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-第二章-サマーオーシャン連合国-前編
-第二章六節 ゴブリンズ・ウォーとワイバーン戦-
しおりを挟む今だこちらに注目し目の前をウロウロしているマサツグに苛立っているのか、
ワイバーンが岩場に隠れたマサツグを監視するように睨み付けていた。マサツグは
その監視の隙を突く様に先ほど手に入れたピチピチを投げるタイミングを伺う。
___ゴアアアアアア!!!……
「おぉ、おぉ……かなり気が立っている御様子……
このままだと面倒くさい事になりそうだし、動きますか!」
マサツグが打って出る事を決意すると先ほどやった様に一度顔を出し、ブレスを
誘発を狙う。すると、マサツグの誘いに乗ってかワイバーンがブレスを吐き出し、
マサツグの居る岩場を焼き尽くすとマサツグはここで手に持っているピチピチを
手に持つとワイバーンに向かい全力投球し始める!!
「そ~ら!ゴブリンども!
餌の時間だぞ!」
マサツグが岩場に隠れながらピチピチをワイバーンの足元目掛けて次々に投げ続ける
とワイバーンがその足元に飛んで来たピチピチに気を取られ、後ろに飛び退く。
しかし、元から既に動かない魚にワイバーンが気が付くと徐々に自分の巣に
また戻り始め、今度はピチピチに興味を持ち始める。そうしてワイバーンが
ピチピチに鼻先を近づけ匂いを嗅いだりと興味を向けているとそれはまた起きた。
__……ドドドドド…
何処からとも無く地鳴りの様な音が大空洞内に響き渡り、ワイバーンが警戒を
し始める。だが、マサツグはこの地鳴りを聞き取るとワイバーンとは違い、
ウキウキとし始める。その地鳴りはまるでバーゲンセールの開店ダッシュの客の
足音に似ていた。
「…よしよし!…来た来た!!」
__ドドドドド!!!!
その地鳴りは徐々に音が大きくなり、こちらに近づいてくるのがハッキリと分かり
始める。ワイバーンには初めての事なのか、ただ辺りを見渡し、警戒をしていると
遂に地鳴りの原因が大空洞に辿り着いたのか横穴から地鳴りの現況が現れる!
「グギャアアアア!!!」
「ゲギャアアアア!!!」
「来た!!ゴブリン無謀突貫隊!!!」
横穴から突如次々に洞窟ゴブリンが飛び出してくるとワイバーンの足元に転がって
いるピチピチ目掛けて一目散に突っ込んでいく。ワイバーンは突然のゴブリン大量
発生に驚いてか一度後ろに飛ぶとそのままゴブリンの上を旋回し、自分の巣を荒らす
ゴブリンに怒りを燃やす。ゴブリンはゴブリンでピチピチを自前の袋にしまい込むと
ワイバーンに気が付き、直ぐに笛を吹き、増援を呼ぶ。笛を聴いたゴブリンが続々と
ワイバーンの巣に集まるとそこにはゴブリンの大軍隊が出来ており、ゴブリンの軍隊
も相手がワイバーンにも拘らず、戦闘態勢を執る。
___ゴアアアアアア!!!……
「ゲギャギャ!!ゲギャアア!!!」
「グゲギャアア!!!」
「状況を打開する為とは言え……なんか大事になり始めたな…
これ、動画にとってUPしたら結構視聴率伸びそうな…
タイトルは……ゴブリンズウォー -大空洞・ワイバーンとの決戦-かな?」
__ゴアアアアアアア!!!!!
マサツグが岩の陰からゴブリンとワイバーンの睨み合いを観察しているとワイバーン
が地面に降り、ゴブリンに威嚇の咆哮をするとゴブリン達が棍棒を構えて
ワイバーンに突貫する準備をする。そして、たまたま先頭に立っていたゴブリンが
威嚇するワイバーンに棍棒を突き付けると号令なのか大声で鳴き始める!!
「グギャアアアア!!!」
そのゴブリンの一鳴きを合図に一斉に棍棒を構えたゴブリンがワイバーンに向かい、
突貫を始める!突撃して行くゴブリンの集団を見ていると後方ではマサツグと戦って
いる時には居なかった弓兵らしき弓矢を構えるゴブリンの姿も確認する。そして、
マサツグの時には一人しか居なかったリーダー格が3人居り、それぞれの率いている
ゴブリンに指示を飛ばしていた!
「うわぁ……これ本当に面白くなってきたぞ!!……」
マサツグがゴブリンの軍隊とワイバーンの戦いに夢中になっているとワイバーンは
ゴブリンの大群を尻尾で薙ぎ払い一掃する。がしかし、それでも果敢にワイバーン
に襲い掛かるゴブリン達。幾匹かのゴブリンがワイバーンの尻尾の攻撃を免れて、
ワイバーン本体に攻撃を仕掛けるも棍棒でワイバーンの硬い鱗に攻撃が通る訳無く
、無常にも弾かれ、地面に落ちると今度はファイアブレスで焼かれて次々に灰に
なっていく。後方で構えていた弓兵部隊もリーダー格の号令で矢を放つもやはり
硬い鱗に護られたワイバーンに矢が刺さるどころか身震い一つで全て弾かれる。
「う~ん…やっぱりゴブリンで下克上的な事は起きないのか?…」
もはや本来の目的を忘れ、ゴブリン達の奮闘に夢中になるマサツグ。
この状況が初めてかリーダー格のゴブリンまでもがうろたえ始め、次第にゴブリン
の軍隊が劣勢になっていくと起死回生の一手がゴブリン達を助ける!それは一匹の
ゴブリンが矢を放った時であった。
「あぁ~…あれじゃあ駄目だな。当たるどころかあれじゃあ自分の位置を
教えている様なもんだ。」
その矢は弱弱しく、とてもワイバーンに傷を負わせる様な攻撃には見えなかったが
偶然にもワイバーンが尻尾で他のゴブリンを薙ぎ払いながら前進していると
その弱弱しい矢がワイバーンの右目に刺さり、ワイバーンを怯ませたのであった。
__グガアアアアアア!!!!
「え?……嘘おおぉぉ!!」
マサツグが目の前で起きた偶然に思わず声に出し、驚いていると隠れるのを忘れ、
更にゴブリンの戦いに見入ってしまう。そして、その偶然の一矢にワイバーンが
怯んだ事により、ゴブリン達の士気が再び上がる。ゴブリン達は自分達が持つ、
武器を掲げると声を上げ、自身と周りのゴブリン達を鼓舞し始める。
「グギャ、グギャ、グガーーーーー!!!」
__ゴアアアアアアア!!!!!
その光景にマサツグが軽い感動を覚えるもワイバーンのご機嫌を更に損ねたのか
ゴブリン達に怒りの咆哮を上げる。翼を広げ、真っ直ぐに立ち上がる姿は幾ら
小さいサイズのワイバーンとは言え、圧巻の一言である。そして、その姿を見て
一番に衝撃を覚えたのは言うまでも無く戦っているゴブリン達だろう。完全に
怒ったワイバーンの威嚇に先ほどまでの勢いが無くなりまたたじろぎ始める。
そして、それはゴブリンの軍隊とワイバーンとの戦闘が終わる合図でもあった。
完全に怒りに満ちたワイバーンは遂に前進しながらブレスを吐き、ゴブリン達を
灰燼に変えていく。辺りからはゴブリンの悲鳴が木霊し、空しくも大空洞内に
響き渡り火の中に消えていく。
「グギャアアアア………」
「……終わりだな…
善戦した……とは言えないけどスタミナはある程度奪ったし…
まぁ…良しとしますか……」
その様子はさながらキングギ○ラがひたすらにゴブリンを蹂躙して行く地獄絵図、
成す術無くゴブリン達が消えていく中、それでも戦おうとワイバーンの後ろに
回りこみ、攻撃を仕掛けるも尻尾に吹き飛ばされ、敢え無く玉砕。そうして
ゴブリン達の頭数が無くなって来たところで漸くマサツグが本来の目的を
思い出し、ワイバーンとゴブリンに気付かれない様に後ろに回り込み始める。
「これで、何とか近づける!……
後はタイミング……」
ワイバーンは片目を負傷しながらもゴブリンの数を減らしていき、遂に大部隊に
なっていたゴブリンの群れは今では小隊も組めない位しか居ない。リーダー格も
ブルブルと震えながら散っていった仲間を見つめ佇んでいた。回りに居た
ゴブリン達はもはや戦意喪失し、その場から逃げ出し始める。それでも
ワイバーンの怒りは収まらず、ブレスを吐き、前進しているとリーダー格の3匹が、
何かを覚悟したのかワイバーンに向かい突貫を始める。そして、ワイバーンに
向かって後ろを振り返る事無く、ブレスの火の中に消えて行った。そうして
リーダー格が消えるとマサツグは姿を現し、改めてゴブリンとワイバーンの戦いの
惨状を目の当たりにする。辺りには焼け焦げた匂いとまたもや死屍累々のゴブリン
達、しかしその姿も良く見ないとゴブリンだと分からないレベルであった。まさに
蹂躙、地獄等の言葉はこれを表現するに相応しい言葉であろう。
「この戦いの原因を撒いたのは俺だけど、何と言うか……
後味悪いから俺がきっちりこのトカゲを始末する!!」
そして、マサツグが漸くワイバーンの後ろを取り、大剣を構えると、ワイバーンも
マサツグの存在に気付いてか、逃げるゴブリンを巻き込む様に尻尾で薙ぎ払おうと
する。しかし、マサツグは先ほどのゴブリンとの戦いでワイバーンの行動パターン
を覚えた為、ワイバーンの薙ぎ払いをジャンプで回避する。そして、落下の勢い
そのままにワイバーンの尻尾がジャンプしたマサツグの下を通る瞬間、大剣を
構える!
「貰った!!!」
___ズバンッ!!!
__ギャガアアアアアア!!!
空中で縦に回り剣を振り回しワイバーンの尻尾を切り落とす。その際、ワイバーンの
尻尾がピチピチとトカゲの尻尾の様に動くも少し経つと次第に動かなくなる。
完全沈黙すると尻尾はアイテム化しその場にドロップする。
「あ~…っと、やっぱトカゲか…」
そして、尻尾を斬られたワイバーンは悲痛な叫び声を上げ、前のめりにコケるが
然程ダメージが入っていないのか、直ぐに態勢を整えるとマサツグの方を向き、
ブレスを吐こうと息を吸い込み始める。その攻撃モーションを見て、マサツグが
慌ててワイバーンに近づき、接近戦に持ち込もうとするもジャンプから着地までの
硬直で動けず、息を吸い込み切ったワイバーンはマサツグに向かい、ブレスを
吐き出す!
__ゴアアアアアアア!!!!!
「うおあっち!!
あっつぅーー!!こいつ…着地狩りしてくるのか!?」
マサツグが間一髪の所で横に回避するも被弾しダメージを負う。そしてマサツグが
自身に着いた火を消す為に転げ回っているとワイバーンは追撃と言わんばかりに
マサツグに突進してくる。
「ッ!?…その手は…」
そしてマサツグとの距離が縮まってくるとワイバーンは頭からマサツグに突っ込み
ヘッドダイブをしてくるがマサツグはもう一度ジャンプし回避すると大剣を構え、
向かってくるワイバーンに合わせて今度は宙で横向きに一回転し、ワイバーンの
右片翼を回転を加えて大剣を振り上げる!
「喰らうかあああ!!!」
___ズバンッ!!!
__ギャガアアアアアアアアアア!!!!!
迎え撃つ様に振り上げた大剣はワイバーンの右翼の付け根を斬るとワイバーンの右翼
をそのままゴロッと斬り落とす。それを後ろ手にマサツグが確認するとワイバーンの
右翼を斬った事に達成感を感じ、声を上げて喜ぶ。
「ウオッシャアアア!!!」
ワイバーンがマサツグの隣を通り過ぎ、バランスを崩すとワイバーンの胴体は
横向きになって地面を転がり、マサツグに翼を斬り落とされたダメージと翼を
失った事で尻尾の時より更に大きな叫びを上げ、その場に倒れた。マサツグが
ワイバーンの追撃を警戒して今度は着地すると同時に大剣でガードの体勢を取った。
ワイバーンはその場からゆっくりとマサツグの方を睨みながら、立ち上がる。
しかし、その姿は痛々しく翼からの大量出血にワイバーンも心なしかフラフラと
している様にも見える。
「これは…何と言うか…後ちょっとで討伐完了と言ったところだけど、
なかなかに抵抗溢れる光景だな……
仕方なしとは言え……」
__ゴアアアアアアア!!!!!
マサツグがガードの体勢でワイバーンの動きを見ているとワイバーンは咆哮を上げた
後、口を開けブレスの動作に入る。ガードの状態からそのモーションを確認した為、
マサツグの反応も遅れてしまう。
「まっず!!
ダッシュ…」
マサツグがそのブレスモーションを見て身の危険を感じるもマサツグは何を思ったか
真っ直ぐにワイバーンの方に向かい走り始める。ワイバーンはそんな事お構い無しに
息を吸い込み切るとマサツグに向かいブレスを吐く!!
__ゴアアアアアアア!!!!!
そのワイバーンのブレスは火事場の馬鹿力か今までのブレスより威力が高く、簡単に
マサツグを巻き込み、大空洞内の面積半分を焼き尽くす。その際、マサツグの画面に
は迫り来る巨大な炎の後、画面全体が赤く燃えて見え、方向感覚が無くなりそうに
なる。ワイバーンも自身のブレスに若干のダメージを負いながらも吐き続けたが
次の瞬間、ワイバーンはそのブレスを中断させられる。
何と、マサツグが大剣を盾代わりに構えるとブレスの中を駆け抜け、ワイバーンの
顎下に姿を現したのだ!ワイバーンも驚いたのかブレスの中から飛び出して来た
マサツグを見つけるが反応する事が出来ず、ブレスを吐き続ける。
「悪いがこれで!!」
マサツグがワイバーンの顎下に潜り込むとその顎に向かい、大剣を握ったまま
アッパーを繰り出す!自分でも制御するのに苦労するブレスをマサツグが強制的に
アッパーでワイバーンの口を塞ぐとワイバーンの口が爆発を起こす。この時の
ワイバーンも何が起きたのか分からなかっただろう、突如、自身の口が閉じられた
瞬間に途轍もない衝撃が襲ってきたのだから…
__バゴーーーン!!!……
爆発を起こした際、マサツグは握っていた大剣でガードすると爆発の衝撃で意識を
失い、降りてきたワイバーンの頭を見つけると止めにワイバーンの首に向かい大剣を
構え、大きく振りかぶる!!
「終わりだぁぁぁあああ!!!」
___ズバンッ!!!……
先ほどまで大空洞内をワイバーンのブレスで轟々と燃えていた炎の音は静かになり、
今はマサツグがワイバーンの首を斬った音が静かに反響する。そして次に聞こえたの
はワイバーンの頭が地面に落ちる音であった。それと同時にワイバーンの縄張り・
戦闘エリアが消失し、漸くマサツグとワイバーンとの戦闘が終了するのであった。
その際、辺りにはワイバーンの他にゴブリンが居たであろう場所に焼けた際の
影が出来ていた。散々たる大空洞内でマサツグが大剣を仕舞うと声を上げて、
勝利に歓喜する。
「ッッッ終わった~~~!!!!……
いや~~多大な犠牲が有ったけど、何とか倒せたな……
……池……丁度良い、顔を洗うか。」
ワイバーンとの戦闘が終わり、マサツグがたまたま近くにあった池で顔を洗おうと
池に自分の顔を映す。しかし、そこには知らない人間の顔が出てくる。頭はアフロで
顔には焼け焦げた眉にドロボー髭、マサツグが池に顔を映したまま固まってしまう。
{……え?…何これ?
何でこんなテンプレみたいな焼けた人になっているの?
これ絶対運営の悪ふざけだろ!?いきなりワイバーンとの戦闘を終えて自分の顔確認
するとアフロにドロボー髭って……変なところでグラフィックこだわるな!!}
マサツグが現状の自分の姿に違和感を覚えつつも池で顔を洗うと元の顔に戻る。
しかし、髪型だけは元に戻らずその場で試行錯誤するもやはりどうにもならないので
あった。
__ぽふぽふッ…
「……クソ~……何が楽しくてこんなフィーバーな頭をせにゃならんのだ!!
これちゃんと元に戻るよな?戻らにゃ恨むぞ運営!!
はぁ~…どうしてこうなる……」
嘆きながらもワイバーンの居たところに居るとワイバーンの亡骸は消え、アイテムが
ドロップしている。マサツグがそれらを回収しているとあるものに気が付く。それは
某一狩り行こうぜ!!と言いたくなるゲームではなかなか手に入り難い物であった。
------------------------------------------------------------------------
ワイバーンの逆鱗
レア度 A
ワイバーンの逆鱗。竜族の弱点であり、激怒させる部位。
無傷で入手は難しい。
------------------------------------------------------------------------
{某猫が共闘してくれるゲームで取れ難いアイテムが取れた!!}
マサツグはワイバーンの逆鱗が出て来た事に感激する。思わず手に取るとそれを上に
掲げてマジマジと観察しているとここで大空洞内にワイバーンの素材の他にアイテム
が転がっている事に気が付く。マサツグがそれらのアイテムを回収するとそれは
とても変わったアイテムであった。
------------------------------------------------------------------------
マラカイト鋼鉄
レア度 C
精錬され不純物が取れたマラカイト鉱石のインゴット。
武具作成に用いる。
-------------------------------------------------------------------------
-------------------------------------------------------------------------
ダマスカス合金
レア度 B
ダマスカス鉱石の他に違う鉱石を溶かし、混ぜて出来上がった
インゴット。武具作成に用いる。
-------------------------------------------------------------------------
「あれ?既に精錬済み?一体何が……ハッ!!」
普通なら精錬済みのアイテムはこんな所に転がっている筈は無く、鍛冶屋や道具屋で
売っている物。マサツグがどうして此処に転がっている中で悩んでいると心当たりが
出てくる。それはワイバーンの最後のブレスであった。そして偶然にもマサツグが
そのアイテムを拾ったのはブレスが当たっていた壁際であった。周りは黒く煤けて
一部はまだ熱が残っているのか赤く光っている。
「そんな強烈なブレスだったのか?…
それも鉄が溶けるほどの……
後インゴットって言っておきながら延べ棒状態じゃないし!!
完全にただの歪な球だし!!」
レッサーとは言え、自分が倒したのは間違いなく竜であると言う事をマサツグが
改めて認識するとインゴットになった鉱石にツッコミを入れながらアイテムを
回収していくのであった。
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