どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章八十四節 下水道の最奥と姦姦蛇螺?とぶつかった二人!-

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さて道中モンスターを蹴散らしながら暴走し勝手に駆けて行ったフェルを慌てて

追い駆けると、最終的には妙に開けた場所へと出て来る!…そこは見た所他に

分岐しそうな道は特にコレと言って見当たらず、如何にも行き止まりの様子で!…

そして一番色々と見た目的にも宜しくない光景が目に映り!…そこは骨や腐肉の

絨毯が敷かれて有り、更に壁からは何処かに繋がっているのか!…あの妙に混ざり

合った薬品!…或いは汚水がダラダラと流れ込んで来ているのが壁から幾つも

見られると、同時にその腐肉の絨毯の上には他残りの面々達の姿が!…及び未だ

暴走状態のフェルの姿を見つけて行く!…


__ザッザッザッザッザッ!!……ッ!?…


「…こ、ここは一体!?…って、それよりも!!…」


__ザッ!…ババッ!!……グニュッ!…ッ!?…ッ~~~!!!…


となるとハンドレットも到着してまずはその異様な光景に思わず戸惑いを感じて

しまうと、更に暴走状態であるフェルと一緒に他の面々が居る事で不味い!と

言った焦りを覚え!…すると当然フェルを止める為にハンドレットも直ぐに同じ

場所へと降り立ち!…その際如何にも抵抗を覚える!…腐肉の絨毯の独特の

踏み心地に!…何とも言えない気色悪さを感じてしまうと、思わず動揺して

固まってしまう様な…一方でフェルは気にしていない様子で嬉々とする!…


「…サァ!!…オ楽シミノ時間ノ始マリダァ!!…」


「ッ!?…こんな事を気にしている場合じゃない!!…フェルさん待っ!!!…」


それこそその他の面々と敵対するよう向き合って見せると、残りの面々に対して

両腕を広げ!…それはまるでお道化る様に狂気に満ちた笑顔で歩いて行き!…

今まさにこれから一戦交える様な!…何か意味深なそんな言葉を口にすると、

ハンドレットもそこの賭場を聞いてハッ!と…固まっている場合ではない!と

直ぐにシャキッとする!…そして面々に襲い掛かろうとするフェルに向かい

待ったの声を掛けようとすると、次にはトンデモナイ化け物も姿を現し!…


__ッ…ッ~~~…ズゴゴゴゴゴ!!!!…ザッパアアァァ!!!…


「ッ!?!?…な!?…」


「大本命チャンノオ出マシダァ!!!…アッハハハハハハ!!!…」


と言うのもその腐肉の絨毯の外側には汚水が広がり、如何やら今立っている場所は

浮島みたくなっている様で!…そしてその外側の汚水からその巨大な化け物が姿を

現し!…それは体長にして全体と言う訳では無いのだが!…パッと見て約7~8m位

あるのが伺えると、下半身が蛇の様な!…体は女性の物で有るのが同時に伺え、

腕は六本生えて居り!…宛らその容姿を簡単に説明するなら[姦姦蛇螺]!…或いは

[ラミア]と言っても通じそうなそんな容姿が見て取れた!…あと分かる事が有ると

するならその体は見事に腐っており、まるで幾多の遺体が一つに集まり誕生した

化け物の様に見え!…と、そんなモノがいきなり出て来た事でハンドレットも

驚き戸惑い!…フェルの興味も其方へ向き!…いや最初からこっちに向けられて

いた様子で有り!…探して居たモノが見つかった事で嬉々とする!…やはり様子が

可笑しいそんな反応を露わにすると、周りの面々もそんな化け物に対して身構え

始める!…躍起になる様子を見せて行く!…


__ジャキキキンッ!!!…ッ!?…


「来たぞ!!…今度こそ!!…ぶっ倒す!!!」


__オオォォ~~~~!!!!…ッ!?…


それは姿を現すのを待って居た!とばかりに反応をすると、その面々のヘイトは

姦姦蛇螺一体に向けられ!…しかも既に一戦交えて居た様子でリベンジ!と

漏らし…全員が武器を身構え始め!…一人が改めて姿を現し全員に鼓舞をするよう

声を掛けると、全員がそれに対して返事!…全く怯む姿勢を見せようとしない!…

となるとそんな面々の様子にハンドレットも更に戸惑いを露わにすると、思わず

今度はキョトンとしてしまい!…


「…へ?…」


__シャアアァァァァ!!!…


自身が予想して居た展開と違う事に戸惑いを隠せず!…何ならその道中倒れて

居た者達とは違い、ここでピンピンしている面々にもこれまた疑問を感じずには

居られない様子で!…と、一方で姦姦蛇螺はその面々達に向けて威嚇をして居り!…

まるで生ある者に対して!…強い恨みをやはり持っている様なそんな威嚇振りを

見せて行くと、次には更に驚くべき言葉が!…フェルに向けて言い放たれる!…


「フェルさん!!…コイツの特殊攻撃は酸のブレス!!…それと魔法多種!!…

…あと目は見ちゃダメ!!…多分スタン状態にさせられる!!…

…そして基本打撃多め!!…それさえ踏まえて置けば楽しいかと!!…」


その驚くべき言葉と言うのは暴走状態のフェルを相手に戦闘の指示をすると言う

モノであり!…ファーストコンタクト時に粗方攻撃パターンは覚えた様子で!…

特に気を付ける攻撃等をとにかく簡単に纏めてフェルへ注意を促して行くと、

最後にトンデモナイ事に楽しい!と言う…随分と強者染みた事を口にする!…

するとその話を聞いて更にフェルも乗り気になると、姦姦蛇螺をジッと見詰めて

さも某・戦闘狂の奇術師の様な言葉を漏らし!…


「ッ!…イイネェ!!…イイネェ!!…興奮スルジャナイカァ!!…」


「ッ!?…え?…え??…」


と、こちらも全く怯んで居ない様子で嬉々として笑みを浮かべて居り!…となると

全く話について行けないハンドレットはとにかく戸惑い!…これは如何言う事?と

ばかりに頭の中で処理落ちをする様な混乱具合に陥って居ると、次には姦姦蛇螺が

先攻!…そのフェル達面々に向けて攻撃を繰り出す!…その際驚く事に右腕の

一本を動かしピッ!と人差し指を立てて見せると、その指を中心に魔法陣を描き!…

と、同時に左腕からは骸の投擲!…その辺に落ちている適当な骸骨やらをスッと

拾い!…面々に向けて勢い良く投擲すると、更に口を開けては忠告に有った通りに

酸のブレス!…最初から大いに暴れて見せる!…


__スッ…ポオオォォ!!…ガッ!!…カパァ!!…ズアアアァァァ!!!…


「ッ!?…ちょ!?…」


「ッ!!…散開!!!」


するといきなりの怒涛の攻めに当然最初からタジタジに!…ハンドレットは

ハッと我に返るなり慌て始め!…一方でその攻撃は見て居る!とばかりに!…

面々が機敏に早速散開する様子を露わにすると、統率の執れた動きで前に!…

真っ向からぶつかって見せて行く!…その際盾持ちが前に思いっきり出て

行って自前の盾を構えて見せると、その酸のブレスを盾で受け止め!…

と、意外な事に直ぐに溶かされると言う訳でも無い様でその場で耐え!…


__ガジュウウウゥゥゥゥゥ!!!!…ッ!!…ッ~~~!!!…


「…《貫ける氷の槍!!…荒ぶる雷雲よ!!…》」


「《頑強なる岩石よ!!…凝縮せし炎よ!!…


__パアアアアァァァ!!!…ッ~~~…ッ!!…いっけええぇぇぇぇ!!!…


何方かと言うとブレスの勢いの方が厄介!と言った様子、だがそれでもちゃんと

タンカーの仕事をして見せ!…と、そのタンカーの後方では勿論魔術師達が

いそいそと魔法を詠唱しており!…次には姦姦蛇螺に向けてタイミングを合わせ

始め!…互いの連携が取れた所で一斉射!…相手よりも先に魔法を放って行き!…

真っ直ぐ姦姦蛇螺へ向かい魔法全弾を直撃させてまずは先制ダメージを稼ぐと、

姦姦蛇螺を怯ませる!…そして右腕の魔法を中断させる!…


__ギュンッ!!…カッ!!…ドゴオオォォン!!!……グラァ!!…


「ッ!!…倒れて来るぞ!!…全員衝撃に備えろおぉ!!!」


「…え?…」


その際相手をダウンさせる程の威力が有った様子で!…姦姦蛇螺はその魔法の

爆炎の中からクタッと姿を現して見せると、次には倒れ込んで来る様にして

体勢を崩し!…と、次にはその様子を見るなりまた面々の一人が指示を口に!…

と言うのも倒れて来る際の衝撃に備えろ!と…倒れ込んで来るのに衝撃に備える?…

その意味が分からずハンドレットが思わずその理由が悩むそんな反応を見せて

居ると、今度はその理由を理解!…そしてその面々の動き様にこれまた驚く!…


__グオンッ!!…ドシャアアアァァァァァァン!!!…グワンッグワンッ!!!…


それは言わずもがなな顛末で、そんな巨体が倒れて来たらその衝撃は相当なモノ!…

何なら足場が浮島である事から大いに揺れ!…足場が揺れると言う事は当然とても

不安定である事を指しており、仕舞いには勢い余って汚水も飛び散る事になり!…

そしてその汚水も如何やら酸の様で!…少し浴びただけでスリップダメージ!…

それこそどっぷりと浸かる様な事が有れば!?と考えると、勿論それはもう地獄!…

しかしそれでもハンドレットはその初見の揺れに対して踏ん張って耐える!…


「ッ!?…ノオオオオオオオォォォォォ!?!?!?…

…こ、こう言う!!……ッ!?…」


__スッ…ビタァッ!!…ッ!?…ッ!?!?…


そしてやはり突然の事で戸惑ってしまうのも当然で、思わず情けない声を上げ!…

が、次には面々が言っていた事をここで改めて理解して行き!…また起きるかも

しれない揺れに対して!…否応なしに警戒心が働いて思う様に動けない様な

そんな状態になって行くと、一方である光景を目に!…と言うのもそこで慣れた

具合にしゃがんで揺れに耐える面々達の姿を見つけて行く!…それは特に慌てる

様子もなく毅然とした態度で対処すると、宛ら訓練されて来た様にも見え!…

と、そんな面々の落ち着き様にこれまた戸惑い!…何か自分が間違っている様な

妙な感覚を感じ出すと、頭の中はひたすらに混乱!…如何したら良いのか?と

考え出す!…


{こ、これは一体如何言う!?…知らない内に私達はこの化け物を倒しに!?…

…い、いやこれはただお仕置きを理由に来ただけの筈!!…

しかしこの予見された動きの数々は!?…}


それこそ改めてここに来た最初の目的から振り返ると、更にその面々の動きに

何か惑わされる様な気分になり!…と、一方でその倒れて来た姦姦蛇螺の姿を

目の前に!…攻撃のチャンスが巡って来た!とばかりに誰もがその獲物に向かい

不敵な笑みを浮かべて行くと、ある者達は恨みを晴らすが如く武器を最初から

掲げる!…そしてある者が陣頭指揮を執って突貫を命じる!…その際その言葉も

簡単に一言だけに絞って行くと、思いっきり感情を込めて叫んで見せ!…


「ッ!!…今だアアァァァ!!!!」


__オオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォ!!!!!


宛らまるでこの瞬間を待って居た!とばかりに次にはそれに続くよう時の咆哮!…

誰もが本能のままに思いっきり叫び!…その掲げた武器で果敢に姦姦蛇螺へ攻撃を

仕掛けて行くと、恨みを晴らすが如く暴れる!…とにかくその巨体を滅多打ちに

遭わせて見せる!…するとその各々の一撃はその身に纏う骨や皮を砕き薙ぎ払う事に

なって行くと、更に中身を露わにし!…とは行かず更に骨と皮がくっ付き一体化して

いる状態を見る事に!…


__ガシャッ!!…グシャ!!…ゴシャ!!…


「ッ!?…な、何だこれ!?…まるで手応えが無いぞ!?…」


「おいそもそもこれ攻撃通っているのか!?…」


と言うのもそれは酷く癒着した様子で一体化しており、幾ら攻撃してもコレ!と

言った手応え等は一切感じられず!…何なら本当に攻撃が通っているのか如何か

すらも怪しくなり出し!…誰もが可笑しい!と言った具合に異変の様なモノを

感じて居ると、一方でずっと倒れているままでもない様子!…姦姦蛇螺が起き

上がろうと藻掻き始める!…それは面々の乗っている浮島や壁に両腕を付いて

体を起こすと、これまた大きく足場を揺らす事になり!…


__ガシャシャシャシャ!!…グッ!!…ズズズズズッ!!!…


「ッ!?…揺れ始めた!!…おいしゃがんで揺れに!!!…」


この時その巨体のせいで浮島が沈む事は無いのだが!…それでも起き上がる際の

揺れはとても大きく!…またしゃがんでいないととてもでは無いが耐えれそうに

ない雰囲気を感じさせると、面々の内の一人が注意を呼び掛ける!…誰一人として

脱落を許さないよう叫んで見せる!…するとその呼び掛けに対して他の面々も

ハッ!とすると、次には若干慌てながらも指示に従い!…が、一方で姦姦蛇螺は

完全復帰!…体をくねらせ上体を戻し!…その攻撃をして来た面々に睨みを

利かすようジッと視線を向けて行くと、次には反撃のターン!とばかりに!…

その面々に襲い掛かる!…


__ゴゴゴゴゴゴゴ!!!…ズアアァァ!!!…


「ッ!!…退避いぃぃ!!!」


姦姦蛇螺は大きく右腕三本を振り上げて見せると、次には手をパッと開いて

叩き付ける様子を露わに!…と、そんな攻撃の様子に当然これまた慌て始め!…

また一人が攻撃が飛んで来る事を示唆!…他の仲間達に逃げるよう慌てて

指示を出して構えて行くと、次にはそれが合図とばかりに姦姦蛇螺も腕を

振り下ろす!…また浮島を大きく揺らして見せる!…それは攻撃を受けるだけ

でなく更に揺れによる追加ダメージ?も受ける事になってしまうと、更に現場を

慌てさせ!…


__ズガシャアアアァァァァ!!!!…キャアアアアァァァァァ!!!!…


「ドワアアアアァァァァ!!!!…ッ~~~!!!…クッ!!…

こ、こんな化け物がこんな地下に!?…こんなの如何やって!?…」


その際汚水に投げ出される事は誰一人として無いのだが、それでも当然各々が

慌ててふためく反応と言うのは勿論見られ!…何なら揺れに間に合わなかった

様子であちらこちらからは悲鳴が上がり!…誰もがフラ付き足元が覚束ない

様子を見せる中!…ハンドレットもまた揺れに襲われて慌てて戸惑い!…

それでも必死に踏ん張ってさも四股を踏む様に何とか土俵際の粘りの様な体勢を

見せて行くと、次には耐え切って思いっきり足を踏み下ろす!…そして改めて

今相手にしている?化け物に対して更に戸惑う!…それは如何やって倒すのか!?と

言った具合に困惑の視線を姦姦蛇螺に向けて行くと、ここでふとフェルの姿が

ない事に気が付き!…


「…ッ!?…そ、そう言えばフェルさんは!?…フェルさんは何処に!?…」


__…アァ~ッハッハッハッハッハッハ!!!…ッ!?…


それは浮島の何処を見回しても姿が無く、姿が見えない事からあの汚水の方に落ちて

しまったのではないのか!?と一抹の不安を覚え!…が、だからと言って汚水の方に

視線を向けてもその姿は何処にもなく!…となると余計に疑問が残り!…一体何処に

行ったのか?と…ハンドレットの中で直更何か嫌な予感が感じられると、次には

フェルの笑い声が!…如何にも姦姦蛇螺の居る方から聞こえて来る!…するとそんな

笑い声が聞こえて来た事でハンドレットもハッ!とその方向に視線を向けると、

そこでこれまた驚くべき光景を目にし…


「…当タラナケレバ如何ト言ウ事ハナイネェ!?!?……ケドォ?…

チョ~ット面倒ニナッテ来タカナァ~?…

コウモ攻撃ガ通ラナインジャ萎エルッテ言ウカァ~?…」


そのフェルが居た場所と言うのは姦姦蛇螺の脇腹辺り!…如何やらしがみ付けそうな

所が有ったらしく!…片手でぶら下がり持って居る剣で何度もその脇腹を滅多刺しに

するのだが、肝心の姦姦蛇螺は全く動じない!…寧ろ存在にすら気が付いていない

様子でスルーをする!…となるとスルーされる側としても何のアクションもない事で

勝手に気分を萎えさせると、もっと面白い反応が見られるモノは無いのか?と辺りに

視線を向け!…


__…チラッ?…ッ!?…


{あれは!!…不味い!!!…}


__ババッ!!…ウオオオオオオオォォォォォォォ!!!!…


そこでフェルが視線を向けた先と言うのは今まさに踏ん張り耐えている面々達の

様子で!…まるで自身の渇きを潤すだけに!…仲間の命さえ厭わない様なそんな

視線をチラッと見せると、ハンドレットがそれを過敏に察知!…次にはバッ!と

飛び出して行く!…それこそ雄叫びを上げながら真っ直ぐ姦姦蛇螺へ突っ込んで

見せると、その手にあの水晶の塊から作った様な鈍器を持ち!…すると一方で

ハンドレットが居る事に他の面々もここで気が付き!…


__どよッ!?…ザワザワ!!…ザワザワ!!…


「ッ!?…な、何でここにクラマスが!?…

お仕置きの時は絶対に来ない筈じゃ!?…」


「…ッ!?…い、いや!!…これはチャンスかもしれないぞ!?…

もしかしたらワンチャンこの化け物を!!…」


となるとこれまた騒然とし出し!…誰もが何故!?と言ってハンドレットが

今ここに居る事に困惑をすると、一方でこれはチャンスなのでは!?と考える声も…

それはやはりこの姦姦蛇螺を倒す事を考えて見せる!…それは何かやはり煮え湯を

飲まされたせいなのか?…余程頭に来ている様子で何が何でも倒す!と言った意志の

様なモノが感じられ!…と、その一人の声を基軸に賛同する声も徐々に集まり!…


「ッ!!…そうだ俺達のクラマスが来たんだ!!!…これでまだ戦える!!…」


「…あとはダメージを与えられる方法を考えるだけ!!…

…なぁにさっきだって魔法は効いてた!!…」


結果若干折れ掛かっていた面々の心を奮い立たせ!…ここで諦める訳には行かない!

と言った団結心を露わにすると、姦姦蛇螺を睨む!…更に自分達を鼓舞するよう

ある事についても話し始める!…と言うのも先程だって僅かではあるもののちゃんと

魔法攻撃が効果の有ったモノである事を思い出すと、全部が全部無駄ではなかった

事を口に!…何ならその事から相手も不死身では無い!と言う事を結論付け!…


「と言う事は不死身じゃねぇんだ!!…あとは工夫と応用!!…

…絶対に何が何でも倒してやる!!!……そして!!!…」


__そして何が何でもシロちゃんとハクちゃんにお近づきに!!!!…


それこそ興奮気味に語って行き!…まだまだやれる事はある!と言って躍起に

なり出し!…誰もが再度自身の闘志に火を点けてこれまた不純ではあるモノの!…

ある事で一致するよう密かに声を揃えて行くと、姦姦蛇螺と向き合う!…改めて

対峙する覚悟を見せて行く!…一方でそんな面々の心情など知らずに突っ込んで

行ったハンドレットはと言うと、その手に持つ鈍器を横薙ぎに大きく振り被り!…


__ダンッ!!…グオンッ!!…コオオオオォォォ!!!…


「サウザンドポンドォ!!!…ストライク!!!」


力強く浮島を踏み切っては一切何の躊躇いも無く!…その姦姦蛇螺の脇腹目掛けて

思いっきり!…全力のフルスイングを放って行くと、当然そこにはフェルの姿が!…

だがそれでも構わず突っ込んで見せる!…その際技名を口にフェルごと姦姦蛇螺を

かっ飛ばそうとするのだが、当然フェルもそのまま食らう筈も無い訳で!…次には

ピクッ!と反応するなり途端に姦姦蛇螺から飛び退いて見せ!…そして壁を蹴って

浮島に!…


__ッ!!…タンッ!!…グッダン!!!…


「オオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!…」


宛ら本能の赴くままな獣の様に!…浮島に頭から突っ込んで行くと転がり受け身!…

無事何事も無くさも慣れた具合でそのハンドレットの一撃から逃れて行くと、

回避されたハンドレットの一撃は勿論姦姦蛇螺の脇腹に減り込み!…今度はその体を

大きく横へと曲げてしまう!…その際気合の入ったハンドレットの声が部屋?一杯に

響いて反響もすると、次には風の切る音と同時にまるでダンプカーがぶつかった様な

衝撃音が聞こえ!…


__…グオン!!!…ドガシャアアアァァァァン!!!!…


「ッ!?…な!?…」


それはたかが一人の人間の一撃にしては怪物過ぎて、もう何方が化け物か分からなく

なり!…そしてその様子を見ていた面々も思わず呆気に取られる様なそんな表情を

浮かべて見せ!…その際戸惑いの声を思わず漏らし!…同時に横倒しに倒れて行く

姦姦蛇螺の様子も目にして行くと、ただただ驚く!…一方でハンドレットは慌てて

視線でフェルの姿を追って行く!…と言うのも狙ったのはその姦姦蛇螺の横腹では

なく、フェル本人を狙ったからで!…


{ッ?!…しまった!…やはり攻撃が大振り過ぎた!!…

…いつもの容量で狙ってみたが!!…やはり分が悪い!!…

だがこれでフェルさんのヘイトはコッチに!!!…}


あくまでも未だ暴走状態にあるフェルの事を気にしており、正直姦姦蛇螺の事など

如何でも良く!…そして攻撃を外してしまった事にハンドレットも不味った!と

ばかりに慌て出し!…その際自身の後方に居るフェルを見詰めつつ!…さもまるで

苦虫を噛み潰した様なそんな表情を浮かべて見せると、それでもこれでいい筈!と

思考を切り替える!…恐らくフェルのヘイト注意を買えた事を把握する!…すると案の定

フェルもそんなハンドレットの意図を汲んだ様に反応をすると、次にはチラッと

その視線をハンドレットへ向け出し!…


「…オンヤァ~?…コレハコレハァ~?…

一体如何言ウ事ナノカナァ~?…エェ~?…ムツサンヨォ?…」


{ッ!!…掛かった!!!…}


この時その喧嘩間違いなく買った!とばかりの態度を露わに!…そしてやはり

納得が行かない様子でもあり!…一体如何言う意図を持って自身に攻撃をして

来たのか?…その攻撃して来た本人に不気味に笑みを浮かべながら尋ねて行くと、

スッとハンドレットに対して剣を構える!…そこから徐々に二人の間で不穏な

空気が漂い始める!…するとそんなフェルの反応にハンドレットも思惑通り!と

ばかりに睨んで行くと、次には壁の出っ張りにスッと手を掛け警戒の様子を!…


__…ガッ!!…ブラァ~ン!……ッ…


その光景はまるでボルダリングの様にビタッと静止しており!…それも片手で

体と武器を支えつつ!…あくまでもフェルにだけ集中するよう!…ジッと視線を

逸らさない様子を見せて居ると、一方でフェルもそんなハンドレットだけを

一点に見詰める!…宛ら獲物を見逃さないよう目を爛々と輝かせて見せる!…

そして互いにここから如何動くか?と言った様子で悩んで行くと、これまた

互いに迂闊に動けない状態にへと発展してしまい!…


{…今ここで動けば着地狩り遭ってしまう!…

そしてフェルさんの攻撃は馬鹿にならない!…

…あとあの訳の分からない化け物!!…アレも考慮しなくては!!…}


{…何テ事ヲ考エテソウデスネェ、ムツサァン?…

…トハ言エコッチモ同ジク動ケナイ!!…

サテ如何ヤッテアレヲ仕留メヨウカ?…}


と言うのも片や先に動けば着地狩りに遭う危険性がとても高く、場合によっては

そのまま仕留められる可能性も考慮し!…更には今は倒れているが姦姦蛇螺の

危険性についても考え出すと、更に悩む羽目となり!…もう片方は相手との間に

ある汚水がとても邪魔であって!…本当なら本能の赴くままに斬り掛かりたい所

では有るのだが!…その汚水が危険である!と言う事を重々承知している様で…

こっちもまた動きたくとも動けない!と言った歯痒い反応を露わにすると、一人で

イライラとして見せる!…と、一方で面々が更に慌てる!…


「ッ!?…ちょ!?…はぁ!?…」


「ク、クラマス!?…サブマス!?…

ち、違いますって!!!…今戦うべき相手はアッチ!!!…」


それこそ巻き込まれる様にしてその二人を見詰める面々達は当然戸惑い、何なら

勿論何故こんな事になったのか?も皆目見当が付かない訳で!…となると各々

戸惑いの言葉を漏らす事しか出来ない状態!…だがその中でもある者は相手が

違う!と…二人に倒れている姦姦蛇螺を指差し!…これが敵であるよう必死に

説得を試みて行くのだが、二人は決して聞き入れようとしない!…仕舞いには

BOSS戦以上の緊迫した様子を露わにする!…


__……ッ…ッ~~~……


「…な、何なんだよこれ!?…こんな事してる場合じゃないのに!!…」


「もう訳が分からない!!!……って…あ、アレ!!…」


それは互いにただ睨み合って圧を放つと、まるで早く動きを見せろ!とばかりに

我慢比べをして見せ!…となるとこれまたそんな雰囲気に面々達は付いて行けず!…

更に起き上がりそうな姦姦蛇螺の様子を見て!…勿論焦りを覚えて更に文句の言葉を

口にすると、ハッキリついて行けない!と吐露…だがそこで一人がふとある様子に

気が付いて行く!…と言うのもそれはハンドレットが姦姦蛇螺の横っ腹に強烈な

一撃を見舞った部分で!…そこに大きくヒビが入ると中から光が漏れ出て居り!…


__パアアアァァァァ!!!!…ッ!?…ズゴゴゴゴゴ!!!…ズゴゴゴゴゴ!!!…


「あ、あれは!?…」


その禍々しい容姿とは裏腹に蒼く優しい光がパァッ!と…まるで弱点を示す様に!…

何なら心成しか姦姦蛇螺も苦しんでいるのかのたうち回るそんな様子を露わに

すると、各々もその様子を見て可笑しい!とばかりに戸惑い凝視!…そして言葉も

漏らして行く!…それは当然何が起きているのか誰一人として分かってはいない

のだが!…それでも何か攻撃のチャンスの様に思えて行くと、次にはその手に確と

武器を握り!…


「わ、分からない!!…分からないけど何かチャンスの様な!!…」


__…ッ!?……コクリッ!!…


それこそ千載一遇のチャンス!とばかりに…これを逃してはいけない様子である者が

言葉を口にすると、その言葉を聞いて各々もハッ!と…我に返った様なそんな表情を

浮かべて見せる!…そして誰もが顔を見合わせる様なそんな反応も露わにすると、

大きく一度だけ頷き!…と、もうクラマスもサブマスも当てにしない!とばかりに

決意を露わにして行き!…自分達だけで倒す事をここに誓い!…再度その姦姦蛇螺の

様子を詳しく観察し出すと、いざ倒さん!と意気込む!…それもシロ達からの

ご褒美の為に!と奮起するのであった!…

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魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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