どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ- リメイク!!

すずめさん

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-第一章-スプリングフィールド王国-

-第一章二十五節 母親と食材-

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宿屋のお嬢ちゃん・リコを助けてからリアル時間一時間、聖堂で行方不明者及び

誘拐被害者の照合が終わる頃、ギルドが町人、村人を元の所に連れて帰ろうと

馬車の手配している最中に、マサツグとモツがクラリスにリコと他の村の人達を

ブルーベルズに連れて帰ると進言していた。


「クラリス。

ちょっといいか?」


「はい?

何でしょうか?」


「ブルーベルズに向かう馬車の護衛の依頼なんてあるかい?

出来れば受けたいんだけど。」


「え?

えぇ、可能ですけどでも…

でも、今回の信者のアジト壊滅クエストはもう完了して皆さんお役ゴメンの

勇者さんですよ?

それにこの依頼は正規のギルドの依頼じゃなくて私個人の依頼になりますから、

報酬も期待できませんよ?」


クラリスが首を傾げながらマサツグ達に尋ねる。しかし、マサツグは首を

横に振るとクラリスに護衛を受ける理由を答える。


「いや…報酬目的じゃなくて、あの村にはこのクエスト絡みの依頼があってね。

それの報告と……モツ…これって、納品になるのかな?」


マサツグが言葉に詰まるとモツの方を向き、質問をするとモツは飲んでいた回復薬を

その場で吹き出し、咳き込みながらマサツグにツッコミを入れる。


「ブッホオオ!!

ゲホッ!!…ゲホッ!!…

ば…バッカ!!

人が回復薬を飲んでいる時に奴隷商人張りの発言をするな!!!」


「す…すまん!!」


架空世界とは言え、近年稀に見るリアルで見事な噴射。それもモツがそれを

やってる所を見て、マサツグが反省する。そしてモツがマサツグの代わりに

ブルーベルズ宿屋の女将さんから娘を助けてくれと依頼を出された事を伝える。


「実は、俺達がクラスアップクエストを達成して村に戻ると丁度信者共が

村を襲っている最中で、俺達がそこに居た司祭諸共始末したんだが…

その時にはもうこのリコって娘が攫われた後でその際、その村の

女将さんに連れ戻してくれって頼まれたんだ。

だから、護衛の任務に…」


「……なるほど。

分かりました…

ですけど珍しいですね。」


モツが一通り説明を終えるとクラリスが了承する。すると説明を聞いたクラリスが、

マサツグとモツの行動に珍しそうにする。それを聞いたマサツグが訳を尋ねる。


「…ん?

何が珍しいんだ?

依頼を受ける事の?」


「いえ…大抵はが頼まないと動かない人が大半なんですよ。

やっぱり明確な報酬が有るのと無いのとじゃ違うみたいで…

……悲しい話ですよね…

この依頼も王国がギルドに出した正式な依頼じゃなければ受けて貰えたかどうか…」


クラリスが悲しそうに理由を話すと辺りが暗く沈むと同時に人のエゴについて

考えさせられる。確かにゲームの中でNPCの冒険者は死んでしまうとその一年間は

リスポーン出来ないが一年過ぎればリスポーンする。町人、村人も一定期間過ぎると

家族ごと何事も無かったかのようにリスポーンする。しかし、今回の様に大事件、

大騒動が起きた場合、本当に報酬が無くても、本当に助けに行く人が居るのかと

考えると少し寂しく感じるのだ有った。そうして三人が暗くなっているとリコと

リンが駆け寄ってくる。そして、三人が暗い顔をしていると分かると空気を読まずに

クラリスに抱きつく。


「せんぱ~~い!!」


「うひゃああ!!」


今まで冷静?だったクラリスが今まで聞いた事の無い声を上げる。その声を聞いて

マサツグとモツが思わず聞き返す。


「…うひゃあ?」×2


「ち…ちが!…

…リン~~~~!!!」


振り向き様にリンを睨むクラリス。しかし、リンは一歩も引かず抱きつく。

それを真似してかリコまでクラリスに張り付く。


「え~~~い!!」


「わあッ!!」


リコが勢い良くクラリスに張り付くとクラリスがバランスを崩し、三人共々

その場に倒れる。クラリスが頭を押さえ苦痛に顔を歪ませているが依然、

リンとリコはクラリスに張り付いたまま。


「いつう……

ッ!!

コラ!!リン!!

貴女!!…」


「大丈夫ですよ…」


「え?」


クラリスがリンを叱ろうとすると突如リンがクラリスに安心する様に

言葉をかけられ困惑する。それをマサツグとモツは助けようとするが如何したら

良いか分からずワタワタとする。


「大丈夫ですよ…

確かに世知辛い人達が多いですけど、まだ…

まだ、マサツグさんやモツさんみたいに慈愛の精神を持つ人はいますよ!

きっと!!」


クラリスに抱きつきながらリンが伝えるとクラリスがハッとした顔をする。

そして目を閉じるとリンに返事を返す。


「…そうね。」


そんな話をしているとようやくマサツグ達が倒れたままの三人を助け起こす。

するとギルドからようやく馬車が届き、町人、村人の輸送が始まる。

クラリスとリンが村人を先導し馬車に乗せる、マサツグ達は他にブルーベルズ行きの

人がいないか声を挙げ確認を取る。そうして、全員が乗ったのを確認すると最後に

マサツグとモツ、そしてギルド代表でリンが乗るとクラリスが御者に合図を出し、

出発する。何故ギルド代表がクラリスではなくリンなのかと言うとクラリスは

まだギルドに仕事が残っているのとこの事件の詳細を記録する為に大聖堂に

残ったのだ。そうなると代表はリンになるのだがクラリスは出発する最後まで

リンで大丈夫かと心配するのであった。

大聖堂から農村ブルーベルズまで片道6時間その間、馬車に揺られ村に向かうのだが

マサツグとモツに睡魔という強敵が現れる。


「……zzz…」


「……お~い…

ヤブ~…眠いのは分かるけど辛抱な…」


「ッ!?

…ふあぁ~…

おはよう、モツ…」


「おはようじゃねぇよ…」


馬車の中ではする事は無くただただ馬車に揺らされ、ゲーム時間内でも夜の9時、

リアル時間だと夜の9時。狩人の森攻略からこの護衛の任務までぶっ続けで彼是、

13時間プレイをしている。さすがにゲームの中では問題ないがリアルの自分達の

体力が限界に近づいてくる。その間も襲い掛かる睡魔と闘いながらもゲーム内時間

、深夜11時に村に到着する。しかし、村に辿り着き、村の中に入るが馬車から誰も

降り様とはしない。何故なら馬車の中で全員が眠ってしまっていた。

勿論ギルドの代表、リンも馬車の中でぐっすり。辛うじて馬車が止まった際、

結局寝落ちしていた二人が起きると眠いのを我慢し、モツがリコを抱きかかえると

二人で村に入って行く。村の中は信者達に襲われた際、所々荒れているが

修繕していたのかまだ綺麗に見える。そんな事を確認して宿屋に向かい、

扉の前に立つとマサツグが扉をノックする。

だが、深夜の11時出てくる訳が無い。仕方が無いと思いつつももう一回ノックする。

がやはり出て来ない。諦めて馬車に戻り、後日改めようと戻ると宿屋の玄関に灯りが

点く。そして玄関から女将さんが赤い目を擦りながら出てくる。


「…誰ですか?…

こんな夜中に…」


マサツグとモツが慌てて宿屋に戻ると女将さんがマサツグ達に気が付くと同時に

モツの腕の中で眠るリコを見た途端、赤い目が開いていき涙を浮かべる。


「……リコ…リコ!!」


そして泣きそうな声でリコの名前を呼ぶとモツからリコを受け取ろうとする。

モツが眠っているリコを女将さんに返すとリコを優しく抱きかかえリコの顔を

見つめると涙を流し始める。そしてリコを起こさない様にマサツグとモツに

何度もお礼を言う。


「ありがとう御座います!…ありがとう御座います!!…

ありがとう御座います!!!…」


何度も何度もお礼を言う女将さんを見てマサツグとモツがホッと一息を吐くと

マサツグとモツが女将さんにあるお願いを頼み出す。


「…で、あの~…女将さん?

報酬の件なんですが…良いですか?」


「ッ!?

…分かっています…

依頼料はお幾らですか?…

娘を助けて貰って申し訳ありませんがそんなに多くは…」


「い…いえ、お金じゃなくてですね…」


依頼報酬がお金じゃない事を女将に伝えると驚いていた。そしてマサツグとモツが

声を合わせて同じお願いを口に出す。


「今日、今から一泊お願いできますか?…」×2


「…へ?」


「いや、もう…眠くて眠くて…

限界なんです…」


「お願いします…

お金はちゃんと払いますから…」


逆にマサツグとモツが女将さんに頭を下げ、手をすり合わせお願いをする。

女将さんがそれを見て呆気に取られるが数分固まっているとハッとし快く了承する。


「か…構いませんけど…

良いのですか?

そんな事で?…

こちらはその方が助かりますが…」


「いいんです!!

それでいいんです!!!」


「で…ではこちらへ…」


何処かの有名実況者のような返事をしていると女将さんが宿屋の中に案内し部屋を

二人分用意する。そしてそれぞれの部屋にマサツグとモツが入ると目の前のベッドに

頭から倒れるとそのまま、爆睡し始める。それを見て女将さんが二人がどれだけリコ

を助けるのに努力をしたかを見出す。


「…本当にありがとう御座いました…」


女将さんが爆睡する二人に頭を下げ、感謝の言葉を言うと部屋の扉を閉める。

ベッドに寝た本人達はと言うと自分のキャラクターを宿屋に寝かせると直ぐに

ログアウトする。


「あぁ~…疲れた~…

幾ら連休でも初日これだとしんどいわ…」


そんな事を一人呟いていると部屋の外から母親が扉を叩き中のマサツグに声を

掛ける。


「お~い!!

メシ!!

早く出てこ~い!!」


「お…

は~い!…」


マサツグが部屋を出て遅い夕飯を食べに行く。その際、昼ご飯を食べない事と

部屋が静かだった事に質問を受けるが適当に受け答えをした後、風呂と歯を磨き、

布団に入るとゲームの中同様に爆睡するのであった。



連休二日目。


朝起きて家族に挨拶をすると朝食を食べる。その際、弟に今やっているゲームが

楽しいかと聞かれる。


「兄さん。

今やってるあのゲーム楽しい?」


「ん?

あぁ、扱いが難しいけど楽しいぞ。

どうした、やるのか?」


「いや…聞いてみただけ。」


「…?

そうか。」


そんな会話を弟とした後、部屋に戻るとゲームを起動させようと電源を見ると

既に電源が入っていた。昨日電源切っていなかったのか反省しつつもログインすると

まず、目の前が真っ暗だという事に驚く。


「…あれ?

真っ暗?

…そういえば確かベッドに突っ伏していたっけ…」


そう思いマサツグが首を横に捻るとそこには宿屋の部屋の光景は無く、目の前には

寝る時にはいなかった筈のリンの顔がある。それも口から涎を垂らしながら…


「ふへへへ…

初めて見ました…zzzz

黒竜の………ふへへへへ…zzzz」


一体何の夢を見ているのやら…


そう思いつつも体を起こそうとした瞬間、リンがマサツグの腕を掴むと自分の方に

思いっきり引っ張り、マサツグを胸で受け止め抱きしめる。リンの突然の行動に

マサツグが驚き、対処が出来ない事とリンの胸が柔らかい事に完全に目が覚める。


{うおおおおいい!!

如何してこうなる!!

確かに良い匂いがする様な…

…じゃなくて!!

HA・NA・SE!!}


マサツグが必死にもがくがリンは離そうとはしない。それどころかもがけば

もがくほど拘束を強める。この状況にマサツグが更に慌てると同時に困惑する。


「うぇへっへっへっへ…

逃がしませんよ…

レアマテリアル……zzzz」


だから何の夢を見ている!!


そうして格闘していると部屋の扉を誰かがノックする。マサツグが更に焦る。

この状況を見られたら確実にヤバイ!!!マサツグがこのゲーム最大の危機に

襲われる。


「…朝早くにすいません…

起きていますか?…」


{この声は…クラリス!?

な…何でここに!?}


マサツグが慌てるが拘束は一向に緩む事は無い。それと同時にマサツグがある事を

思い出す。


{…あれ?

俺この部屋の鍵…掛けたっけ?…}


マサツグが拘束されながらも横目で扉の方を見る。その際、マサツグが必死に

閉まっている事を願う。しかし、無常にも鍵は掛かっておらず、それどころか

扉が開き、クラリスが中に半分入ってきていた!!


「失礼しますよぉ~…

……マサツグさん?」


クラリスがリンと拘束されているマサツグを見つけ固まる。マサツグの手は扉の方に

伸ばされていたが無常にも扉には届いていない。空しい格好でクラリスに見つかる。


{…終わった……

このゲームでの俺に人生…完膚なきまでに終わった……}


マサツグがリンの拘束を受けながらも一人嘆いているとクラリスが頭に手を当て、

溜め息を吐くと呟く。


「はぁ~…

この子はまたこんな事を…

ごめんなさいね、マサツグさん。

今この子を起こしますから。」


…へ?


マサツグがクラリスの態度を見て疑問に思う中、クラリスはリンの耳元に近づくと

大声を上げる訳でもなく、何かを囁く。


「さっさと起きないとお仕置きよ…」


クラリスが囁いた瞬間、リンが飛び起きる!その際、マサツグの拘束は解け、リンに

跳ね飛ばされる。しかし、リンはそんな事を気にせずその場で直立すると手を顔の

前でバタバタと左右に振る。


「わ!!

私!!寝てませんよ!!

起きてます!!ほら!!!」


…どうやらギルドでもよく寝ているらしい、セリフがよく聞くそれである。

必死にリンがアピールをする中、クラリスは大きく溜め息を吐くと跳ね飛ばされた

マサツグに近づくと再度謝る。


「…はああぁ~~~…

まったく…

本当にごめんなさいね、マサツグさん…

この子、寝相が悪くて良くあんな風に誰構わず抱きしめ拘束するの。

大丈夫?」


「え…えぇ…

何とか…」


「おはよ…

ってこの状況は何?」


そう言う風にゲームの方でも一日が始まるとモツが部屋を覗きに来る。

そしてこの異様な光景にモツは驚き悩むのであった。

そうしてマサツグも無事開放され一階に降りると女将さんが降りて来る面々に

挨拶を交わす。リコもそれに釣られて挨拶をする。


「あ!

おはよう御座います!!」


「おはよう!!」


二人の挨拶にマサツグ達が挨拶をすると朝食が用意されているダイニングテーブルに

行くと各々が椅子に座る。そしてマサツグとモツが朝食を食べ始めるとクラリスが

ここに来た話を始める。


「お食事中で申し訳ありませんがマサツグさん達にまたマスターオーダークエスト

をお持ちしました。

詳細はこの巻物スクロールから確認をお願いします。」


そう言うとクラリスがウエストポーチから巻物スクロールを取り出し、マサツグとモツに

手渡す。マサツグ達は朝食を流し込む様に食べると巻物スクロールを開き、中を確認する。

 ------------------------------------------------------------------------------

           「マスターオーダークエスト」


              依頼レベル 65


  今回、カルト教団に襲われた町や村で炊き出しを兼ねた春王祭を開こうと

  王が我々に依頼を出した。依頼内容はどれも食材を集めてくる事。しかし

  要求されている食材はどれも聞いた事が無い食材、見た事無い食材。

  故にこの依頼はギルドに登録している冒険者全員に手渡される依頼書だ。

 受ける受けないの選択は自由。しかし、皆が振るって参加する事を切に願う。

            尚、食材の方はこの四種だ。

 
    魚:時季知らず

  キノコ:土もどきトリュフ

   野菜:バニーガールキャロット

  調味料:妖精のバジル

 
            ギルドマスター・フリード 

 ------------------------------------------------------------------------------- 


「……なにこれ?」


「え~っと…

一応説明しますと今回のカルト教団の騒動で一時お預けになっていた、春王祭を

慰安を兼ねて各町や村を一日ごとに尋ねて行うのですがその材料を

集めて欲しいみたいです。ただ、王様直属の料理長の出した食材が

何か解らなくて…」


マサツグの問い掛けにクラリスが説明をするが本人どころかギルドも判っていない

様子。

それを見てリンが隣からマサツグの依頼表を覗く。そして依頼表に書いてある食材を

見て作ろうとしている料理を予測し始める。


「これ…見た限りだと鮭のホイル焼きですね。」


「へ?」


リンの突然の予測に全員がポカンとなる。しかし、リンは構わず説明を始める。


「まず、この時季知らずは鮭です。

その名の通り、時季が違うこの大陸の川に登って来てタマゴを産み、

そして絶命するんです。で、絶命すると一瞬で鮮度がどんどん落ち、腐ります。

ですが、ある手順で捕まえると鮮度が落ちずに保存できるとか。

味も格別で脂がのっていながらも身は意外としっかりしていて美味しいとか。


次に、土もどきトリュフですがまんまトリュフです。

ただ大抵に人はこれを見つけても捨てちゃうみたいですよ。

見た目が子供が作った泥団子みたいで誰もトリュフって気付かないんです。

洗ったらちゃんとトリュフなんですけどね。

ちなみにこのトリュフは香りがよく素材の味、風味を格段に良くするとか。


更に、バニーガールキャロットは必ず二又に生えるニンジンです。

ですが驚く事にそのニンジン二又に生えたと思ったらまるで人間の足の様に

育つみたいですよ!

ついでに説明するとその見た目は網タイツを穿いたかのような模様に美脚だとか。

その見た目がバニーガールの足みたいって所からこの名前が付いたみたいです。

ちなみに味はほんのり甘く青臭さも感じない上品な味だとか。


最後に、妖精のバジル何ですが…

これは滅多に見つからない香草です!

一説だと妖精が大切な人に贈り物をする際にその香草を使って贈り物を

包むのだとか。

ちなみにこのバジルはきのこ類一緒に調理すると不思議な事が起きるとか。

いやぁ~見てみたいですね!」


リンのマテリアルフェチ(食材)が全開した所でマサツグが今までの説明で

引っかかる所が所々見つかる。まずは鮭、これはたしか熊五郎に別れる際に

貰った物。次にバジル、これも妖精の国を後にする際に妖精達に

寿司折みたいなのを貰ったような…

最後に泥団子、これは旅の商人から奇妙な泥団子を貰った覚えが…

マサツグがアイテムポーチから思い当たる物を取り出し、モツと

クラリスとリンに見せる。それを見て三人が驚くのであった。

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