のアンデットの様子に違和感を感じつつも悲鳴の聞えた

方を目指し行動を再開する。その際、ここのアンデット達は視界に入らないと感知

されない事を利用する為に極力物陰に隠れながら行動を開始する。そしてここで

ゲステウスの屋敷を潜入した経験が生きたのかマサツグが斥候を務め、屋敷内を

進み始める。


「…よし!進むぞ!…」


「…何か…アレだな…

ヤブがビッ○ボスって呼ばれそうな動きを見せるからこっちも緊張するな…」


「…頭にバンダナは巻いていないぞ?」


感覚的には某ステルススニーキングゲームのような感覚になるも相手は

音に反応しないので簡単に進んで行くのだが、アンデット達の視界は少しでも

気になる物があれば確認するのか思わぬ所で躓いたりする。本来、その

某ステルススニーキングゲームでは見つかりそうになると麻酔銃で眠らせたり

するのだがマサツグがそんな物を持っている訳も無く、その場合如何するかと

言うとマサツグはシロを呼ぶと手で合図をする。シロはそれに頷いて見せると

シロはマサツグの前に座り、腕を伸ばし構える。そしてそのアンデットがシロの

間合いに入るとシロはカマイタチを飛ばして、そのアンデットを処理して行く

のであった。その様子はもはや剣士では無く、ブリーダー。マサツグのジョブが

本当に剣士なのかとレイヴンが確認を取る位であった。


「…なぁ…マサツグって本当に剣士?

ブリーダーにしか見えんのだが…」


「…最近、俺もそんな気がして来たんだよな……

一応、剣士なのに……」


レイヴンとマサツグが物陰に隠れながら会話をしているとシロは首を傾げて、

不思議そうにする。そうして徐々に徐々に進んでいく事数十分、二階を探索し終え、

三階に向かうのだがここである物と遭遇する。それはまるで干からびた人間が俯き

ながら立っている光景であった。天井から糸で吊るされている訳でもなく、自身の

足でフラフラとしながらも立つ姿は某黄金三角形ゲームに出てくる、人形の敵に

見える。


「…なぁ…あれって……」


「…リー○ッド?」


三階に向う階段手前の廊下で佇む人影にマサツグ達が困惑するもシロが他の

アンデット同様にカマイタチを放とうとすると何かに気が付いた様にその人型の

何かは突如こちらを向きマサツグ達を確認するとブリッジ状態にそっくり返り、

マサツグ達の方に向ってくる!


「エ…エク○シストぉぉ~~!!!」


凄い勢いで迫ってくるその人型の何かにシロも驚いて攻撃を外すとその人型の何か

は状態そのままでマサツグ達に襲い掛かる!

 ---------------------------------------------------------------------------------

「マジックドール・人」

 Lv.27

 HP 4450 ATK 280 DEF 200

 ---------------------------------------------------------------------------------


「チッ!!

バレたら仕方ない!!…レイヴン!!」


「おう!」


マサツグが刀を抜くとそのマジックドールに斬り掛かる。マサツグの攻撃はその

襲い掛かってきた内の一体の胴体を真っ二つにして見せると斬られたマジックドール

はそのまま地面に転がる、しかし胴体を斬られただけではまだ死なないのか上半身

だけでまた身構えるとマサツグに襲い掛かる!


「うおあッ!!

本当に気色悪い!!」


「ご主人様!!」


シロがマサツグの前に飛び出ると飛び掛る上半身だけのマジックドールをカマイタチ

で頭から真っ二つにする。さすがの上体だけのマジックドールも頭を攻撃されると

不味いのか頭から裂けたマジックドールは動かなくなり、地面に転がると木材が

転がるような音を立てて沈黙する。それを見たマサツグが次に襲ってきた

マジックドールを頭から叩き斬るとマジックドールはまたもや真っ二つに裂け、

沈黙する。


「ッ!?やっぱり!!

レイヴン!!コイツの弱点は頭だ!!」


「了解!!

ファイアボール!!」


マサツグがマジックドールの弱点をレイヴンに叫ぶと唱えた魔法を残りの

マジックドールの頭に当てる。ファイアボールが当たったマジックドールはもがく様

に暴れて見せるが機能が停止したのか次の瞬間、突如その全身をただの人形の様に

ぐったりさせ動かなくなる。そうして、マジックドールを倒し終えた事にマサツグ達

が安堵すると三階へ向かうが三階は廊下はボロボロで大きな穴が開き、

とても渡れそうにない。ゲステウスもこの廊下を渡ったとは考えられない為階段を

降り様としたその時、階段に鍵が落ちているのを見つける。


「…?

なんだこれ?…」


マサツグがその鍵を拾い、鍵についてあるタグを見るとそこには地下室と書かれて

いた。この事にマサツグが屋敷に地下が有ると分かると隣で一緒に見ていたレイヴン

が頷き、地下への道を探し始める。マサツグ達がまた見つからない様に一階まで

降りると一度捜索した部屋も含めて探索を始める。すると、倉庫の一角に隠れる様に

床下扉がある事に気が付き、扉を開けようとすると鍵は壊されたのか簡単に開いた。


「…じゃあ、この鍵は何だったんだ?」


「まぁ、良いじゃないか…

それより…痕跡がこの地下に向かって伸びている……」


マサツグが鍵に対してツッコミを入れるとレイヴンが諭し、痕跡を追って地下へ続く

階段を進んで行く。誰かが通っていたのか、道の端には埃がたまっているが真ん中の

道は一筋に埃が無い。


「ここで間違いなさそうだな……」


「もう直ぐで地下室に着きそうだな…痕跡も鮮明になってきた……」


そして、地下室の扉前にマサツグ達が辿り着くとマサツグとレイヴンが恐る恐る扉を

開けて中を確認する。地下室は薄暗い空間に心許ない明かりが一つ。そして、

みょうに広い空間に辛うじて見える檻が有り、その中には女性が閉じ込められいる姿

があった。しかし、肝心のゲステウスの姿はそこには無く、マサツグ達を

落胆させる。


「…ゲステウスはいないな……」


「でも、痕跡はここで消えているな…」


「……とりあえず、檻に入れられている女の子を助けるか。」


二人が見落としが無い様に地下室を扉越しに確認するがやはりゲステウスの姿は

無く、それどころか敵、アンデットの姿も無い。マサツグ達が警戒を解いて

地下室に入り、取り合えず牢屋に閉じ込められている女の子を助けようと歩き

始めた途端、シロが異変を感じ取るとマサツグとレイヴンに叫びだす!


「ッ!?ご主人様!!

壁の中に何かいます!!」


シロの言葉にマサツグ達が驚くと地下室の壁が突如崩れだす。そして、シロが叫んだ

とおりに地下室の壁から人の形をした巨大岩がニ体出てくる!シロもマサツグ達の

援護に走り出すと壁から出てきた岩はマサツグ達を襲い始めるのであった!


 -----------------------------------------------------------------------

「ストーンゴーレム」

 Lv.45

  HP 6000  ATK 420   DEF 550

 -----------------------------------------------------------------------


「しまった!!

索敵忘れてた!!」


「アイスボルト!!」


肝心なタイミングでやらかしたマサツグにレイヴンがTPを余分に消費すると高速詠唱

で魔法を唱えると二体現れたゴーレムの内一体の注意を引き付ける為に魔法を

撃ちだす。魔法はゴーレムの胴体に当たると大きく怯ませ、その場に倒れるとその隙に

レイヴンがマサツグに指示をする。


「ヤブ!

こいつ等は魔力コアで動いている!

黙らせるには魔力コアを破壊しろ!!」


「こ…コア!?

そんな物何処に!……」


マサツグがレイヴンの指示でゴーレムを良く見るとストーンゴーレムの頭と胸の辺りが

うっすら紫色に光っているのを見つける。


「…あれか!」


マサツグがゴーレムと戦うのに刀から大剣にスイッチすると大剣をゴーレムに向けて

構える。しかしゴーレムのコアを改めて見たところ、肝心のコアは硬い岩の下に隠れて

おり、簡単には攻撃出来そうに無い。マサツグが少し考えるもその間にレイヴンが

注意をのに必死なのを見るとゴーレムに向って走り出す。


「…とりあえず!!」


マサツグがゴーレムに向って走り出すと迎撃する様にゴーレムが拳を振り上げる。

そしてマサツグの頭上に向けて拳を落とすがマサツグはそれをジャンプで回避すると

ゴーレムの頭目掛けて兜割りを叩き込む!


「兜わ!……」


__ガッキィィィーーーンンン!!!……


「あ…い…う…え…おおおお…

スッッッッッッゲェエエエ痺れる…」


それはまるでオリハルコン鉱石を掘る時のような硬さでゴーレムの頭の岩を

破壊する事には成功するが次のコアへの攻撃が出来ない。何故なら反動が

あの時と同じで腕が痺れてスタン状態になるからである。更に悪い事にマサツグが

腕を痺れさせて砕いた頭は徐々に修復されてスタンが解ける頃には完全に

修復される。


「冗談キツイぜ…」


唯一の救いはゴーレムの攻撃が遅く、避けやすいという事とゴーレム自身の動きも

遅いという事。しかし、それは被弾し難いと言うだけでダメージを与える事とは

関係が無い。更に時間を掛ければ掛けるほどレイヴンが危なくなり、ジリ貧になる。

だが、ここでマサツグがある事を思いついたのかシロを呼ぶと指示を飛ばす。


「シロ!!

コアが見えたらすかさず攻撃するんだ!!

一撃でなくても良い!!」


「ッ!

了解です!」


シロの返事を聞いてマサツグが再度ゴーレムに向っていくとゴーレムも同じ様に

腕を振り上げ、マサツグに攻撃を仕掛ける!が、やはりマサツグが同じ様に

ジャンプで回避してみせると大剣を構えて、ゴーレムの頭に兜割りを叩き込む!


「ッ!?

どっこいしょ!!!」


__ガッキィィィーーーンンン!!!……


「ツアア…

行っけえぇーー!!シローー!!」


マサツグがスタン状態で叫ぶとシロがすかさず剥き出しになったコアに向け、

走り出す。そしてゴーレムが修復で動けない内にシロがゴーレムの体を足場に

ぴょんぴょんと飛んでゴーレムのコアに近づくと岩が修復しきる前にコアに力を

込めて真空破を放ち、コアを破壊する。


「はあああ!!」


__パキィィィィィンンンン!!……


その際、光っていた頭のコアは光を失い黒くなるが、まだ胸部のコアだけで動ける

のか今度はシロに向かい動き始める。シロもコアを破壊した事に手応えを感じたの

か、自身の手を少し見つめた後向ってくるゴーレムから距離を取り始める。


「…やっぱ、二個やらないと駄目か…

えぇい!クソッタレ!!」


マサツグのスタン状態が解けるとマサツグが大剣を構えて走り、シロに向かい歩く

ゴーレムの前に立つ。そしてゴーレムの胸に光るコアの光目掛けて天昇剣を

繰り出すとまた胸部の岩を破壊し、シロに攻撃する様に指示を出す!


「オォ…

もういっちょだ!シロ!!」


「はいです!!」


シロもマサツグの指示に答えるとゴーレムの胸元に潜り込むと動けないゴーレムに

止めを刺す様に二つ目のコアに真空破を放ち、破壊する。その際ゴーレムは完全に

沈黙して見せるもマサツグ達がいる方に倒れ始める。


「やっば!!…」


「ッ!?ご主人様!!」


マサツグが慌てて動かない腕をぶら下げて刹那を発動するとシロの服の首根っこを

思いっきり噛み、横っ飛びに回避し下敷きを回避する。その間シロはマサツグに

首根っこを噛まれ、大人しくする子犬の様にぶら~んとぶら下がる。


「ぜぇ…ぜぇ…

しんど……」


「ぶら~ん……」


そして、ゴーレムは地面にぶつかると今までの硬さが嘘だったかのようにバラバラに

崩れるとただの瓦礫になる。それを振り向いて確認するとマサツグは漸く口からシロ

を解放すると褒めるのであった。


「うっしゃあ!!

ナイスだ!シロ!!」


「ご…ご主人さま~!

痛いです~!」


マサツグのスタンが解け、シロの頭をワシワシと撫でるとシロは痛そうにするも

満更でもないのか尻尾を振り喜ぶ。しかし、それを良しとしない人が一人、マサツグ

とシロに助けを呼ぶ様に叫ぶ。


「お~い!ちょっと~!

まだ終わってない!終わってないぞ~!!

こっちもなんとかして~!!」


「あ!いっけね!

悪い悪い!!」


マサツグが助けを呼ぶレイヴンに気が付くと慌ててレイヴンの方のゴーレム退治に

向かう。今度はレイヴンが頭の岩や胸の岩を破壊してくれた事により最初の時より

苦戦する事無く討伐するがマサツグが助けに来るまでの間、ゴーレムから逃げては

魔法を唱えてヘイトを稼いでいたレイヴンが息を切らす。


「ぜぇ…ぜぇ…

俺…今日一日でどれだけ息を切らしてるんだ?…

魔法使いの運動量じゃないぞ?…」


幾らゴーレムの動きが遅くとも腕を投げて攻撃して来たとかでレイヴンが

逃げ回っていた後には無数のクレータが出来ていた。レイヴンが息を整える間に

マサツグが他にもう敵が居ないかを確認する為に感知サーチを発動する。しかし、辺りには

もうモンスターは居ないのかマサツグの視界ミニマップには反応が無い。


「…今度こそ大丈夫そうだな……」


「…へぇ~…

あぁ、そうだな…」


そうして今度こそ安全を確保し、マサツグ達が牢に入れられている少女を助けると

狐耳の少女の安否を尋ねる。狐耳の少女は少し咳き込むもマサツグに大丈夫と

答えると自分が知っている事をマサツグに話し始めるのであった。


「大丈夫?

何もされてない?」


「げほッ!!……助けていただきありがとうございます…

ですがこれは罠です!!」


「へ?…罠?」


「ちょっ!!ちょっと落ち着いて!!

深呼吸を!……」


突然の説明にマサツグが戸惑うも狐耳の少女はマサツグに続けて説明を続ける。

それをレイヴンが落ち着く様に伝えると狐耳の少女は更に慌てる様に言葉を

続ける。その様子を後ろから見ていたシロは何故か気になって仕方が無かった

のであった。


「これはレッドドラゴンを倒した人間をここに誘き寄せ、

時間稼ぎをする為の罠です!

ゲステウスはこの隙に、ポップリングスを落とす気です!!」


「…え?」


次の瞬間、地下室だというのに大きな揺れがマサツグ達を襲う。突然の揺れに

動揺するも少しすると収まる。そして、狐耳の少女は助けに来たマサツグ達に

ポップリングスに戻る様に説得を始める。


「私は大丈夫です!

早く…早くお戻りください!!」


「で…でも、アンタここが何処か分かっているのか?

この上はアンデットで一杯だぞ!?」


「気配を隠すのは得意です!!

それにアンデットはそんなに足は速くない…

私の本気には着いて来れません!!

ですから…早く!!」


狐耳少女の説得にマサツグ達が渋々了解すると更に揺れがマサツグ達を襲う。外で

何が起きているのかと思いつつももう一度狐耳の少女に大丈夫かと尋ねると

狐耳の少女は大きく頷き答える。


「…分かったけど本当に大丈夫か?」


「はい!大丈夫です!!

ですから先を急いで!!」


マサツグとレイヴンが顔を見合わせ頷くと狐耳の少女をその場に置いて地下室の

出口に向かい歩き始める。そして、地下室を出てオンボロ屋敷の一階窓から外の

様子を見るとポップリングスの方から黒い煙が上がっているのを確認する。


「おい!

かなり不味いぞ!」


「道中の敵は蹴散らして、急いで戻ろう!」


「はいです!」


そう言うと屋敷玄関に向かい扉を思いっきり開けると外には屋敷に逃げ込むまで

マサツグ達を追い回していたアンデットがたむろし、マサツグ達の行く手を塞ぐ。

この事にマサツグが焦りを覚えると大剣を構えると、アンデットを迎え撃つ。


「チッ!!

まだ外で待ってやがった!!」


「……急いでんのに邪魔しやがって!!」


レイヴンがそう言い放つとレイヴンの後方に巨大な岩が二つ精製される。マサツグは

背後に違和感を感じ、振り向くと岩がある事に驚き後ろに飛び退くと、レイヴンは

自身に大群で向ってくるアンデット達に岩を投げつける!


「ダブルスペル…ガイアスマッシュ!!!」


__ドグオォォォォォォンンンン!!!…


「…ふぅ……

こんなもんか……ヤブ!!

先を急ぐぞ!!」


「………ッ!?

あ…あぁ!わかった!!」


轟々たる衝撃音に前方の衝突痕、アレだけ居たアンデットの大群を一撃で全てを

葬るとマサツグに先を急ぐ様に伝える。マサツグはその圧倒的な光景に放心するも

レイヴンの言葉でハッと我に変えると慌てて返事をし、先を急ぐ。その際その大群の

アンデットを倒した後の道を歩くとレイヴンはぼそっと呟くのをマサツグは聞き

逃さなかった。


「チッ!!

クソ忙しい時に……土に還れ!!」


{文字通り土に還ったからなぁ……

お陰で経験値もかなり入ったし……}


この時点ではまだある事に気が付いていないマサツグ達は気にせず、急いで

ポップリングスに戻り始める。しかし、この後の騒動でマサツグ達はまたもや

波乱を呼ぶ事件が待っている事をまだ知らないで居たのであった。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました

グミ食べたい
ファンタジー
 疲れ切った現実から逃れるため、VRMMORPG「アナザーワールド・オンライン」に没頭する俺。自由度の高いこのゲームで憧れの料理人を選んだものの、気づけばゲーム内でも完全に負け組。戦闘職ではないこの料理人は、ゲームの中で目立つこともなく、ただ地味に日々を過ごしていた。  そんなある日、フレンドの誘いで参加したレベル上げ中に、運悪く出現したネームドモンスター「猛き猪」に遭遇。通常、戦うには3パーティ18人が必要な強敵で、俺たちのパーティはわずか6人。絶望的な状況で、肝心のアタッカーたちは早々に強制ログアウトし、残されたのは熊型獣人のタンク役クマサンとヒーラーのミコトさん、そして料理人の俺だけ。  逃げるよう促されるも、フレンドを見捨てられず、死を覚悟で猛き猪に包丁を振るうことに。すると、驚くべきことに料理スキルが猛き猪に通用し、しかも与えるダメージは並のアタッカーを遥かに超えていた。これを機に、負け組だった俺の新たな冒険が始まる。  猛き猪との戦いを経て、俺はクマサンとミコトさんと共にギルドを結成。さらに、ある出来事をきっかけにクマサンの正体を知り、その秘密に触れる。そして、クマサンとミコトさんと共にVチューバー活動を始めることになり、ゲーム内外で奇跡の連続が繰り広げられる。  リアルでは無職、ゲームでは負け組職業だった俺が、リアルでもゲームでも自らの力で奇跡を起こす――そんな物語がここに始まる。

寝て起きたら世界がおかしくなっていた

兎屋亀吉
ファンタジー
引きこもり気味で不健康な中年システムエンジニアの山田善次郎38歳独身はある日、寝て起きたら半年経っているという意味不明な状況に直面する。乙姫とヤった記憶も無ければ玉手箱も開けてもいないのに。すぐさまネットで情報収集を始める善次郎。するととんでもないことがわかった。なんと世界中にダンジョンが出現し、モンスターが溢れ出したというのだ。そして人類にはスキルという力が備わったと。変わってしまった世界で、強スキルを手に入れたおっさんが生きていく話。※この作品はカクヨムにも投稿しています。

貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!

やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり 目覚めると20歳無職だった主人公。 転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。 ”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。 これではまともな生活ができない。 ――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう! こうして彼の転生生活が幕を開けた。

現代ダンジョンで成り上がり!

カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる! 現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。 舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。 四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい

616號
ファンタジー
 不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

処理中です...