どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ- リメイク!!

すずめさん

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-第一章-スプリングフィールド王国-

-第一章四十一節 悪戯と卵と子狼-

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魔王との戦いに辛くも勝利し、つかの間の休息にマサツグ達が浸るがマサツグは

魔王の最終奥義を打ち破った代償かその場から指一本動かす事が出来ずに途方に

暮れているとモツとリーナがマサツグが気が付いた事に気が付き、駆け寄る。


「ヤブ!大丈夫か!!」


「あぁ…何とかな……

実際はお花畑が見え隠れしていたけど留まる事が出来たみたいだ……

……体が動かないけど…」


「…はあぁ~……

ゲームの中とは言え無茶しすぎだ!!……

このゲームって長時間やっているとリアルと勘違いしてしまう節があるんだからな…

マジで心配した……」


「へへ……スマン!!…」


「マサツグ!!」


目覚めて直ぐにマサツグとモツがそんな会話をしているとリーナが慌ててマサツグに

駆け寄りマサツグを抱き抱える。そしてマサツグがリーナに笑いかけるとリーナは

涙を目に浮かべ、マサツグを説教し始める。


「…このッ!!……馬鹿者!!!!

貴様!!!あれほど私に無茶をするなと言いながら自分が無茶をして!!…

心配したのだぞ!!…」


マサツグに説教をするに連れ、リーナがボロボロと大粒の涙をマサツグの頬に

ポツリポツリと零す。それを見てマサツグがホッとすると同時にリーナに

意地悪をする様に問い掛ける。


「おいおい…何故に泣く?」


この問い掛けにリーナが顔をスッと上げると顔を赤くし沈黙する。恥ずかしいのか

本当に怒っているのかプルプルと震えながら無言でマサツグを睨みつけ、その場で

固まると次の行動を取り始める。


「ッ!?……この!!……

馬鹿!!!!」


「ヘブッ!!!……」


リーナは拳を握ると動けないマサツグの横顔を一発殴るとモツが慌ててリーナを

羽交い締めにして止めに入る。しかし、それでもリーナの怒りは収まらないのか

モツの拘束を抜け出し更に殴り掛かろうとする。


「お…お…落ち着け!!リーナ!!

ヤブが本当に乙ってしまう!!!」


「貴様と言う奴は!…貴様と言う奴は!!…貴様と言う奴は!!!…」


教会廃墟内、リーナのマサツグに対する心配とも取れる文句は表に聞える位に

聞えるとバルデウスとの戦いで忘れられていた者が地べたを這いずりながら

ジリジリとマサツグ達に近寄ってくる。そして息を切らし、錯乱しながら突如と

して外野から嘆き始める。


「ぜぇ…ぜぇ…あ…有り得ない!!…

魔王様と戦って勝利するなど…あの方はこの世で最強で!!……

…有り得ない!!!有ってはならない!!

今の貴様ならこの状態の私でも!!……」


しかし、愚かにもこれを声に出し、ジリジリと近寄って来たものだから勿論の事

ながらマサツグ達にばれる。しかし、それでも気付いていないのかブツブツと

呟きながらそれでも這いずり近寄ってくる。


{ま~だ生きてたかデュヘイン…

てか、良く生きていたな…コイツ……

それに忍び気無し……}


リーナは一時は置いていた折れた剣を手に取り、デュヘイン目掛け投げつけると

這いずるデュヘインの左肩に刺さる。そして、ようやくマサツグへの攻撃衝動が

切れたリーナの拘束を解くとモツが剣を手に取り、動けないデュヘインに

近づく。勿論、ライモンド達の最後の伝言を伝える為だ。


「貴様ら……!!!」


デュヘインがリーナに投げつけられた折れた剣を肩から引き抜くと近づいてくる

モツを思いっきり睨みつけるがモツはそれをゴミを見るような冷たい目で

見つめ返す。そして、デュヘインがマサツグ達に自分の邪魔をしてきた事を

恨み始めるがモツは無視して剣をデュヘインに突きつけるのであった。


「貴様達さえ……!!貴様達さえ居なければ!!!

魔王様はこの世界を破壊し尽くし、我々が支配する完全な世界楽園が出来上がると

言うのに……貴様達が魔王様を倒さナケレバアアアアアアアアア!!!!」


絶叫するデュヘインを尻目にモツが狩人狩りの森で二人の英雄の亡霊と戦った際に

約束した伝言を伝える。すると、デュヘインは一瞬顔が引きつる。


「ライモンドとエイブレントからの伝言だ。{あの世でお前を待ってる}だとよ…」


「……へ?」


デュヘインがモツに聞き返すがモツは剣でデュヘインの頭を貫くと更に首を

切り落とし、二度と復活出来ない様にキッチリと始末する。そして、マサツグの方を

向くとマサツグにこれで終わりと約束を果たした事を尋ねる。


「ヤブ…

これでいいんだろ?」


「……あぁ……

これで約束は守れたな……

結構長くなったけどな…」


二人がようやく終わった約束の事を話しているとリーナが気になったのか、何の事

かと尋ねるがマサツグとモツは黄昏る様な目でリーナの方を向くと答える。


「やくそく?

約束とは何のことだ?」


「無念の死を遂げた騎士二人の伝言だよ。」


こうしてマサツグとモツはあの仲が悪いのか良いのか分からない騎士の願いを叶え、

本当にカルト教団の騒動にピリオドを打ったのであった。しかし、今だマサツグは

動けず、ここからどうやって帰るのかと悩んでいるとモツが何かを思いついたのか

リーナの元に行くと何やら耳打ちを始める。それをリーナは頷きながら聞くとモツの

顔を見ると本当かどうかを尋ねる。その時マサツグは完全に気が抜け、モツがリーナ

に何を耳打ちしていたのかに気付いてはいなかった。そして取りあえずマサツグが

動ける様になるまで回復待ちをしているとリーナが徐にマサツグの頭を自身の膝の

上に乗せると頭を撫で始めるのであった。


「……あの~……」


「…何だ?」


「これは一体?」


「早く回復する方法だ。」


突如膝枕をし始めたリーナの行動にマサツグが完全に動揺し困惑する。デュヘイン、

バルデウスと辛い戦いが続き、リーナが労ってくれているのだろうが何故膝枕かは

マサツグを混乱させるには十分であった。マサツグが恐る恐るリーナの顔を見ると

リーナの顔は何故か勝ち誇った顔をし頬を赤くしながらマサツグを見つめる。これを

見たマサツグがすかさずモツの方を見るとモツは肩を震わせながら蹲っている。


「……モツさん?」


「……何でしょうか?

マサツグさん?……www]


マサツグがモツに呼びかけるとモツは今にも笑い出しそうな感じでマサツグに返事を

する。声は振るえ、完全に笑うのを我慢しているのが容易に解り取れた。それでも

マサツグがモツにこの状況を如何にか出来ないかを尋ねる。


「……なあ、これ何とかならねぇ?]


リーナは依然満足げにマサツグの頭を膝枕し勝ち誇った笑みでマサツグを見つめる。

これまでにマサツグに色々としてやられて来た事に対しての報復かそれともマサツグ

が照れて恥ずかしがるのが面白いのか膝枕を止める気配を見せない。


「……いいじゃないか…www…折角の一国のお姫様に膝枕を

して貰っているんだぞ?…もう少し堪能しておけよ……ボフッ!!!

クククッ!!…あそこまで照れるとは……クククッ…!!…リア充乙!……www」


モツがマサツグに返事をするもこちらも依然蹲りカタカタと震えながら影で

笑いながらマサツグを煽る。マサツグも無理に動き、モツに文句を言いに行こうと

するがリーナが引き止め膝枕を続行する。


「動くな!

モツがこうした方が回復が早くなると言っているのだ!!

ジッとしろ!」


{モツ…後で覚えてろよ……}

マサツグがここでモツがリーナに何かを吹き込んだ事に気が付くとモツを睨み付ける

がモツはクルッとマサツグを確認するとフフッと笑いまた蹲るこの状況にしたモツを

恨むが何も解決せず、只ジッとするしかなかった。


「くそ~…」


動けないマサツグが仕方無しに辺りを見渡し始めると改めて現状の散々たる状態に

気が付きその戦いの凄まじさを確認する。祭壇近くのステンドグラスは粉々に割れ、

配置されていた長ベンチや椅子は只の木片になりあたりに散乱しているそんな中、

マサツグが教会の廃墟に不釣合いなそこそこ大きい卵を見つける。卵はガン○ラの

PGサイズの有り、心なしか小刻みに揺れている気がするのは気のせいだろうか…

マサツグは同じ様に小刻みに揺れるモツに卵の事を伝える。


「モツ…モツ!!

その卵、何…」


「いや…悪かったって…ッ!!…

ちょっとした出来心で!!……」


「いや、そうじゃなくて!!!

あれ!!!」


「へ?」


マサツグは卵の方を指差しモツに伝えるとモツは振り向くとマサツグが指差す方を

見るとようやく卵に気が付いたのかモツも卵を見つけると目を擦り確認する。

そして、恐る恐る近づくと再度卵を確認し直す。


「…何これ?

こんなのあったっけ?……」


モツも気づいていなかったようで何度も何度も卵をマジマジと見回すと確認をする。

そして、その場にいたマサツグとモツは今の今まで気付かなかった事に困惑する

のであった。


「と……とりあえず、鑑定してみよう……」


恐る恐る、モツが鑑定する中、卵をたまにグラッと揺れマサツグとモツを驚かせる。

これでもしエ○リアンのフェイス○ガーみたいなのが出てきたら如何しようと

悩んでいると鑑定の結果が出る。

 -----------------------------------------------------------------------

             「モンスターエッグ」

               レア度 ?

        ランダムでペットモンスターが生まれる。

        卵を孵化させるまで何が出るか分からない。

 -----------------------------------------------------------------------

ペットモンスター?聞いた事の無い単語が出てきた。

それより、何故今の今まで気づかなかったのだろうと二人は悩むが

リーナは卵に悩む二人を尻目に卵が最初からあった事を話し始める。


「あぁ、その卵はここにはじめて来た時から片隅にあったぞ。」


{リーナ、お前気づいていたのか!!}


一番気が付いていなさそうなリーナが気付いていた事にマサツグが驚いていると

リーナは笑いながら卵がデュヘインやバルデウスの攻撃に晒されても傷が無い事を

驚き褒める。


「しかし、あの戦闘があったと言うのに無事とは……きっと運のいい卵だな!」


{…運の良い?…この単語が出てくると何故か嫌な予感がする…

そんな気がするのは俺だけか?……}


リーナのこの一言にマサツグの直感が嫌な気配を感じ取ると予感は的中したのか、

卵が独りでに激しく揺れ動きだすと、ひびが入り始め、中身が徐々に出て来る。

生まれてくるモンスターを前にマサツグとモツが慌て始めるがリーナは落ち着いた

状態でマサツグを膝枕をする。


「お…おいおい!なんか生まれるぞ!!」


「ペットモンスターとは書いていたけど手の付けられないのは勘弁だぞ!」


マサツグとモツがあわてているが卵の中身は殻を突き破り、徐々に中身が

見えて来る。そしてパカッと卵の上部部分の殻が割れ、何かが飛び出してきそうな

穴が開く。その光景をドキドキしながらマサツグとモツが見ているとその穴から

何かが飛び出す!しかしそれを見た三人が姿を見て固まる。


「い…犬?」


そこに居たのは長毛種の子犬がこちらをジッと見つめ佇んでいた。見た目は完全に

犬で顔は狼らしい凛々しい顔をしているがやはり子供で豆柴の顔にも見える。

そして、体はポメラニアンの成体位は有り、額には蒼白の角が生えており、日に

当たるとキラキラと綺麗な輝きを放つ。そして、見事なまでにもふもふである。

普通に可愛いワンちゃんがいる様にしか見えないがしかし、リーナの顔が引きつり

青ざめ始める。そして声を震わせながらそのワンちゃんの正体を知っているのか

名前を叫ぶ。


「ス…ストームウルフ!!

な…なんでこんな所に!!」


{ストームウルフ?…}


また聞きなれない名前が出るて来るがリーナのこの怯え様にマサツグが只事では

ないと感じ取るとリーナにストームウルフの事を尋ねる。しかし、リーナは

マサツグの問い掛けを聞くと酷く驚きだす。


「…なぁ…ストームウルフ?だっけかなんだそれ?」


「な!…

知らないのか!

ストームウルフは別名フェンリルの幼体で,

アイツの機嫌一つで都市が滅ぶと言われているのだぞ!!」


「……はああぁ~……

やっぱりそう言うのが来たかぁ…」


マサツグが自身が予感した事が現実になり落胆するがマサツグがちらっと見ると、

ストームウルフの子供がこちらをジッと見ている。それを見てマサツグが思わず

手招きをするとストームウルフの子供はこちらに向かい元気良く駆け寄ってくる。

しかし、リーナはマサツグの行動を見て更に驚き、マサツグに正気かどうかを

尋ねる。


「な!…お前!!…気は確かか!!

さっき説明しただろ!!!コイツは!!…」


「いや…何かリーナの説明を聞いた限りではそんな気はしなくてだな…」


「それにしてもだ!!

本当に!!……」


しかし、リーナの心配は杞憂に終わってしまう。ストームウルフの子供はこちらに

走って来るとスライディングをしながら腹を差し出すとマサツグの目の前で全力で

尻尾を振る。その姿は完全に犬でやはりリーナの説明からは想像が出来ないほど

可愛い仕草を見せる。


「…なぁ、これ本当に都市を滅ぼすの?

やはりそうには見えんのだが……」


マサツグが手を伸ばし、腹を差し出すストームウルフの腹を撫でると尻尾を振り、

喜ぶ。その後もマサツグが腹を揉んだり撫でたりするも何度見ても何処をどう見ても

腹をモフられ尻尾を振りながら喜ぶ子犬の姿がある。その愛嬌たっぷりの姿にリーナ

も困惑し始める。


「そ…そのはずだが…」


モツもマサツグの方に歩いて来るとしゃがみ込みストームウルフを撫でるが同じ様に

尻尾を振り喜ぶ。しかし、マサツグがここである疑問を持つ。何故マサツグの方に

駆け寄って来たのか?それを疑問に思いマサツグがモツにストームウルフが生まれて

来た時の事を尋ねる。


「…あれ?そういやモツ?

このわんこが生まれた時何処に居た?

もし、懐くならモツが近かったのに?…」


「…いや俺も卵の傍に居たんだが……

卵から出て来たこのわんこに顔を踏まれてそのまま倒された……」


「………モツ……ドンマイ……」


モツからの意外な答えにマサツグが慰め、モツの顔を良く見るとそこには綺麗にこの

ストームウルフの足跡だろうか両前足と両後ろ足の跡がくっきりと残っていた。


「ハゥッ!!……


それを見てマサツグが固まり、笑いを必死に堪える。モツの顔を見た状態で振り向く

と異変に気が付きモツはその足跡を対処するだろう。そうさせない為にマサツグが

モツの顔を見つめ。眉一つ動かさず耐えるが、顔は不自然な表情になり、モツの顔の

異変に気が付いたのか膝枕をしていたリーナも一時は耐えるがモツが顔を近づけて

くると耐え切れなくなりモツの顔目掛け思いっきり吹き出す。


「ッ!?……クッ!!…ブフウー!!!

アッハハハハハハ!!!!」


「うわッ!?

ちょッ!!急にどう……ハッ!!」


突然、吹き出されたモツは自身の顔に何かがあると解るとアイテムポーチから鏡を

取り出すと自身の顔を確認し、その場で絶叫をする。


「な…んなんじゃこりゃーーーーーー!!!!!」


滅多に聞けないモツの絶叫にマサツグも耐え切れなくなると大声で笑い始める。

そして、モツが必死に顔に付いた足跡を如何にかしようと試行錯誤するが消えない。

それを見て更に笑い転げているとマサツグが漸く動ける様になったのに気が付く。

そして腹を抱えながらゆっくりと起き上がると件のわんこはマサツグの動きに

合わせて飛び掛ると両肩に後ろ足を掛けるとそのままマサツグの頭に乗っかり、

まるで頭装備に子狼を装備している様に見える。モツもゆっくりとマサツグの方を

向くとマサツグの頭の上に子狼が乗っているのを見つけると先ほどのお返しと言わん

張りに指を指し、大笑いを始める。


「クソ~!!……

跡が取れ……ブフッ!!!

…ヤブ……ククッ!!……

新しい頭装備でも見つけたかww」


余程受けたのか、カメラ機能を起動させるとマサツグの頭に乗るわんこをマサツグの

頭込みでスクショを撮り、大喜びする。そして子狼は嬉しそうにマサツグの頭の上で

尻尾を振っているとモツが更に受ける。


「マサツグ…わんこon theどたまnow……

ブフッ!!!あっはっはっはっはっはっは!!!!」


そうして、ストームウルフの子供一匹でマサツグ達が瓦礫と化した廃墟ではしゃいで

いると突如直ぐ傍の茂みがガサガサと音を立て始めると同時にドタドタと騒がしい

音が聞えてくる。その音を聞いた途端、マサツグ達が警戒態勢に入るも如何対処する

かで悩み始める。リーナの剣は完全に使い物にはならず、マサツグとモツも

満身創痍。ここに来て団体様とマサツグ達が悩んでいると茂みから出て来たのは、

見覚えのあるフェルト地の熊の人形にその熊が物凄い勢いで引いて来た荷車で

あった。


「く…熊五郎~~~~!?」


「漸く見つけたのね!!マサツグ!!

救援に来たのね!!!」


熊五郎に引いて来た荷車からカチュアが飛び出し、マサツグの顔に張り付く。

そして、辺りを警戒する様にポリンも顔を出すとマサツグに近寄ってくる。


「……あ!!お久しぶりです、マサツグさん!!

マサツグさんの生命活動に危険反応を感じ取ったので救援に来ました!!」


相変わらず片手に本を抱え、メガネの位置を直すポリンの姿を見てマサツグが

再会を喜んでいるとマサツグの後ろではモツとリーナが目の前にいる妖精を

見て驚くのであった。


「……本当にいたんだ!……妖精!!……」


「お…俺も初めて見るがそれよりもそのいかにも何処かの主の熊が荷車を引いて

来た事が何より驚きだ!!…」


モツのごもっともな意見にマサツグも心の中で同意すると頭の上では今だ嬉しそうに

尻尾をパタパタと振りながらキャンと可愛く吼える子狼の姿があるのであった。


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