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-第二章-サマーオーシャン連合国-前編
-第二章十四節 拘束と脱獄-
しおりを挟む「はあぁ~~……
……暇だなぁ……」
開幕いきなり何を言っているんだと思うだろうが今マサツグはポップリングスの
牢獄に入れられ、アイテム・装備は全部没収された状態で捕まっていた。この話
になるまでのゲーム内にして1、2日前、ポップリングスに入るゲート前での事。
馬車の中でミスティーが獣人国・ポップリングスの皇女
「ミスティアナ・レオ・レヴナント」と名乗った事からが始めであった。
ミスティーがそう名乗った瞬間、馬車に乗り込んできた衛兵達がミスティーの前に
瞬く間に並ぶと槍を構える様に傅く。その際、衛兵に手を挙げていたマサツグと
シロも突然の衛兵の態度に驚き、シロは更にミスティーが皇女だと分かると見て
分かる位に驚く。
「ミ…ミスティーお姉ちゃん!?」
「シロちゃん…黙っててごめんなさいね?
迂闊に身分を明かせなかったの……
それにマサツグさんも……」
「いや、大低で分かっていたし問題ないよ?
って言うか昨日の時点で知ってたし……」
「え?…」
マサツグが手を挙げたままミスティーと話していると衛兵達がマサツグに注意を
向ける。シロはと言うとマサツグとは違い、ミスティーの方に歩いて行くと
ミスティーの両手を握ると嬉しそうにピョンピョン跳ねる。
「すごい!すご~い!!
ミスティーもお姫様だったんですか!?
じゃあ、リーナさんと同じなんですか!?」
「え?リーナって……
スプリングフィールド王国のリーナ王女と知り合いなのですか!?
と言う事は本当に……」
「成り行きでいつの間にかこんな事に……」
シロの質問にミスティーが驚き、マサツグの方を向くと何か言いたそうな顔をする。
マサツグもそれを分かってか自分の頬を人差し指で掻きながらミスティーに答える
と衛兵が戸惑いながら立ち上がると改めてマサツグに槍を突きつけると立つ様に
命令する。
「……とにかく、貴様はこの場で拘束させて貰う!!
大人しくしろ!!」
「ッ!?
貴方達!!私の言った事が!……」
ミスティーがマサツグの手に手かせを嵌め、拘束する衛兵を止める様に再度
言おうとするが衛兵は被っていた兜のつばを掴むと深く被り直し、顔を隠す。
そして申し訳なさそうに声のトーンを低くするとミスティーに申し開きを
する。
「…申し訳ありませんが、それは出来ません……」
「ッ!?
何故です!!」
「女王陛下の命だからです……」
「ッ!?女王陛下って…お姉さま!?」
衛兵の申し開きにミスティーが酷く驚くと衛兵は女王陛下の命をミスティーに話し
始める。それを聞いたミスティーは驚き、戸惑いを露にするのであった。そして、
シロは何がなんだか分からずにミスティーから離れるとマサツグの足に抱き付きに
来る。
「…あのゲステウス宰相が女王陛下にそこに居るマサツグと名乗る者が自身の配下
を不当に痛め付けただけでなく、虚偽の報告で牢屋に入れた後に殺したと報告し、
凶悪犯であると女王陛下に進言したのです…
そしてその時、丁度ミスティアナ姫がご視察に行ったホエールビアードで行方不明
になったと報告を聞いて更に宰相がこれはマサツグの仕業に違いないといった為、
ポップリングス国内及び、近隣周辺では警戒態勢及び見つけ次第拘束と女王陛下
自ら命を出されまして……
こればかりは姫の命でも承知いたしかねます……」
「そ…そんな!?」
「ッ!?」
「ご主人様……」
拘束されたマサツグにシロが心配そうにマサツグの顔を見上げるとマサツグは笑って
拘束された手でシロの頭をポンと叩くとしゃがみ話しかける。それを、シロは何とか
笑って返そうとするがやはり不安が勝ってか涙目になる。
「大丈夫だ!!シロ!!
ちょっとばかり、一人で過ごすだけでまた会える!
それまでミスティーと一緒に待っててくれるか?
シロが唯一ミスティーを守れる最後の頼みなんだ。頼めるか?」
「……ぐすッ……
はい!…です!!……」
マサツグに返事をして見せるとシロは涙を拭い、ミスティーの方に掛けていくと
ミスティーの手を握り、マサツグに頷いてみせる。マサツグもそれを見て、シロに
頷くと立ち上がり、衛兵に連れられて馬車を降りようとする。しかし、その前を
ミスティーが立ち塞がると衛兵達は困惑しながらもミスティーを説得し始める」。
「…ミスティアナ姫…お気持ちは分かりますが……」
「少しで良いです…
10分…いえ、5分お待ちなさい……
その際、私とマサツグさんの二人だけに……」
「は?…いや、しかし!…」
「良いですか?これは命令です!!…
皇女としての命令です!!……」
あの弱弱しかったミスティーが衛兵相手に強い口調、凄い目付きで睨むと衛兵は
戸惑いながらもふぅ…と溜め息を吐くと手で外に出る様に指示を出すと他の衛兵
を連れて一時は馬車から降りる。そして、最後の衛兵がミスティーの方を向くと
忠告をする。
「……いいですか?5分です!
5分経って降りて来なければ強制的に連行します!!
いいですね?」
「……分かっています…」
そうして、馬車から最後の衛兵が降りるとミスティーはふぅ…と息を吐くと
マサツグの方を向くと頭を下げて謝ろうとする。しかし、マサツグはその頭を
拘束された手で止めるとミスティーに誤る必要は無いと答えるのであった。
「…ふぅ……
本当にゴメ!!……」
__ぺしッ
「…え?」
「ミスティー、謝る必要無し!
これは、俺が分かってて受けた依頼でミスティーは被害者。
本当に償わないといけないのが別に居るから謝る必要なし!!」
「で…ですが!?これは私があのならず者達に襲われたせいで!!…
それに信じて送り届けてくれた方をこんな!…」
「まぁ…仕方が無いさ…それに関してもだってあのならず者達も仕組まれたモノだと
思うし、それに……」
マサツグが頑なにミスティーに謝る必要は無いと伝えるがミスティーは今にも
泣きそうな表情でマサツグに訴えるも何を思ったかマサツグはミスティーに
ある事を言う。ミスティーはマサツグが考えている事に驚くも自身の胸にしっかりと
刻み込み、不測の事態に備える。そして、最後にマサツグがミスティーに頼んだ
事を静かに頷きながら約束するのであった。
「それに、これは多分この国をひっくり返す事件が隠れていてその宰相が
一番怪しい…それにこの国に来た一番の理由はゲステウスとか言う馬鹿を
シバキに来たって事。
それにもし、助けてくれるならシロの事を頼むよ。」
「え?…」
「俺が牢屋に連れて行かれる前にシロにミスティーを護る様に言ったんだ。
多分この国も…いや、この国が一番ミスティーが襲われる可能性が高いからね。
ただ…シロ、俺が居なくて寂しがると思うからそう感じない様にミスティーも
シロの事を気に掛けて欲しいんだ…頼めるか?」
マサツグがミスティーにシロの事を頼むとミスティーもシロと同様に涙ぐむも
我慢し、マサツグに頷いてみせる。それを見て、マサツグが笑ってミスティー
の頭を撫でると馬車を出ようとする。ミスティーはやはり耐えれなかったのか
静かにポロポロと泣き始め、両手で胸の辺りギュッと抑える。しかし、マサツグは
何かを思い出したのか、途中で止まるとミスティーの方をくるっと振り返ると
こう言い残す。
「あ!そうだ…ミスティー!」
「…はい……」
「一国の皇女が簡単に頭を下げない!
ミスティーはちょっとふてぶてしい位が丁度良いんだぞ?
傲慢すぎず、優しすぎず…程よい方が上手く行くと思うぞ?」
それだけ言い残すとマサツグは馬車を降りて、衛兵に牢屋に連行される。
罪状は宰相の部下に危害を加え、死に至らしめ、姫を誘拐した大罪人として。
そして、残されたミスティーはマサツグを牢屋から助ける為、シロはマサツグと
の約束でミスティーを護る様にびったりとガードマンをする事になる。
「マサツグさん……私に任せてください!!
私が必ずそこから出してみせます!……」
「ご主人様!!……ご主人様が戻ってくるその時までシロも約束を護ります!!」
そして話は戻り、マサツグが牢屋の中で暇そうにしているとマサツグの目の前の牢屋
に入れられている囚人がマサツグに話しかける。その囚人は見たところとても牢屋に
入れられそうには思えない羊の獣人で気さくにマサツグに話しかけるのであった。
「なあ…なあ!
そこのアンタ!!」
「…うん?
俺の事かい?」
「アンタ!外から来たんだろ?人間がこの国に来る事は出来ないし、
あんた何やったんだ?」
マサツグが相手にするのを面倒そうにするも無視する訳には行かないと話に答える。
すると、相手は返事が返ってきた事が余程嬉しかったのか話を続ける。
「……一応、殺人、誘拐って事になってる……
見に覚えが無いけどな……」
「見に覚えが無いって……ひょっとしてアンタもゲステウスに騙くら
かされたのか!?」
「…まぁそんなとこだ……」
ここである話をしようと思う。今マサツグはこうやって投獄されている訳だが実は
このゲームには牢屋に入れられる、監獄に連れて行かれるなどのプレイヤーを
拘束する事はないのだ。勿論、ゲーム内で違反をした場合は運営が違反に該当した
プレイヤーにペナルティを与えるが牢屋に入れる事はしない。大抵は駐屯場の前に
転送され、ゲーム内通貨の罰金や能力に制限を掛けたり、罪が重くなるほど
ペナルティも重くなる。さすがにアカウントハッキングと言った個人情報等の
場合は強制退会、最悪違反したプレイヤーに対して訴訟すると言った具合だが、
今回のマサツグが牢屋に入っている事はかなり珍しいケースなのである。
ちなみにこの状態でログアウトしても牢屋に入れられたままである。
「じゃあ、アンタにも教えてやるよ!!
実はな…」
__カン!カン!カン!!
「囚人達!!
飯の時間だ牢の前に来い!!」
羊の囚人がマサツグにある事を教えようとするが運悪く昼食の時間になる。しかし、
羊の囚人はマサツグの入れられている牢屋に何かが書かれた羊皮紙を投げ入れると
牢の前に立ち、看守から昼食を受け取ると牢屋の奥へと引っ込んでいく。それは
まるで、マサツグに見られるのを嫌がるように…
「……?
何なんだ、あいつ?」
羊が羊皮紙を投げ入れて来た事にも驚くが急に牢屋の奥に引っ込んだ事にも
困惑する。そして、マサツグの牢屋にも昼食が持ってこられるとそこには羊肉の
汁物にパン一つ。普通の食べ物にマサツグが首を傾げるも目の前に羊の囚人が
居る事に目をやるとマサツグがハッと気が付く。
{これってまさか!?
…いや、それは無い。何処にも傷を負った様子はないし…
だとするとあれか?目の前で同族が食べられている所を見せる為に俺は羊肉
なのか?…
じゃあ、むこうは?……}
そんな事を考えながら羊が投げ入れて来た羊皮紙を手に取り、書いてある事を
確認するとそこにはこの監獄の噂について書かれてあった。
------------------------------------------------------------------------------
この監獄には昔この国で悪さをしていた盗賊を捕まえて牢屋に入れていた
らしいがその盗賊は朝食・昼食・夕食の時のスプーンを監視官に隠れて
くすねるとそのスプーンで穴を掘って、脱獄を図ったらしい。
しかし、脱獄まで後一歩と言う時に看守に見つかって別の牢に移動に
なったらしい。その際、その掘った穴は石で塞いだだけでその石を退けたら
簡単に逃げれるらしい。そして、その牢屋が今居るアンタの牢屋に有る
らしい。
------------------------------------------------------------------------------
{なるほど……
さっき、言おうとしていたのはこの事か……
別に脱獄しようって気は……そうだ!}
ここでマサツグが昼食を食べながら羊皮紙を見て、考えているとここである事を
思いつく。それはやはり普通では考えない事でマサツグの奇行具合が伺える考え
であった。そして、マサツグが牢屋でただひたすらに夜になるのを待つと漸く
就寝時間になる。マサツグが看守の巡回に寝たフリで誤魔化すと今度は枕を
使ってさも、布団に丸まって寝ている様に偽装すると脱走を試み始める。
幸いにもこの国の看守はご飯の時意外は牢屋に来る事は無く、脱走しても
バレ難いが念の為に偽装をし、羊皮紙の内容を信じて感知を発動する。すると、
マサツグの直ぐ隣に何か反応が出るとミニマップに表示される。
「…ミニマップによるとここいらに何か有るみたい…」
__ガコッ…
「…あったわ…」
動かせそうな岩を避けるとそこには羊皮紙に書かれていた通りに牢屋を出る為の
ギリギリ人一人通れるくらいの穴が掘られていた。しかし、マサツグがその穴を
通って隣に出るも隣はここと同じ様に牢屋で、通って来た所で意味が無い。
「……はあぁ~~……
何だ、只のぬか喜びじゃないか……ん?」
マサツグが溜め息を大きく吐き落胆するが、マサツグが牢屋の扉に違和感を感じる。
その扉は閉まっている様に見えるが何処か半分開いている様に見え、マサツグは徐に
その扉に近づく。そして、扉を開けようと扉を押してみると本来閉まっている筈の
扉が簡単に開く。
「…幾ら何でもずさん過ぎないか?
これ?……」
マサツグがそのまま開いた牢屋の扉から出ると階段を登り、看守室前に出る。
どうやらこの監獄は余程簡単な造りをしているのか、囚人達を閉じ込める牢屋は
地下にあり、その囚人達を監視する看守室及びその外の部屋と玄関は一階に有る
らしい。本当にシンプルで脱獄しやすいのだがマサツグが看守室に居る看守にバレ
無い様に部屋の中を見るとそこには何かの本だろうか、顔に乗せて鼾を掻く看守が
一人寝ていた。
「ちょいとばっかし失礼しますよ~……」
マサツグがそれをよしとすると堂々と監獄の玄関から脱獄をし、成功させる。
外は就寝時間であった為暗く、人も余り出歩いていない。そして、マサツグの顔が
まだそんなに知られていないのかポップリングス内を歩いても何も反応は無い。
しかし、幾ら反応が無いにしてもこのままの姿で歩き回る訳には行かず、如何
身を隠して行動したものかと悩んでいるとマサツグの目に一軒の服屋が目に止まる。
「丁度良い…あそこで服を調達しよう……
幸いにもお金は没収されていないし……」
__カタンッ
マサツグがそのブティックに行こうと歩き出すと店仕舞いなのか店の掛札を
ひっくり返し、外に出していた服を店内に戻し始める。それを見て、マサツグが
慌てて走りブティックに向うと向こうも気が付いたのか店仕舞いを一時中断し、
マサツグを見ている。
「わあぁ!!ちょッ!ちょっと待ってぇ!!」
「?…」
「ぜぇ…ぜぇ…
す…すんません……ちょっとだけ…待って貰えますか?」
「は…はぁ……」
マサツグが慌ててブティックに駆け込み、羊の獣人の店員に話しかけると店員さんを
驚きながらも店を閉じるのを待つ。そしてマサツグが店に入り、自身の姿を誤魔化す
為の服を探しているとある一着のコートがマサツグの目に止まる。そのコートは一見
普通のコートに見えるのだが、何故か存在感が無い。マサツグがそのコートを手に
取ると店員さんにコートの事を尋ねる。
「…すいませ~ん。」
「は~い、何か気になる物がありましたかぁ~?」
「このコートなんですけど、何でこんな…何と言うか……
存在感?が無いんでしょうか?」
店員さんがマサツグの持っているコートをマジマジ見るとウンウンと頷きながら
マサツグにコートの事を答えるがマサツグは初めて聞く名前のコートに少し
驚くのであった。
「ん~?
あぁ!幻影コートですね!!」
「幻影コート?」
「えぇ。あぁでもお客さん何処をどう見ても外から来た人だし、知らなくても
おかしくないかぁ~。
私達、獣人族は狩りが得意な種族なんだけど。
やっぱりそんな種族でも隠れたりするのが苦手な子が居るのよぉ~。
そういう苦手な子用に作られたコートなのよぉ~。でもね?
この国って基本暑いじゃなぁ~い?だから、コートで作っても売れなくてねぇ…」
「は…はぁ…」
{コートの仕様については分かったけど…分からなくて良い事まで分かって
しまった…
よっぽど持て余しているのだろうか?……}
「じゃあ、これ買います。」
そんなこのブティックの在庫品事情を話す店員さんにマサツグが戸惑いながらも
今からやろうとしている事には御誂え向きでマサツグが買おうとすると店員さんが
お買い上げに驚いたのかマサツグに慌てて、無理に買わなくて良いと言いはじめる。
「え?…いえいえ!!
無理にお買い上げ頂かなくても大丈夫ですよ!!
さっきあんな話をしちゃったから!!」
「あ!いえ!そうじゃなくてお土産に買いたいんです!!
別にそう言う訳じゃなくて!!」
「…本当ですか?
でも、それ結構高いですよ?」
「え?幾らですか?」
マサツグが店員さんにコートの値段を尋ねる。すると店員さんはモジモジと
マサツグにして見せるとコートが掛けてあった所に歩いていくと値札を取って
戻ってくる。そしてマサツグに差し出し見せると値段を教える。
「165000Gになります。」
{能力付きだからかそこそこ高い…}
コートの値段を聞きマサツグの顔が引き攣ると店員さんの顔が一気に悲しそうになる
しかし、マサツグが慌てて買うと言うとマサツグがコートの代金を店員さんに
差し出す。
「わああぁ!!買う!買います!!
だから、そんな顔しないでぇ~!!」
「でもでもぉ~!!」
「ほら!これ代金!!
これでこのコートは俺のだからね!!」
{この羊の獣人さん、何か高山山頂のカフェで紅茶を淹れてくれそうなフレンズと
同じ受け答えするし、雰囲気もそうだし…何かやり難い!……}
-----------------------------------------------------------------------
黒の幻影コート
レア度 C
影に溶け込み、姿を隠す事に特化した魔法のコート。
その効果は歩く足音すら聞えなくなるほど。
ただし、火の光がある所で着ても意味がない。
-----------------------------------------------------------------------
マサツグがコートを早速羽織ると以外にもマサツグのサイズにピッタリで動きの
邪魔にもならない。そうしてマサツグが自身の周りをキョロキョロと確認すると
思い出した様に店員さんにある事を尋ねるのであった。
「あ!そうだ…え~っと、ゲステウスって言う宰相に家は何処にあるんだ?」
マサツグがゲステウスの家の場所を尋ねた途端であった。今までほんわかしていた
店員さんの様子が変わる。それは次第に某フレンズの様に暗~くなるとゆっくり
マサツグの方を向き、嫌そうな顔をして見せる。その表情にマサツグは何がなんだか
分からないのであった。
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