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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章十節 お得意?の開き直りとダイナミック入室!とクズの黒幕-
しおりを挟む時間と言うかもうすぐそこと言うか…眼前に迫って来るゴーレム男に対し!…
飛び付くと言い出したリナに未だマサキが戸惑いを隠せないで慌てて居ると、
一方でそんな事など御構い無し!…
ゴーレム男は構わずマサキ達の方へと突っ込んで来る!…
それは前方に対してだけ両腕で自身の身を守る様にガードを固めて見せると、
まるで砲弾と化し!…が、逆に言えば確かにリナの言う通り!…
飛び付こうと思えば飛び付き易い状態であり!…
何故ならその様子からは敵からの反撃は薄いであろうと言う事がよく分かり!…
感じ的には良く映画で見る走って来た列車に飛び付く感じであろうか?…
だがそんな事を考えている暇も正直この時無い訳で!…もはややるしか他に無く!…
マサキも覚悟を決めてその向かって来るゴーレム男にスッと…
身構える姿勢を露わにすると、思わず言葉を口に!…
吠える様にして零して見せる!…
「ッ…ッ~~~~!!!…だあああああぁぁぁもう!!!…
わぁったわ!!…やりゃエェんやろが!!!…
けどその後は如何するんかは知らんで!?」
「大丈夫、信じてくれ!!…俺様の予想が正しければ!!…
コイツは勝手に自滅する筈だからよぉ!!!」
__ズドドドドドドドド!!!!…ッ!!…
それは文句有り気な感じで吹っ切れた様に吠えて行くと、
もう全ての事はリナに一任するよう言葉を漏らし!…
宛ら自棄にもなった様に見える始末で!…
と、そんなマサキに対してやはりリナは自信満々!…
信じてくれ!と笑いながらマサキに話し!…
何なら事の顛末とばかりに自分の予想が正しければ!…
ただしがみ付くだけでゴーレム男を始末出来る事を更に漏らすと、
一方でそんな二人の会話など関係無し!…
馬鹿の一つ覚えにゴーレム男が突っ込んで来る!…
となると二人もハッと気付いた具合に反応をすると、
途端にそのゴーレム男に対して瞬時にタイミングを合わせ始め!…
「来たぞ!!…ここに来て避けるのに失敗とか!!…
飛び付くのに失敗とかも無しやからな!?…」
「あたりめぇよぉ!!!…そっちこそ!!…
肝心な時にチキンになるとか御免だぜ!!!…」
「ッ!!…誰に向かって!!……ッ!!…行くぞ!!!」
さてこの時も二人は互いに喧嘩をするよう!…
実際には喧嘩をしている訳では無いのだが!…
傍から見てさもそんな風に見えてしまうと、
マサキがリナに対して戸惑いながらも忠告!…
一方でリナは調子に乗るよう返事をする!…
それはもっぱら失敗する気は無い事を口にして行くと、
逆にマサキの方が心配!とばかりに言葉を!…
と言うのも土壇場になって臆病風に吹かれるなよ!と…
宛らそれは昔からの相棒である様に!…
やはり余裕の様子で笑いながらマサキに忠告をし返すと、
マサキもその言葉にピクッと反応!…
ツッコミを入れようとして見せる!…
だがそんな時間も無い様子で途端にハッと気付いたよう話しを切って行くと、
次には慌ててタイミングを計り始め!…
__ズドドドドドドドド!!!!…ッ!!…ババッ!!…
「ここだああぁぁ!!!」
「なる様になれええぇぇぇ!!!」
向かって来るゴーレム男との間合いを図り!…
二人がそれぞれ意を決してその突進に合わせて飛び掛かって行くと、
この時二人はそれぞれ興奮気味に叫んで見せ!…
それこそ手本!とばかりにリナは着地にゴーレム男の頭にスッと手を掛けて行き!…
するとそこからはさも某・B級妖怪の弟の背中にしがみ付く兄の様な!…
まるで人型モンスターに騎乗する様な体勢を取る!…
一方でマサキも同じく飛び掛かりしがみ付く事に成功すると、
リナの反対側を陣取り!…
__ガッシ!!…ガバァ!!!…
「うぉいしょ!!…っとォ!!…ふぅ~!!…」
「ッ!!…ダハァ!!…フゥ~じゃないねんフゥ~じゃ!!…
で、こっから如何するつもりなんや!?…
まだコイツ止まらへんどころか気ぃ付いても無いぞ!?」
この時さも上手く行った!とばかりにリナは一息!…
気を抜く様にしてフゥ~ッと息を漏らし!…
安堵する様子を露わにすると、
一方でマサキがそんな事をしている場合ではない!とすかさずツッコミ!…
と言うのもゴーレム男は背中に人を二人くっ付けて居るにも関わらず走り続け!…
このままだとまた何処かに激突する!と…
何なら自分達がしがみ付いている事に気が付きもしていない事を続けて話すと、
リナもそのマサキの言葉を聞いてピクッ!と…しかし次には軽く流す!…
「ッ!…まぁ慌てるんじゃねぇよ!!…」
「ッ!?…え?……ッ!?!?…」
「…だって飛び乗っちまえばそれはもう!…
こっちが勝った様なモンなんだから…よ!!」
と言うのもこれこそが真の狙いであるかのよう慌てもしないで返事をすると、
マサキもそんなリナの返事を聞いて勿論更に戸惑い!…
となるとここから一体如何するのか?と言う話しになって行き!…
その際ゴーレム男は未だ止まる気配を全く見せず、
寧ろこのままだとまた何処かの壁に激突しようとする!…
いや何ならもう目の前には壁が迫って来ており!…
当然このまま放置すればただでは済まない!…
しかしそれでもリナの余裕はやはり崩れず!…
次にはマサキにもう勝ち確!と…
謎の勝利宣言を笑みを浮かべながら口にすると、
今度はスッと右手をその突貫し続けるゴーレム男の方へと伸ばして行き!…
__ガッ!!…グイイィ!!!…
「ッ!?…おま!?…」
リナは何を思ったかゴーレム男の頭に手を掛けたかと思うと、
そのままその顔を徐に引っ張り!…
それは宛ら駄々を捏ねる子供が親にやって見せる悪戯の様で!…
が、一方で急にそんな事をし出した事でマサキがハッとその行動に戸惑い!…
すると次には注意をしよう!と…折角不意を突いた?のに駄目にするつもりか!と…
言葉にしようとするのだが、それよりも先にゴーレム男がここに来て反応!…
更に可笑しな様子を露わにする!…
と言うのも顔を引っ張られた事でそっちに敵が移動したと誤認をした様で、
その顔を引っ張られた方へ方向転換をし始め!…
「ッ!!…ソッチカ!!!」
__ズドドドドドドドド!!!!…ッ!?…
「な!?…え!?…」
それこそゴーレム男は至って真面目な様子で反応!…ガラガラ声で動揺して見せ!…
やはり足を止める事無く今度は操舵室の扉の方へ向かい駆け始めると、
一方で方向転換をした事で衝突は免れ!…
何ならマサキはマサキでこの様子にただただ戸惑う!…
と言うのもこのゴーレム男の間抜け?具合に呆れると同時に、
リナの機転?にも驚かされ!…となると次にはもう言葉にもならない様子で!…
理解が追い付かない!とばかりに声を漏らし!…
目を見開き何が起きたのか?を考え出すと、
その困惑するマサキの隣ではしたり顔!…
リナがやった!とばかりに言葉を漏らす!…
「思った通り!!…コイツ馬鹿そうだから乗っても気付かねぇって!!…
何なら飛竜みたいに操れんじゃねぇのかって思ったら!!…ククク!!…」
その際驚く事にリナは何処を如何思ってそうなったのか?…
ゴーレム男をウスノロ!と言い、更には飛竜と同じ!とまで言い出し始め!…
と、その隣ではまたマサキがそのリナの言い様でもう一つ驚き!…
と言うのもウスノロであると言う点には異論は無いが、
飛竜と同じと言う点には如何しても納得が出来ず!…
と言うか比べる対象に飛竜を持って来た事にもやはり戸惑い!…
何ならさも飛竜に乗った事がある様に語る!…
そのリナの自信満々の横顔にまたもや疑問を持って行くと、
次には更にそんな些細な事を考えている時間も無い!とばかりに…
マサキの目の前にこれまた衝撃の光景が飛び込んで来る!…
と言うのも今度は眼前に操舵室の扉が迫って来ている訳であり、
リナにもう一度操る様!…何なら危ない!とばかりに慌てて見せ!…
「ッ!?…ひ、飛竜!?……って、ッ!?…前!!…前ええぇぇ!!!」
「しっかり掴まってな!!!…このまま操舵室に乱入だああぁぁ!!!!」
だがリナはそのまま突っ込む!とばかりに…
もう一度顔を引っ張って操るつもりは無い様で、
次にはマサキにしっかり捕まって居るよう指示を!…
それこそさも殴り込みを仕掛ける様に意気揚々とし見せ…
ゴーレム男を依然として走らせ続け!…
勢い良く遂には操舵室の扉をブチ破り中に堂々入ってしまうと、
当然操舵室に居た者達は驚き戸惑い!…
慌てて振り返りその中に入って来たモノに視線を向ける!…
するとそこには扉番をさせて居た筈のゴーレム男の姿が有り、
更にはその背中にはもう一人空賊を捕まえて来るよう頼んだ筈の男の姿がある訳で…
__ブワァッキャアアアァァァ!!!!…ッ!?…ッ!?!?…
「な!?…ア、アンタは!?…
…そ、それに!?…ッ!?!?…」
それはもう静寂!…ではなかったモノの、
あらゆる物音を凌駕する音が操舵室内に響き!…
と、その堂々入った操舵室の中にはやはり探していたセルゲイの姿がそこに有り!…
となると一方でそんなマサキ達の登場の仕方?にセルゲイも激しく驚き!…
ゴーレム男の背中にしがみ付くマサキの姿を凝視!…
が、同時に更にそのマサキの隣に自分が捕まえて来て欲しい!と頼んだ…
空賊のお頭が一緒に居る事に気が付いて行くと、更に驚く表情を浮かべ!…
一方でその空賊のお頭もセルゲイが居る事に気が付いた様で!…
次にはグッと睨みを利かせ!…
見下ろす様にしてセルゲイに怒りの表情を浮かべて見せると、当然文句を口に!…
更に許さない!とばかりに圧も放つ!…
「ッ!…セルゲイイィ!!…よくも!!…
よくも俺様達を騙しやがったなあぁ!?」
「リ、リナ!!……クッ!!…」
__パッ!!…ドザアアアァァァ!!!……ガシャアアアァァァン!!!!……
それこそ宛ら感動の再会!…とは行かず因縁の再会となり!…
当然騙された事を口にしながら怒り心頭!…
リナがガンガンに威圧感を露わにして行き!…
その場に居る者達全員にこれでもか!とばかりに!…
プレッシャーをドンドン掛けて行くと、セルゲイもこれには堪らず怯んで見せ!…
この時苦虫を噛んだ様なそんな表情を浮かべて見せる!…
その際乗り込んで来たゴーレム男からパッと手を放して行くと、
ゴーレム男だけがそのまま真っ直ぐ何処かに向かい突っ込んで行き!…
と言うのも話しを簡単に纏めると、ゴーレム男はこの後操舵室を退室!…
何故なら窓に向かって走って行き!…
遂にはガラスを破り一人勝手に投身してしまうと、
誰からも心配もされない!…まるで捨て駒の様に扱われる!…
さてそうしてマサキもそのセルゲイの目の前に立って見せると、
マサキもマサキでセルゲイに睨みを利かせ!…
__……ッ…ザッ!!……ッ…
「ッ!?…あっ!!…お、おいアンタ!!…
空賊の頭と手を組むとは一体如何言う事なんだ!!!…
私は捕まえろとそう言って!!…」
その際マサキも文句有り気な様子を露わに!…セルゲイの居る方に向き直し!…
今すぐにでも殴り掛かろうか?と言った具合にスッと一歩踏み出して見せると、
セルゲイもそんなマサキに対して言葉を!…話が違う!と文句を言う!…
しかもあろう事かリナと手を組み出した事について!…
正気か!?とこれまた疑うそんな様子を露わにすると、
マサキもその言葉を聞くなり当然とばかりにセルゲイに対して噛み付き始め!…
「ッ!!…じゃかましわボケエェ!!!」
__ッ!?…どよぉ!?…
それもたった一言で一気に黙らせ!…依然として鬼の形相を露わにして行き!…
一切視線を逸らさず一点にセルゲイだけを睨んで見せると、
そのマサキの眼光で更にセルゲイは怯み!…
何なら釣られて周りに居る船員達までもがどよめき慄く!…
そしてそれ以上マサキに対して何も喋れない様な!…
リナ以上のプレッシャーを感じてしまうと、
今度はマサキがセルゲイに対して当然の如く文句を口にし始め!…
「よぉ?…お前ようも俺の事騙してくれたのぉ?…
聞いた話によっちゃあお前ぇ…大分あくどい奴らしいやないかい!!…」
「ッ!?…い、一体何の話だ!?…私はただの飛行船の!!…」
と言うのもまずは騙された事について勿論文句を!…それはもう騙されない!と…
或いは分かっている!とばかりにセルゲイを敵視する言葉を軽く並べて行くと、
セルゲイはまだ諦めていない!…
いや、白ばっくれる様に戸惑いの反応を露わにする!…
それこそ何の話をしているのか分からない!と…マサキへ返事をして見せると、
自分はただの飛行船の船長!と主張をしようとするのだが!…
しかしそれを許さない様子で更にリナが被せるよう言葉を口にして行き!…
「それこそ嘘を抜かしてんじゃねぇ!!!…
…お前は!!…俺様達空賊の情報屋!!!…
その対価に飛行船の金品をせしめる小悪党だろうがぁ!!!…
…今回如何言うつもりで俺達を売ろうとしたんだ!?…
おいコラ!!!…ただで済むと思うなよ!?」
この時セルゲイの事を思いっきり嘘吐き呼ばわり!…その際マサキに説明した事を
やはりそのまま口に!…それこそセルゲイと言う者は一体何者なのか!?…
リナは良く知っている!とばかりに小悪党呼ばわりも更にセルゲイへ付け足して
話すと、今度はリナが更に怒りを浮かべて見せ!…裏切られた?…
いや、自分が売られた事に対して腹を立てる!…
そしてその事について勿論ツケを払って貰う!と…セルゲイに迫る勢いで更に言葉を
口にすると、スッとマサキの隣に並び!…となると二人の怒りの視線は一点に
セルゲイへ向けられる事に!…となるとセルゲイもそんな二人の視線で更に慌て!…
何か言い訳を考える様な!…だがそれも次には面倒になった様子で、終いには
開き直り本来の性格が露わになる!…
「ッ!?…ッ…ッ~~…ッ~~~!!!…チィ!!…
あぁ~もう面倒だ!!…そんなに聞きたきゃ話してやるよ!!!…」
__ッ!?…ッ!!…
それこそ途端に口調が癖のある小悪党染みたモノに代わり、
そして追い込まれたでこれまた逆上し始め!…
と、次にはリナの質問に対して返事をする!と…
それはやはり何か裏があった様子で!…
全部ぶちまける事を大袈裟?気味に続けて
口にして見せると、それを聞いたマサキとリナは一旦その場から動かなくなる!…
と言うのもセルゲイの言う真意に興味を持つ!…
しかしだからと言ってセルゲイに対して警戒を解く事は一切せず、
視線は未だセルゲイに向け!…
一方でセルゲイはそんな視線を煩わしそうにしながら話しをし始め!…
「要は簡単な話なんだよぉ!!…テメェらはやり過ぎたぁ!!…
ただ腕試しをしたい!ってだけで飛行船を襲う様な連中だ!!!…
さぞお貴族様達からすれば目の上のたん瘤でしかなかった事だろうよ!!!…
…そこで白羽の矢が立ったのが俺だった!!…
奴らは俺を捕まえるなりこう言った!!…
テメェの犯した罪で監獄にぶち込まれたくなかったら!!…
テメェらを捕まえて来て自分達の前にしょっ引いて来い!!ってよぉ!!!」
何でも誰かと取引でもしたかの様な!…話としては元々リナの問題が原因らしく、
何処かの貴族の反感を買った事を更に続け!…
その際白羽の矢が自分に刺さった事も口にし出し!…と言うのも司法取引?…
要は自身の罪を洗い流す為に!…
こうして話の元凶であるリナを捕まえようとしたのが!…
事の顛末である事をセルゲイが逆上をしながら話して行くと、
さも自分は被害者!とばかりに…巻き込まれた!と不満を露わにする!…
となるとその話を聞いてリナも思わずえっ?と戸惑いの色を浮かべて見せると、
その場で固まってしまい!…
しかし一方でその話を聞いてマサキは途端に呆れて一言零して見せ!…
「…いや自業自得やろ!…アホか、お前?…」
それは自業自得!と冷徹にセルゲイを突き放し、更には馬鹿にする言葉も付け添え…
何なら心の底から軽蔑をする様子も露わにして行き!…
それこそ自分のケツも拭けない愚か者!と…
言い訳も三流である!とセルゲイが更に情けない何かの様に思えてしまうと、
思わず哀れみの視線をチラッと…一瞬だがセルゲイに向けて浮かべて見せる!…
するとそのマサキの一言にセルゲイもピクッと反応をすると、
マサキに噛み付き始め!…
「ハァ!?…何処がだ!?…
俺はただ顧客が求める情報を仕入れて売っただけだ!!!…
そして小遣い稼ぎで便乗して色々と更に追加で金を手に入れただけだ!!!…
…そうさ!!…生きる為にだ!!…面白可笑しく生きる為に努力して何が悪い!?…
遊ぶ金を求めて何が悪い!!……そうだ!!…俺は何も間違っちゃいねぇ!!…
俺は正しい事をして来たまでだ!!!…寧ろ可笑しいのはテメェらの方だ!!!」
そのセルゲイの言う言葉もクズの極み!…やはり自分は悪くない!と…
ただ自分にしか出来ない仕事を淡々とやっていただけである!と主張をすると、
これまた被害者ぶって自身を正当化!…何も間違っていない!と更に続ける!…
それこそ努力をして何か悪い!とまで言い出し始めると、
そのセルゲイの言い様に更にマサキが呆れてしまい!…
が、だからと言って何か言い返すと言った事はそのまま無く!…
と言うのもここまで自己中心的であるといっそ清々しい!と…
何なら何を言っても届かない!…
反論をするだけの労力も勿体ない様に感じられると、ただただ無言!…
そして静かに構え始める!…
となるとそんなマサキの様子にまた気に食わない!とばかりに…
セルゲイが更に噛み付き始め!…
「………。」
「…なんだその面ぁ!?…自分達は真っ当だってかぁ!?…
ならテメェらがやってるそのクエストってのは一体なんなんだ!?…
クエストを受けたらそれだけで人を殺してもいいって言うのかぁ!?…
人から物を取っても良いって言う免罪符になるとでも言うのかぁ!?…
…ちげぇよなぁ!?…所詮俺達がやってるこたぁ五十歩百歩なんだよぉ!!!…
ただ違う事が有るとするならぁ!!…
それは正規で公募されてるか如何か?って言う些細な事でしかないんだよぉ!?…」
もはやここまで来るとセルゲイは何もかもが気に食わなくなり、
遂には冒険者を否定し始め!…
と言うのも自分も冒険者も対して違いが無い事を口に!…
さも同類であるようマサキを狙い捲し立て!…
更にはギルドが公式で殺人許可証を出している様なそんな事まで口にすると、
その行き過ぎた発言にこれまたマサキもピクッ!と…グッと眉間にしわを寄せる!…
そしてもうこれ以上の会話は不可能である事をマサキが悟ると、
一方で言いたい事を言って更にセルゲイはヒートアップして来たのか!…
興奮した様子で息を切らし!…
__ハァ!!…ハァ!!…ハァ!!…ハァ!!…ッ…ゴソゴソ…ンバッ!!…
と、突如マサキ達を前にして何かを探し始めるそんな様子を見せ始め!…
しかしそれも然程時間が掛からなかった様子で!…
次には意味深にマサキ達へ謎のアピールをするよう!…
何かを手に取りそれをまるで誇らしげに掲げる!…
そんな様子を取って見せると、その手には嫌なまでにどす黒い何か!…
しかもそれが小瓶に詰まっている妙なモノを目にして行く!…
一方でそれを手にするセルゲイはさもチンピラの如く!…
フラフラと落ち着きのない様子も露わにすると、
また違う意味で息を切らす様に!…
「ハァ!!…ハァ!!…ハァ!!…ハァ!!…
…さぁ!!…この話も終いだ!!…
ここまで知られたからには生かしちゃおけねぇ!!…
…ッ~~~!!!…アンタ達はここで終わりだ!!!…
そしてリナ!!…お前に関しちゃ生きていようが!!…
死んでいようが構いやしねぇ!!!…
テメェを捕まえたって言う!!…
証明が出来ればそれで良いんだ!!!…
…けど真っ向から戦ってか勝てるとは!!…
そこまで自惚れちゃいねぇ訳だ!!…だから!!…」
と言うのも今度はまるで緊張から息を切らしている様に!…
しかし肝心のセルゲイはその様子とは裏腹に、
謎に勝ち誇った様子でもう話はお終い!と言い…
それは如何やらセルゲイからすると話す事も無くなったらしく!…
故に知り過ぎたマサキ達を始末する!と…
一人勝手にベラベラと話した癖に!…
何かマサキ達が詮索をした様に話しをすると、リナに対しても威圧!…
その処分についてまたもや話す!…
何でもセルゲイ曰くリナはDead or Aliveの指定らしく、
うっかり殺してもいい!とばかりに…だがやはり真っ向からでは敵わない!と…
__グッ!!…パキンッ!!…ッ!!……
「コイツを使わさせて貰うぜぇ~?」
「ッ!?…ア、アレはなん!?…」
故に今手に持っている小瓶が鍵の様である!とばかりに…
次にはその小瓶を封を目の前で切り!…
と言うかアンプル状の小瓶の先端を片手でパキッ!と圧し折って見せると、
不敵に笑いながら服用を口に!…何ならアピールをするかの如く、
チャプチャプと中身を揺らして見せる!…
となるとそんな事を言われたリナとしても戸惑う訳で、
そもそもとしてあのどす黒いモノはなんなのか!?と…
だがそんな事を零している間にセルゲイはそのどす黒いモノを服用して行き!…
__あぁ~~ん!!…タラァ~~!…ンゴッ!…ンゴッ!…ンゴッ!…ンゴッ!…
「……ッ!!…グッ!!…ウウウゥゥ!!!」
この時これ見よがしに態々小瓶をスッと持ち上げて見せると、
次には自身の口に垂らし込むようその小瓶を傾け!…
何なら迎え舌で口を開いて見せる始末!…
それはもう見るに堪えない汚らしいさで、
その小瓶の中身を飲む様子にリナが思わず嫌悪感を露わにすると、
一方でその薬?を服用した直後!…
セルゲイが苦しむ様なそんな反応を見せ始める!…
それは持っていた小瓶をポロッと手から零してしまうと、
今度は両手で自身の喉を押さえ始め!…
と、これには周りの船員?達もまたどよめき!…
心配をする様子を見せる一方、何か嫌な予感も感じているのか?…
本能的に警戒をするそんな身振りも取ってしまうと、その予感は的中!…
セルゲイが突如変貌を遂げ始める!…
「グウゥ!!!…ゥゥウウアア!!!…アアアアアァァァアアァァァァ!!!…」
「せ、船長!?…」
「お、おい!!…これもしかしなくてもヤバいんじゃ!?…」
それこそ喉を押さえていたかと思うと、
突如蹲ってはその場で身を丸めて体を膨張させ始め!…
その際来ていた服はその膨れ上がる体によって引き裂かれ!…
何なら肌の色も変色して行き!…ゴブリンより醜悪な!…
まるで迷彩色の様な深い緑色にその肌を染めて行くと、
背中から翼の様な腕が一対で更に生え始める!…
腕もパンプしてまるで丸太の様に膨れ上がる!…
そして徐々にその膨れ上がる様子も落ち着いて来ると、
そこには異形の姿となったセルゲイの姿が!…
その際その見た目は簡単に説明するとまるで某・生物災害の二作目に様な!…
自らウイルスを注入した科学者の様な姿になり!…
落ち着いて来た所でピクッ!と…
さも目が覚めたかの様な動きを露わにして行くと、船員達はもうパニック!…
仕舞には我先にとその場から逃げ出し始める!…
__……ッ…ッ~~~~…グフウウウウゥゥゥゥゥゥゥ!!……
「ッ!?…う、うわあああぁぁぁぁ!!!!」
「た、助けてくれえええぇぇ!!!!」
その際当然ながら目の前に居るのはもう!…
船長を偽っていたセルゲイの姿等では全然なく!…
見るも無残な化け物の姿!…となるとリナは思わず慄き!…
しかし一方でマサキは更に呆れた様子で!…
ジッと変貌したセルゲイに視線を向けて行くと、
次にはやはり馬鹿にするよう!…呆れた言葉をポロッと零す!…
それはセルゲイの考えが理解出来ない!とばかり漏らす様で、
それと同時に少しばかり心配をするようでもあって!…
「ッ!?…な、何なんだよ!?…これぇ!?…」
「…アホやのぉ?…そこまでして捕まりとうないっちゅうのは伝わったけど!…
それでもその後お前如何するつもりなんや?…お前それ後で元に戻れるんか?…」
その際マサキ曰くその捕まりたくないと言う熱意は確かに伝わった!と、
だがその後の日常生活に関して思わず疑問を持った様子で!…
と言うのも元に戻れなければ以降はただのモンスターとして過ごす事に!…
それは本当にセルゲイが望んだ事なのか?とこれまた続け!…
後先考えずに行動した結果!…
捕まるよりも更に過酷な運命を今辿る事になったぞ?と…
もう一つ呆れた具合に話して行くと、
一方でそのマサキの声は届いていない様子!…
その力の感じ様にセルゲイが一人関心を持つ!…
「…力ガ溢レル!!…漲ルウウウゥゥゥゥ!!!…」
「…アカンわ…ホンマに救い様がない奴になったらしい…」
宛ら某・スーパー野菜人ブロッコリーの様に!…自身が異形となったにも関わらず、
全身に漲る力にさも感動を覚えたよう言葉を零し!…
となるとそんな変わり果てたセルゲイの様子にマサキも駄目だ!と…
もはや何を語り掛けても無駄だ!と言う事を察し始め!…
次にはスッと戦う気なのか!…その手にスッとヌンチャクを握り!…
セルゲイに対して身構える素振りを露わにすると、見捨てた具合に言葉を続け!…
一方でリナが更にその様子を見るなり慌てて戸惑う!…
「ッ!?…な、何で!?…何でこんな化け物を目の前にして!!…
そんな冷静で居られるんだ!?…」
と言うのも相手が化け物と化した訳であり、
普通の人間であれば勿論そんな化け物に対して驚き慄く筈であって!…
しかしマサキは慣れた様子で身構える始末!…
となるとそのマサキの精神力?にこれまたリナは驚愕する事に!…
一体どんな経験を積めばそうなるのか!?と…
リナがツッコミを入れるよう戸惑いの言葉を口にするが、
そんな戸惑うリナの事など御構い無し!…
次にはマサキとセルゲイの戦闘が幕を!…
遂にこの事件の最終章へと突入する事になるのであった!…
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これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
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社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
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食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
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2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
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元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
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【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
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【Hotランキング3位】
ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
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神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
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45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
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2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
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【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
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欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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