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-第一章-スプリングフィールド王国-
-第一章四十三節 デジャヴと挨拶回りと屋台-
しおりを挟む次の日、一日の仕事を終え、ゲームを起動をするとログインする。そして、最初に
目に映るは王城の将軍に手配された部屋の天井が見える。その際、マサツグが自身の
格好を確認するといつものTシャツでは無い事に気が付く。マサツグが身に着けて
いたのはシルク地の丈の長い白いシャツ。よくファンタジー物で良く見る孤児院の
子供が来ているような本当に白いシャツであった。それを理解してマサツグが
ベッドから起きようとするも身動きが取れない。なにやら、デジャヴを感じる…
体が起こせない事にマサツグが思わず一言呟くも起きている者が居ない為、
空しく聞える。
「今度は両腕が動かない…」
マサツグが嫌な予感を感じながらも今の状態で出来る限り辺りを見渡すと何時ぞや
同様にマサツグの右腕に抱きつき寝息を立てるリーナが潜り込んでいる。マサツグが
小さく溜め息を吐くと今度は反対側を見る。本来なら昨日ペットにした子狼のシロが
寝ている筈なのだがしかし、そこには見知らぬ白髪のケモ耳幼女がマサツグの左腕に
抱きつきながらリーナと同じ様に寝息を立てている。そしてマサツグが何処の子
だろうと幼女を観察するとある事に気が付く。
「…あれ?…
この子……服は?……」
目をパチパチとさせるもやはり幼女の姿は変わらず、素っ裸の見知らぬ幼女に
マサツグが動揺するも身動きが取れない状況に成す術は無く、そして、マサツグが
徐々に達観し始める。
「……ま~た、このラッキースケベですよ…
更にこの様子だとお約束コースですよ?…」
そんな独り言を言いながらこの後の展開を考え始める。まずリーナが起きるとこの前
と同じ様に見事な右ストレートが飛んでくるだろう…その後、また将軍が部屋に来て
ワチャワチャと騒ぎになってメイド姿の王妃様が影からほくそ笑む……
マサツグもこの状況に慣れてきたのかそんな予想がポンポンと思い浮かぶ中、隣で
寝ていたリーナが目を覚まし始める。
「う…うん…」
リーナが眠い目を擦りながらゆっくりと体を起こし、目を覚ますとマサツグに
気が付いたのかパチパチと瞬きすると徐々に顔を赤くし始める。その光景は
やはり依然見た時と同じ様に可愛らしいネグリジェで髪を下ろし、声にならない
悲鳴を上げていた。
「……おはようございます。」
マサツグが意を決してリーナに挨拶をすると静かに拳を構え、すぐさまマサツグの
鳩尾にキレのある右ストレートを叩き込む!その際、今度はちゃんと声が出たのか
城内に響き渡りそうな勢いで悲鳴を上げる!
「キャーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
動けないマサツグは依然と同じ様に鳩尾にキレのある右ストレートを貰う。
しかし、今度はレベルと防御がある為、ダメージを四割で済ませる。が、やはり
威力が強いのか、今度はマサツグが声にならない声を上げる。そして、リーナが
威嚇する猫のように息を切らしているとマサツグとリーナの騒動で目が覚めたのか
隣で寝ていたケモ幼女が起きる。そしてそのケモ幼女の第一声にマサツグが驚く。
「ふあぁ~~…
おはようございます。
ご主人様…」
「……ご主人様?」
マサツグがケモ幼女の言葉に困惑するもハッと何かに気が付いたのかを観察する。
年齢は7~8歳くらいでセミロングヘアーの白銀の癖っ毛髪にケモ耳に尻尾、額には
見覚えのある蒼白の角…それは昨日ペットにしたフェンリルの子供と良く似ている
のであった。そして、マサツグが恐る恐るそのケモ耳幼女に尋ねると幼女は元気な
声で返事をする。
「お前……もしかして………シロ?」
「はいです!!」
「…………。」
そのシロの返事を聞いてマサツグがフリーズするとリーナも驚いた様子で呆然と
立ち尽くす。そしてシロがマサツグに返事を求める様にマサツグを呼ぶと意識が
戻ったのか、心の中で叫ぶ。
{………ぶえーーーーーー!!!
子狼が幼女になったーーーー!!!
と言うかメスだったのかーーーー!!!}
「……っくしゅん!?……」
「ッ!!…あ!!……
と…とりま、服、服!!」
マサツグがただただ如何してシロが子狼から人型にジョブチェンジしたのか驚愕する
がシロがクシャミをするのを見るとマサツグが慌ててアイテムポーチから服を探すも
有ったのは依然将軍から防具を貰うまで来ていたTシャツだけで今着ている服は王城
のメイドさんが用意してくれたもの。返さないといけない服と一枚しかないTシャツ
にマサツグが悩みながらも取り合えず、依然着ていたTシャツを渡すとシロは嬉々と
して服を着るのであった。
「……仕方ない……
取り合えず、お古で悪いけどこれを着なさい。」
「……スンスン…ッ!?
えへへ…ご主人様のにおいがする…♥」
シロがTシャツの匂いを嗅ぎ、喜ぶ姿に何故か犯罪臭がするような気がして罪悪感に
襲われるも服を着せるとブカブカでやはりサイズ的には合わない。それを見て、
マサツグは真っ先に服屋に行く事を決める。
{……取り合えず、今日の目的は服屋に直行だな……}
そして、リーナはと言うとマサツグがシロに困惑している隙に部屋から出たのか姿が
消えているのであった。出発の準備を終え、部屋を出て大広間に向かう道中、と
朝早くから王様が会議室で今日から開催の春王祭の運営の仕切りをしているのを
見かける。このまま挨拶しないのもどうかと思ったマサツグがはシロを連れて、
挨拶に向かう。王様も気が付いたのかニコッと笑いマサツグに挨拶をする。
「やぁ、マサツグくん…おはよう。
今日は良い天気だね!!昨日の出来事が嘘の様だ!!…
…ところでその子は?」
「シロです!!」
王様もシロを見て、疑問に思ったのかマサツグにシロを尋ねるもシロが自分から
名前を名乗ると王様が驚く。自分から挨拶をしてきた事に驚いたのかそれとも
子狼が人型になった事が驚きだったのか、王様からはただただ驚いた表情が見て
取れるのであった。そして、驚きながらも王様はシロに笑いかける。
「…君、人に化けられたんだね…
驚いたけど…今後も君のご主人様共々よろしくね。」
「はいです!」
{…さすがは王様…相手が誰であろうと柔軟な対応……
俺なんて最初ただ何が合ったと驚いたのに……}
王様の大人の対応にマサツグが感心していると城内に居ないモツが気になったのか
ミニマップで確認を取るもモツの影は無い。王様に尋ねると王様はマサツグに
モツから聞いていた伝言を伝える。
「……そう言えばモツは?
何処にも居ないようですが……」
「あぁ、彼ならもう先に行ったよ。
それと伝言を預かってるよ。
{今回の件で俺達がまだまだって事がよぉ~く解った!!
俺はアイツを倒せる位に強くなる!!お互い一度離れて修行しよう!
個人技も極めて、またアイツと戦う事になっても勝てる様にな…
それまで……負けるなよ!}
だそうだ。」
{王様を伝言板代わりに使うなよ…
て言うか離婚話みたいな話の振り方だな……
主語変えると別居話じゃねぇか…}
モツの伝言方法にマサツグがツッコムもモツの考えを理解しマサツグもシロと一緒に
他の場所を巡る事を決意する。スプリングフィールドでも修行は出来るだろうが
別の場所も行って見たいと思う願望が有り、別の大陸を意識し始める。
「わかりました。
色々とありがとうございました!」
「いや、こちらこそ危機的状況を救ってもらったんだ。
何も出来なくて申し訳ない…」
王様がマサツグに改めて感謝の言葉を述べ、頭を下げようとするが突如、リイシアが
会議室に入ってくる。そしてマサツグとシロに気が付くとニコッと笑う。そして、
シロの姿が子狼から人型に変わったと解ったのかシロを見つめると確認を取る。
「あら、貴女……あの子狼ちゃん?」
「シロです!」
シロが元気良く挨拶をするとリイシアは笑みを浮かべたまま頭を撫でる。シロも
嬉しいのか尻尾を振り喜ぶ中、リイシアがシロに含みの有る言い方である事を
教え始める。それを見てマサツグが慌てて止めに入るとリイシアはヒラリと
逃げる。
「そう…
しっかり……ご主人様にご奉仕するのですよ。
例えば……」
「やめてください!!」
「ほほほ……冗談ですわよ……」
{冗談に聞えんのだが?……}
マサツグの心をまた読んだのかニヤッと笑うとマサツグが改めて警戒をする。
それを見て更に笑うと王様が咳払いをする。さすがに王様には弱いのか態度を
改めるとマサツグに次に何処へ向かうかを尋ね始める。
「それはそうと、これからどうしますの?」
「そうですね…
今度は別の国に行ってみようと思っています。」
「それだと……ここからだとサマーオーシャン連合国ですわね。
年中常夏の気候で観光地で有名な所ですわ。
それにあそこは確か武器屋や防具屋の隠れた激戦区…
意外な掘り出し物が合って、私も幾度と無くお世話になりましたわ…」
リイシアから別の大陸の情報を貰うとマサツグの探究心が刺激され、新天地に胸を
ワクワクさせる。そして次の行き先をサマーオーシャン連合国へと決めるとその事を
リイシアに伝える
「サマーオーシャン連合国!!…
……よし!!次の行き先はそこに行ってみようと思います!!」
「……この国を出て行くのか…」
そうして王様とリイシアと会議室で次の行き先の話をしていると話を立ち聞きして
いたのか扉越しにリーナの声が聞えてくる。しかし、その声は何処か寂しそうで
マサツグが疑問を持っていると会議室にネグリジェから着替えたリーナが会議室に
入ってくる。その表情は暗く、寂しさを全身から放つ様にうな垂れ、一歩一歩と
マサツグに近づいてくる。それを見てマサツグが戸惑うもリーナの問い掛けに
答える。
「そりゃ、冒険者だからな…
いつかは出て行くさ。」
「もう来ないのか…」
リーナはうな垂れながらもプルプルと震えながらマサツグに再び質問をすると
マサツグがリーナの肩を叩き、リーナの問い掛けに答える。その際、リーナが
顔を上げるとマサツグが笑いながらリーナに約束をする。
「いや、今生の別れじゃないんだから……
それにこれで二度と来ない訳じゃない!
また、戻ってくるよ!!!」
「…本当か?
本当に本当か?また遊びに来るか!!
この城に…私に会いに来るか!!!」
「いや、そんな友達の家に遊びに行く感覚で王城へは来れないだろ…
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まるで……」
マサツグがリーナのセリフにツッコミを入れようとするとリーナが頬を膨らませ、
子供の様にむくれる。それを見てマサツグが固まると次に言おうとしていた言葉を
止めると溜め息を吐き、リーナの言葉に約束をする。その際、シロがマサツグに
しがみ付いた様に感じる。
「…はぁ…
わかったよ。
また必ず遊びに来るよ。」
「本当か?
本当に本当か?」
「ほ…本当だって…」
リーナが期待の眼差しで顔を近づける。目はキラキラと輝かせ、まるで新しい
玩具に興奮する子供の様に見える。その迫力にマサツグが圧され、たじろぐも
何度も頷き、再度約束する。その様子にシロもマサツグの後ろに隠れながら
様子をジッと見つめる。そしてマサツグが約束するとハッと我に返ったのか
照れくさそうにその場を後にしようとするが最後にマサツグに捨て台詞を吐く。
「や…約束だからな!!」
耳と微かに見える頬を真っ赤にし会議室を後にするリーナにマサツグが困惑すると
シロがヨジヨジとマサツグの肩まで登ってくる。それを見て王と王妃が微笑むが
マサツグには何故微笑んでいるのかが解らないのであった。こうして王様、リイシア
、リーナと挨拶を済ませるとマサツグは王城を後にする。その際、もう王城内の
構造を理解したのか無事迷わず王城を脱出する。王城を出て、修練場の方を見ると
将軍が兵士達の訓練をしている。昨日戦争と言っても良い位の戦いがあったのに
休まず訓練している兵士達にマサツグが驚いきながらもマサツグが訓練所にいる
将軍に手を振る。
「お~い、将軍!!」
「ん?おぉ、冒険者殿!
皆、少し休憩を設ける!!今の内にしっかり休め!」
将軍が訓練している兵士達に休憩を伝えるとマサツグに歩いて近づいてくる。
そして、マサツグに肩車されているシロを見つけると将軍は冗談を言ってくると
それをマサツグがツッコミながら否定するとシロが手を挙げ挨拶をする。
「んん~?……その幼子は冒険者の隠し子か?」
「違います!
だいたい今までそんな影無かったでしょう!?」
「ハハハ!!いやいや…冗談だ!!
あぁ~あ、これは失敬!」
「シロです!」
健気に何回も自己紹介をするシロ。その挨拶を見て将軍がシロの頭をワシワシと
撫でるとシロはウニュウニュと唸りながらも尻尾を振り、喜ぶ。そしてシロに
マサツグの事を護る様に激励するのであった。
「……では、この幼子があのフェンリル?
これは驚いた!……ハハ!それでは、しっかりと冒険者殿を護らねばな!!
しっかりやるのだぞ?シロとやら!」
「ハイです!
がんばってご奉仕するのです!」
「シロちゃーーーーーーーーん!?」
純真なのだろうリイシアに言われた言葉を何の躊躇いも無く将軍に言ってのける。
マサツグが慌ててシロの口を押さえ、将軍に訳を説明しようとすると将軍が溜め息を
吐き、頭を抱える。もう察したのか頭を左右に振るとリイシアの愚痴を零す。
「…はああぁ~~……
また、リイシアか…
まったく…幼子に何を教えているのやら…」
ここでマサツグがある事に気が付く。王妃様の事を将軍は名前で呼んでいる事で
ある。何やら親しげな事にマサツグが聞くのを無粋と感じながらも恐る恐る尋ねて
見ると将軍は何の躊躇いも無く語り始める。
「…そういえば、王妃様の事を名前で呼んでますけど…
仲が良いんですか?…」
「ん?あぁ…
アレは昔の冒険者仲間だ。
ワシも元冒険者だからな!」
{…はぁ~道理で仲がいい訳だ…
ってもう驚かんぞ!!}
「これでも、黒鉄の破壊神などと呼ばれていた!」
今とそんな変わらないような…等とマサツグが考えていると将軍はマサツグの背中を
笑いながら叩き、マサツグに気合を入れる。その際、肩車されているシロは
マサツグの頭をガッチリとホールドする。
「貴君も、いつかは二つ名を付けられる日が来るだろう。
それまで、しっかりと励まれよ!」
将軍に激励を貰い、気持ちを新たに城を後にする。シロに今だ頭をホールド
されたまま。城下町に出ると色とりどりの花で王都が装飾され、お祭りムード
溢れていた。王城から王都出口ゲート前までのパレードが行われ、至る所で
は出店が建てられていた。その匂いに釣られてかシロがマサツグの頭の上で
涎を垂らす。
「じゅる…いい匂いがするれす……」
「あぁ……服屋に行く前に何か食うか?」
「ッ!?いいのれすか!!
じゃ…じゃあ……あそこの!……良い匂いがするところ!!!」
「わかったから、涎を拭いてくれ……」
シロの指差す方に進むとそこにはなにやらデカイ肉を焼き、少しずつ削ると
特製のソースを掛けた料理が提供される屋台に辿り着く。それを見て、シロが
更に涎を垂らすと屋台の店主がマサツグに料理を買うかと尋ねる。
「…何やらアンタの頭の上に居る子が涎を垂らしているけど…買うかい?
一皿450Gだよ!!」
「じゃあ、二皿くれ。」
「毎度!!!」
マサツグが料金を払い、料理を待つと店主は慣れた手つきで長い刃物を扱い、
大きなブロック肉を一枚一枚削ぎ落としていく。そして一皿に厚さ5mmの
肉を7枚乗せソースを掛ける。そして一皿が出来るともう一皿を作り始めるのだが
しかし、先ほどとは違い枚数が3枚多い10枚の皿を作るとそれをマサツグに
手渡す。
「あれ?…おっちゃん、一皿何か多いような気がするけど…」
「ん?…あぁ!!
ソイツはオマケだ!!その嬢ちゃん腹空かしてるみたいだしな!!!
遠慮はいらねぇ!!食ってくれ!!!」
「ッ!?ありがとう!!おっちゃん!!
ほら、シロ!!」
「ッ!?…………」
店主が腕を組み、マサツグにそう答えるとマサツグは頭を下げ、お礼を言う。
その際、シロを頭の上から下ろすと肉が多い方の皿を渡すとシロは目をキラキラと
させ、ジッと見つめる。しかし、シロはジッと見るだけで一向に食べようとしない。
それを見てマサツグが不思議に思うと店主も何故食べないかを不安そうに見つめる。
がここでマサツグが有る事を思いつき、徐に試してみる。
「……よし、食べてよし!!」
この一言を聞いた途端、シロが物凄い勢いで肉に食い付く。それと同時にマサツグが
シロが調教済みの芸が出来るわんこを思い浮かべるもシロが幸せそうな顔で肉を
頬張る姿を見て、どうでも良くなる。そしてマサツグの後ろではシロが商品を
食べ始めた事にホッと胸を撫で下ろしている店主の姿があった。そうして食べ終わると
マサツグがシロにいちいち指示を待たなくても良いと伝えるのは言うまでも
なかった。
「シロ、今度から指示を待たなくて良いからな?」
「ふぁい…」
「…後、出来れば食器を使いなさい…
これで刺して…ほら、これなら手が汚れないで済む。」
「んッん!!…あい!!」
そうしてマサツグ達はマサツグ達で春王祭を楽しみながら王都の何処かの
服屋を探すのであった。
-------------------------------------------------------------------------------------
修正:シロの髪型について
修正前は髪形については何も書いてはありませんでしたが今になって
シロの髪型が書かれていない事に気が付き、修正させて頂きました。
この様な変化がこの先多分見られると思いますが御理解の方よろしくお願いします。
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