どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章七十八節 身内の愚行と怒りの権化とほっぺむいむい!-

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バルディアナの襲撃から突如新たに現れた老魔術師に警戒をする一同!…

そして未だ苦虫を噛んだ様に何か食い縛りながら苛立ちを露わにする

バルディアナ!…と、そんな苛立つバルディアナの前に立つ老魔術師は

マサツグ達の方へ視線を落とし!…すると何を思ったのか徐に自己紹介を

するようマサツグ達へ声を掛けて行くと、さも紳士の様に礼儀正しく

会釈をする!…それはまるで親が慌てて喧嘩を止めに来た様にも見えるのだが、

しかし当然ながら何処をどう見ても親子には見えない訳で…


「……少々高い所から失礼しますぞ?…

初めまして、英雄の方々…お目にかかれて光栄です…」


「ッ!………。」


「私の名はヴァンドルイド…

「ヴァンドルイド・オーガス・デグレアント」と申します…

僭越ながらデグレアント王国・四大魔術師士団…

土の魔術師部隊団長を勤めさせて頂いております…」


「ッ!?…デグレアントの四大魔術師士団!?…」


「それも今度は土の魔術師部隊団長と来たか!……

…一応見た所ようだが?……」


会釈をしながら謝罪の言葉を、そして会えて光栄と恐縮して見せ…

と、そんな態度を見せる相手にマサツグ達も若干戸惑い!…

コイツは一体?と言った具合に黙ってその老魔術師の事を見下げて

居ると、次には本当に自己紹介が始まって行く!…

すると老魔術師は自身の事をヴァンドルイドと名乗ると、

更にデグレアント王国・四大魔術師士団・土の魔術師部隊団長で

ある事を明かし始め!…となるとその肩書きを聞いてリーナが

更に警戒を強め!…同じ様にモツも警戒をするが!…

そのヴァンドルイドから敵意を感じない事を口にすると、

ヴァンドルイドもモツの観察眼に感心を持ち出す!…


「ッ!……ほう…さすが英雄と呼ばれる方々のご慧眼…

御見それ致します……私がここに参った理由は他でもない…

身内の愚行を止めに来た次第でございます…」


「ッ!…何じゃと!?

私のこの行動の何所に愚行が!……」


さすが!と言ってヴァンドルイドが会釈をしながらモツの事を褒め!…

そして自身の何故ここに来たのか?をその流れのまま話し出し!…

と言うのも次にはバルディアナを馬鹿にするよう身内の愚行を

止めに来た!と…さもこの侵攻がデグレアントの本意では無い事を

明かして行くと、そのヴァンドルイドの話しぶりにバルディアナが激怒!…

次には文句の言葉を口にする!…そしてヴァンドルイドに詰め寄り

食って掛かるよう自身の行いについて話そうとすると、ヴァンドルイドも

怒った様子で一喝!…


「黙りなさい!!!…

お前は自分のやった事が如何言う事になるのか分かっているのか!?…

お前は許可無くあの鋼鉄の馬車を持ち出し!!…兵士達を私利私欲で動かした!!…

そのせいで来るべき時の備えに穴を開けようとしていたのだぞ!?…

…更にまだ秘密であるこの鋼鉄の馬車までをも持ち出すとは!!……

…この軽率な行為に我等が王はお前に失望し!!…憤怒なされて居るのだぞ!?…」


「ッ!?!?………」


ヴァンドルイドはバルディアナの噛み付きに対してカウンターを入れる様に説教!…

その際改めて自身のやった事を自覚させる様に大声で怒鳴り!…もはやその様子は

ある意味で某・海の一家の大黒柱の様であって、そのヴァンドルイドの怒り様に

バルディアナもビクッ!と…面食らった様に思わず怯んだ反応を見せて行くと、

更にヴァンドルイドは王の話を!…どんな風に怒って居たのか?を話し出す!…

それは話を聞く限りだと激昂して居る様には聞こえて来ず、どちらかと言うと

呆れている様な?…しかしそれでもバルディアナには効果抜群であった様で!…

更に怯んだ反応をハッと露わにして見せて居ると、更にヴァンドルイドは説教の

続きを口にする!…


「これ以上愚行を続けると言うのならお主一人でやるが良い!!!…

…あくまでも私の目的は王の命令!!…

お前が勝手に連れ出した兵の回収とこの鋼鉄の馬車の回収じゃ!!…

…あの様子を見る限り王はお前にほとほと愛想が尽きている様であったぞ!!…

この意味が分かるか!?…」


「ッ!?…そ、それは!……ッ…」


「これ以上の話は無駄じゃ!…既に兵達には退く様に指示をしてある!…

後はこの鋼鉄の馬車を持ち帰れば私の任は終わり!…

…精々兵も馬車も失ったお前に出来る事はたかが知れて居る事であろう!!…

…今のお前に出来る事はここは退き、我等が王に許しを乞うか!…

私の忠告を無視してここで散るか!…どちらか二つ!!!…

…さぁ、如何するつもりじゃ!?…」


そのヴァンドルイドの説教と言うのもバルディアナを見放すモノで、暴れたければ

一人でやれ!と…その際自分がここに来た目的についても再度説明を口にし出し!…

その目的の中にバルディアナは含まれていない!と…これが如何言う事なのか?を

改めてバルディアナに突き付けて行くと、バルディアナもこれには青褪め!…

途端に焦りと恐怖を覚えた様な表情を見せる!…そしてもはや反論も出来ない様子で

俯き出すと、そのまま意気消沈してしまい!…ヴァンドルイドも時間の無駄!と

言って更に切り捨て!…今バルディアナに出来る選択肢も二つしか無い事を更に

突き付けて言葉にすると、バルディアナは更に慌て始める!…


「ッ!?…ッ~~~…」


「もはやお前に残された道はこの二つ!!…

どちらもお前には地獄の道やもしれんが…

これは自身が招いた結果じゃ!!…さぁ選べ!!…

さぁ!…如何する!?…さぁ!!…」


「ッ~~~!!……クッ!!!……わかった!……

ここは退き、今は我らが王に許しを乞うとしましょう!…

………でなければ生きて来た意味が無い!…」


「ッ!…ッ?…」


もはや後には引けない様子のバルディアナ!…するとヴァンドルイドも

確認を取るよう言葉を口に!…さもバルディアナに詰め寄るよう

如何する!?と尋ね!…バルディアナも下唇を噛み苦悶の表情を浮かべて

行くと、ひたすらに苦悩する様子を見せる!…そして時間にして約2~3分と

言った所か、遂にはガクッと折れた様子で挫折…一度デグレアントに戻って

許しを乞う!と…それはもう目に見えて何か反省をする様なそんな反応に

見えていると、その際最後に気になる言葉を…それはまるでバルディアナの

中に何かが有る様に感じられ!…

その言葉を聞いたマサツグも思わず引っ掛かりを覚えた様子で反応すると、

次にはバルディアナが…


「今日の所は大人しく退いてやる!!…

だが覚えておけ!?…次に会った時は貴様の命日だ!!…

私の大切なモノを奪った罪!!…必ずその身で償わせてやる!!!…

八つ裂きにしてやるから覚悟しておけ!!…」


__シュン!!…


「…では、皆様方、今回は身内の者がとんだご無礼を致しました…

…が、次に会う時はもしかすると敵同士かもしれません……

その時はお手柔らかに……」


__ボウンッ!!……


何か意味深な事を口にしたバルディアナはスッと頭を上げると

元の憎さ百倍の様子に!…そしてマサツグを指差すと捨て台詞を口に!…

そしてマサツグ達に対して背を向けるとスッと姿を消して行き、

その様子にマサツグ達がそれぞれ戸惑った様な驚いた様な反応を

見せて居ると、ヴァンドルイドも声を掛け出す!…その際マサツグ達に

謝る言葉を口にすると、次には敵対するかも?と…やはり相容れない様子で

フッと笑い!…最後にボワンと煙を立ててその姿を消して見せると、

これでこの騒動に決着!…いつの間にか戦車も姿を消しまっていた!…


「……ッ!!…あの戦車を音も無く回収したのか…」


「ッ!?…え!?……ッ!?…本当に無い!?…」


「……とにかく音も無く姿を消したり現れたり……忙しい連中だな?…

とりまこれで一安心!…後はドワーフ達に任せるしかないんだが…」


「…鋼鉄の馬車……あんな物を持っていたと言う事はやはり…」


マサツグがふと戦車が有った方に視線を向けるとそこにはいつの間にか

あった筈の戦車が無くなっており!…と、そんなマサツグの驚きの声に

各々も反応し出し!…本当に無くなって居る事にアヤやリーナ達が

驚き戸惑い!…いつ持ち出したのか?と騒然とする様子を見せて居ると、

モツはそれよりも忙しい連中!と…とにかく騒動が無事に終息した事に

胸を撫で下ろす!…そして改めて町の様子をグルッと見回し辺りの様子を

確認すると、被害も玄関口から直線状で!…戦車が通って来た道だけが

被害に遭い!…他はまだマシと言った具合に物が散乱して居る様子だけが

伺えると、後は如何しようも無い!と…その一方で戦車が消えた事に

また不安を…リーナが何か思い詰める様なそんな素振りを見せて居ると、

マサツグがハッと気が付いた様子で声を掛ける!…


__…ッ!……ポンッ!…


「ッ!…マサツグ!…」


「…今は戻るぞ?…今はこっちもこっちで戦力を整えれば良い!…

只それだけの事だ!…」


「ッ!……あぁ!…」


突如肩を叩かれた事に少しビクッとしながらもリーナは振り返り!…

そしてその正体がマサツグだと言う事に気が付くと安堵の表情を浮かべ!…

するとマサツグはそんなリーナに安心させるよう言葉を口に!…

改めてリーナは一人じゃない!と…今は備える事が大事である事を

話して行くと、リーナはホッとした様子で返事!…

若干頬を染めた表情を露わにする!…それは仲間からの言葉として

受け取ったのか、はたまた憧れの英雄様からの言葉として受け取ったのか?…

それは本人にしか分からない所ではあるのだが、リーナは徐にマサツグの

腕に組み付くとそのままマサツグと共に工房へと戻ろうとし!…


__ギュッ!!…ッ!…チラッ?…


「…では、私に訓練の続きをして貰おうか?…私はまだまだいけるぞ?…」


「ッ!…うげぇ…お前って本当に元気だな……」


__……ゴゴゴゴゴ!!!…ダン!!!…ビクゥッ!……チラッ?…


が、その様子を後ろから妬ましそうに見詰める二人の姿も当然在り!…

ふと思い出した様に工房の庭での事も再燃し出すと、また不安な空気が!…

しかしそんな事など知らないリーナはマサツグにイチャイチャ!…

マサツグも相変わらずの朴念仁で!…と、ここでシロとフィロが思いっきり

地団駄を踏んで見せ!…二人の後ろ姿に対して嫉妬心バリバリに抗議を

するよう音を鳴らすと、その音は辺り一帯に響き!…

マサツグ達も驚きを露わに!…一体何の音?とばかりに振り向くと、

そこで怒りも一周回って冷静!…と言わんばかりのシロとフィロの姿を

見つけて行く!…


__ゴゴゴゴゴゴ!!!…アオオォォ~~ンン!!!…コオオォォ~~ンン!!!…


「…ッ!?……シ、シロさん?…フィロさん?…

ど…どうしてそんなに怖いお顔をしていらっしゃるのでしょうか?…」


「……ご主人様ぁ?…

そう言えばまだ朝のリーナお姉ちゃんの事…お話してないですよねぇ?…」


「今からでも遅くは無いのぉ?……

これからたぁ~っぷりとお話をしようかや?……マサツグ?…」


{ッ!?…ちょ!?…フィロちゃん!?…まだフュージョンしたまま!!…

私を巻き込まないで!?…やるやら一人で!!…}


この時マサツグの体感的には圧倒的強者が二人!…さも全身から覇気を放つ様に!…

自身より大きな者が居る様な錯覚を覚えると、マサツグは本能的に恐怖を覚える!…

それはまるで幽○紋スタ○ドを発現して居る様にも見えると、マサツグは恐る恐る

二人に質問!…と言うのも何故怒って居るのか?と、その怒りの原因を心得て

居ない様子でとにかく二人に怯えた様子を露わにすると、その質問に対して

シロとフィロも徐々に近づくよう…マサツグとリーナが腕を組んで居る方へと

歩いて行く!…その際自分達が怒って居る原因を口にすると、思い出した様に

静かに怒り!…何ならまだオリハとの憑依も解いてはいない様子で

大人のフィロが!…主導権もフィロに有り!…そんなフィロの中では

オリハも慌て!…やるなら自分を巻き込むな!と必死にフィロへ訴えて行くが、

フィロは構わず近付き続ける!…するとマサツグもここでハッとした様子で

シルビィーナを!…


「ッ!?…シ、シルビィーナ!!!」


「ッ!…はい?…」


「お前のせいで話がややこしくなったんだから!!…

お前が如何言う事かを説明しろ!!!」


ゆっくりと近づいて来るシロとフィロ…自分の娘も同然である二人に英雄が

恐怖するこの構図…何とも情けない様なそんな雰囲気では有るのだが…

マサツグがふと慌てた様子でシルビィーナの事を呼び出すと、シルビィーナも

ピクッと反応…簡単に返事をして見せる!…その際さも不思議そうな様子で

首を傾げて見せて行くと、マサツグはあの時の状況を説明しろ!と…

何ならややこしくした原因はお前に有る!と、ここで晴らせ!とばかりに

とにかく慌てた様子で文句を言うと、何故かシルビィーナはモジモジ!…

頬を染めながら横目でマサツグの方をチラッと向く!…


__モジモジ…モジモジ…チラッ?…


「……ッ?…な、何?…どした?…」


「わ、私は…そのぉ…

…あ、愛人でも構わないと思っております!♥」


__ポッ♥…ッ!?!?…


「ッ!?…ポッ♥、じゃねえよ!!!…

何でだ!…何でお前はこうも事態をややこしくする!!!」


当然モジモジとしながら振り向いて来るシルビィーナにマサツグも困惑!…

そして一体如何したのだ?と…と、この時マサツグとしては勿論早く

弁明をして欲しく!…若干焦った様子でシルビィーナに声を掛けて居ると、

次にはシルビィーナがトンデモナイ事を!…と言うのも何故か愛人でも

構わない!と言い出し、やはりマサツグに気が有る様子を見せ!…

何なら告白しちゃった!とばかりに頬を染め!…自身の顔を隠す様な

素振りまでして見せると、これにはマサツグも更にツッコミ!…

もはやワザとでは無いのか!?と考え出す!…

しかしそんな事を言って居る場合では当然無く!…

ツッコミを入れているマサツグの背後からはある種最強の二人が!…


__ジャッ!……ビクッ!!!…チラァ?…


「……スゥ…有罪ギルティー(なのです)!……」


更に圧を掛けるよう背後に立ち!…そして仁王立ちしてマサツグの事を

ジッと睨みつけて行くと、マサツグもビクッとした様子で背後を確認!…

するとそこには勿論の事ながら激オコな二人の姿が有り!…

マサツグが振り返った事でシロとフィロも反応する様にスゥと軽く息を

吸って見せると、次には判決を言い渡す!…当然結果は有罪ギルティー!…

その言葉にマサツグも覚悟を決めた様子で!…


{ゆ、有罪判決が下っちまった!!……

もはや今までの調子を鑑みて弁明も聞きそうに無い感じ!!…

…こうなれば!!……}


__ガッ!!…ふわぁ…ポスッ…


「ッ!!…え?…へ?…」


「ッ!!…あああぁぁぁ!!!」×2


覚悟を決めた!と言っても当然その判決を受け入れるのではなく!…

逃げる事を覚悟し!…その際腕を組んで居るリーナの腕を徐に掴み、

引っ張り上げる様にしてリーナを持ち上げ!…持ち上げた際にすかさず

リーナの膝裏と腰に手を…さも自身が走り易い様にお姫様抱っこで

リーナを抱えて行くと、そんなマサツグの行動にリーナ困惑!…

突然の事について行けず固まってしまう!…となるとその口から

漏れ出て来るは戸惑いの言葉!…目もまん丸にするとパチパチと

瞬きして見せ!…その一方でその様子を目にした二人は更にピクッ!と…

やっぱり!と言った具合に更に不機嫌な様子を見せて居ると、

マサツグはリーナに捕まるよう呼び掛ける!…


「リーナ!!!…後で謝るから今はしっかり捕まっててくれ!!!」


__バッ!!!……ッ!?!?…


「え?…ええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!…」


「あっ逃げたのじゃ!!!」


「逃がしはしません!!!!」


マサツグが逃げる事を示唆するとリーナに同意を求める事無く走り出す!…

その際逃げ先は工房の自室で!…と、突如走り出した事にリーナも混乱!…

もう何が何だか分からず!…ただマサツグにお姫様抱っこで工房へと

引き上げられて居る事だけを自覚すると、次には頬を染めながら声を上げる!…

それは嬉しい歓喜の声にも聞こえる反面!…状況説明を求める悲鳴にも聞こえ!…

が、そんな二人をシロとフィロが許す筈もない訳で!…マサツグ達が逃げた事に

機敏に反応をして見せると、二人は慌ててマサツグ達を追い駆ける!…

何ならその様子をモツ達は呆れた様子で見て居り!…と言うのも!…


「こりゃ~マ~サ~ツ~グ~!!!

側室を作る事は認めてはおるが!!!…

正室を蔑ろにするでな~~~い!!!!」


「今日と言う今日は!!!…

きっちり説明して貰います!!!!

ご主人様ぁ~~~~~~!!!!」


「大人しくお縄につくのじゃ~~~~!!!!」


「あぁ~、もう!!

どうしてこうなるんだ~~~~~!!!!」


「……アレじゃあただの追いかけっこだよな?…」


「ッ!…ふふふ!…そうね?」


もしシロとフィロが本気を出したらハンデを背負っているマサツグを捕まえる等

造作もなく、今目の前で捕まえて居る筈なのだが…しかしこの時の二人はまるで

子供の様に!…逃げるマサツグに対して腕を振り上げ!…

マサツグに逃げるな!と文句を言いながら追い駆けて行くと、さもその様子は

楽しんで居る様に見える!…その際フィロはやはり自身が正妻である事を

主張すると、自分も構え!とばかりに文句を言い!…

シロはシロでヤキモチバリバリ!…例えリーナであっても許さない!と…

同じく腕を振り上げながらマサツグの後を追い駆けて行くと、街中で痴話喧嘩!…

如何にも微笑ましい様子を見せるのであった!…


因みに最終的にシロとフィロの二人に捕まったのは言うまでも無く!…

後ろから二人に飛び掛かられると、マサツグは背中を攀じ登られポカポカと

殴られ!…と言うのもその様子を見た他の冒険者プレイヤー達からは

さもピク○ンの様であった!と…原生生物に群がるまさにその様子であった様に

語られてしまうと、ある種の都市伝説の様な話が出来て行く!…

尚それは工房に着いてからもずっと続き!…最終的には正座をさせられ

懇々と説教!…終わってもシロとフィロはブン膨れで膨れに膨れ!…

マサツグもその様子に苦笑いをして見せると、改めて自室に一旦置いて来た…

リーナに声を掛けて行く!…


__コッ…コッ…コッ…コッ…ガチャ!…ギィィィ~~……ッ!?…


「ッ!…と、すまんな…リーナまで巻きこんでしまって!…」


「ッ!?…い、いや!?…わ、私は大丈夫?…だ!…

ッ~~!!…き…気にするな!!…」


マサツグが膨れたままのシロとフィロを連れて部屋に戻って来ると、

そこには何やら緊張した様子でベッドに腰掛けるリーナの姿が!…

それは未だに頬を染めるとカッチコッチに固まっており…

マサツグもその様子を見て未だに驚かせているのでは?と考えると、

徐にリーナへ謝って見せる!…するとリーナはそんなマサツグの

謝罪に機敏に反応をして見せると、何かぎこちない挙動も見せ!…

それはさも初めて異性の部屋に訪れた思春期の様!…

とにかく落ち着かない様子で大丈夫!とだけ返事をすると、ここでも

マサツグの朴念仁が発動!…


「ッ!…そうか?…その割には顔が赤いような?…」


「ッ!?…ふぁ!?…そ!!…そそそそそ!!…

その様な事は無い筈なんだが!?…」


「ッ?……まぁ本人が言うならそうなんだろ…

…ほら…シロもフィロもそろそろ離れてくれって!…

ここまで戻って来る道すがらに説明しただろ?…

本当に!!…別に何もやって無いんだって!!…」


やはりリーナの反応が可笑しい事に疑問を持ち!…何なら顔自体が

赤い事にもふと気が付いた様子で声を掛けると、リーナは慌てて大丈夫!と…

とにかく何でも無い事を訴える!…その際マサツグに向かって両手を突き出し

必死に手を振って見せると、余計に不自然さが際立つのだが!…マサツグは

そこは気を利かせた様子で素直に受け入れ…やはり疑問を感じつつも両脇に

抱えて居たシロとフィロを離して行くと、何度も宥めるよう声を掛ける!…

しかしそれで納得する様子はやはりなく!…パンパンに頬を膨らまし!…


__ブッスウゥ~~~~!!!……はあぁ~~…


「…ほぉら?…いい加減機嫌を直してくれぇ~?…

…って、シロのほっぺぷにぷにだな!…」


「ッ!…んむぅ~~!!!!」


__ピクッ!!…ズイッ!!…ッ!!…ッ~~~!!!…


となるとそんな様子にマサツグもこれまた溜息!…何とか宥めようと

シロとフィロを振り向かせ…その膨れている頬にそっと両手を添えて行くと、

ぷにぷにと揉み込む様にして空気を抜く!…が、これに対してもシロは反抗!…

キュッと口を閉じると絶対に逃がさない!と…

が、本能は正直なのか尻尾を振り!…マサツグもマサツグで改めてシロの

ほっぺがぷにぷにで気持ちが良い事を口にすると、今度はフィロが更に

アピール!…自分もやれ!とばかりにシロを押し退ける!…するとここで

違う小競り合いが勃発!…互いに頬を膨らませたまま抵抗し合い!…


__ズイッ!!…ズイッ!!…ズイッ!!!…ズイッ!!!…ッ~~~!!!…


「ッ!…こらこら喧嘩しねぇの!!…ったく!…

機嫌が良いのか悪いのか分っかりゃしねぇ!……ほれ?…」


__ぽむ!!…むいむいむいむい!…ッ~~~!!!…パタタタタタ!…


これまたマサツグもそんな様子に止めに入り!…それぞれ二人に片手づつ…

シロの右頬に左手を、フィロの左頬に右手を!…それぞれ顔を寄せ合う様に

頬を合わせ!…二人一遍にマサツグがムイムイ!とほっぺを揉み込んで行く

と、シロとフィロはご満悦?…とにかく頬を膨らませたまま尻尾を振る!…

それは明らかに上機嫌の様子で機敏に左右に振って見せ、マサツグもそんな

様子に何が何だか!…と、そんな風に二人を構って居る一方でリーナも何やら

ジィ~ッと…改めてマサツグの背負って居る大剣に視線を向け!…マサツグも

そんな熱視線に気が付いた様子でピクっと反応をして見せると、リーナに

声を掛けて行く!…


「うりうり~!……ッ!…ん?…何、どしたぁ?…」


「ッ!…い、いや!…ほ、本当に復活したのだなと思って!…」


「……ッ!…あぁ、これ?…何なら見てみるか?」


__スッ…ジャコンッ!!…


「ッ!!…い、良いのか!?」


さも先程までの事を忘れた様子で気の抜けた声を!…するとリーナもハッとした

様子で途端に慌てて見せ!…すると次にはスッと視線を逸らして凝視して居た

理由を口に!…何でもやはり大剣が気になった様子で言葉を漏らし!…

これがさっき自分達を助けたのか?と…何か感慨深いモノに浸っていた事を

口にすると、マサツグも理解した様子で返事!…その際見てみるか?と

声を掛ける!…そしてそう言った後マサツグは一旦フィロの頬から手を離すと、

徐に大剣を抜いて見せ!…と、それに反応してリーナもベッドから立って行き!…

駆け足気味にマサツグの元へと近付くと、恐る恐るマサツグから剣を受け取る!…


__……チャキッ!!……スッ…


「ッ!?…お、重い!!…確かにこの見た目で軽い筈は無いのだが!!…

今マサツグは片手で易々と!?……一体どんな腕力をして居るのだ!?…」


        ----------------------------------------------------------------------

            真・ライモンド卿の残傷の大剣

                レア度 SS

           ATK+790   DEF+100   MDEF+90


               [あの日の誓い]

         エイブレント卿の白銀剣の装備者が居る場合、
         「阿吽の構え」が発動出来る。

                [反撃の匠]

         反撃時のクリティカル発生・ダメージ率が
         大幅にUPする。

                 [剛堅な守り]

         ガード時防御力が+50され、更に防御硬直を
         軽減する。

                [パリィの極み]

         通常防御が1/2の確率でパリィ判定に変わる。
         尚自発的にパリィを成功させた場合、稀に
         スタン・よろけを強制的に追加で与える。

                [????]

                 ????


        ----------------------------------------------------------------------


「ッ!?…えぇ~、それお前が言う~!?…

…普段からあんなエゲツナイ技をブッパするお前がぁ~!?…

逆に俺からすればそのか細い腕から如何やってあんな技が

出るのかが不思議な位なんだが?…」


リーナはマサツグから大剣を受け取るなり前のめりにバランスを崩しそうになる!…

と言うのもリーナからすれば大剣は予想より重かったらしく、その大剣の重さに

改めて驚きを露わに!…と、同時にマサツグが先程片手で渡して来た事にもふと

気が付き!…マサツグの腕力に疑問を持った様子で更に驚いたよう言葉を口に

すると、マサツグは逆にツッコミを!…お前が言う!?と戸惑って見せる!…

と、同時にこの時マサツグの頭の中ではあの突き技が!…フラッシュバックする

様に思い出され!…その度に思って居た疑問を今ここに!と…逆に不思議で仕方が

無かった事を口にすると、リーナも戸惑いを露わにするのであった!…


因みにこの言い争いに近い会話をして居る一方で、今だシロとフィロはほっぺを

むいむい!…やはり満更でも無い様子で尻尾を振り!…そんな様子を自室で繰り

広げていると、工房にモツ達が…今になって帰宅して来た様子で騒がしくなり!…

騒がしいついでにドレッグがある事をしよう!と動き出すと、先に帰って来たで

あろうマサツグ達に声を!…徐に呼ぶよう声を掛けるのであった!…

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【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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