どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ- リメイク!!

すずめさん

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-第一章-スプリングフィールド王国-

-第一章十七節 騎士の亡霊・続と約束-

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マサツグside



一方、ライモンドと一緒に崖下に落ちたマサツグは泥濘に足を取られながらも

ライモンドと対峙していた。崖下周りは泥濘が広がり、強制的に動きに制限が

付く。


「さて、どうしたものか?…

足場はこの通り、動き難いったらありゃしない!」


マサツグが泥濘の中を確かめる様に足を動かすが、直ぐに足が埋まっていく。

ライモンドも足回りが気になるのか、小刻みに動く。お互いが動き難いと

もがいているとマサツグが先に動き、打って出る!


「このままじゃ一向に進まないしとりあえず…ダッシュ斬り!!」


マサツグが武器を下に構えるとライモンドに向けてダッシュ斬りを放つ!

その際、泥濘に足を取られてやはり若干スピードが落ちるがダッシュは出来る。

マサツグが真っ直ぐにライモンドに向かっていくがライモンドはどっしりと

大剣を構える。そしてマサツグがライモンドに斬りかかるが大剣で見事に

パリィされ、マサツグが後ろに弾き飛ばされる。


「やっぱり無理か!」


すかさず、後ろに吹き飛ばしたマサツグにライモンドが追撃の一撃を縦に打ち込む!

マサツグが後ろに吹き飛びながらも瞬間的に集中状態になるとすかさず刹那を

発動する!ライモンドの大剣がスローモーションになるとマサツグが大剣の動きを

良く見る。そして地面に着地するとライモンドが振り下ろす大剣を受け止めに入る。


「よっこいしょぉぉぉぉ!!」


ここで刹那の説明をする。刹那の能力は相手のがスローに見え、

出来るのだががスローになる訳ではない。だから空中で回避したくとも、

落ちる速度は一緒の為、マト○ックス見たいな回避が出来ないのである。

よってマサツグはライモンドの大剣を受け止めるしか選択が無かったのである。

そうして、マサツグがライモンドの振り下ろす一撃に耐えるが…


「お…重…」


その一撃はあまりに重く、受け止めるもまた後ろに弾き飛ばされる!

その際、ライモンドがマサツグに飛び掛るように追撃を放つ!


「うわっと!

…ヤバイヤバイヤバイ!!」


マサツグが先に着地するとすぐさま横に回避すると後から追撃を放ったライモンドが

着地の勢いそのままにその場を縦に斬り裂く!剣圧が強烈なのか一瞬、泥濘が

避けて見える。マサツグはライモンドが攻撃を失敗してのを見越してカウンターの

火炎斬りを放つが大剣でギリギリガードされる。


「あの大剣、ほんと固いなぁ。」



ライモンドが大剣で残留する火の粉を振り払うとマサツグとライモンドが

互いにまた硬直状態になる。

その間、睨みあいになるがまたもやマサツグが動き出す!


「兜割り!!!」


泥濘の中、大きくジャンプしマサツグがライモンドの頭上から攻撃するが

ライモンドはやはり大剣でガードするとマサツグの兜割りを弾き飛ばす。

マサツグが後ろいに弾き飛ばされるがライモンドは追撃を放たないで

マサツグの出方を伺い始める。どうやらマサツグの刹那はライモンドには

厄介のようだ、無駄な動きをしないでマサツグを真っ直ぐ見据える。

ライモンドの余りの鉄壁具合にマサツグが悩みだす、如何対処しようか?

使える物は無いか?顔はライモンドの方を向けるが目線は辺りを探る様に

動かし、戦況を変える一手を探す。


「どの技も受け止められる…

それに迂闊な攻撃はカウンターになって跳ね返ってくるし…

如何したもんかな?…

せめて、足場さえどうにかできりゃあ…」


キョロキョロと見回しているがそこにあるのは木々ばかりで他に

仕えそうな物は無い。後はたまに風が吹く位で何かのきっかけに

なりそうな策も思い浮かばないがここでマサツグがある賭けを

閃く。


「一か八か……やってみるか!」


マサツグは何を思ったか周りに生えている木々に手当たり次第に火炎斬りを

乱発し始める。火炎斬りで斬られた木々は燃えながら泥濘の中に倒れるとその場に

丸太の足場が出来上がる。更にマサツグの斬った木々は良く燃える木だったのか

泥濘に浸かっても木々は燃え続ける。そうして燃え続ける木々のお陰で泥濘の

水分がある程度蒸発し始める。それにより多少なりと動きやすくはなるのだが、

それはマサツグだけではなくライモンドも同じ、お互いが水分が蒸発し燃える丸太が

転がる泥の中で相手を睨み合う。この作戦が奇策となるか愚策となるかは

この後のマサツグの戦いによって変わるのであった。


「これでまだ幾分かはマシになった。

けど…それはライモンドも同じで実際はかなり不味い事を

したのかも知れない…


だが、負けられない戦いが今ここにあるんです!!

……ここからは持久戦だ!!」


マサツグがライモンドに突貫していく、それに合わせてライモンドもマサツグに

向かっていくとお互いが剣を振るう。剣同士がぶつかると激しい衝撃音とマサツグの

剣を握る手にじ~んっと響く衝撃が伝わる。


「ッッッ!!!

……何つう衝撃なんだ!?

こんなのまともにやり合ったら手がおかしくなる!!

…とは言え!…」


マサツグがすかさずライモンドの方を見るとライモンドも怯んでいる様に見える。

しかし、ライモンドはすかさずマサツグに追撃の一撃を放つ!


「こっちも怯んでいる暇なしか!!」


それに答えるようにマサツグも迎え撃つ。だが、お互いの怯みがまだ取れていないの

か先ほどより威力が低い一撃がお互いに飛び出す。しかし、このタイミングで刹那の

使用時間が終わってしまう。


「ッ!?

チクショウが!!」


相手も怯んで思うように攻撃出来ないチャンスにマサツグ自身も思うように

攻撃出来ない事に腹を立てながらもライモンドと打ち合いが始める。

そして、お互いに怯みが取れてくると徐々に打ち合いが激しくなり

鍔迫り合いになり始めてくる。マサツグがダッシュ斬りををすれば

ライモンドが受け止め弾き返す。その際マサツグが受け身を取るのを

見計らってライモンドが兜割りをすればマサツグが受け流す。

攻防一体の戦いが続いていく中、マサツグがライモンドの一瞬の隙を

突いて火炎斬りを放つ!


「そこぉ!!!」


隙を突いて火炎斬りをライモンドに放つがライモンドは咄嗟に大剣を使い火炎斬りを

払い除ける。だが、次に視界が開けるとそこにはマサツグの姿は無くなっていた。

ライモンドが辺りを見渡していると頭の上からマサツグの声が響く!


「こっちだ!!

ライモンド!!!」


ライモンドが声にする頭上を確認するとそこには兜割りを繰り出す体勢で落ちてくる

マサツグの姿があった。


「いっけえええぇぇぇぇぇぇ!!!」


マサツグがライモンドに兜割りを繰り出す。しかし、ライモンドはそれを大剣で

ガードするとマサツグを弾き飛ばす。弾き飛ばされたマサツグは宙を舞い、地面に

落ちていく中ライモンドが追撃のダッシュ斬りをマサツグに繰り出す!

空中で回避も出来ないマサツグは咄嗟にガードをするものの更に

ダメージを貰い、地面に叩きつけられる!その際に持っていたトライアルソードが

弾かれ遠くに飛んでいく。


「グハァッ!」


マサツグが吹き飛ばされながらも受け身を取るがライモンドの猛攻は止まらず、

止めの兜割りがマサツグに放たれる!


「マッズ!!!」


マサツグがライモンドに負けるのを覚悟した瞬間!何処からとも無く突如、強烈な

突風が吹き込み、ライモンドの姿勢を崩す。それと見てマサツグがライモンドから

距離を置くと突風がピタッと止まる。そしてマサツグの手にはいつの間にか春風刀が

握られていた。


「…え?

いつの間に?…」


マサツグが春風刀に困惑しているとライモンドが起き上がり、マサツグに

襲い掛かる!ライモンドの強襲にマサツグが慌てて咄嗟に春風刀に

手を掛けるする。抜けないにしても身を護る事ぐらいは出来るだろうと

刀の柄を握る。すると…


「…え?…」


今までビクともせず抜けなかった刀身が嘘の様に簡単に抜刀できる。

それどころか抜刀と同時に強烈な風がマサツグを包み、その風は

襲い掛かるライモンドを吹き飛ばす。目の前で吹き飛ぶライモンドを見て

マサツグが刀を見る。春風刀は刀身が棟が黄緑で刃はうすい黄緑なのだが

光の加減では桜の紋様が入っている様にも見える。

長さは刀身75cmの柄20cmの打刀(95cm)で、刀身はまるで風を

纏っているかの如く、その場に落ちている木の葉が舞い上がる。

二回も吹き飛ばされたライモンドは何が起きたのか分かっていない様子。ただただ、

大剣を構えてマサツグの出方を伺いだす。


「これなら…行ける!!」


マサツグが春風刀を構え、ライモンドに対峙する。その際、マサツグの闘志に

反応する様に春風刀の刀身の風が強くなり、マサツグの後ろでは小さな嵐が

巻き起こっていた。そんなマサツグの姿を見てライモンドが先制のダッシュ斬りを

放つ!それに合わせる様にマサツグも刀を下段に構え、ライモンドに向かい

走り出す!そして、マサツグとライモンドがぶつかる瞬間、マサツグが刀の

術技を放つ!


「居合い剣……疾風の型!!」


お互いがぶつかり激しい衝撃の後、ライモンドが片膝を着き負傷する。

マサツグが放った居合い剣・疾風の型は、下段の構えでダッシュをしながら

下からの切り上げ、これが疾風の型だった。さらにそれをぶっつけ本番で

体得する。しかし、マサツグの放った術技は浅かったのか、ライモンドは

ジワジワと立ち上がりマサツグがぼやく。


「チッ!!…

やっぱ浅いか…」


お互いがもう一度武器を構えて、睨み合う。刹那の再使用時間クールタイムが回復すると

辺りに静寂が訪れる。その間マサツグとライモンドがお互いの出方を伺い、

きっかけを待つ。

二人が硬直していると風が吹き出し、木々を揺らすと一滴の雫が泥濘に落ち、

音を立てる。その瞬間、お互いが最後の一撃を繰り出す為に向かって行く!


「これで終わりにする!!…

行くぞ!!」


ライモンドはマサツグに向かって高く飛び上がると回転しながら兜割りを放つ!

しかし、マサツグは目を閉じ、集中状態に入ると刹那を発動する。

ライモンドの動きがスローになるとマサツグが目を開き、刀を下段に構え、

ライモンドに向かい走り出す。狙いはライモンドが降りて来て、回転の隙を突く

一瞬。そこに全神経を更に集中する。

そしてその時が来る!

幾ら刹那を発動してもスローに見えない所はそのままのスピードだが、落下してくる

ライモンドはスローモーション。丁度、回転をしているライモンドの腹部を

狙うようにマサツグが術儀を放つ!


「絶・天翔剣!!!」


マサツグの放つ絶・天翔剣は下から上への斬り上げ、マサツグの狙いどおり

ライモンドの腹部を斬るとライモンドがバランスを崩し、地面に落ちる。

だが、地面に落ちたライモンドはすかさず受け身を取るとマサツグに

向かい、正真正銘最後のダッシュ斬りを放つ!しかし、マサツグは

刹那を発動したまま。マサツグが振り返るとライモンドがマサツグに向かい、

突貫してくる。それを見たマサツグがライモンドの最後まで諦めない戦いぶりに

感動しながらもダッシュ斬りを放つ。その一撃はライモンドの攻撃を避けて、

腹部を撫で斬り、止めを刺す。斬られたライモンドの体勢は前のめりに崩れ、

そのまま前に倒れるのであった。するとここで丁度マサツグの刹那の使用時間が

切れて息を切らし始める。


「……だあッ!!

ぜぇ…ぜぇ…

これで…勝負ありだな…」


膝に手を着き、うな垂れていると後ろから何か存在感を感じる。

マサツグがうな垂れながらも後ろを確認するとそこにはライモンドが使っていた

大剣が地面に刺さっている。大剣は傷だらけで柄のグリップテープもボロボロ、

しかし、不思議な事に刃こぼれは一つもない。そんな大剣を見ているとマサツグの

武器コレクターの血が騒ぐ。


「これいいな…かっこいいなぁ…」


マサツグが徐に近づき大剣を観察。人間興味がある物が目の前にあると

触りたくなる、持ってみたくなるなどの好奇心に駆られるがマサツグも

その好奇心に誘われ、大剣に手を掛ける。


「ちょっとだけ…」


マサツグが大剣を地面から抜く、するとモツの時同様に抜いた瞬間、

目の前が白くなり、ライモンドの記憶が流れ始める。


「うおっ!

な…なんだ!?

やっぱ、駄目だったか!?」


マサツグが困惑しながらもライモンドの記憶はマサツグの目の前で再生される。

そこにはエイブレントらしき人物と共に戦場を駆け抜けた日々、

大した事無い事で喧嘩ばかりをしていた日々、自分達が仕えていた王から始めて

勲章を授与した等色々ライモンドの記憶が流れ込んでくる。


「これって生前のエイブレント?…

ってことはこれってライモンドの記憶?…」


そしてライモンドの記憶も最後の方になってくるそこには二人が王様から

命を受け、この森に来た後この森で見た事の無い化け物と戦いボロボロに

なりながらも勝利を収めるがその後にやって来た術士に捕まり、実験台に

される後味の悪い最後になっていた。マサツグは知らないがモツと同様の

結末である。そしてその記憶を見終えると視界が戻っていき、大剣を

担いだライモンドの霊体が目の前に現れ、マサツグに語りかける。


「あ~あ…

やられちまった!…

なかなかやるじゃねーか、お前!」


ライモンドの軽い口調にマサツグが呆気に取られる。

それを見てかライモンドが頭をかきながらマサツグの肩を叩くと

ニカッと笑う。


「おう、どうした?

何を呆けてんだ?」


「い…いや、仮にも化物と化したアンタを倒したもんだから、

恨み言を言われると思ったんだが…」


それを聞いたライモンドがキョトンとしながらマサツグに答える。

その答えにマサツグが更に呆気に取られる。


「…?

何で俺がお前に恨み言を言わにゃあならん?

おかしな事を言う奴だな?」


「ええぇ~~~~…」


「まぁ、そんな事は良い!

最後の最後であんな隠し玉を出して来るとは恐れ入ったぜ!!」


ライモンドの一言にマサツグが慌てて答えるとライモンドは

笑いながらマサツグと会話をする。


「いやいや、アンタの方が強かったよ。

俺は、あの時死を覚悟したからな。」


「ハハ…そうかい。」


「それはそうと何であんな事になってたんだ?」


「それはだな…」


マサツグが如何してあんな化物になったのかを尋ねるとライモンドは真剣な顔を

し答え始める。


「俺とエイブレントは任務でこの森にあるリンデの実を求めてここに来たんだが、

あの人なのか獣なのかわからない化物に襲われて俺とエイブレントで何とか

倒したんだがな、あの化け物が意外と強くて俺もエイブレントもボロボロで

戦える状態ではなかったんだ…

そうして俺達が動けないでいると何者かは知らないが俺達の体と魂を使って、

禁術?であのような化物にされちまったんだが…

相棒もどうやらやっと解放されたようだな。

それにしても、悪かったな。

化物になったとはいえ襲っちまってよ…

侘びに俺が振り回してたあの剣をやるよ。」


そう言うとライモンドがマサツグに担いでいた大剣を手渡す。

片手で渡してくる大剣をマサツグが恐る恐る受け取ると意外と軽く、

片手で振り回してみる。マサツグが満足げに試し振りをしていると

ライモンドがマサツグにある頼み事をする。


「…気に入って貰って良かったんだが最後に俺に頼み事を聞いちゃ貰えないか?」


マサツグが振り回すのを止めて振り向くとライモンドの話を聞く、

その願い事はある事だった。


「ここの化物どもを造って俺たちを化物にしたクソ野朗をぶちのめしてくれ!」


それを聞いたマサツグは驚くと同時に疑問を持つとライモンドに質問をする。


「ん?ちょっと待ってくれ。」


「どうした?」


「あの人キメラを造った奴とライモンド達をゾンビにしたのって同一人物なのか?」


「あぁ、間違いねぇと思うぜ。

俺たちがやられた場所でこの化物どもの親玉と同士討ちになって、

その後出てきた奴が…」


{フフ…これは驚いた。

私の最高傑作を倒す奴らがいるとは…

こいつらはいい研究材料になりそうだ…

フフフフフフフフ…}


「なんて抜かしてやがったしな!」


この話を聞いたマサツグが事態を重く受け止める。森はこの通り瘴気に満ちて、

よく分からない化け物が闊歩する。更にこいつ等は人為的に造られた物と

言う事。


…この話はかなりやばい話じゃないのか?

とりあえず、戻ったらモツとギルドに話を通したほうがいいだろう…


マサツグが一人考えているとライモンドが更にマサツグに頼み事を頼み始める。


「後もう一つ!」


「ん?何だ?」


「…………」


それを聞いたマサツグがフフっと笑うと頷き了承する。


「わかった伝えるよ絶対に!」


マサツグが了承するとライモンドは最後に二カッと笑うと昇天していった。

そして視界が開けていくと元の泥濘の中に立っていた。そしてその手には

ライモンドの大剣がしっかりと握られていた。


「さて、許可も貰ったしありがたく受け取りますか。」


       ----------------------------------------------------------------------

            ライモンド卿の残傷の大剣

                レア度 C

           ATK+90   DEF+30   MDEF+10

               [あの日の誓い]

 エイブレント卿の白銀剣の装備者がいる場合、「阿吽の構え」が出来る。

        ----------------------------------------------------------------------

大剣を空に掲げると一人でポツリと呟く。


「ライモンド卿…アンタの決意、確かに受け取ったぜ!」


そう言うとライモンドと同様にマサツグは大剣を背中に背負うと

その大剣を大切に使うと心に誓うのであった。


[マサツグはライモンド卿の残傷の大剣を装備した]


ATK 255+55 → ATK 245+75

DEF 235+50   → DEF 235+80

MDEF 115   → MDEF 115+10


メインウェポンに大剣。サブに刀を装備した所でマサツグが落ちて来た

崖を見つめ悩み始める。


「さて、どうやって戻ろう…」


落ちて来た崖は意外と高く帰り道に悩むマサツグであった。

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