どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-

-第六章五十一節 ラグナス出陣と華麗なる第三試合と大興奮の司会-

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別に外から来たマサツグ達を馬鹿にして居る訳では無い!…

それでも呆気ない第二試合の幕切れにラグナスは戸惑い!…

遂にはそれらを連れて来た!と言っても過言ではないシルビィに質問!…

何ならこの化け物達は何!?と言わんばかりに困惑しながら質問をすると、

シルビィもシルビィで戸惑って見せる!…

その際さすが!と言った感嘆の表情を浮かべて見せると、

同時にやはり戸惑った反応もチラッと露わに!…


「……隊長!…本当にこの人達は何者だと言うのですか!?…

…吹き飛ばす?…薙ぎ倒す?…

普通に戦っている上でそんな事が本当に起きると言うのですか!?…」


「…な、何とも言えません!…

私もまだこの方の従魔になって日が浅いですが…

それでも確実に言える事は…と言う事しか!…

それにこの方は勿論その他の方々も!…

圧倒的実力を持っていながら驕る事は無く!…

ただ自分達の敵と認識したモノは真っ向から叩き潰す!…

そんな恐ろしくも有り…頼もしい方々……私はそう認識しています…」


「…ッ!!…た、隊長がそこまで言うのですか!?…ッ~~…

…この方々が敵でなくて良かったと本当に思うばかりですね……」


この時ラグナスの質問にシルビィは未知数と言って回答を!…

とにかく底が計り知れない事を口にし!…

何なら前の自分でも戦って勝てるかどうかも分からない!と言った反応を露わに!…

シルビィ自身も恐ろしく感じている様子で言葉を続け…

それでもこの上ない一番頼りになる助っ人の様に話して行くと、

ラグナスも更に驚きと戸惑いを露わに!…

そしてシルビィ同様味方である事に感謝をする!…

そしてやはり戸惑いながらにその笑うマサツグの事を見詰めて居ると、

次には控室に慌てた様子でまた兵士が一人入って来て!…


__ギイイィィィ…バタン!…


「……で、ではこれより第三試合を執り行う!!…

第三試合に指定されている闘士はゲート前へ!!…

…尚、現時点で棄権する者はそのまま控え室を出て闘技場の外…

もしくは観客席に移動されよ!!…」


「ッ!…次は私の番ですか…」


__コッ…コッ…コッ…コッ…


運営側も余りの早さに驚いている様子で!…

慌てて駆けて来たであろうその兵士は兜をかぶる暇もなかったのか、

素顔のままで闘士達の前に!…

何ならその表情と声からも慌てて居る具合がしっかりと見て取れ!…

それでも第三試合が始まる!と号令!…

ラグナス及び他闘士達にお呼びが掛かって居る事を告げて行くと、

その号令にラグナスもピクッ!と…途端に真剣な表情を浮かべて見せる!…

そして静かに闘志を燃やすよう言葉をポソッと残して行くと、

マサツグ達をそのままにそのゲートへと移動をして行き!…

と、そんなラグナスの様子にマサツグも言葉を!…

応援をする様にラグナスへサムズアップもして見せると、

ラグナスも軽く笑って返事をする!…


「ッ!…今度はラグナスか!…頑張って来いよ!…」


「えぇ!…では、行ってまいります!…」


__ギイイィィィ…バタン!…………ギイイィィィ…バタン!…


「ッ!…お?…今度はヘラクレス達の御帰還か?…」


マサツグにエールを掛けられた事でラグナスは軽く振り向き返事を口に!…

そして控室を後にすると、また控室内は静寂に包まれ…

が、それも数分の出来事で控室に二人が戻って来て!…

それぞれやり切った表情を浮かべて居り!…

マサツグ達の居る方へと堂々と歩いて来て見せると、

マサツグはそんな二人に対してヘラクレス!と…

あの司会が言って居た言葉を口にする!…

するとその台詞を聞いた二人も途端にピクッと反応をすると、

途端にマサツグへ文句が有る!とばかりに言葉を!…


「「ッ!!…誰がヘラクレスだ!!…」」×2


「うら若き乙女を捕まえて何を言うのだ!!…

…わ、私だって!…ちゃんと女の子として扱いを!…」


「そうだよ兄さん!!…私だってちゃんと出る所は出てるんだからね!?」


「ッ!?…いやお前はそれで良いのか?…」


二人揃って文句を口に!…そしてリーナが不服そうにして見せると、

次にはモジモジとしながら何やら言葉を続け!…

と、オリハも不服とばかりに言葉を続け!…

その際ちゃんと可愛い女の子を演じる様にマサツグへ続けて文句を言うと、

マサツグもそんなオリハに対して戸惑いを…

中身を知って居るが故にツッコミを入れる!…

さてそこから色々と有って数十分が経過しようとしていると、

やっと闘士達の準備?が整ったのか司会が進行を…


〈……皆様、大変長らくお待たせ致しました!!

バトルロワイヤル第三試合!

…遂に!…遂にあの男がこの闘技場に姿を現します!!〉


__ワアアァァァァァァァァァァァ!!!!


〈第一試合は、人間の闘士のワンマンショー!…

第二試合では獣人と人間…二人の女性が見せた圧倒的パワープレイ!…

どちらの試合も素晴らしい物でしたがライカンスロープ族は奮いませんでした!…

…しかし、この男が来たからには大丈夫!!!…

この闘技場始まって以来の快挙を成し遂げたこの闘士なら彼等にも引けを取らない

素晴らしい戦闘を見せてくれるでしょう!!!〉


「……本当に大丈夫だろうか?…」


まずはノリノリの様子で司会が先程までの試合の事を振り返り始めると、

最初にマサツグの事を口に!…やはり信じられなかった具合でワンマンショー!と…

今だに衝撃的であった事を続けて行くと、更に第二試合についても触れて行く!…

その際もやはり驚きを禁じ得なかった具合に熱く語ると、

そのパワープレイに魅了されたよう続けて行き!…

しかしその二試合を含めてある事を口にし始め!…

と言うのも人狼達が振るわなかった!と…

まるで不甲斐ない!と言った感じで徐々に第三試合の話に持って行くと、

もう大丈夫と豪語する!…何でも皆のお待ちかね!と言った話をして行くと、

どんどんハードルを上げる様な!…と、そんな司会の言葉にマサツグも疑問を!…

そんなに盛り上げて大丈夫なのか?と…

何かラグナスの事が心配になる様なそんな事を漏らしていると、その隣では…


__スッ…スッ…スッ…スッ…スッ…


「…シルビィ~?…気持ちは分かるが少し落ち着いてくれ?…

何か…こっちも落ち着かないからさぁ~?…」


「ッ!!…も、申し訳有りません旦那様!!…つい…」


まるで落ち着かない様子でソワソワ!と…

控室の端から端まで何度も往復する様にシルビィが一人歩いて見せると、

その様子にマサツグがツッコミを!…

勿論その気持ちが分からない訳では無いのだが、

如何にも触発されそうな気がして注意を口に…

と、そんなマサツグのツッコミに対してシルビィもビクッ!と…

もはや無意識でやっていたのか?…

ハッとして慌ててマサツグの方へと振り向いて見せると、

途端に頭を下げて謝罪をする!…

その際何だかんだ在りつつもやはりラグナスの事が心配である反応を露わにすると、

マサツグもそんなシルビィに対して更に言葉を!…


「え?…あぁ!…そ、そこまで改まらなくても良いから!…

悪い!…シルビィもラグナスの事が心配なんだもんな?…」


__…コクリッ……


この時シルビィが頭を下げて居る事に驚き戸惑い!…

いつもの様に頭まで下げなくて良い事を口にすると、

そのシルビィの気持ちを理解!…

それとなくシルビィに心配である事を尋ねて行く!…

するとシルビィもそのマサツグの質問を聞いて若干ピクッと反応をすると、

頭を上げて見せるそんな反応を露わに…

となると次には恐る恐る同意するよう軽く頷き!…

マサツグもそんなシルビィの反応を見て思わず苦笑いをして見せると、

一方で闘技エリアでは!…未だ観客達を盛り上げる様に司会が進行!…

何ならラグナスの事だけを取り上げる様にその紹介の言葉も口にすると、

観客達もそれを聞いて盛り上がり始める!…


〈…無類の強さを誇った神姫がここを去り…跡を継ぐ様に現れたのがこの男!…

過去十年この闘技場で一度も負けを知らないライカンスロープ族最強の男!!…

その神姫が残した偉大な記録をも破り!!!…

そして今日まで無敗を貫いて来た生きる伝説!!!…

[ラグナストロワ・アイスシルター]!!…今堂々の入場です!!!!〉


__ワアアァァァァァァァァァ!!!!…キャアアアアアアァァァァァァ!!!!…


「ッ!…すげぇ歓声だな!?…」


「それだけ人気が有ると言う事なのだろうな?…

…如何やらこの闘技場で戦う闘士と言うのは皆ヒーローで有り!…

憧れの的なのであろう!…」


ここで初めてラグナスのフルネームを耳にすると、

その司会の紹介でラグナスが闘技場に姿を現したのか!…

本日二度目となる割れんばかりの歓声が巻き起こり!…

それは勿論マサツグ達の居る控室にまで届く勢いで響いて聞こえると、

何なら黄色い歓声も負けじ!と聞こえ…

とにかくその歓声の響き具合にマサツグも驚き!…

思わずたじろぐ様なそんな反応を見せて居ると、

リーナが冷静に言葉を…そしてヒシヒシと感じていた事を口にする!…

さてそうして控室でそんな歓声について驚いて居ると、

そんな事など御構い無しにやはり司会が進行を!…


〈さぁ!…いよいよ第三試合のドラがなります!!!…

今回のラグナストロワはどんな戦いを見せてくれるのか!?…

観客達の興奮の最高潮にまで達しようとしております!!!…

果たして彼はこの戦いを勝ち抜き!!!…

第一試合の闘士や第二試合の彼女達と戦う事が出来るのか!?…

はたまたここで初の黒星を飾ってしまうのか!?…

今!!!…ドラの音が闘技場に響きます!!!〉


__…ボワアァァァァンンン!!!!……オオオオオオォォォォォォォ!!!…


やはり司会が試合開始の合図を出す様に言葉を口に!…

その際もやはり観客達を煽りに煽り!…

何ならラグナス本人も煽る様なそんな事を続けて話すと、

次には勢い良くドラの音が!…闘技場内全体に響くよう鳴り轟く!…

そして同時に闘士達の勇ましい声も聞こえて来出すと、

マサツグ達もその聞こえてくる音から試合運びの様子を推測し!…

が、聞こえて来るのは当然その戦って居る音だけでなく歓声も聞こえ!…

いや寧ろ歓声の方が激しく!…如何にも他の音が拾い辛い!と…

仕舞には諦めるに至ってしまうと、とにかくラグナスの無事を祈る!…


__ガキィン!…ガキィン!!…ワアアァァァァァァァァァァァ!!!!…


「…駄目だな…音からでも多少なりとも状況が掴めると思ったけど…

歓声の方が大きくなっては聞き取り辛い事この上ない!…」


「……でも、確実に人数が減って行ってるのは分かるよ?…

多分もう…半分位しか居ないと思う!…

…そこにラグナスが残って居るかまでは分からないけど…」


マサツグは首を左右に振って駄目だと漏らし、

一方でオリハはまだ聞き分ける事が出来るのか大まかにでも!と情報を口に!…

と、オリハが言うのも闘士達が減って来ている!と耳を済ませながらに話し続け!…

順調に試合が進んで居る事を更に説明!…

しかしそこにラグナスが残っているかまでは分からない!と正直に話し!…

そのオリハの言葉にシルビィも一抹の不安を覚える様な…

何か若干表情を曇らせるそんな反応を見せて居ると、更に時間は進み!…

約数十分と言った所か?…マサツグやオリハ達の時とは当然違い!…

長く戦闘が続いて居る様子を闘技エリアから感じていると、

遂にその時がやって来る!…


__…ボワアァァァァンンン!!!!……


〈…第三試合終了~~~~~!!!!〉


「ッ!?…」


〈…さぁ…皆様方!…如何だったでしょうか!?…

これがチャンピオン!…これがライカンスロープ族最強!!…

無敗の王者はまだ健在!!!…

余裕の戦いぶりを見せて堂々のトーナメント出場決定です!!!!〉


__ッ!……フゥ~……ガタタッ!………ギイイィィィ……バタンッ!…


ラグナスの無事を祈る様に待って居ると、次には試合終了を告げるドラの音が!…

と、同時に司会が進行を口にし始め!…

まず最初に試合が終わった事を告げて行くと、マサツグ達の間で緊張が!…

宛ら受験の合否発表の様な感覚を覚える!…

そして黙ってその司会の言葉に耳を澄ますと、まるでラグナスが勝った様な!…

それは勿論褒め称える様にして話が続き!…

無事勝ち残った事を司会が堂々宣言をすると、またもや割れんばかりの歓声が!…

それを聞いて漸くマサツグ達もホッとする!…

何なら自分達の試合より疲れた!と言わん具合に脱力すると、

近くに有った椅子へもたれ掛け…

が、休んでいる暇もないとばかりにまたもや兵士が!…

マサツグ達の居る控室の中に入って来ると、最後の試合の号令を口にする!…


「……ではこれより第四試合を執り行う!…

第四試合に指定されている闘士はゲート前へ!…

…尚、現時点で棄権する者はそのまま控え室を出て闘技場の外…

もしくは観客席に移動されよ!!…」


「ッ!…漸く出番と言う訳ですか……すぅ~…ふぅ~…

…では、旦那様…行って参ります!…」


今度は落ち着いた様子で入って来ると、

堂々とゲート前へ移動するよう言葉を口に!…

と、それを聞いてシルビィもピクッ!と反応をして見せ!…

次には姿勢を改めつつ!…

自分の出番が漸く来た事をポロッと漏らすと、

軽く呼吸を整え始める!…そして槍を手に闘志を燃やし始めて行くと、

それは誰かのお陰か触発された様に真剣な表情を浮かべ!…

するとこれまたマサツグに行って来る!と挨拶をして行き!…

深々とお辞儀をする礼儀正しい姿勢も露わにすると、

マサツグもシルビィに声を!…勿論エールを送って行く!…


「ッ!…次はそうか…シルビィ!…気を付けて行って来いよ?…」


「はい!…勿論にございます!……ところで旦那様?…」


「ッ!…ん、どした?…」


シルビィが声を掛けて来た事でピクッと反応!…

そして心配をするよう言葉を口に!…と、そんなマサツグの言葉にシルビィも!…

若干微笑む様にして当然!と言って返事をして見せ!…

兵士の指示に従いスッと控室を後にしようとして行くと、

次には何を思ったのかその途中でピタッと…ふと思いついた様子で脚を止める!…

そして何か確認を取るよう徐にクルッとマサツグの方へ振り向いて見せると、

再び声を掛け始め!…するとこれにはマサツグも不思議そうに反応をして行き…

シルビィに如何した?と若干戸惑い気味に声を掛けると、

シルビィはここである事を口に!…


「…この試合…さっさと片付けてしまっても良いのでしょうか?……」


「……え?」


と言うのも何故か突然フラグめいた事を口にし出したシルビィ!…

それもまるで某・赤い弓兵みたいに不敵に笑いながら言うのではなく、

何か若干躊躇う様なそんな反応を露わに!…

となるとそんなシルビィの言葉にマサツグは当然驚き戸惑い!…

何なら二つの意味で戸惑う訳で…

思わずそのシルビィの言葉の意味を理解するのに!…

時間が掛かったよう固まってしまうと、やっとの思いで言葉を…

しかしそれでも困惑して居る事には変わらない感じで返事をする!…

するとそんなマサツグの困惑振りにシルビィもハッ!と…

気が付いた反応を露わにすると、次には訂正を入れる様に言葉を口に!…


「あっ!…い、いえ!…

別にわざと負けて来ると言ったそんな無粋な真似をするのでは無く!…

…ただいざ試合に出ると恐らく私は…

あの[氷の牙]と呼ばれて居た時の私に戻ると思いますので…そのぉ…

だ、大丈夫なのか?と……」


「ッ!…あ、あぁ!…なるほど!!…そう言う意味かぁ!!…

…いやそれでも結局死亡フラグにしか聞こえないんだが!?…

おい本当に大丈夫なのか!?…

最悪棄権して俺達だけやる事も出来るんだぞ!?…」


__ッ!…コクリッ……


何でもシルビィが言うには負ける要素は微塵もなく!…

ただ性格が変わってしまうかもしれない事に不安を抱いている様で…

その際自身でも冷徹な性格と分かって居る具合に言葉を口に…

もしかすると違う意味で迷惑を掛けるかもしれない事を仄めかして行くと、

マサツグもそれを聞いて理解!…次には安堵する様なそんな反応を露わにする!…

しかしだからと言ってフラグめいた事を言った事に変わりはなく、

少し間を置いた後にマサツグがツッコミ!…

と、続けて本当に大丈夫なのか?と…

やはり不安を覚えた様子でシルビィに待った!を掛けようとして見せるのだが、

シルビィは静かに頷き!…戦う事に問題は無いと肯定をする!…

するとそれを見たマサツグとしてもやはり不安を覚えてしまう訳なのだが…


「…とにかく余裕だって事は分かったが…一応は警戒な?…

怪我したら色々と大変だし…とにかく無事に帰って来るを最優先にだ!…

まぁさっさと終わらせれば女王様の負担もマシに…」


「ッ!!…では、さっさと終わらせますのでご安心を!…

ほんの数分で片付けてきます!!…」


「ッ!?…え、いや!?…ちょっ!?…」


__コッコッコッコッコッコッコ!!…


心配をしながらも一応はシルビィの気概を買った様子で言葉を口に!…

しかし注意も怠らない様に更に言って聞かせると、

無事に帰って来る事だけを考えさせ…

が、それも最後の言葉で台無しになってしまう様にであり…

うっかり話に女王の事を引き合いに出して漏らしてしまうと、

シルビィは更に燃えた様子でピクッと反応!…足早に控室を後にする!…

それこそ自身の槍を大事そうに抱えて話を聞かずに飛び出して行くと、

止めようとしたマサツグの腕だけが空しく空を切る事になり…

その際気になるのはあのシルビィのフラグめいた言葉で有り!…

何か嫌な予感を感じつつ…

オリハやリーナと一緒になって戸惑ってその場に固まって居ると、

数分後位にラグナスが戸惑った様子で控室に戻って来て!…


__ギイイィィィ……バタンッ!…


「マ、マサツグ殿?…

先ほど隊長が物凄い勢いでゲートに向かう所を見掛けたのですが…

一体如何したと言うのですか?…あれはまるで急いで居る様な?…

ッ!?…何か事態が急変したとかですか!?…」


「…あぁ~~…悪い…多分俺のせいだわ…」


「ッ!…え?…」


それは若干戸惑った様子で戻って来て…

その時シルビィとすれ違った様にラグナスが話しを口にすると、

その際ラグナスは怯えた犬の様な反応も露わに!…

と言うのも自身の股下に尻尾を挿み!…

余程怖かったのかプルプルと震えるそんな様子を露わにすると、

マサツグも何と無くシルビィの興奮具合を察したのか…

思わず天を仰ぐ様に呆れて見せる!…

そして自身でもやってしまった事に反省をすると、

ラグナスへ徐に謝罪を口にし…と、そんな突然の謝罪にラグナスも戸惑い!…

一体如何言う事?とばかりにその場で固まって居ると、

次にはその闘技エリアより司会の声が…


〈さぁさぁさぁさぁ!!!…

今大会のバトルロワイヤルもこれが最後になってしまいましたぁ!!!…

…そして今大会が初めてかもしれない呆気ない幕切れの数々!!…

やはり感嘆を禁じ得ません!!!…しかしそれでも!…それでもなのです!!…

勇気ある闘士達がこうして集まり!!…

この場で戦おう!と決意をしたから見れた光景である訳です!!!…

これまで見事な奮闘ぶりを見せて来てくれた闘士達に感謝をしつつ!!…

第四試合が始まるまでの間!!…少しだけ振り返ってみましょう!!!…〉


「……あまりにも試合の流れが早過ぎて尺稼ぎをし始めたか?…」


それは第四試合を始める司会の進行とは違う様で…

単純に自身の今大会における感想を口にすると、

今まで出て来てくれた闘士達に感謝を言葉を送り!…

そして今までの試合を振り返る様に話しを続け!…

それが聞こえて来る控室でも!…

オリハがツッコミを入れる様に言葉を口にして行くと、

その大会を短縮させるに至った面々が苦笑い!…

思わずやり過ぎた?…と反省の色を見せてしまう!…

さてその一方でそんなマサツグ達の事等お構いなし!…

まずはマサツグが出場した第一試合から振り返り!…


〈まずは第一試合!!…

この戦いではまるで曲芸の様に闘士達を投げ飛ばしては闘技場の中心から

一歩も動かない!!!…

さもワンマンショーを披露する様に戦った人間の闘士が出場して居ました!!!…

その戦いぶりから見て分かる様に相当な手練である事は間違い無し!!!…

更に彼は背中に大きな剣を背負い!!…腰には何本の剣を携えていましたが?…

その剣を抜く姿を我々に見せてくれる事は有るのでしょうか!?…

要チェックでぇ~す!!!…


続いて第二試合!!!…この試合では二人の美姫が手を組み闘士達を圧倒!!!…

異色の人間と獣人が織り成す技の数々は旋風を巻き起こし!!!…

その勢いは観客席にまで届く勢いを見せて居ましたぁ!!!…

この圧倒的かつ美麗な二人にもうファンが付くほど人気ぶり!!!…

今大会は誰が勝つか分からない!!!…

そんなデッドヒート状態を作り出したのは!!…

彼女達と言っても過言ではありませぇん!!!…

…もしベストペア賞が有ったならば間違いなく!!…

この二人に送られる事になるのでしょうが!…

トーナメントではどぉうなるのか!?…二人の行方は如何に!?…〉


やはり異様な光景に見えたのか!…

司会はもはや達人!と言った様子でマサツグを語り!…

何ならまだ彼は本気を出して居ない!と話を続け!…

と言うのも背中の大剣や腰の刀!…

それらに手を付けて居ない事からまだポテンシャルを秘めて居る様に話しをすると、

期待をして居るのか嬉々とした様子!…そして次に第二試合の話へと入って行く!…

するとその第二試合でもオリハとリーナが暴れた事を話し出すと、

先程はヘラクレスと言って居たのが美しい姫と語り!…

何でももう既に二人にファンが出来た様子で魅了した!と…

二人のコンビプレーを絶賛!…

しかしこの後に待ち受けているトーナメントの事も踏まえて!…

不穏な言葉を残して行くと、更に第三試合の話へ!…


〈最後に第三試合!!!…この戦いは言わずもがな我等が最強!!!…

ラグナストロワの華麗な魔力武器による演舞が!!…

観客を魅了に魅了!!!……蝶の様に舞い!!!…蜂の様に刺す!!!…

そんな美麗な攻撃の数々で観客達の目を一網打尽!!!…

そして他の闘士達も一網打尽に抑えてしまうぅ!!!…その腕は勿論一流!!!…

まるで踊る様に相手の攻撃をヒラリヒラリと回避する様に女性陣も

ノックアウト!!!……正直妬ましい限りですが…

…今大会でも第一試合、第二試合で見せてくれた闘士達に負けないよう!!…

頑張って頂きたい限りです!!!…〉


と、ここで語られるのは勿論ラグナスの話であり!…さも人狼達の憧れ!…

我らがラグナス!と言った具合に紹介をすると、

如何に華麗であったか?を続けて話す!…その際ラグナスの華麗な動きに!…

既にいる女性ファン達も興奮に沸いた事を口にすると、

ここで司会が私怨をポロッ!と…

するとそれを聞いた控室の面々も思わず苦笑いをして見せ!…

ラグナスも戸惑った具合に思わずえ?っと言った反応を露わにすると、

次には漸く準備が整ったのか?…やっと第四試合の進行が始まりを迎える!…

するとここで何か先程までとは違う様子が感じられると、

さも先程の話の延長とばかりに話しを続け!…


〈…ッ!!…さて皆様!!…第四試合の準備が整った様子です!!…

…そして何とこの闘技場にあの!!…

かつて無傷の百人斬りと言う伝説を残した[闘神の姫]が!!!…

この闘技場に帰って来た模様です!!!〉


__どよぉッ!!!……


「何と!!…その様に[闘神の姫]と名乗る者が居るとは!?…胸踊るのぅ!!…

一体どの様な奴なのか!?…楽しみじゃのぅ!!…」


司会が第四試合の準備が整った事を話して行くが、

今までの様に直ぐに試合開始の合図を口にする事は無く!…

ただ観客達を驚かせる様に言葉を続け!…何か物々しい!…

誰かが帰って来た事を口にすると、闘技場内にどよめきが!…

まるで激震が走った様に轟いて行く!…

するとそんな観客達の様子にフィロも興味を持った反応で!…

耳をピクッと反応させると、目をキラキラとさせながら闘技エリアを見詰め!…

が、そこで目立つ様に立って居るのは他に居らず…

まだ闘志達がゾロゾロと入場!…

マサキ達もヤバいのが出て来た!?とばかりに慌てて居ると、

更に司会の紹介は続きを見せる!…


〈かの[闘神の姫]はこの闘技場で数々の偉業を成し遂げ!!…

その度に賞賛の雨を浴びて来ました!!…

しかしそれも長く続かない様にして突如姿を消し!!…

その後ラグナストロワが跡を!!…

以降その姿を我々に一度として見せる事はありませんでした!!!…〉


__キョロキョロ?…キョロキョロ?……


「んん~?…して何所じゃ?…

何所にその[闘神の姫]と呼ばれる者が居るのじゃ~?…」


「うぅ~ん…今の所それっぽい人は見当たらないけど?…

姫って言う位だから女性よね?…それにまだ入場途中だし…

これから姿を出すのかな?…

それにシルビィちゃんの姿も見当たらないけど…」


それは徐々に司会が酷く興奮して行く様に紹介を続け!…

それに比例するよう観客達も沸き上がると、闘技場ゲートへ注目が集まり!…

そしてこの第四試合のみゲートにスポットライトの様な光が照らされ!…

更に注目を集める事に!…そこから一人一人闘士達が入場!…

しかしそれらしい者の姿は今のところ見られず…

その様子にフィロやくまさん!…

マサキにパルシィも居ない!と言った具合に戸惑って居ると、

ふとシルビィの姿が今の所出て居ない事にもハッ!と…

何か嫌な予感を感じて行く!…しかしその一方で察しが良いのか?…

モツとアヤが二人揃って戸惑った反応を露わにすると、確認し合う様に言葉を…


「これ…多分…あの子だよな?…」


「と言うより…あの子しか残ってないから…間違いないと思うけど?…」


「……だよな…」


〈そしてラグナストロワ曰く!!…

その[闘神の姫]は自分の師匠であり永遠の隊長との事!!!…

それを意味する事とはつまり!!!…今大会最強かつ!!!…

No.1優勝候補おおぉぉ!!!……そんな彼女が遂に!!…

この大会に!!…10年の時を経て!!!!…今!!!…

ここに堂々の降臨だぁぁぁーーーーー!!!〉


__ワアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!…


それは二人共間違いない!と言った様子で話しており!…

その登場を今か今か!と…と、そこまでは行かないのだが…

それでも期待した様子で闘技エリアを見詰めて居り!…

互いに認識し合った所でその[闘神の姫]の登場に注目して居ると、

更に司会も最高潮!…堂々と話を続けて行く!…

何ならラグナスからも話を聞いた様子で続けて行くと、

もはやその正体を明かす様に言葉を口に!…

しかしその話を聞いて居ないのかくまさん達はゲートに釘付け!…

今か今か!ととにかくそのゲートから出て来る闘士達に目を凝らすと、

遂にその[闘神の姫]が!…モツ達の前に姿を現して行くと、

更に歓声が上がるのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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