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-第一章-スプリングフィールド王国-
-第一章四十五節 服屋と再会の約束と新たな旅立ち- 第一章終話
しおりを挟むパレードの山車に乗り、装飾された王都に感動しながらもここで漸くマサツグが
本来の目的を思い出し、シロの手を取ると王様達にお礼を言うと王様達に事情説明を
し、山車から降りようとする。
「ッ!?そうだった!…スイマセン!!
いつの間にか山車に乗せて貰って!!……
そろそろ降ります!!」
「ん?何処に行くんだい?
もう少し乗っていても……」
「あ、いえ…ただ衣服類を買いに行こうと思いまして……
それにこの服も借りっ放しですし……」
「ふむ……確かにその服だと冒険に出るには心許ないな……
…よし!ちょっと待っててくれるかな?」
それを聞いた王様とリイシアは納得すると服屋の場所を教え、同時に何やら
手紙をしたためるとマサツグに渡し、これを店主に見せる様に伝える。マサツグは
何が書いてあるのかと気になりながらも受け取るのであった。
「……よし!これで良いかな?
ここから降りて次の通りを右に回ると直ぐにこの国一番の服屋がある。
そこで買うと良いよ。それとこの手紙を店主に渡してくれ。
それを渡せば服屋の店主も理解して協力してくれると思う。
……あぁ!後その服はあげるよ。何かと困ったら裂いて応急の手当てにも
使えるし、持って行きなさい。」
「……はぁ…分かりました……
…ありがとう御座います。では服はこのまま貰いますね。」
マサツグがそう答えると王様はニコッと笑いながら頷く。その際、リイシアが
マサツグに目的の通りが見えてくるとマサツグに準備をする様に伝える。
「もう直ぐ、言っていた通りが見えて来ますわよ!
さぁ、準備なさいな!」
リイシアの助言にマサツグが準備をすると王様が教えてくれた通りに向かい、
マサツグがシロを抱えて山車から飛び降りる。その際、何故かリーナまで
飛び降りてくるとリーナがマサツグを服屋まで案内する……
服屋とのその距離、2~3mの距離。
「さぁ、行こうか!!目的の場所は目と鼻の先だ!!」
「え~っと……それは良いけど……
何故一緒に着いて来た?…お前さんが隣に居るとやたら注目を
集めているようだが?……」
「え?…」
マサツグがそう言うとリーナが辺りを見渡す。するとパレードを見に来た見物客が
突如、山車から飛び降りて来た二人に注目を集める。更にマサツグの格好は一見
何処からか脱走して来た不審者に見え、更にシロを抱えている事によりもはや
誘拐犯。そしてその隣をこの国の姫様が一緒に飛び降りて来た事で更に注目を
集める。それに気が付くとリーナは慌てて先に服屋に入るとマサツグを
急かすのであった。
「は…早く来ないか!!
このままだと奇妙に思われるぞ!!」
{もう十分奇妙でしかないって……}
マサツグがそんな事を考えながらシロを降ろすとシロの手を繋ぎ、服屋に
入って行く。服屋に入るとまず煌びやかなドレスやスーツが目に入る。マサツグが
それを見て、明らかに来る店を間違えたと後悔していると店の奥からエプロン
ドレスを身に纏ったグラマーで綺麗なお姉さんがマサツグの方にやってくる。
そして、マサツグの前に立つと突如、ポケットが有るにも拘らず胸元からメジャー
を取り出すとマサツグを瞬く間に採寸し始める。突然の行動にマサツグが
動揺しているとエプロンドレスのお姉さんは採寸を終え、メジャーを巻き取ると
マサツグに話しかけ始める。
「…初めまして、英雄さん♪
私はこの店のオーナーをやっております、クラウディアといいます。
以後、お見知りおきを…♪」
そう言うとクラウディアはマサツグにお辞儀をする。その際、大胆に開いた胸元が
マサツグの視線を襲うもマサツグは瞬時に顔を反らす。マサツグも男だし見たいの
だが、服を物色する様にこちらを監視するリーナの視線がマサツグに突き刺さる。
隣ではシロがリーナより大きい胸を見たとマジマジと観察している。そして、
クラウディアが頭を上げるとそっぽを向いているマサツグに疑問を持つ。
「あら?…如何為さいました?何か気になるものでも?」
「い…いや…何処からか殺気を感じたので……」
「ほおおお!!!
ご主人様!!!このお姉さん、リーナさんよりおっぱい大きいです!!!」
「シ…シロちゃん!?お口チャック!!!」
「んむ!?」
シロが無邪気にクラウディアの胸を指差し喜ぶ姿を見て、マサツグが慌ててシロの
口を押さえるとクラウディアはキョトンとするとプッと笑い出す。その際、胸が
プルプルと揺れるのを見て更にシロが喜ぶとクラウディアはマサツグに
怒っていないと答える。
「……ぷッ!!
あっははははははは!!!
大丈夫よ!!英雄さん!!!
こんな事慣れっこだから♪それに……」
クラウディアがマサツグにそう答えると喜ぶシロを抱きかかえるとギュッと
抱きしめる。シロは驚きながらもクラウディアの胸の中で眼を瞑ると耳を
ピコピコと動かすと大人しくなる。
「私…可愛い子が大好きなの!!
こういう子を見つけると私の服で更に可愛くしたくなるのよ!!」
「……ご主人様~♪
このお姉さん…いい匂いがするです……♪
優しい匂いがするです♪」
クラウディアの抱擁にシロが落ちているとリーナがマサツグの元に飛んでくると
マサツグに王様からの手紙を渡す様に急かす。それを見たクラウディアがまるで
リイシアが影から笑う時と同じ様にニヤ~と笑うとリーナを弄り始める。
「マ……マサツグ!!
早くお父様の手紙を渡さないか!!」
「お…おう……
てか、急に如何した?そんなに急かすなんて?…」
「ッ!?……あら~~??……
その反応だとそこの英雄さんは貴女の……」
「お…伯母様!!!
からかうのは止めて下さい!!!」
「……?
伯母様?……」
リーナの口から出た伯母様の言葉に反応するとクラウディアがリーナに軽くお説教を
するように訂正する様に指示する。その際、シロは漸く開放されフラフラとマサツグ
の元に戻ってくる。その顔は何処か満ち足りたような顔をしていた。
「あらあら……リーナちゃん?
私の事はクラウディアさんって呼んでって言ったじゃない♪」
「…?
何を言っているのですか?
伯母……」
「クラウディア……でしょ?」
「ッ!?…は…はい……クラウディアさん……」
リーナが何度も伯母さんと呼ぶ度にクラウディアが笑顔でリーナに迫っていくが、
そこには優しさは無く、無言の圧力が掛かっていく。そしてクラウディアの迫力
に負けたのかリーナの声が引き攣っていた…
「うん♪よろしい♪」
さすがのリーナもこの人には勝てないのかクラウディアが引くとリーナの顔は
安堵に満ちた顔になる。そしてリーナが名前で呼ぶと納得したのか元の態度に
戻るとマサツグとシロの方を向き、再度マジマジと観察し始める。
「さて…貴方達がここに来たの理由は大体分かっているわ!!……
私の作る服を買いに来たのね!」
「あ、はい。それでこれを王様から受け取ってきました。」
マサツグがアイテムポーチから手紙を取り出すとクラウディアに手渡す。
手紙を受け取ったクラウディアは早々に手紙の封を切り、内容を確認すると
こちらを見るとニンマリと笑い、奥の方に向かう。
「この指示だと……この布ね!
後、裏地にこれとこれ!!」
何やらゴソゴソと色々な布を引っ張り出してくるとそれをマサツグに宛がい、
その場で布を裁断する。その迷いの無い手際にマサツグが唖然とすると更に
直ぐ傍のミシンで鼻歌を歌いながら一気に縫い上げ、一枚のTシャツを作り上げる。
それを見てみるとマサツグは更に驚く、それは最初から着ていたTシャツに
瓜二つな物であった。製作時間まさかの30秒にマサツグが驚いていると
クラウディアはマサツグにその出来たTシャツを手渡すと着替えて見る様に進める。
「さぁ、出来たわ!!
英雄さん♪これを着て見て頂戴♪」
「うおわ……速攻で出ていた……」
マサツグがTシャツを受け取り、新しく作って貰ったTシャツに着替えると
クラウディアがマジマジとマサツグの体を見て、頬を赤くする。それに気が
付かず、着替えると少し余裕の有る動きやすいTシャツにマサツグが喜ぶ。
「おぉ!!これはいい感じ!!
程よく余裕が有るし、ブカブカ過ぎない!!
これはいい物だ!!!」
「いえいえ…こちらこそご馳走様……」
「へ?…」
クラウディアが頬を染め、マサツグに逆にお礼を言ってくるのに驚いていると
リーナがクラウディアに突っかかる。しかし、その会話から出て来た言葉に
マサツグが驚かされる事を知らなかった。
「ッ!?……クラウディアさん!!!」
「あら?…何かしら?リーナちゃん?」
「貴女にはラインハルトと言う良き旦那様が居るでしょう!!
マサツグをまるで飢えた獣のような目で見ないで頂きたい!!!」
「へ?…ラインハルト?」
マサツグが聞き返すとリーナはクラウディアとの関係を説明し始める。それは
王様がわざわざここを教えてくれた理由の様に聞えるのであった。
「この人は私の母、リイシアの姉で将軍ラインハルトの妻!!
私からすると伯母様で師匠の奥さん!!!
それがこの王都一の服飾人・クラウディアその人だ!!!」
「へ?……ええええええぇぇぇぇぇぇえええ!!!」
「だって…あの人…滅多に帰ってこないんだもん!!
人肌が恋しくなるんだもん!!」
リーナの紹介にマサツグが驚いているとクラウディアが言い訳を言い始める。しかし、
リーナは説教を始めるとクラウディアは逃げる様にシロの服の製作に取り掛かるので
あった。
「大体、クラウディアさんはまず男性が来たらその……胸を使って……
誘惑するのを止めて下さい!!貴女は由緒有る!!……」
「はいはい!!そんな事より次はこの子の服を~っと……
シロちゃんは既に出来ている服で何とか……あら?…」
「や!!…」
クラウディアがシロを抱きかかえ子供服の方に連れて行くとそれは起きた。シロが
自身が着ているTシャツをギュッと握るとフルフルと首を横に振り、頑なに着替える
のを嫌がる。それを見てクラウディアがシロに質問をする。
「あら~?如何したの何かその服にあるのかしらぁ~?」
「これはご主人様の匂いのする服なのです!!
他の服は何も感じない……
シロはこのままがいいのです!!!」
「シロ…それでもこのTシャツは間に合わせで着せたんだ…
そのままって訳には……」
「やーー!!!」
この一言にクラウディアが困惑するとマサツグがシロの説得に入る。しかし、
やはり頑なに首を横に振り、抵抗を見せるとここでクラウディアがある事を
提案する。
「……ッ!!そうだわ!!
シロちゃん?私にその服を渡してくれない?その服をシロちゃんに合わせて
作り直してあげる!!」
クラウディアのこの提案にシロが耳をピクッと反応させるとゆっくりクラウディアの
方を向く。クラウディアはシロに笑い掛け、シロの返事をジッと待つとシロは
クラウディアに聞き返す。
「……本当ですか?」
「えぇ!!任せて頂戴!!私の腕に掛かればその位ちょちょいのチョイよ!!」
その返事にシロの表情がぱぁっと明るくなるとシロはその場で着ていたTシャツを
脱ぐとクラウディアに手渡す。しかし、ここである事実に気が付く。シロがTシャツ
を脱ぎ、クラウディアに手渡すとシロは最初マサツグの隣で寝ていた時同様に、
すっぽんぽんになる。
「……シロちゃん?パンツは?…」
「…?パンツってなんですか?」
クラウディアの問い掛けにシロが満面の笑みで答えるとクラウディアはマサツグの
方を見る。マサツグは直ぐにそっぽを向くとクラウディアにシロのパンツの事も
頼み込む。
「……すいません……パンツも用意できますか?」
「出来るけど……英雄さんってそっちの……」
「違います!!!!」
クラウディアとそんな話をしているとクラウディアはシロの着ていたTシャツを
シロに合わせて作り直し、シロにパンツも穿かせた。その際、見えても大丈夫な様に
スパッツも穿かせたのであった。
「どう、シロちゃん?
きつくない?」
「ん~?ん~?…すんすん……
はい!!」
シロはその場でくるくると回り自身の格好とTシャツの匂いを嗅ぐと満足したのか、
クラウディアに笑って答える。それを聞いて、クラウディアはホッとすると
マサツグ達に代金の話をし始める。
「…ふぅ…よかった…
それはそうと代金だけどね…」
「あぁ、幾らですか?出来れば手加減をお願いします…」
「うふふ…大丈夫よ!!
代金は王様宛に出しておくから!!」
「…へ?」
クラウディアのセリフにマサツグが固まるとリーナがマサツグに説明に入る。
「マサツグ、さっき手紙を渡したよな?」
「え?…お…おう…」
「つまりそう言う事だ。」
「いやいや、ちょっと待て!!……」
マサツグがリーナにツッコミを入れようとするとクラウディアがマサツグの口を
塞ぎ、首を横に振ってみせる。マサツグが手を払い除け、リーナに本当に大丈夫かと
尋ねるとリーナはマサツグに大丈夫と答えるのであった。
「しかし、本当に良いのか?
見た感じ結構良いやつを使っているみたいだけど……」
「大丈夫だ!!
これでもまだ感謝し足りない位だぞ?
私達はマサツグ達にそれだけ感謝しているという事だ。
ありがたく受け取っておけ!!」
リーナがマサツグにそう言うとマサツグはリーナとクラウディアにお礼を言うと
それに釣られてシロも二人にお礼を言う。それを見て、クラウディアがシロを
抱きしめ、シロを可愛がる。
「リーナ……クラウディアさん……
本当にありがとう!!」
「ありがとうございます!!」
「んもう!!本当に可愛い子ね!!
家の子に欲しいくらい!!」
クラウディアに散々可愛がられ、服屋を出る頃にはシロはグッタリとし、
マサツグが抱えて店を出るのであった。そして店を出るとリーナと本当の
別れの挨拶をする。
「じゃあ、俺達はこれで旅に出るよ。
本当に何から何までありがとうな…感謝しているよ!」
「あぁ、そうか…まぁ、もう会えない訳じゃないからな…」
リーナは寂しそうにするもマサツグが約束の話をすると顔を上げ、マサツグに
笑ってみせるもやはり寂しさが勝っているのか何処と無く雰囲気が重くなる。
それでもリーナはマサツグに笑って見せるのであった。
「何寂しそうにしてるんだよ。
約束しただろ?また会いに来るって?」
「ふふ…そうだな…約束したもんな!」
「あぁ、だから「さようなら」とは言わない!!
……また会おうぜ!!リーナ!!!」
「あぁ、また会おう!!マサツグ!!!」
そうして最後の挨拶をするとリーナは王城の方に向かい歩き始める。マサツグも
リーナの後姿を確認し終えるとギルドに向かい歩き始めるのであった。
「……そうだ……これは別れじゃない!……
また会おうと約束したんだ!!もし会いたくなったら私が会いに行けば
良いだけじゃないか!!!簡単な事だ!!
覚悟しろよ!マサツグ!!私は諦めが悪いからな!!!」
リーナはそう一人で叫ぶと拳を天高く突き上げ決意するのであった。
マサツグはと言うと漸く元に戻ったシロを降ろし、手を繋いでギルドに向かうので
あった。ギルドに辿り着くと早速リンがマサツグに駆け寄り、挨拶をするので
あった。
「おかえりなさい!!
マサツグさん!」
「リン!
久しぶり!」
「……あれ?……この子は?」
「シロです!」
本日四回目の自己紹介それでもシロは元気に手を上げ挨拶をするとリンがシロの
頭を撫で、挨拶を返す。シロは撫でられて嬉しいのか尻尾をパタパタと振りながら
リンに返事をするのであった。
「そう、シロちゃんね!!
今後もよろしくね!」
「ハイです!」
こうしてリンとシロの挨拶が終わるとマサツグはリンにサマーオーシャン連合国
への生き方を尋ねるとリンは簡単な航路の説明を雑談を混ぜて始める。それは
余りに簡単でマサツグが思わず聞き返すのであった。
「……という訳で、サマーオーシャン連合国に行こうと思うんだけど…」
「分かりました!
じゃあ、航路を説明します。
ここから馬車で数時間の所に港町ラズベルに行きます。
そこから、船で3日間の旅をしてサマーオーシャン連合国です。」
「……それだけ?」
「それだけです!」
{いくらなんでも簡単すぎる!!}
「丁度もう直ぐ港町ラズベル行きの便が出ますし……
乗りますか?ギルドの馬車からでもいけますよ?」
「じゃあ、案内頼むよ。
リン!」
「は~い!!
それではこちらで~す!……なんちゃって!!」
リンに案内されてギルドにある港町ラズベル行きの馬車に乗るとマサツグ達が最後
だったのか直ぐに港町ラズベルに向け、出発する。後ろにギルドを見つめ、リンが
手を振るのを振り替えしながら馬車に揺られる事、数時間。
本当にあっという間に港町ラズベルに着く。港町と言うだけあって港には商船や
連絡船が止まっており、その近くには魚や貝、甲殻類を扱う店に異国からの野菜や
果物が売られる市場などがあった。勿論潮風が吹き、マサツグ達を出迎えてくれる。
マサツグとシロが降りると直ぐに船のチケット売り場に向かい、サマーオーシャン
連合国行きのチケットを二人分買う。その待ち時間の間、市場を回り果物などを
シロと半分個しているとマサツグ達が乗る船の出発合図の鐘がなる。それを聞き
マサツグ達が船に向かうと大きな船が止まっており、シロに今から乗る船を
見せるとシロが手を広げ、喜ぶ。
「見ろ!!シロ!!
これが今から乗る船だぞ!!大きいな!!!」
「はい!!
大きいです!!!」
港に行き、サマーオーシャン連合国行きの船に乗ると船乗りがチケットの確認に
来る。マサツグ達がチケットを見せると船乗りは頷き確認する。そしてマサツグ達に
挨拶をすると他のお客の元に確認に向かうのであった。そしてマサツグとシロが
一緒に甲板に出るとタイミングが良かったのか船が鐘を鳴らし、港から出航する。
船は徐々に港町を離れて行き、海に出て行くと心地よい潮風がマサツグとシロに
流れ、マサツグは次に行くサマーオーシャン連合国に胸を躍らせるのであった。
「さて、次は何が待っているのやら…
楽しみで仕方が無いな!!!」
「楽しそうですね!
ご主人様!!」
こうしてマサツグ達は次の国、サマーオーシャン連合国へと旅立つのであったが
この時まだマサツグ達を「どうしてこうなった…」と言わせる事件がある事を
マサツグ達は全く知らないままなのであった。
第一章スプリングフィールド王国編 完
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