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-第一章-スプリングフィールド王国-
-第一章三十八節 魔王と第二形態-
しおりを挟む徐々に大きくなって行く空間の亀裂から謎の巨大な手が見える。その大きさに
マサツグ達が巨大な魔王を想像する。亀裂からは依然、雷がゴロゴロと鳴り響き、
黒い空気も漏れ出る。
「魔王って言うだけあってデカそうだな…
こうもデカイとどう戦ったもんかと悩むな…」
「安心しろ!
お前はサイクロプスを縦に割った実績がある!
自身を持て!!」
マサツグが魔王の大きさに悩んでいるとモツが茶々を入れてくる。そんな会話を
している間に亀裂は更に大きくなり、某巨大ロボが出てこれそうな位に開く。
マサツグ達が武器を構え、亀裂から出て来る物体に注意をしていると中から普通の
人間位の影がこちらに向かい出てくる。歩く音、何か杖の様な物を付く音それぞれの
音が段々と大きくなり遂にマサツグ達の目の前に現れると一言呟く。
「あぁ…ひさしぶりの外だ…」
亀裂から出て来た魔王らしき人物はマサツグと同じくらいの身長で巨大な杖を持ち、
黒髪のロングヘアーに額から角が生えているイケメンだった。全体的に紫と黒の
ローブを身に纏い、悠々と歩いてくる。そして、武器を構えるマサツグ達を
見つけるとマサツグ達を嘲笑う様な態度を取りながら、何者かを訪ねてくる。
「ほう…
貴様らは何者だ?」
マサツグ達が黙って武器を構えていると瀕死のデュヘインが叫ぶ。マサツグ達自身も
初の魔王との対面とこれから戦うと言う緊張感、ゲームだと言う事を忘れてしまい
そうになりながらもただただ魔王を見つめる事しか出来ない。
「コノ者達ハ魔王様ヲ討チニ来タ者デス!!
コノ魔王様ノ側近ノ私ヲ…」
デュヘインが必死に魔王の元まで這いずりながら近づき擦り寄る様に説明を
するが魔王はデュヘインを虫けらを見る様な視線で見つめると最後まで
話しを聞かずにデュヘインを蹴散らす。その行動にリーナが酷く驚くも
マサツグとモツは魔王に心の中で良くやったと褒める。
「我が側近に貴様の様な雑魚は要らぬ…
そこで朽ち果てよ…」
{さすが魔王、やる事も魔王っぽい…
しかし…ナイス!!}
マサツグがそんな事を考えていると魔王はこちらを向くと再度マサツグ達に
笑い掛けると嬉々として質問を始める。
「さて、先ほどの雑魚の言う通りなら貴様たちは我を討たんとする者達だな?」
魔王の質問にマサツグが溜め息を吐きながら恐る恐る話しかける。リーナとモツは
その間魔王が攻撃を仕掛けない様にジッと見つめる。
「…はあぁ~……
一応、そのつもりだったんだけど……そのまま帰ってくんない?」
「ならぬなぁ…
これほどまでに面白そうな事が起きようと言うのに帰るわけにはいかんなぁ…」
マサツグが再度溜め息を吐くと魔王は大きく両腕を広げるとマサツグ達に期待を
込めてか高らかに叫ぶ、それに合わせてマサツグとモツが鑑定するとリーナが
魔王に向かっていく。
「さぁ、我を楽しませよ!!
人間共!!!!
我が渇きを潤してみろ!!!!」
------------------------------------------------------------------------
「魔王 バルデウス」
Lv.75 魔王BOSS
HP 86300 ATK 720 DEF 650
MATK 550 MDEF 500
------------------------------------------------------------------------
マサツグとモツが鑑定を終えると魔王はいきなり、魔法を唱える。その威力は
デュヘインとは比べ物にならない位の魔法が迫ってくる。
「フレアストーム!!」
マサツグ達と魔王との間に巨大な炎の渦が現れ、辺り一帯を巻き込みながら
マサツグ達の方に前進してくる。渦が通った後には焼け焦げた跡と多少なりと
地面を抉った痕跡も残る。そしてなにより廃墟は石造りで出来ているのだが床や
長ベンチは木製で燃え移ると火の手が上がり、そこにスリップダメージのエリアが
出来る。これにより行動に制限が掛かる。
「初っ端これはキツイな…」
「ヤブ!合わせてくれ!!」
二人がまたもやオーラを纏うと互いに雷撃刃を放ち、雷撃十文字撃に変化させる。
それをフレアストームにぶつけあい相殺するとその連携に魔王が感心する。まるで
その光景を見世物の様に楽しそうにはしゃぐ。
「ほう…
やるではないか!」
「今だ!!
ハァァァァァ!!!」
その隙を付く様にリーナが魔王の攻撃を相殺した間を縫ってバルデウスに
斬りかかる。しかし、バルデウスは避ける様子も無く、ただ立ち尽くしていると
向かってくるリーナを察知していたかのようにニヤッと笑うと手をリーナの方に
向けるとそのまま魔王は波動を放つとリーナをあしらう。
「甘いわ!」
「クッ!…
うわッ!!」
「フフフ…」
「余所見は良くないな!!」
リーナを吹き飛ばし鼻で笑う魔王に更にモツが隙を突く様に攻撃を仕掛ける。
がしかし、それをも見越していたのか魔王はモツの攻撃を杖で受け流すと逆にモツに
カウンターを仕掛ける。モツも刹那を発動して受け流された事に驚くもギリギリの
所で魔王の攻撃を受け止めるも大きく後ろに弾き飛ばされる。その際、大分とTPを
持っていかれたのか肩を振るわせながら息を切らす。どうやらマサツグとモツ達でも
魔王の攻撃の一発位なら耐えられる様だが連撃となると不味い。息を切らしている
モツを見て、マサツグが改めて危機感を持ち直すと魔王は突如、体をフルフルと
小刻みに震わすと天を仰ぐ様に笑い喜びだす。
「……フフフ!……
フハハハハハハ!!!
良いぞ!…良いぞ!!
もっと我を楽しませよ!人間共よ!!
長きに渡る暗闇より舞い戻り、この様な歓迎に我は嬉しいぞ!!!」
「うっへぇ……マジかよ……」
「……ふぅーー……
ヤブ!!合わせてくれ!!!」
「う…うぇ!!」
高笑いし自分が襲われているこの状況を喜ぶ魔王にマサツグが引き気味に
なっているとモツがようやく落ち着いたのかモツがマサツグに向けて息を
合わせる様に叫ぶ。突然のモツの指示にマサツグが驚いているとモツが魔王に
向かい、走り出す。それを見てマサツグも慌てて技を出そうとするが何も
思いつかず、取り合えずで雷撃刃を放つとモツはダッシュ斬りを放つ!そして、
良く見るとモツの体からはオーラが出ており、マサツグの雷撃刃はモツに
吸い寄せられて行く。
「うわあぁ!!誤爆した!!
避けろ!モツ!!」
「いや…これで!!!」
それを見てマサツグが更に慌てているとモツのダッシュ斬りと合わさり、偶然にも
連携技に変化する!
「疾風雷刃!!!」
「ほお…
本当に芸達者な者達よ…
実に愉快!!」
モツが雷撃を纏ったダッシュ斬りを魔王目掛けて放つ!しかし、魔王はそれを
フンっ!と笑うと杖で弾き飛ばす。それを見たモツが驚き、困惑するしていると
リーナが何かに気が付いたのか突如として叫ぶ。
「どうやって打ち込めばいいんだ!」
「ッ!?
おい!マサツグ!!モツ!!
あれを見ろ!!」
マサツグが振り向き、リーナの方を向くとリーナは廃墟の天井を見上げ、指を指す。
それを見てマサツグとモツが指差す方を見るとそこには浮遊する巨大な宝玉が三つ
ある。それぞれ宝玉はマサツグ。モツ、リーナの頭上を飛び、まるで監視している
かのような猫の目がギョロギョロとマサツグ達を見つめる。
「何なんだあれ!!」
「…ッ!?
ちょっとしてあれのせいで俺達の攻撃が当たらないとか!?…」
モツがそう言うとマサツグとリーナが宝玉に身構える。魔王はようやく宝玉の存在に
気が付いた事にフフッと笑うと余裕の表情で宝玉の説明を始める。
「ふむ…ようやく気づきおったか…
まぁ少しばかり気付くのが遅かったが及第点。
よかろう、説明してやる。
あれは我が天の目。
あらゆる物の弱点、癖、動きを観察し、我の糧とする魔道具。
それを破壊出来ぬ限り、我に傷一つ付ける事は敵わんぞ?…」
それを聞いた途端、三人が自分達の頭上に飛ぶ、宝玉に一時的に標的を変える。
しかし、宝玉はマサツグ達との距離を一定に保ち、攻撃しようにも回避され、
攻撃が当たらない。その間魔王は相変わらず余裕を見せる。
「ククク…
さて…楽しい児戯よ…」
先ほどから魔王に遊ばれ、舐められている事に腹が立ったのかリーナが突きの構えを
取る。それを見て、魔王が反応するとリーナの頭上の宝玉に手を向け、何やら妖しい
行動を取り始める。だが、リーナはお構い無しに自分の頭上に向けて技を放つ!
「エルレイド…フルーレ!!」
次の瞬間である、リーナがエルレイドフルーレを放った途端、魔王は掲げていた手を
まるで宝玉を手に取り、横に転がす様な動作で横に振るとそれに釣られて宝玉も
ヒョイっとリーナの技を避ける。
「なッ!?…」
「クククク…
惜しいのう…」
「んじゃぁ…これならどうよ!!」
魔王がリーナに気を向けているとマサツグが武器を刀に装備換装すると勢い
そのままに飛び上がる。飛び上がると刀を鞘から抜き、居合いの要領で自分の
頭の上を浮遊する宝玉を真っ二つに斬ってみせる。
「絶・天翔剣!!!」
「ヌウ!?
ほう…抜かったわ…」
マサツグが自身の上にあった宝玉を壊した事に魔王が多少なりと反動を受け、
フラ付くと畳み掛ける様にモツがすかさずバルデウスに雷撃刃を乱発し浴びせる。
しかし、魔王はそんなモツの攻撃を怯みながらも片手で波動を打ち出すとモツの
雷撃刃を全て防ぎ切る。
「フン!この程度…
気でも狂ったか?…」
「いや…そうでもないさ…」
魔王の問い掛けにモツが不適に笑いながらそう答えると魔王はモツの行動に疑問を
持つ。しかし、それこそがモツの狙いであった。モツが魔王に向けて雷撃刃を
撃ったのは只のヘイト稼ぎだったのだ。その事に気が付いた魔王が行動に移そうも
その時にはマサツグが既に刹那を発動し超反応で機敏に動くとモツの頭上の宝玉も
マサツグ自身が持つ大剣を全力で投げ、破壊に成功する。
「そおい!!」
「ぐおッ!!
ふふふ…まさかこの我の気を謀るとは…
これは…油断しすぎたか…」
「ナイス!ヤブ!」
「モツこそナイスへイト!!」
マサツグとモツの頭上に合った宝玉を魔王の油断を利用し破壊した事により魔王が
大きく怯み、杖を支えにその場に立ち続ける。この宝玉自身のダメージも魔王への
ダメージ判定があるのか、魔王は不適に笑いながらもマサツグ達を見据える。
その隙にリーナも再度、自身の頭上にある宝玉に目掛け、技を放つ!
「今度こそ!!…
ハアアアアア!!!」
リーナが怯んでいる魔王の隙を突いて自身の頭上にある宝玉を破壊する。
すると魔王はその場に崩れ、片膝を付き、息を少し乱す。そして、宝玉全てを
破壊したマサツグ達に魔王は驚く。
「ほう…
少し見縊っておったわ…
この我が宝玉を破った者は我を封じ込めたあの者達以来だ…
フフフ……」
魔王が驚きながらマサツグ達に語りかけ、片膝を付きながらもジッとこちらを
見据える。そして、リーナが止めを刺さんと前に出ると静かに剣を握り、突きの
構えを執る。それを見ても尚、魔王は不適に笑うと杖を構え、リーナの攻撃に
備える。
「さぁ…見せてみよ!…
お前達の力を!!…」
「エルレイドフルーレーーーー!!!!」
リーナが渾身の力でエルレイドフルーレを放つも魔王は杖で防ぎ、鍔迫り合いに
なる。魔王の防御は硬く、中々に突破できないがリーナも一歩も引かずに魔王に
立ち向かう。しかし、魔王はリーナの攻撃を受けても尚、宝玉が壊されたダメージ
が回復してきたのか徐々に立ち上がり、リーナの攻撃を弾こうと構え始める。
「クッ!…」
「どうした!?
やはりお前達の力はその程度のものなのか!?」
「ッ!?
ウオオオオオオオオオ!!!!」
魔王が態勢を整え始めるがしかし、リーナは更に力を込め、腕を突き伸ばす!
それでもリーナの攻撃は徐々に弾かれ始める。この状況にリーナが心の中で
自問自答を始める。
{…クソッ!!
やはり、倒せないのか!?
私では…このままコイツを野に放したら王国は…
あと少し…あと少しなのに!!}
リーナの心が折れそうになった次の瞬間、リーナの両脇から二本の剣がリーナの
攻撃を後押しする。それに気付き、両脇を見るとそこには大剣で後押しする
マサツグと刺突剣で同じく後押しするモツの姿があった。
「マサツグ…!モツ…!!」
「諦めるな!!
ここまで来たんだ!!」
「そうだぞ!!それにかの有名な監督もこう言っていただろう!!
{諦めたらそこで試合終了ですよ}ってな!!!」
「……フッ!
その言葉は初めて聞いたがそうだな…
諦めたらそこで終わってしまう!!
マサツグ!!モツ!!
力を貸してくれ!!!」
「おう!!」×2
何処かで聞いた事あるセリフを言いながらリーナを奮い立たせ、支援をするとそれに
答える様にはリーナが再度力を込め、魔王に向け押し返す。そして徐々にリーナの
攻撃に押されていく魔王の杖にヒビが入り始める。それを見たリーナとマサツグ達が
もう一踏ん張りと更に押し返す!廃墟内には魔王の杖に技が衝突した際に衝撃破が
あちらこちらには飛び交い、当事者達以外に近づける状態ではなかった。
そしてその瞬間が来る、魔王の杖に入ったヒビは徐々に大きくなって行き、遂に
杖が真っ二つに折れる。
「ヌウ!?」
「いっけええぇぇぇぇぇえええ!!!!」×3
杖が折れた勢いそのままにリーナ達の攻撃は魔王をその杖ごと貫通し、
初めてバルデウス本体に攻撃が通る。そして、さすがの魔王も苦痛に顔が歪むと
同時に物凄い勢いで後ろに吹き飛ぶと廃墟奥の祭壇を破壊しその場に倒れる。
「……ッシャアアアアアアーーーーーーーー!!!!」
ようやく魔王にダメージを与え、押し切る事に成功した事にマサツグ達がお互いの
顔を見合わせ大喜びする。つかの間の達成感にマサツグ達が浮かれているがしかし
次の瞬間、さすがは魔王と思う復活劇がマサツグ達を絶望に追いやる。魔王を祭壇
事吹き飛ばし、マサツグ達が歓喜していると魔王はその場に倒れながら突如、
笑い出す、
「……フフ」
「…え?」
笑い声が聞えてきた事にマサツグ達が気付き、笑い声のする方に一斉に振り向くと
そこにはゆっくりと祭壇の瓦礫の中から立ち上がる魔王の姿を見つける。それを見て
マサツグとモツが溜め息を吐き、リーナは驚愕する。
「やっぱ、そう簡単には終わらんよな?」
「そらそうだな…相手は魔王…
それに対して俺たちはまだまだ経験浅い冒険者二人になんとか着いて行ける
騎士団長。
これで倒れる訳ないよな…」
そんな事を二人呟きながら武器をゆっくり構え直しているとリーナは言葉も
出ないのか剣を握り直し構えるも表情は驚きと恐怖に満ちていた。しかし、
魔王はそんな事お構い無しに楽しいのか高笑いする。
「フハハハハハハハハハ!!!!!
アーハハハハハハハハハハハ!!!!!」
魔王が瓦礫の中から立ち上がり、こちらに一歩一歩とゆっくり笑いながら
歩いてくるとマサツグ達との距離5m位の所で止まると魔王が喜びを爆発させる。
「これだ!!…これでこそ戦闘だ!!!
いいぞ!!…実にいいぞ!!!
フハハハハハハハハハハハ!!!!
アーハハハハハハハハハハハ!!!!!」
「うはぁ…これが俗に言う発狂モードに入った!!ってやつか…」
「ここまらが本番って事か…………
…シンドイなぁ……」
マサツグとモツが完全にテンションがハイになった魔王に嫌気を指していると
更に魔王のテンションが跳ね上がる。その様子は間違いなく危険で近づいては
いけないものであった。ボロボロのローブに傷だらけの体、それでも尚、笑い
続ける。
「いいぞ!!いいぞ!!!
人間共!!!
もっと!!もっとだ!!!」
「コイツ…
実はマゾだったとか?」
モツも現実逃避に魔王を小ばかにし始めるが魔王は気にせずマサツグ達に
期待する様に大きな声を上げ、廃墟内に反響させる。
「もっと我を楽シマセローーーーー!!!」
そしてこれもお約束とばかりに魔王の体が変態する。先ほどの人の姿から大きく変化
し、その姿は徐々に化物へと変わっていく。最初は人の形から白い骨格に覆われ始め、
それが全身に形成されると次に蝙蝠に似た四対の翼が背中から生えてくる。それは、
何処をどう見ても禍々しいデーモンに変わり、一番解りやすく見た目を伝えると
するならば某カードゲームに出てくるデーモンの○喚をイケメンにし翼が四対の
新しいデーモンと答えるだろう。
「オオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
「やっぱ定番だよねぇ…」
「そらそうだよなぁ…」
マサツグが目の前で変態する魔王に嫌気を指しているとモツも隣で同じ様に嫌気を
出しながら相打ちを打つ。そして変態が終わると変わった足音を鳴らしながら此方に
近づいてくると戦いの続きを始めようとする。
「サァ、続キヲシヨウカ…」
「さぁて、どうする?
ヤブさん?」
「迂闊に前に出れないしねぇ…」
変態が終わり明らかに普通の攻撃じゃダメージが入りそうに無い目の前にいる化物を
どう戦ったもんかと悩み一向に動かないマサツグ達に魔王は直ぐに戦闘の続きが
したいのかはたまた痺れを切らしたのかマサツグ達に襲い掛かるのであった。
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