どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-

-第六章四十一節 始まった地獄とシロの狂喜と躍起の皇女-

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突如始まった?…鬼ごっこに戦々恐々!…

各々にもそのシロとハティビィエールによるカウントダウンの声が聞こえて来ると、

徐々に緊張感を覚えて行く!…

宛らそれは某・番組による賞金の掛かった鬼ごっこの様に!…

何が何でも絶対に逃げ切らないと!と言った強い意思が感じられると、

一方では嬉々とした様子でカウントダウンが!…

今まさにハンター鬼役達が放出されようとして居た!…

因みにこの鬼ごっこに自首なるも選択肢など無い!…

有るのはただdead or aliveの二択のみである!…


「5~♪…4~♪…3~♪…2~♪…1~♪…0!!…

じゃあ!!…いっきますよ~~!!!(行くです!!!)」


「ッ!…ここまで聞こえて来るとかどれだけ大声で?…」


「うふふふ♪…この城は声が反響し易い様に作られているんです…

玉座にて王が手が離せない状態の時…

その場で声を出せば直ぐに従者を呼べる様にと…

初代様の頃からこの設計されているのです…

そしてそのスコルティナとハティビィエールが居た場所は玉座の有る謁見の間…

ここまで聞こえても特段不思議ではありません…」


「ッ!…そ、そうなのか…

俺はてっきりシロ達が必死に声を上げているのかと…」


まず最初に玄関口へと辿り着いたマサツグと女王は脚を止め、

何処へ逃げようか?と考えるのだが…

それよりも数を数え終えた二人の声が聞こえて来て!…

自分達の居る場所から結構離れているにも関わらず…

その二人の声がハッキリと聞こえて来た事にマサツグが

戸惑った反応を見せて居ると、

女王はそんな二人の声が聞こえて来て嬉しいのか?…

笑いながらにある事を話す!…

と言うのもそれはこの城の作りについての説明で、

如何やら結構声が反響するらしく!…

何ならシロ達の居る場所はもうピンポイント!と…

別に何か可笑しい事では無い様に話して行くと、

マサツグもそれを聞いて何かホッと…

しかし次にはその謁見の間より奇妙な声が聞こえる!…


「マサキお爺ちゃん、覚悟するです!!!」


「んぐえ!?…」


「おっきなくまさんも捕まえたです!…」


「おおぉぉぉ!?…」


恐らくシロ達が逃走を諦めた者達に対して飛び付きに掛かったであろう掛け声が!…

それこそ響く様に聞こえて来ると、次には飛び掛かられたであろう

マサキとくまさんの声が遠くより同じく聞こえ!…

その際その声の様子から察するにシロがマサキへ飛び付き!…

ハティビィエールがくまさんへ抱き付きに掛かったであろう事が分かって行くと、

一方のマサツグはそんな二人に対して心配を…

女王は早速捕まった者が出た事で苦笑いをする…

さてそうして逃走者がいきなり二人減った事で賞金が!…

何てモノは当然無く…遠方よりそのシロ達の動向に気を掛けて居ると、

更に被害者が増えそうに!…


「ッ!!!…アヤさん見つけたです!!」


「ッ!?…ちょ、えぇ~!?…

気配を完全に殺していたのに何でぇ~!?」


「匂いで分かったのです!!」


「そんなの反則よぉ~~!!!」


恐らく謁見の間にてマサキとくまさんを捕縛した二人はそのまま通路へ出て行き!…

そしてそこからマサツグ達を探そうと色々手段を考え!…

その内の一つで匂いを嗅いで追跡を試み!…目的はマサツグであったのだろうが…

先にアヤを見つけてシロが嬉々とした様子で声を上げると、

アヤも見つかった事に驚き戸惑う!…

この時自信が有った様子で何で見つかったのか!?について慌てて見せると、

シロもシロで素直に言葉を!…

するとそれを聞いてアヤも納得が行かない様子で文句を零し!…

そのままシロに見つかった事でチェイスが始まったよう!…

慌しい足音が聞こえて来ると、一方でも見つかった声が!…


「ッ!!!…シグルーンお姉さんも見つけたのです!!…」


「ッ!…お見事に御座います…ハティビィエール様!…

ですがここからが本番です!…」


「負けないです!!…」


今度はハティビィエールがシルビィを見つけた様子であり!…

見つかったシルビィもハティビィエールを称賛する様に声を掛けると、

次にはまだまだ捕まる気は無い様子でやる気を!…

ここからが本番!と言って逃げ出し始める!…

するとそのシルビィの言葉を聞いてハティビィエールも闘志に火を点けると、

シルビィとハティビィエールのチェイスが始まり!…

と、とにかく辺り一帯からは誰かが駆け回る足音が響き!…

徐々にその正確な位置も分からない位に激しくなると、

マサツグもマサツグで困惑する!…


「……これ、あっちこっちで音を立てられるとかなりキツイな…

反響しまくってて全然位置の特定が出来ん!……」


「あははは…まぁ反響しやすい様に作ってありますからねぇ?…

…ですが二人とも元気に遊んで居る様ですよ?…

ほら駆け回る足音がチラホラと…」


この時一応マサツグも音で大体の位置を把握しようとするのだが、

予想以上に音が反響しまくると特定が出来ず!…

と言うのも歩く分には特段問題は無いのだが、

これが二人以上走るとなると困難を極め!…

まるで大聖堂で声を上げて歌う様な…

そんな音の反響の仕方で辺り一帯に響いて行くと、マサツグも遂には諦めてしまう…

するとそんなマサツグの様子に女王も苦笑いをして行くと、

何か覚えが有るのか再度言葉を…が、女王は女王で楽しんでいる様子で有り!…

走り回る音が聞こえて来る!…

つまりは自身の娘が元気に駆け回って居る!と言う風に受け取って行くと、

まるで成長を喜ぶ様に笑って見せる!…

となるとそんな女王の言葉にマサツグもハッとするよう反応をすると、

思わず釣られて笑いそうになるのだが!…


__ダダダダダダダダダダダ!!!…


「ッ!!…徐々に近づいて来る!?…」


__ピクッ!…ピクピクッ!…


「この音は……恐らくシグルーンとハティビィエールですね?…

徐々にこちらへ向かって来ているようです…」


それは徐々にこちらへ向かい近付いて来るよう音が大きく!…

反響している中でもそれがハッキリと聞こえて来ると、

マサツグ達も途端に反応!…次には警戒態勢に入って行く!…

そして身構える様に女王が若干姿勢を低くすると、

徐に耳をピクピクと動かし…

それはまるで音を特定する様に耳を澄ませ!…

何なら本当に特定出来たのかその足音の主まで答えて見せると、

マサツグはそれを聞いて驚きを露わに!…

が、そんな反応を見せている暇もない様で!…

突如バッと二人が姿を現して見せると、マサツグ達に向かい走って来る!…


__ダダダダダダダダダダダ!!!…ッ!?…


「むぅ!!…やっぱり簡単には捕まってくれないのです!…」


その玄関方面に向かい走って来るシルビィとハティビィエールの二人なのだが、

そのチェイスバトルの様子はもはや普通では無くなっており!…

と言うのもシルビィはまるで重力を感じて居ない様に壁や天井!…

バレルロールをする様に走って見せると、障害物を物ともしない様も露わにするが…

その背後のハティビエールも負けじ!と追跡!…

ハティビィエールの場合は宛ら忍者!…壁や天井を蹴る様にしてシルビィの事を

追い駆け続けると、中々縮まらない差にムッとする!…

さてそうしてもはや物理法則を無視した走りを見せる二人にマサツグも

ギョッ!として居ると、シルビィもここでハッと二人が居る事に気が付き!…


「申し訳有りませんがこれもハティビィエール様の為!…

手加減は一切……ッ!!…旦那様!?」


「シルビィ!?…どんな状態なんだそれぇ!?…」


「その様な事気にしている場合ではないかと思いますが?…」


「ッ!!…逃げるぞ!!」


背後ばかりを気にして前方お留守!…結果マサツグ達を巻き込む結果に!…

と、その事態にシルビィも慌ててマサツグを呼び!…

マサツグもそんなシルビィに対してハティビィエールなど御構い無しに

質問をすると、冷静に女王からツッコミを受ける!…

そしてハッと我に返るなり慌てて逃げる事を考え出すと、

シルビィが来た方向とは別の方へ掛け出そうとするが!…

しかしそんなマサツグ達の姿を見つけてハティビィエールもハッ!と…

確実に捕まえられるであろうマサツグの方へと切り替え出すと、

シルビィの事を見逃して行く!…


「ッ!!…あれはおかあさまと冒険者…

…ここはシグルーンおねえさんより…

先に二人を狙った方が良いかもしれませんね?…

……あの野良犬の事も含めて!…」


__バッ!!…ッ!?…


「ッ!…狙いを旦那様に!?……なるほど良い判断です!…

さすがは女王様のご息女様!…」


「そんな事言ってる場合か!!…クソッ!…

今から走り始めたんじゃ間に合わない!!…」


咄嗟に切り替えハティビィエールがマサツグに狙いを定めると、

さすがにシロ程では無いモノの弾丸と化し!…

と、そんなハティビィエールの様子にシルビィもピクッ!と…

しまった!と思いつつもその狙いを瞬時に切り替える!…

ハティビィエールの賢さに思わず感心をしていると、

マサツグがこれまたツッコミを入れる!…

そして今から走り出したのでは弾丸と化したハティビィエールを

躱し切れない!と慌てて居ると、

その間にもハティビィエールがマサツグに向かい飛来!…


__タタタタタタタ!!…


「覚…悟!!」


__バッ!!!…


「するです!!…」


「刹那ッ!!!」


ハティビィエールは最後の一歩を踏み込むと両手を前に突き出し!…

まるで受け止めて欲しい!とばかりに飛んで行くと、

マサツグもマサツグで苦肉の策!…いつもの刹那を発動する!…

そしてその飛んで来るハティビィエールに対して超反応状態に入って行くと、

レベルも上がっているお陰か簡単に姿を捉えられ!…

が、次にはふとある事に!…マサツグもはたと気が付いた様子で反応すると、

これまた慌てる反応を見せる!…と言うのも!…


__ヴゥゥン……ふわふわ…ふわふわ…


{…よし!…これなら回避は余裕…

…って、あっ!…しまった!!…後ろは玄関口!!…}


マサツグが回避出来る状態になると勿論回避!…

しかし次にはハッ!と思い出した様子で自身の背後が扉である!と…

ある意味で壁である事に気が付いた反応を露わにすると、

ハティビィエールの怪我を心配し出す!…

と言ってもまだぶつかって怪我をした訳では無いのだが…

これから起きるであろう事に一抹の不安を覚えてしまうと、

回避が出来ず!…と、この時マサツグは背後をチラッと確認して行き!…


__チラッ…ッ!?…


{やっぱ閉まってる!!…何ならご丁寧にゴツイ錠前と閂まだ掛けてある!!…

このまま避けたらハティビィエールが頭から城門に突っ込んじまう!!…

かと言ってこのまま捕まれば何かそれはそれで違う気がするし…

……えぇい、ままよ!!!}


そこでやはり固く閉ざされた扉を目視!…

何なら大きな錠前と閂で固定された様子も確認して行き!…

それを見てますます回避がし辛くなるな!と慌てに慌てて見せて居ると、

その間にもハティビィエールが迫って来る!…

勿論このまま回避をするばハティビィエールは城門にゴッツンコ!…

となると遊びでは無くなり!…かと言ってそのまま捕まるのも何か違い!…

切羽詰まった状況でマサツグが悩みに悩んだ様子を更に見せると、

次にはいつもの自棄を!…一か八かの戦法に出る!…


__ギュン!!…ッ!……ッ…ポスッ!…


「……ッ!…」


{乗ったな!!…じゃあ!…}


__グルン!!……バッ!!…


「そぉい!!」


マサツグが取った戦法と言うのは受け流し!…

進行方向を変えてしまうと言うモノで、飛び掛かって来たハティビィエールの懐へ

瞬時に潜り込み!…

と、そこで飛んで来たハティビィエールのお腹にそっと右手を添える様に!…

差し入れては勢いを殺さないままにグルン!と…

マサツグ自身がさもそう言った装置になったようハティビィエールを

方向転換させて行くと、この時ハティビィエールもハッ!と…

戸惑う様子を露わにする!…何ならその際マサツグが動き出した事に反応するが、

咄嗟に動けなかった様子でされるがまま!…

一方でその一連の流れを見ていた女王にシルビィも驚いた表情を浮かべて見せ!…

ハティビィエールもまるでUターンをする様にそのまま廊下の床を滑らされる

羽目になってしまうと、次には驚いた様子で声を!…


__つる~ん!!…


「ッ!?…な~~ん!!!」


「ッ!!…お、お上手!!…」


「さすがです!!…旦那様!!」


「そんな事を言ってる場合じゃねぇ!!…さっさと逃げるぞ!!!」


怒ったと言うか戸惑ったと言うか何とも言えないトーンの声を!…

そして勢いそのままに廊下を滑り!…

何処にもぶつかる事無くハティビィエールがヘッドスライディングを

させられて居ると、そのマサツグの回避方法に称賛の声が!…

女王とシルビィが共に驚いた様子で言葉を漏らす!…

しかし勿論の事ながらそんな事を言って居る場合では当然無く、

チャンスを作ったのだから逃げる!と…

それこそハティビィエールが態勢を整える前にスタコラサッサ!…

ハティビィエールもある程度滑った所で徐々に落ち着き!…

ゆっくりと体を起こして行くと、一体何をされたのか分かって居ない模様!…

その場で一度困惑し出す!…


さてその間にもマサツグ達は慌ててその場を後にすると、

とにかくハティビィエールから距離を離そうと全力で走り!…


__ダダダダダダダダダダダ!!!…わあああぁぁぁぁぁ……ッ!?…


「い、今のあしらい方は一体!?…

あの様なあしらい方は今までに見た事!…」


「今はそれどころじゃない!!…

さっきから城の中で反響している音が更に慌しくなって来た!!…

これってシロが興奮して本気になって来たって事なんだぞ!?…」


マサツグと女王とシルビィの三人がハティビィエールから逃げる事に成功した後!…

城門前の通路三本ある内の右の道を選んで走って居ると、何処からともなく声が!…

と言うのもその声は他の者達がシロに追い掛けられている際の声なのか?…

その者達の悲鳴らしき声が反響してマサツグ達の耳に入って来ると、

マサツグが焦りを覚えて行く!…

と、その一方でシルビィが感心した様子で言葉を口に!…

何ならシルビィも何が起きたのか分かって居ない様子でさっきの技について

質問をし始め!…しかしそれ所では無い位にマサツグは慌て!…

その何処からと聞こえて来るシロの笑い声に注目するよう声を掛けると、

グッドタイミングでその声が!…


「あっはははははぁ~~~!!!…

あぁっはははははぁ~~~!!!!」


「クッ!…モツさん!…

私の事は置いて逃げて下さい!…

私はもう駄目そうです!!…」


「なっ!…オリハ諦めるな!!…

まだお前の持久力TPなら!…」


「せめて…時間稼ぎをしますので!…その隙に!…」


「ッ!?…オ、オリハァーーーー!!!!…」


…恐らく一階を走るマサツグ達の頭上!…

二階からはまるでホラーゲームの様な展開にでもなっているのか、

嬉々とした様子のシロの笑い声が聞こえて来る!…

それは興奮して更に本気度が増した様子が感じられ!…

そして追われて居るのも如何やらモツとオリハの二人!…

先程のアヤは行方知れず!…

とにかく何か切羽詰まった状況の会話がヒシヒシとマサツグ達の耳に届いて来ると、

次にはオリハが特攻したのか?…モツの叫び声が聞こえて来る!…

そこからその叫び声が聞こえてから十数秒後…

如何やらオリハは無事シロの手によって捕まったのか、

次にはドゴス!!と言う鈍い音が聞こえて来る!…


__…ドゴス!!!………


「……逝ったな…」


「逝きましたね…」


「物騒なのですが!?…」


その二階から聞こえて来た鈍い音にマサツグとシルビィが静かに察し!…

オリハの冥福を祈る様に二人が逝った!と言葉をポソッと漏らして行くと、

女王がその様子にツッコミを!…

その慣れている二人の様子にも驚いて見せる!…

しかしだからと言って如何する事も勿論出来ない訳であり、

暫くするとまたシロの笑い声が通路中に響き!…

と、同時にまた何処かへ掛けて行く音も反響し出し!…

本当に何かホラーゲームでもやって居る様な!…

そんな奇妙な気分にマサツグが一人なって居ると、

背後から駆けて来る足音を耳にする!…


__タタタタタタタ!!…


「ッ!…見つけたです!!…」


「ッ!?…ヤバ、こっちも見つかった!!」


「さっきは驚きましたが今度はそうは行きません!…行きます!!」


さすがに背後から追い駆けて来たのはハティビィエール!…勿論シロではなく!…

と、ハティビィエールも見つけた事で声を上げ!…

更に加速するよう先程より本気を出す感じで床を蹴ると、

マサツグの後ろを捉えて行く!…

となるとその追い駆けて来たハティビィエールの様子にマサツグも戸惑った

反応を見せると、一度チラッとだけ背後を確認!…

するとその追い駆けて来る様子も変わっており!…先程の反省を生かしたのか!…

壁も使ってさも忍者の様に駆けて来ると、マサツグの撹乱もして見せる!…


{ッ!?…さっきより更に速くなってる!!…

一直線に向かって来るのならまだしも!!…

考えたかランダムに壁を蹴って進んで来るから捉え辛い!!…

こうなると飛んで来る方向を予測するしかないが…難しい!!…}


__…ッ!…スッ…ギュン!!!…ザザアァァ!!!…


「ッ!?…え?…」


更に速くなった上に壁キック!…

マサツグが必死にハティビィエールを捉えようとするのだが、困難を極め!…

となると先程の受け流しも当然困難なモノに!…

マサツグがまた一か八かの賭けに出るよう身構えようとして見せると、

ここで何を思ったのか?…シルビィが突如踵を返す!…

それこそまるで殿を買って出る様にブレーキを掛けると、

ハティビィエールと対峙!…となるとそんなシルビィの様子にマサツグもハッ!と…

気が付いた具合にその脚を止めたシルビィに視線を向けて居ると、

シルビィは逃げる様に言葉を残す!…


「……ここは私に任せて先へ!…」


「ッ!?…お、お前まで何を言い出す!?…」


「…先程とは違うご様子のハティビィエール様に少々興味を持ちまして…

少しお相手をと、思いまして……それに…

別にここで完全に足止めしてしまっても構わないのでございましょう?…

旦那様?…」


「ッ!?…ちょっと待て、そのセリフ誰に教えて貰ったシルビィ!!…

場合によっては折檻モノだぞ!」


やはりシルビィは殿しんがりを買って出てハティビィエールの前に!…

その際向かって来るハティビィエールに対して身構える素振りを露わにすると、

マサツグが戸惑った様子で言葉を!…だがシルビィの決意は変わらない様子を

仁王立ちする!…この時逃げ続けるマサツグに対して最後!と言った具合で

不敵に笑って見せると、特大級のフラグを立てて行き!…

となるとそんな台詞を吐いたシルビィに対してマサツグが更に戸惑って見せると、

当然ツッコミの言葉を口に!…

しかしそんなやり取りをして居る間にもハティビィエールが急接近!…

それでもシルビィはマサツグの言った言葉に対してピクッと反応!…

そしてチラッと振り返るなり何故か頬を染めるそんな表情を浮かべて見せると、

更にモジモジと身悶え始め!…


「ッ!!…そ、そんな!?…旦那様直々に折檻など♥…」


「何故そこで興奮し出す!?」


「ッ!…シグルーンお姉さん!…」


「ッ!…では、ハティビィエール様…

私とのダンス…二回目のお付き合いに…お願いできますか?…」


「ッ!…受けて立つです!!」


それは満更でも無い様子で寧ろ期待して居る様な反応を!…

一方で当然マサツグは更にシルビィへツッコミを入れ!…

と、そんな事をやっている間にも遂に射程圏内へ突入!…

となるとハティビィエールもシルビィをロックオンして行き!…

シルビィも飛んで来たハティビィエールにピクッと反応をして見せると、

次には挑発をし始める!…

それこそスッと背筋を伸ばしてスカートの裾を摘んではカーテシーをすると、

不敵にチラッと笑みを浮かべ!…

と、そんなシルビィの様子にハティビィエールも反応!…

まるで挑発に乗ったようシルビィを襲い!…

シルビィもそんな襲い掛かって来たハティビィエールを華麗にステップで

避けて見せると、二人で戦闘を始めて行く!…


さて一方でシルビィを置いて逃げて来たマサツグ達はと言うと、

盛大なフラグを建築したシルビィの心配を一応心配しながら

一階の廊下を走っており!…未だ二階からはシロの笑い声が反響しており!…

その笑い声に混じる様にやはり悲鳴が聞こえて来ている事を耳にすると、

とにかく不安を感じていた!…


「シルビィの奴、大丈夫かな?…

盛大にフラグを建てて行ったけど…」


「えぇ~っと…フラグと言うものが如何言うものかは分かりませんが…

恐らく大丈夫だと思いますよ?…あれでも元・近衛隊長なのですから…」


やはりマサツグとしても[魔法の言葉フラグ]の効力と言うモノを信じて居り、

置いて来た事に何か後悔の念を…

と、そんなマサツグの事を慰める様に女王も言葉を!…

シルビィを信じている様子で過去の経歴を口にすると、

とにかく少しでも距離を稼ぐ!…

するとその頭の上ではまたもやシロが獲物を見つけた様子で狂喜しており!…

その獲物ロックオンした様子で声を掛けると、その獲物も返事をする!…


「ッ!…あっはははははぁ~~~!!…

フィ~ロ~?…逃がさないですよ~?」


「ッ!…フンッ!…わっちがお主如きに掴まる筈が無かろうて!!…

もうお主の動きなど当の昔に見切って!!…」


__…ドゴスッ!!…


「あっはははははぁ~~~!!…

フィ~ロ~!…つ~かま~えた~♪」


「……我が娘ながらに恐ろしい!…」×2


その獲物と言うのもフィロの様で、シロに見つかっても尚堂々としており!…

何なら寧ろ向かって行く様に言葉を口に!…

シロを甘く見ている様子で大きな態度を見せて居るであろう言葉を

使って話して居ると、次にはまたもやドゴスッ!と…

鈍い音が聞こえてフィロの声は聞こえなくなり…

それとは別にシロの嬉々とした様子の声が聞こえると、マサツグと女王は恐怖!…

自身に娘に慄いてしまう!…


さてそこから更に時間が経ってお昼過ぎ!…始まった鬼ごっこも遂に佳境を迎え!…

次々にシロとハティビィエールに捕まって行ったのか城内からは声が聞こえず!…

それに比例する様にシロの楽しそうな声も聞こえなくなると、

更に不気味さを覚えて行く!…

それはテンションが下がって来たとかそんな生易しいモノでは当然無く!…

寧ろシロの神経が研ぎ澄まされる様な!…時間が経つ毎にマサツグと女王!…

二人を捕まえたい!と言った欲求が強くなればなる程!…

シロが集中状態に入って行くと、更に危険度は増して行く!…


「……静かだ…さっきまで聞こえていたシロの笑い声も聞こえなくなったし…

ハティビィエールの気配も感じない…ただ鬼ごっこをしているだけの筈なのに…

こうも静かだと不気味で仕方が無いな…」


辺りにシロかハティビィエールが居ないか?を確認する為に、

仕舞には[感知サーチ]まで使い出す始末!…約三分おきに発動して行き…

まるでソナーを張る様に辺りの様子に注意を払って行くと、

同時に自分達だけしか居ない!と…

もう残って居るのが自分と女王しか居ない事に気が付いて行く!…

そしてこの時ミニマップ上でシロとハティビィエールの姿を探して行くのだが、

不気味な事にその姿形すら何処にもなく!…何なら女王も耳を澄ませ!…

同じ様に神経を研ぎ澄ますそんな様子を露わにするが、

それでも二人を捉えられない!…膠着状態にへと発展する!…


__ピクッ!ピクピクッ!…


「…やはり何も聞こえませんね?…

…上手く気配を隠して居ると言えば満点ですが…

私もあの二人がここまで本気になるとは思いも…

…ハティビィエールは基本負けず嫌いな所が有るので

理解は出来るのですが…スコルティナの場合は?…」


この時若干戸惑い慌てながらも言葉を口に!…

一切物音立てない二人に対して褒める様に話しをして行くと、次には意外と続け!…

と言うのも鬼ごっこでまさかここまでやるとは思っても居なかった具合に

驚きを露わに!…その際ハティビィエールの性格上分かって居た!と…

だがシロに関しては分からない!と言った具合にマサツグへ質問を口にすると、

マサツグもマサツグで戸惑いながらに返事を!…シロに事について話して行く!…


「……恐らく何も考えていません!…

シロは一度何かに夢中になるとそれにしか注意を向けないので!…

…まぁ非常に危ないとは思うんですが…

それでも逆に言うとその集中しているモノに対しての関心!…

この集中力が凄いのでトンデモナイ事をやって見せる!…

って言うのも有るので如何にも何とも!…

やっぱり現状違う意味で非常に危ない状態です!…

…まぁ俺自身もそれで幾度と無く助けられたり危ない目にも有ったり…

…ッ!?…」


「ま、まぁ…うふふふふ♪…」


マサツグも今のシロの状態を何と無く察している具合に言葉を!…

何でも今この鬼ごっこに夢中になっているであろう!と女王に語り!…

と、そこから同じ様にシロの性格を話し始め!…

物事に対してトンデモナイ集中力を見せる事を話して行くと、

今この状態は不味い!と…先程のシロの話を踏まえて危険と言う!…

その際自身もそれで助けられた事もあった事を話して行くと、

続けて逆もあった事を女王に話し!…

とにかくマサツグはさも諸刃の剣と言った具合に説明をして見せ!…

苦笑いをしながら何か振り返るそんな様子を見せて居ると、

次にはピクッ!と…何かに気が付いた様子でハッとする!…

その一方でマサツグの話を聞いてか女王も何か思い当たる反応を露わにすると、

今度は苦笑いをしながら誤魔化す素振りを!…が、そんな事より突如進展!…

マサツグが突如女王の目の前にバッと手を突き出す!…

それは明らかに何かを感じ取った様子で!…

女王も当然ビクッと戸惑う反応を見せると、マサツグに視線を!…

この瞬間とても緊張感を感じるのであった!…

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ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

異世界で目が覚めたら目の前で俺が死んでました。この世界でオリジナルの俺はとっくに死んでたみたいです

青山喜太
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主人公桜間トオル17歳は家族との旅行中、車の中ではなく突然なんの脈絡もなく遺跡の中で目が覚めてしまう。 混乱する桜間トオルの目の前にいたのは自分と瓜二つ、服装さえ一緒のもう一人の桜間トオルだった。 もう一人の桜間トオルは全身から出血し血を吐きながら、乞う。 「父さんと、母さん……妹をアカリを頼む……!!」 思わず、頷いた桜間トオルはもう一人の自分の最後を看取った。 その時、見知らぬ声が響く。 「私のことがわかるか? 13人の桜間トオル?」 これはただの高校生である桜間トオルが英雄たちとの戦争に巻き込まれていく物語

この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~

仮実谷 望
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主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。 祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。 試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。 拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。 さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが…… 暫くするとこの世界には異変が起きていた。 謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。 謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。 そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。 その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。 その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。 様々な登場人物が織りなす群像劇です。 主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。 その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。 ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。 タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。 その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。

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