どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章五十二節 ブチギレリーナと道化のマサツグと棚ぼた展開?…-

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もはや敵味方関係無しにマサツグとリーナの喧嘩に戦々恐々!…次には何か

嫌な予感を感じた様子で距離を取り!…そしてそんな不穏な様子を見せる

二人に対して誰も一切近付かず!…その一方でマサツグとリーナが共に武器を

構える様な素振りを見せ始めると、互いに顔を合わせる様にして睨み合う!…

となるともはや何がきっかけでどちらが飛び出して行くかが分からず、勿論

状況は一触即発の状態に!…するとそんな状態にモツ達もこれは不味い!と…

何か喧嘩を治める良い方法は無いか!?と考え出して居ると、次にはリーナが

動きを見せる!…


「フゥ~~!!…フゥ~~!!…

先にこの喧嘩を吹っ掛けて来たのは貴様だからな!?…

マサツグゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」


__グググッ!!!…ダンッ!!!…グオオオォォォ!!!…


「ッ!?…マサツグ!!!」


__フォン!!!……ッ!?…


肩で息をする様にリーナはとても興奮しており!…次にはマサツグが

悪い!と言うと、大きく地面を踏み込んではマサツグに向かって飛び出し!…

となるとそんな動きを見せるリーナにモツ達も驚き!…思わず心配をする

ようマサツグの事を戸惑った具合に呼んで見せると、次にはマサツグが

攻撃を避ける!…それこそ紙一重にバックステップでリーナの攻撃を

回避すると、そのまま後ろに下がっては兵士達を背に!…するとこれには

兵士達もえっ?とばかりに戸惑い始め!…このままだと巻き込まれるのでは?等と

危機感を覚える素振りを見せて居ると、その予感は的中とばかりに次の瞬間!…

リーナの次の攻撃が飛んで来る!…


「ッ!?…クッ!!…チョロチョロチョロチョロと!!…

相も変わらずすばしっこい!!…逃がすかああぁぁぁ!!!」


__チャキ!!!…ッ!?…ババッ!!…


「エルレイド…フルーレ!!!!」


__ドウッ!!!…


この時完全に頭に血が上っている様子でマサツグを追い!…次にはお得意の

突きの構えを!…するとそんなリーナの様子にマサツグも機敏に反応!…

突きの構えを取った事に驚きつつ!…更に兵士達の方へと近付いて行くと、

次に瞬間のあの技が!…それはやはりマサツグに向けて広範囲に!…後ろの

兵士達など御構い無し!…ただマサツグを仕留める事だけを考えた様子で

放って行くと、その一撃は当然辺りを一掃!…兵士達に被害を与える!…


__ゴオオォ!!!…ドシャアアアァァァン!!!…ギャアアアァァァァ!!!!…


リーナの突きが飛んで来るとマサツグは寸での所で横っ飛び回避!…すると

その突きは当然背後の兵士達を襲い!…そしてそのまま兵士達に直撃すると

壁に穴が開いた様に薙ぎ払われ!…喰らった兵士達は一発で戦闘不能!…

宙を舞っては受け身を取る事無く地面に落ち!…その光景に他の兵士達が

戸惑った様な驚いた様な反応を見せて居ると、マサツグは立ち上がるなり

文句を言う!…


「ッ~~!!!……あっぶねぇなぁ!!…

狙うならもっとしっかり狙ってみやがれってんだ!!!…

この猪突猛進大馬鹿騎士モドキが!!!!…

…それとも何かぁ?…お前の実力はこの程度かぁ~?」


「ッ!?…ッ~~~~!!!!…己言わせて置けば!!!!…

ちょこまかちょこまかと!!……

うっとおしいぞ!!!…マサツグゥゥゥゥ!!!…」


__チャキ!!!…ッ!!…ババッ!!…


「ッ!?…う…うわあぁ!!…こ、こっちに来るなぁぁぁぁぁ!!!!」


起き上がったマサツグはただ文句を言うだけに飽き足らず!…リーナに再度

挑発するよう言葉を!…となるとそんなマサツグの言葉を聞いたリーナも

更に怒りを覚え出し!…今度こそばかりに再度突きの構えを取って見せると、

マサツグに狙いを定めて行く!…するとマサツグもそれを見て途端に移動

開始しすると、リーナの言う通りにちょこまかと!…そうなって来ると先程の

様子を見て居た兵士達は青褪め出し!…近付いて来るマサツグに来るな!と

必死に懇願するよう言葉を口にし始めると、リーナは突きを放って行く!…


__ゴオオォ!!!…ドシャアアアァァァン!!!…ギャアアアァァァァ!!!!…


「はぁ~っはっはっはっはっは!!!…

何処を狙って居るか!!…うつけがぁ!!!…

ほれほれ如何した!?…コッチだコッチィ!!!…」


「ッ!?…クウゥゥゥ!!!!…待て、逃げるなぁ!!!!…

正々堂々戦えぇぇぇぇ!!!!」


__ドウッ!!!…ゴオオォ!!!…ドシャアアアァァァン!!!…


…さて以降はずっとこの状態の繰り返し…もはや子供の喧嘩の様になってしまい…

マサツグはリーナを煽って行くと逃げ遂せ!…リーナは必死に歯を食い縛り!…

マサツグを追い掛けては何とか一太刀加えようとするのだが、マサツグにその度

逃げられると涙目に!…そしてそれを見せられて居るモツ達とバルディアナは

終始困惑!…これは一体何?と言った具合に巻き込まれる事無く傍観をして居ると、

ただただ反応に困っていた…


__ドシャアアアァァァン!!!…ギャアアアァァァァ!!!!…


「……なんと言うか?…

…もはやここまで来るとさすがと言うべきか…とにかくこれは何?…」


「……兄さんが戦闘で道化ヘイト稼ぎを演じている…

そんな姿を見ていると右に出る者は居ないと思ってきましたよ…ほんと…」


「ッ!……ま、まぁ…確かにそのお陰で私達は楽……て、良いのかしら?…

お陰でこっちは休憩が出来ている訳だから感謝しないとなんだけど?…

…もっと言うと実際に薙ぎ払っているのはリーナなんだけど…」


「でもあのやり方で助けて貰っていると考えると何かやるせないよな…」


「…それ、何と無く分かります…」


ただ聞こえて来るのは衝撃音と兵士達の悲鳴!…そしてマサツグも分かって

やって居るのか毎回背後の兵士達を!…とにかくそのマサツグのヘイト稼ぎ?に

モツも呆れを通り越して感心を持ち!…それでもこの状況は何?と言った様子で

言葉を零して見せて居ると、オリハも釣られてある事を話す!…

と言うのも他のゲームでも似た様な事をして居たのか、ヘイト稼ぎは一級品!と…

その際右に出る者は居ない!と言うとマサツグに呆れ…アヤもその話を聞いて

何か一応はフォローを入れようとするのだが、ふと同時に罪悪感的なモノを

感じてしまう!…そしてそんなアヤの話を聞いてモツもやるせないと口にすると、

オリハもしみじみ同意!…その間にも未だ向こうではドッカンドッカン!…

宙を敵兵が舞っては死屍累々としており、アヤがふと疑問を持った様な

そんな反応を見せて行くと、次にはモツとオリハに質問をする!…


「……ッ!…ねぇ二人共?…あれって正気でやっているの?…

それともその場の勢いでアレをやっているの?…」


「ッ!……うぅ~ん!…難しい質問だなぁ!…」


「……そうですね…ここは両方と答えるのが正解ではないでしょうか?…」


「ッ!…え?…それって如何いう?…」


アヤが持った疑問と言うのはマサツグの道化ぶりについてで、アレは地なのか

それとも演じて居るのか?と…するとその問い掛けに対してモツは腕を組むなり

難しい!と言葉を口に…さもその判断をするのがとてもじゃないが出来ない事を

仄めかすと、オリハも若干悩んだ様子で返事をする!…と言うのも地でもやって

居るし演じても居る!と…となるとそんな返答が帰って来た事にアヤも戸惑い!…

訳が分からず如何言う事?と…再度質問の言葉を口にして行くと、オリハは更に

返事を続ける!…


「えぇ~っとですね?…

兄さんは勢い任せの時でも考えての時でも…良くヘイト稼ぎをするんです…

まぁ、理由としては本能的に一網打尽を狙ってしまう癖が有る!…

って本人は言ってましたから…アレも一種のそれなのでは?と…

何でも無意識にやろうとする節があるそうで…」


「ッ!…じゃ、じゃあ今のあれは?…」


オリハが言うにはアレはマサツグの本能にこびり付いて居る一種の癖らしく、

本人も無自覚だ!と…何ならやはり他の所でも気が抜けるとやって居る節が

あるらしく!…本人も言われて初めて気が付いた!と…オリハがそんな話を

聞いた事が有る様子でそう返事をすると、モツとアヤはそれを聞かされ

呆気に取られる!…まさかアレを地でやるとは!…と、そんな顔をして見せる

一方!…モツはふと疑問を!…と言うのも今の状態はどっち?と…

オリハにあの荒れている状況について説明を求めて行くと、オリハはチラッと

確認するなりこう答える!…


「……さっきリーナさんと喧嘩していましたし…

多分無意識の方の誘導ではないかと?…」


「……ホント芸達者と言うか本能で動くと言うか…

我が友人ながらとにかく変わった奴だ!…

…知り合ってからずっと思っていたけど…」


オリハはマサツグの様子を見るなり地の方と、理由としてはリーナとの喧嘩が

有った事を口にし!…その際アレからは理性が感じられない!と言った具合に

言葉を続け!…モツもその返事を聞いて更に戸惑った様な反応を露わにして

見せると、改めてマサツグの奇行ぶりに呆れて行く!…それこそ高校からの

付き合いとは言え変わって居る!と、もはや苦笑いをするしか無く!…すると

その隣ではアヤも釣られて苦笑い!…三人揃ってどうする事も出来ない様で…

その一方今だ荒れた様子を二人が揃って見せて居ると、更に兵士達の叫びが

木霊する!…


__ドシャアアアァァァン!!!…ギャアアアァァァァ!!!!…


「ヒ、ヒィ!?…こ、こっちに来たあああぁぁぁぁ!!!!」


「うわあぁぁぁ!!…来るな!!…来るなあァァァァァ!!!!」


__ドシャアアアァァァン!!!…ギャアアアァァァァ!!!!…


もはやそこは阿鼻叫喚!…マサツグが近付いて来るだけで悲鳴が上がり!…

しかしマサツグは構わず突貫!…まるで巻き込めるのなら一気にとばかりに

近付いて行くと、リーナの攻撃を躱して見せる!…するとその度に兵士達が

宙を舞い!…洞窟内に木霊するよう悲鳴が!…しかしさすがにずっと

その調子ではない様子である異変が!…それはマサツグとリーナの双方から

見られ出し!…互いに息を切らせた様子で何か探る様な反応を見せると、

更にその挙動は難解なモノに!…と言うのも!…


__ボガァァァァァンンン!!!…チャキッ!!…ッ!?…


{……チッ!!…さすがに頭を使う様になって来たか!?…

さっきまでは闇雲って感じだったが!…

今のは明らかにこっちの動きを見てフェイントを入れた!!…

オマケに逃げ道を塞ぐ様にも撃って来てる!!!…

…でもまだムカついて居るのは目に見えて当然!!…

まだ冷静さに事を掻いてる!!…今度は如何来る!?…}


「はぁ!…はぁ!…ふ!…ふふふふふ!!…

そろそろ逃げ場が無くなって来たぞ?…

先程までの威勢は如何した!?…マサツグゥゥゥゥゥゥゥ!!!…」


リーナもさすがに馬鹿ではなく、しかし本気でマサツグを仕留めよう!と…

怒りに身を任せるのも落ち着き出し!…徐々に思考を働かせ確実にマサツグの

退路を塞いで行くと、そのマサツグの動きに制限を掛ける!…時にフェイント

を掛けてはマサツグを牽制!…先に撃ち出しては退路を反転させ!…しかし

これをやって居るのは仲間内同士の事であり!…バルディアナもその様子を

見て何か興奮した様子を露わにすると、黙ってその行く末を見詰めて居た!…

そして遂にこの時が!…


__ジリ…ジリ…ガッ!!…


{ッ!!…しまった!!…後ろは壁か!!!}


この時洞窟内でデグレアント兵達と戦闘を始めてから約二時間の長期戦!…

漸く目に見えてデグレアント兵の数が減って来たと言うのが分かった来た頃で…

リーナは肩で息をしながらジリジリとマサツグに詰め寄り!…その一方で

マサツグも捕まるまい!と…ジリジリと後退をして行きリーナの隙を伺って

見せるが、ここで痛恨のミスをする!…と言うのも背後には兵士達ではなく

洞窟の壁が!…マサツグも固い感触に気が付くとしまった!と言った様子で…

目をハッと丸くさせては後ろを徐に振り返り!…自分の目でも追い込まれた

事に初めて気が付いた反応を露わにすると、リーナも不敵に笑って見せる!…


「ッ!…フフフフ!!!…貰ったぞ!!…

マサツグゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」


「ッ!?…ヤベェ!!…さすがにアレは止めないと!!!…」


「ッ!!!…ちょっと待ってリーナ!!!」


「エルレイド!!…」


漸く追い込めた事にリーナも満足!…そしてこれで止め!とばかりに突きの構え!…

その際興奮した様子でマサツグを呼び!…その様子にさすがのモツ達も不味い!と

言った具合に動き出すが、如何にも腕を伸ばした所で間に合いそうにない!…

しかしそれでもアヤはリーナに止めるよう声を!…待ったと必死に叫ぶのだが!…

リーナは興奮のあまり聞こえて居ないのかそのまま技を!…まぁこうなったのも

自業自得では有るのだが、それでもこれはやってしまったのでは!?と言った

具合にモツ達が慌てて見せて居ると、更にマサツグは奇策に出る!…


「…チッ!!…俺とした事が!!…しかし!!!…」


__ババッ!!!…ゴオオォ!!!…


「フルーレェェェェェェェェ!!!!!」


__ドウッ!!!…フッ!……ッ!?!?!?…


一体何を思ったかマサツグはリーナに向かって突貫!…しかし突貫をした時には

既にリーナは突きを放つ一歩手前の状態で!…当然頭に血が上っている様子で

止まる事は無く!…マサツグに向かい何の躊躇いも無しお得意の突き技を放って

見せると、次には今までの鬱憤が溜まった渾身の一撃が飛んで行く!…そして

その一撃はマサツグに向かって飛んで行くと、そのマサツグの姿を飲み込み!…

となると間に合わなかったモツ達はその光景にハッ!と…完全にマサツグは

死んだ!…或いはリーナがやってしまった!とばかりに衝撃を受けた様なそんな

表情を露わにすると、今度は途轍もない衝撃音を耳にする!…


__ボガアアアアアアアァァァァァンンン!!!…………パラパラ…パラパラ…


「………。」


「あぁ~…やっちまったな…」


「ッ!!…ッ~~~!!!…リーナ!!…リーナ!!!」


衝撃音は洞窟全体を揺らす程に振動させ!…そしてマサツグが背にして居た

壁には巨大な穴が!…と言ってもさすがに向こう側まで貫通した!と言った事は

さすがに無く!…精々身の丈以上のクレーターを作るだけに終わって行くと、

ただ空しくパラパラと土埃が舞う…そしてそんな音だけが静かにモツ達の耳に

聞こえて来ると、オリハは唖然とした様子で絶句し!…モツに至ってはやって

しまった!と…さすがのマサツグでもアレは死んだと言った様子で顔に手を当て

天を仰ぐ様な反応を見せて行くと、次にはアヤがリーナに駆け寄る!…

と言うのも渾身の突き技を放ち終えて固まるリーナに怒った様で、駆け寄るなり

リーナの両肩を掴むと強く揺さぶり!…だがリーナは何故か茫然自失!…幾ら

アヤに呼び掛けられても返事はせず!…ただ揺すられに揺すられ続けて居ると、

何処からともなくバルディアナの声が!…


「……プッ!!!…くっははははははははは!!!…

アァ~ッハッハッハッハッハッハ!!!…

…まさか本当にこの様な事になろうとは?…」


「ッ!…バルディアナ!!!…」


「本当に良き茶番を見せて貰った!…

勝手に仲間割れを始めたかと思えば仲間を殺し!…

その仲間を殺した小娘は茫然自失!…これを喜劇と言わずして何と言うか!…

お陰で面倒なのが一人減った!……さぁて、後はお前達だけだ!!…

…如何転がして遊ぼう!…」


聞こえて来たバルディアナの声は笑って居り!…先程までの様子に楽しませて

貰ったと!…となるとその声の聞こえる方にモツ達は当然視線を向け出し!…

そこで姿を消す事を止めたのかバルディアナが呑気に浮遊して居る姿を目に

すると、次には憎さを覚えた様子で名前を呼ぶ!…するとバルディアナもそれに

返事するよう言葉を口に!…先程までの様子はまるで茶番だったと!…一人

ウケた様子で満面の笑み!…もはや勝ったも同然!と考えて居るのか、とにかく

あとは四人だけと言葉を口にして行くと、モツが徐に[鑑定アプレェィザァル]を発動する!…


「[鑑定アプレェィザァル]!!」


__ピピピ!…ヴウン!…


 ------------------------------------------------------------------------------

 「デグレアント王国、四大魔術師士団・風の魔術師部隊団長 バルディアナ」

 Lv.65

 HP 64500  ATK 450  DEF 400

                  MATK 650  MDEF 650

 SKILL

 風属性魔法 Lv.16 魔力吸収 Lv.10 魔力強化 Lv.10 悪魔の力  Lv.16
 ------------------------------------------------------------------------------ 


「……なるほど?…さすが風の魔法使いって言った所か…

…多分あれ弓や銃は弾くパターンの奴だよな?…」


「ッ!…え、えぇ!…でしょうね!……何ならこの状況はかなり不味い!…

あの浮いてるバルディアナに攻撃出来る人間は兄さんとリーナさん位!…

私のさすがに飛んでいる相手は攻撃出来ませんし!…モツさんとアヤさんも

銃と弓!…これはちょっとヤバいかも!……ッ……」


モツが[鑑定アプレェィザァル]を発動すると眼前にはそのバルディアナのステータス画面が!…

そして気になった様子で言葉を口に!…やはり警戒すべきはバルディアナ本人が

唱えて来る風属性魔法に集中され!…それと同時に先程から張っている結界が

もはやそう言ったセオリーである事を口にすると、オリハも同意する様に言葉を

零す!…しかしこの時オリハの様子は少し可笑しく…何かまだ有る様子で

マサツグが死んだであろうクレーターの方に視線を向け続けて居ると、その一方

ではアヤが!…


「リーナ!!…貴方何をしたか分かってるの!?…

確かにマサツグが悪いけど!!…それでも貴方!!!…」


「………。」


「ッ!!…ッ~~~!!!…」


アヤはリーナに向かって強めの言葉を!…それこそ自分が何をしたのか!?に

ついて説教するよう言葉を口に!…しかし肝心のリーナは何も言わず!…ただ

完全に事切れたかのよう何かグッタリをする様なそんな反応を見せて行くと、

未だ茫然自失として居た!…となるとそんなリーナの様子にアヤも怒り!…

思わず平手打ちをしようと!…しかし寸での所で踏み止まり!…こんな事を

している場合では無い!と必死に自身に言い聞かせて居ると、モツもこの状況に

溜息を吐く!…


「……はああぁ~!!…何だってこんな!?…って、あれ?…オリハは?…」


__ッ~~~!!!…ッ~~~!!!…


「くっははははははははは!!!…アァ~ッハッハッハッハッハッハ!!!…」


それこそこれ見よがしにモツが大きく溜息を吐いて行くと、如何してこうなった

のか!?と…今の自分が置かれている状況に悲観の言葉を!…だがそれも次には

ハッと無くなり!…今度は先程まで居た筈のオリハが近くに居ない事に気が付いて

行くと、途端に辺りを見回し始める!…しかし幾ら見回した所で何処にも居らず、

当然モツは困惑し!…この時アヤはアヤで今だリーナに怒りを覚えている様子で

歯を食い縛り!…となるともはやそこに統率などある筈もなく!…そんな様子に

バルディアナも笑いが止まらない様子を見せて居ると、次には何処からともなく

声が!…


「……ねぇモツさん、アヤさん?…

あの兄さんがあのままお亡くなりになったと思いますか?……」


「ッ!?…え、オリハ?…オリハ今何処に!?…」


「ッ!?…そ、その前に今の如何言う!?…」


何処からともなく聞こえて来た声の主と言うのは消えた筈オリハの声であり、

その際オリハは何やら意味深な言葉を口に!…となるとそんなオリハの声に

モツは更に困惑し出し!…改めて辺りを見回しやはりオリハの影が無い事に

驚きを隠せないよう言葉を口にして行くと、アヤもハッと気が付いた様子で

反応する!…その際オリハに如何言う事!?と口にすると、オリハは

マサツグの事を!…


「あの兄さんは殺しても死ぬ様な魂ではありませんよ…だって…

あの兄さんですよ?…神滅鬼の時だって死んだと思ったのに起きて来て!…

その上寝惚けて見せる!…そんな兄さんですよ?…」


「……さっきから何を言って?…」


「何を下らん事を言っておるのだ?…貴様達はもう!!…

ここで死んだも同然!!…」


さも不死身の様に言うと神滅鬼と戦って居た時の事を話し出し、あの程度で

マサツグが死ぬ訳が無い!と…まるで化け物みたく自身の兄についてオリハは

有り得ない!と語り続け!…その話を聞いてモツも更に訳が分からない!と…

とにかく戸惑った様子で要領を得ない!と言った言葉を口にすると、その会話に

バルディアナが首を突っ込む!…と言うのも何をくだらない話をして居るのか?

と言い出すと、もう既に終わって居る!と…今だもう勝った様子の自信満々の

態度を見せており!…その際誰も自分を止められない!…両手を広げて大いに

笑って見せるそんな反応を露わにすると、次の瞬間その自信も一気に崩れる!…

何故なら!…


「…?…?…?…」


__ッ!?…ババッ!!…ガッ!!…ッ!?…ッ~~~!!!……フッ…


「ングッ!!…き、貴様!!…あの一撃で死んだのでは!?…」


突如聞こえて来たのは!…死んだと思われた者の声であり!…

となるとその声が聞こえて来た事にモツ達やバルディアナは酷く驚き!…

バルディアナに至っては直ぐにマサツグの位置を把握した様子で振り向く

のだが、時既にお寿司と言った具合に捕まってしまう!…と言うのも

突如天井からマサツグが姿を現して見せると、マサツグはバルディアナに

しがみ付き!…その際オリハも何故か一緒にマサツグとくっ付いては

バルディアナにしがみ付いて重しになり!…さすがに二人分の重さが

足されると耐えれないのか!…バルディアナは地面へ向かい落下をし始め!…

まさか!と言った戸惑いの言葉を口にすると、マサツグもバルディアナに

煽って見せる!…


「俺がそうそう簡単にくたばる訳がねぇっての!!…

てかあの技は既に見切ってんだよバァ~カ!!」


「…因みに私が兄さんにくっ付いて居るのは天井に張り付いて居る

兄さんを見つけてから!……いやぁ…驚いたよねぇ~?…

何の気なしに天井を見ると人がくっ付いてるんだから?…」


「…だからってその天井にくっ付いている人間にくっ付こうとするか?…

普通?…それもただの跳躍力のみで!!…

…まぁお陰で漸くコイツを地面に落とせた訳だが…」


文句を言って来るバルディアナに対してマサツグは有り得ない!と、

何ならもうあの技は見切った!と口にし!…終いにはガキンチョみたく

バルディアナに向かってバァ~カ!と…さも相手の怒りを買う様に

ワザとらしく言葉を口にすると、当然そんな態度にバルディアナも

カチンと来た様子を露わにする!…さてその一方で何故かくっ付いて

居たオリハはと言うと、軽く一体如何言う事か?を律義に説明!…

と言うのも事の発端は天井にくっ付いて居るマサツグを見掛けた事に

始まった様で、全員の目を盗んでは自分もマサツグの策略?に便乗を!と

考えたらしく!…だがマサツグからすればツッコミどころで!…

だとしても何故くっ付いて来たのか?と言葉を口にして行くと、

次には如何でも良くなった様子で済ましてしまう!…さてそうして

マサツグ達がバルディアナを地面にへと落として居ると、その一方では

リーナがまた覚醒したよう!…


「ッ!!!!…マサツグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」


「ッ!?…今度は待った!!!…おち、落ち着け!!!…」


__ガバァ!!…ガッシ!!……ッ!?…ウゴウゴ!!…ウゴウゴ!!…


「ッ~~~~!!!…クッ!!…二人掛りでもこれかよ!!…

マサツグもここまでヘイトを稼ぐとか何考えてる!!!…

後で処理させられるコッチの身にもなってみろぁ!!!」


マサツグが生きて居る事に気が付くとまたリーナは殺気立ち!…これまた

突きの構えをマサツグに向け!…しかし今度はそうはさせまい!と…

モツが慌てて駆け出してリーナに飛び掛かり!…アヤも一緒になって

リーナの身柄を確保するよう抑えに掛かると、リーナはジタバタと

藻掻き始める!…となると勿論リーナも抑えに掛かられた事で激しく抵抗!…

しかしモツ達も意地でも放すまい!と…この時マサツグに対してモツは

文句の言葉を口にし出し!…ヘイトを稼ぐにしても限度があるだろ!と

叫んで見せると、マサツグもそんな様子に謝り出す!…


「あぁ~っと……何かスマン…

俺もリーナに暴露された事で一杯一杯になって…

後の事を考えてなかったわ…」


「…と言うか今のリーナさんって…

某・何処かのアマゾネスの女王みたいに見えますよね…

…完全に別ゲームですが……」


「ッ!…え?…じゃあ、俺アキ○ウス?…

確かに脚力には自信があるがあそこまで槍を巧みには扱えんぞ?…」


「いや、違うそうじゃない。」


もはやこの時のリーナは完全にキリングマシーンと化して居り、マサツグも

やり過ぎた!と反省…何ならオリハもその様子を見て一言口に!…と言うのも

その時のリーナの様子は某・英霊の様だ!と…別ゲーから綺麗・可愛いと

言われるとキレるアマゾネスの話を持って来ると、ただただリーナに若干の

恐怖を覚えて居た!…するとマサツグもそのオリハの話を聞いて乗っかったよう、

呑気に別の英霊を持ち出し!…が、当然そんな話をしている場合では勿論なく!…

オリハは色々と間違って居る事を指摘すると、マサツグに対して改まったよう

呆れるのであった!…

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感想 63

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※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~

仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。 祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。 試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。 拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。 さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが…… 暫くするとこの世界には異変が起きていた。 謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。 謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。 そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。 その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。 その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。 様々な登場人物が織りなす群像劇です。 主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。 その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。 ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。 タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。 その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

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