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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-
-第五章四十五節 少ない仲間達と外道への態度と名俳優オリハ?…-
しおりを挟むチネットが集まった仲間達を見て気が付いた事…それは集まって来た人数?…が
少ないと言う事であって…当然そこに疑問を持っては他の仲間達は?と…まだ
隠れて居るのか?と思いつつもその先程から答えてくれているノームにそう質問を
すると、そのノーム並びに他のノーム達も…途端にハッとした反応を見せてては
暗くなる。となるとそれを見ただけで何か良からぬ事が有ったと言うのが容易に
伺え!…マサツグ達も嫌な予感を感じつつそのチネット達の話に耳を傾けて居ると、
ノームは意を決した様子で返事をする!…
「……ッ!…あれ?…少ない様な?…
他の人達は何処に行ったのですか?…あっ!…まだ隠れているとか!!…」
__ッ!…ッ~~~……ッ……
「………連れて行かれた!!…」
「ッ!!……え?…」
この時そのノームは歯を食い縛り悔しそうな表情を!…そして一言連れて
行かれた!と…となると当然その一言にチネットは一気に困惑してしまい!…
一体如何言う事?と言った様子で笑顔から一転青褪めた表情を見せて行くと、
更にそのノームは話を続ける!…その際他のノーム達もその話を聞いて
徐々に俯くとグスグスと!…泣き出しそうな表情を見せてはお通夜ムード!…
とにかく良くない事が起きているのが良く分かり!…ただただマサツグ達も
黙ってその話を聞いて居ると、そのノームはこう話す!…
「……お前が姿を消して二日後位か…あいつ等アダマンタイトが目的みたいで…
俺達の住処を荒らすだけ荒らして行って一度はどっかに行ったみたいなんだが!…
戻って来るなり仲間達を捕まえ出して!…逃げ遅れた仲間達も檻に入れられると
そのまま!!…とにかく何所かへ連れて行きたがった!!…
…多分何所に行けばアダマンタイトが取れる?とかどうやって取り出す?とかで
俺達を利用しようとしてるんだろうが!!……連れて行かれた仲間達は今だ!…
誰一人として戻って来ていない!!…」
「ッ!?…そ、そんな!…
…僕が助けを呼びに行っている間に!?…そんな!?…」
__ヨロッ…ヨロッ……ペタンッ……
「ッ!?…お、おい!…だ、大丈夫か!?…」
そのノームは大体の事を悔しそうな表情を浮かべながら簡単に話す!…何でも
チネットが姿を消してから二日後位の事…何の目的が有ってか分からないが、
デグレアントの連中はノーム達を誘拐し始めた!と…その捕まえた後の詳細に
ついても全くの不明!…行き先や何をさせられて居るか等!…ただ憶測でしか
語れないと言った様子でショックを受けるようチネットにそうノームが話しを
して行くと、その話を聞いたチネットもショックを受ける!…それこそその場で
フラフラと後退りをして見せると、次にはペタンと座り込み!…とにかく尋常
じゃない慌てよう?…いや青褪めようを見せており、そんなチネットの様子に
マサツグ達も心配した具合で声を掛けると、そのノームはチネットの事を
悪くない!と言い出す!…
「いや、お前は悪くない!!……
寧ろお前は掟を破ってまで外に助けを呼びに行ったんだ!!…
悪いのは皆を守れなかったワイが…無力なワイが!!…」
__………ッ……ッ!…
「…今の聞こえたか?…何かが近付いて来る!…」
「……ここいらで一つとっ捕まえて見るか?…」
まるでチネットの事を励ます様に言葉を!…その際寧ろ英雄と言った具合に言葉を
口にする一方で!…何処からともなく異音がふと聞こえて来るなりマサツグ達は
警戒を露わに!…因みにその異音と言うのは誰かが歩いて来ている様な…金属製の
防具を付けて歩いている様な音が聞こえて来ると、マサツグが一応とばかりに声を
掛ける!…するとそんなマサツグの声掛けに対してモツも反応!…今度こそ捕まえて
見ようか?と言った具合にその音に集中し!…その一方で向こうは此方の事に
気が付いて居ない様子で徐々に音を!…何なら同時に談笑をして居る声すらも聞き
取れる位に近付いて来ると、次にはその話の内容に耳を疑う!…
__…ッ……ッ…ッ…カッシャ…カッシャ…カッシャ!…カッシャ!…
「……なぁ?…そう言えば今までに捕まえたあのノーム共は如何したんだ?…
結局誰一人として口を割らなかった訳だし…もう用済みなんじゃ?…」
「ッ!…ン?…あぁ、あのチビ共か?…
何でも聞いた話によっちゃあ他のノーム共をそこに集めて…
見せしめに隊長のペットの餌にしちまったって話だぜ?…」
「ッ!?…せ、精霊を餌にですって!?…」
その近付いて来る兵士達はまさにオンタイムでその連れて行ったノーム達の
末路を口に!…ふと気になった様子で相方がその話を口にすると、もう片方が
笑って話しをし始める!…何でも連れ去ったノーム達は見せしめに隊長と
やらのペットの餌になったと話し!…当然それを聞いてアヤは有り得ない!と
言った具合に衝撃を受け!…何ならその会話は他のノーム達の耳にも届いた
様子で固まっており!…全員が想像をしたのか?…顔を真っ青にしてその場で
立ち尽くす様な反応を見せて居ると、更に話しは続きを見せる!…
「ッ!?…マジかよ!?…てかあんな小さいの食えるのか?…
腹壊しそうなモンだが?…」
「何でも凄惨な様子だったらしいぞぉ~?…
隊長のペットがノームに齧り付くとブシャッて!…
それを見て居た奴、可哀そうに飯マトモに喰えなかったってよ!?」
「うわッマジかよ!?…そいつはお気の毒さまだな!!…
可哀想に!……プッ!…あっはっはっはっは!!!」
「…ブフッ!…そうだな?…あっはっはっはっは!!!」
まるで他人事の様に話しをする兵士達!…宛らそれは友達同士で談笑する中学生
男子の様で!…その捕まったノームの末路についても笑いながら話しを続けて
見せ!…何ならその現場に立ち会った兵士の事を嗤いながらお気の毒の言葉で
片付けてしまうと、更に声を上げて笑い出す!…それは普通の人間であれば当然
少しは躊躇いを覚えるモノである筈なのだが、その談笑をする兵士達にはそう
言った感情は無い様で!…ただケラケラと笑うとそのままマサツグ達の方へと
近付いて行き!…またノーム達を捕まえに来たのかそこでマサツグ達の姿を
見つけると、面倒と言った様子でぼやき始める!…
__ガッシャ!!…ガッシャ!!…ガッシャ!!…ガッシャ!!…
「あっはっはっはっは!!!……あぁ~!!…
…ッ!…ン?…アイツら誰だ?…てか上の連中は何してんだ?…」
「…とにかく!…俺達も見せしめにされないようしっかり仕事をしないとな?…
…おい、お前等!!…誰の断りを得てここまで来てるんだ?…
ここは我々デグレアントの…」
徐々に近づく足音!…その音はまるで死のカウントダウンの様に聞こえて居るのか、
仕舞いにはノーム達の中で気絶者が出る有様で!…一方漸くその談笑をして居る
兵士達もマサツグ達を視認!…居ない筈の人間が居る事に若干戸惑い!…上からの
連絡!…もといちゃんと仕事をして居るのか?と言った軽口を叩いて見せると、
次には警戒の色を露にする!…その際先程の話を掘り返す様に見せしめの言葉を
口にすると、お約束とばかりに高圧的な態度でマサツグ達にマウントを!…だが
マサツグ達は一切怯まず!…寧ろその声を掛けて来た兵士達に対して徐にクルッと
振り向いて見せると、その兵士達に向けて殺気を放つ!…
__………クルゥリッ?…ギン!!!…ッ!?……
「な!…何だこいつ等!?…
無表情の癖に何て威圧をしてきやがる!?…」
「お、おい!!…そこから動くな!!!…動いたら…」
「…オリハァ~?…今ばかりはツッコんで行く事を許すぞぉ?…
その代わり…一人だけ生け捕りにするんだぁ……出来るか?…」
「…はあぁ~…今の私のテンションにそんな事言う?…
…まぁ…余裕なんですけど…」
__ガッ!!…スラァ!!…ジャキンッ!!……ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…
当然突如現れた人間に殺気を放たれて居る事で兵士達は一気に困惑!…何なら
恐怖を感じる始末で!…それでもまだ立ち向かう勇気はまだ有る様子で剣を
抜き!…マサツグ達に向けて突き付けてその剣を突き付けて見せると、警告の
言葉を口にする!…しかしその警告の言葉も空しく!…兵士の声は上ずったり
引っ繰り返ったりと!…とにかく動揺の色が見て取れ!…そんな様子にマサツグも
呆れた様にオリハへ声を掛けて行くと、生け捕りにするよう指示を出す!…
するとそのマサツグの指示にオリハは溜息!…自ら怒って居る事を口に!…
だがやる気で居るのか両刃剣を手に!…マサツグに対して余裕の言葉を口に
すると、一歩…また一歩とその兵士達に向かって歩き出す!…すると…
「ッ!?…お、おい!!…止まれと言っているんだ!!!…
これ以上動くと命の保障はしないぞ!!!」
「……んなモン最初から求めてもねぇのに何を言っている?…
ビビってんのモロバレだぞ?……さぁ!…覚悟を決めろよ?…雑魚共!…」
「ッ!?……ッ!!…お、おい!!…信号弾!!!」
オリハが殺意剥き出しにゆっくりと動き出した事で兵士達は目に見えて慌てに
慌て!…それでも向かって来るオリハに対して剣を突き付けて見せると、必死に
制止を訴え掛け!…だがその際もやはり分かって居ない様子で高圧的な態度を!…
となると当然それでオリハが止まる筈もない訳で!…相手に対して嫌悪感と怒り
しか覚えていない様子で返事をすると、漸く無駄だと悟ったのか兵士Aは相方に
援軍を!…
「あ、あぁ!!…」
__チャキッ!…ギリィィ!!!……カッ!…スッ…バキンッ!!…
「ッ!?…うわあぁ!?…ッ~~~!!……ッ!?…」
__ビイィィィィィン!!……ッ!?…ッ!?!?…
その相方の指示を聞いて兵士Bも信号弾を!…しかしその前にアヤがいつの間にか
弓矢を構えた状態で立って居り!…次の瞬間その兵士Bが手元に信号弾を取り出した
所を狙撃!…するとその剛射は真っ直ぐその兵士Bの手元に向かって飛んで行き!…
そのまま信号弾をピストルごと貫き背後のに植わって居る樹の幹にへと刺さって行く
と、信号弾を無力化する!…と言うのもさすがに貫通と言っても金具同士の繋ぎ目を
狙って貫いた様に見えるだけで、実際の所は貫通しておらず!…しかしそれでも
狙われた事に兵士達は驚愕!…有り得ない!?と言った様子でただ目を丸くして
恐怖に震えるよう固まって居ると、更にオリハが近寄って行く!…
__ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…
「ッ!?…ば、馬鹿な!?…信号弾を貫いて!?…」
「……援軍なんて呼ばれると尋問が出来ないじゃない!…
させないわよ?……」
「ッ!…おぉおぉ…うちの姫様もかなりご立腹のようだぁ…」
「当たり前でしょ?…
精霊使いにとって精霊は信頼出来る戦友にして絶対の友!…
それをオオカミの餌にした!って聞いて!…
怒らない精霊使いは居ないわよ!!……それに…
エルフにとって精霊は唯一無二の存在!!…久々に!…
腸が煮えくり返りそうよ!!…」
「ヒ!…ヒイィィ!!!……」
ただ静かに歩く足音だけが辺りに響き!…オリハも軽く武器を構えると、その
兵士達から一切視線を逸らさず!…その一方ではやはり信号弾を貫かれた事に
改めて驚きを露わにし!…有り得ない!と言った言葉を口にして居ると、アヤが
ユルサナイ!と言った様子で言葉を零す!…この時珍しく静かに怒るアヤの
様子にマサツグがチャチャを入れる様に声を掛けると、アヤは当たり前!と
返事をして見せ!…その際怒って居る理由を淡々と口に!…友を殺された!と
言わんばかりに今までで見た事の無い怒り様を露わにすると、そのアヤの覇気に
兵士達もビビる!…さてそうしてビビり始めると二人は揃って後退り!…しかし
足が縺れてまたもや二人共スッ転び!…
__ジリッ…ジリィ……ガッ!…
「ッ!?…うわぁ!!…」
「ッ!?…ちょ!?…おま!?…」
__ドサドサァ!!…ッ~~~~!!!……ッ!?…
片方が足を引っ掛けるとそのまま後ろに!…その際助けを求めるよう手を
伸ばし、相方の腕を掴んで何とか踏ん張ろうとするのだが!…相方も咄嗟の
事で反応出来ず!…踏ん張る事すらままならない様子でそのまま釣られて
転けて行くと、二人揃って尻餅を着く!…その際二人は共に苦痛に顔を
歪めて見せるのだが、オリハは決して脚を止める事はせず!…寧ろ二人が
痛がっている隙に間合いを詰め!…いつでも二人の命を刈り取れるとばかりに
スッと武器を突き付けて行くと、二人の動きを拘束する!…
__チャキッ!!…ズイッ!!…ッ!?…ッ~~~~~!!!…
「……お、俺達を脅した所で!!…何も喋りはしないぞ!!」
「……ッ?…何を勘違いして居るんだ?…
俺はただ…先にどちらを始末しようか?って…考えているだけだが?…」
「ッ!?…」×2
「…尋問するのに獲物は二人も要らない!…
先に殺されるかじっくりと弄られた後に殺されるか…
面倒だからどちらかが選んでくれないか?…
…あぁ、時間が掛かる様なら二人共ジワジワと痛め付けようとも思うんだが?…」
オリハの目には一切の恩情の光無し!…ただ目の前に転がる兵士達を家畜か何かと
見て居る様で…するとその内の兵士Aは強がる様に言葉を口に!…尋問されても
一切情報を漏らさない事を堂々と言うと、オリハは首を傾げて見せる!…と言うのも
オリハはまだ尋問をする気は無いと返事をすると、ただどちらを始末しようか?と
悩んで居る様子で言葉を口に!…何ならそのオリハの言葉にも一切の躊躇いなど
感じられず!…ただこのどうしようもないゴミを如何しようか?と言った冷酷さ
だけが伝わって来ると、オリハの本気度がヒシヒシと伝わる!…さてその本人も
色々と考えるのが面倒になった様で、二人に対して究極の二択を提示し!…すると
その内に一人が一気に青褪め!…ガタガタブルブルと震え出すと、遂には命惜しさ
に口を割る!…
「ッ~~~!!!…しょ、正直に話す!!…だから!!…
だから命だけは助けてくれえぇ!!!」
「ッ!?…お前!…」
__フォンッ!!……チャキッ!!…ッ!?…
「黙れ……続けろ。」
やはり生存本能には勝てなかった様子で涙を流し!…更には情けなくも命の危機を
感じてか失禁までしてしまうと、助けてくれ!と訴える!…その際話をする事を
口にすると、その相方である兵士が慌てた様子で止めようとするのだが!…それを
良しとしない様子でオリハが反応!…その止めようとした兵士Aに対して喉元に
武器を突き付けて行くと、制止を促す!…そしてその喋ろうとした兵士Bに対しても
話しを続けるよう促して行くと、兵士Aを人質に取る様に!…この時当然オリハの
目は本気だと言う事を物語っており、早くしないとコイツの首を刎ねる!と言った
圧も同時に駆けて行くと、兵士Bは冷や汗を掻きながら話をする!…
「ッ!!……ッ~~~……
お、俺達がアダマンタイマイの背中の上に居る目的は…
恐らくお前達と同じアダマンタイトの採掘!!…
俺達は国王の命令でアダマンタイトの採掘に来た!!…
理由は俺達下っ端が知る権利がないから分からないが!!…
俺達はアダマンタイトの採掘に来た!!…ただそれだけだ!!…」
「………。」
__チャキ……
若干の躊躇いが見られたモノの次にはガクンと、まるで諦め項垂れる様にして
兵士Bは折れ…そしてその兵士Bが語り出すのはその目的であって!…兵士B曰く
国王の命令でアダマンタイトを取りに来たのではないか?と曖昧な事を口に
すると、オリハに対してただそれだけと言葉を強くする!…その際理由について
は分からないと、自分達が下っ端である事も明かして行き!…するとオリハは
そんな兵士Bの事を凝視し出すと、その様子を伺う様に!…恐らく嘘を言って居る
様に感じられなかったのか?…その兵士Aの喉元に突き付けた武器をスッと
引いて拘束を解く様な事をして見せると、兵士Aは息を漏らす!…
「ッ!!……だっはぁぁぁぁ!!…はぁ!!…はぁ!!…」
「…だそうだけど、如何する?…」
「ッ!……」
「……ッ?…おいマサツグ?…どうした?」
まるで生きた心地がしなかった様に息を荒げ!…自身の胸を押さえては必死に
呼吸を!…その際その兵士Aの顔には大粒の汗が!…その本人の緊張感を物語る
様に滝の様な汗を掻いては、今だ青褪めた表情を浮かべていた!…さてそうして
恐らく聞きたかったであろう情報を手に入れた事でオリハもフッと…マサツグ達
の方へ振り返っては如何する?と…するとそこで目にするのはオリハの様子を
ジッと見たまま固まるマサツグの様子であり、オリハもそんなマサツグの様子に
ん?と…マサツグの隣に居たモツも如何した?と声を掛けて行くと、次には
マサツグが我に返る!…
「……ッ!…え?…あっ…あぁ!…ス、スマン!…ついぼぉっと!…」
「……え?…」
「いや…いつもサーチ&デストロイのオリハが…
まともに脅しを使いながら尋問をしている姿に驚いて!…
思わずコイツ本当にオリハか?…って悩んでしまってて!…」
「ッ!?……おい兄さん!…それはさすがに酷いぞ!?…
それじゃあまるで俺が突撃する事しか知らない馬鹿みたいじゃないか!!!」
モツに声を掛けられてハッとした様子…そして辺りをチラチラと見回して
見せると、次には慌てた様子で謝り出し!…するとそんなマサツグの様子に
モツも声を…一体如何した?とばかりに思わずポロッと言葉を漏らすと、
マサツグは意外!と言った具合に話をする!…何でもオリハの冷静さに
疑いを持ち!…偽者なのでは無いのか?と…するとその話を聞いて本人も
ショックを!…酷い!と言って普段の自分がこう見えているのでは!?と
文句の言葉を続けて行くと、マサツグはその言葉を肯定する!…
「…え?…違うのか?…」
「ちょ!!!…」
この時さも不思議そうに首を傾げて身も蓋もない一言で尋ねて行くと、オリハは
更にショックを受けた様子でツッコミの言葉を口に!…それこそ先程までの
トンデモナイ殺気は何処へやら?…何か身内同士で和気藹々とした様子を見せて
居ると、そのオリハの背後では不穏な動きが見て取れた!…と言うのもオリハが
余所見をして居る事を良い事に、逆にこの状況を打開する様に兵士達がオリハの
背後を取ろうと!…
__……チラッ…チラッ……スッ…ババッ!!…
「ッ!…あぁ、そうだ…」
__ッ!!…バシュン!!…バシュン!!…ドシュガシュッ!!…
互いにアイコンタクトを取り合い隙を!…そして二人掛りでオリハの身柄を拘束
しようと身構えると、次には飛び掛かって行くのだが!…オリハは全くの無警戒!…
それ所か余裕がある様子でふとその兵士達に背を向けた状態のままで言葉を口に
して行くと、次の瞬間兵士二人が宙を舞う!…と言うのもオリハが声を掛けた
途端に矢が!…二矢飛んで来るとオリハを間にそれぞれ兵士達へ襲い掛かり!…
となると兵士達もその矢に気が付かなかった様子で見事に被弾!…それぞれが後ろに
転がるよう逆に迎撃される形で地面へ転がると、苦痛に声を上げて見せる!…
「ぐあッ!!…」
「ぐはああ!!!…」
「まだ動かない方がいいよ?…
下手に動くと私にじゃなくてアヤさんに殺されちゃうかもよ?…
…って、もう一人頭を撃たれちゃったか…」
「アァ!!…アガァ!!…ウワアァ!!………ッ…」
「ッ!?…う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!…ヒイィィィ!!!…」
まさに動いた結果の末路!…兵士Bは片方の掌を撃ち抜かれ!…兵士Aに至っては
額から後頭部に掛けて一本の矢で貫かれ!…オリハも振り返って改めて忠告を
口にし!…アヤが弓を構えて居る事をふと先程の呼び掛けの続きの様に話しを
すると、次には遅かったと言葉を漏らす…その際見たくも無いと言った具合に
ふと視線を外して行くと、その一方では兵士Aが苦痛に藻掻き苦しみ!…だが幾ら
藻掻こうが時既にお寿司な訳であり!…呻き声を上げるのち徐々に静かに!…
最後にはピクピクとまるで死に掛けのGの様に痙攣すると、そのまま動かなくなって
絶命する!…するとそんな相方の様子を見て兵士Bは発狂!…慌てて転げ回り
逃げようとするのだが!…
「……はあぁ~…じゃあ最後の質問!…
これに答えたら君を楽にして上げよう!!」
「ヒィ!?……え?…今…楽にって?…」
「そう、楽にして上げるよぉ!!…
だから妙な事をしないで答えて貰いたい!…」
「ほ…本当に見逃してくれるんだよな!?」
某・大作RPG的に言うと「しかし回り込まれてしまった!」の状態に!…
オリハが数歩歩いて退路を断ち、笑顔でその兵士に最後の質問を!と口に
すると、更に兵士Bの表情は恐怖に染まる!…しかしそのオリハの言葉に
対しまだ微かな希望を持っているのか、ふと戸惑った様子で言葉を!…
如何やら「楽にする」と言う言葉に引っ掛かりを覚えたらしく!…
オリハに確認をする様に声を掛けると、オリハも笑顔のまま返事をして
見せる!…その際詳しい事は話さず「ただ楽にしてあげる」!と…
如何とでも取れる様に言葉を!…するとそのオリハの言葉に対して
兵士は都合のいい様に受け取ったのか?…兵士が再確認をする様に
声を掛けると、オリハは笑顔で話しを続ける!…
「……君次第だよ!」
「ッ!?…ッ~~~…わ、わかった!!…聞いてくれ!!…
俺の知っている限りの事であれば何でも答える!!」
「ッ!…よしよし!…じゃあ最後の質問!!…
これだけの部隊で来ているって事は当然指揮官が居る筈だよねぇ?…
だとするとその指揮官様は一体何所に居るのかなぁ?」
「ッ!?…そ、それはぁ!!…」
まるでデスゲームのGMの様に嬉々として見せ!…全ては返答次第である事を
口にすると、兵士Bは助かりたい一心で了承する!…その際だから助けてくれ!
とばかりに目に涙を溜めて見せると、オリハもその返事を聞けて満足!と…
まるで褒める様に言葉を口にし!…最後と言ってこの事態を引き起こした責任者
の居場所について質問をすると、兵士Bは固まって見せる!…当然である!…
これは裏切れ!と言われて居るに相違ないのであるから!…となると兵士Bは
しどろもどろ!…あちらこちらに視線を動かしながら如何にも答えに詰まった
様子を見せて居ると、更にオリハが脅しを掛ける!…
「おんや~?…君はさっき何でも答えるって言ったよねぇ~?…
あれは嘘なのかなぁ~?」
「ッ!!…ッ~~~~!!…」
「…はあぁ~……答えてくれないなら仕方ない…
じゃあ、約束を破ったって事で…」
__スゥ…チャキッ!!…ッ!?…
もはやこの状況を楽しんでいるのでは無いのだろうか?と言った具合にノリノリ!…
となると当然その様子にモツ達も思わずドン引いてしまい!…だがそのオリハの
脅しは効果覿面!…更に青褪めた様子を見せつつ!…兵士が一人葛藤する様子を
見せて行くと、オリハがもっと!とばかりに圧を掛ける!…その際ワザとらしく
残念と言ってションボリとした表情を浮かべて見せると、次にはその兵士の喉元に
武器を突き付けて見せ!…後は引くだけと言った所まで持って行き!…ションボリ
とした表情から一転!…スッと無表情で本気でやる!と言った凄みを露わにすると、
兵士Bは観念した様子で慌て出す!…
「ッ!?…ま!…ままままま待ってくれ!!!!…
わかった!…わかったから待ってくれ!!…」
__………チャキ…
「…なぁんだ!…
だったら素直に答えてくれればこんな怖い目をしないで済んだのにぃ~?…
…で、何所に居るのかなぁ?…時間稼ぎだったら……ね?…」
{……にしても…我が弟ながら恐ろしいわぁ!…全く持って容赦が無い!…
やろうとする事に対して妥協を見せない!…と言うより夢中になるが正解か?…
…って言うか普段やらんキャラしてるからあれ着地点絶対見失ってるよな?…
…あれ本人もかなぁり迷走して…如何落ち着かせに掛かるのだろうか?…}
オリハの本気の表情に兵士もガクブル!…もはや最初の時の様な威勢の良さは
何処にもなく!…ただ矢の刺さった片手ともう片方の手を突き出し!…オリハに
対して再び必死に命乞いをし始めると、オリハもピタッと動きを止める!…
そしてその兵士の事を見下しながらマジマジと!…本当に話すであろうかと
値踏みをし!…次には一応信じた様子でニコッと笑い!…今のはほんの冗談!と
ばかりに軽い言葉を口にすると、再度質問を口にする!…その際次は無い!と
言った様子でスッと真顔を挟んで行くと、兵士ももう逃げられないと悟り!…
その一方でマサツグはオリハの非情さに末恐ろしい!と…改めてオリハの
その資質に目をやり驚きの表情を露わにすると、同時にキャラが迷子になって
居る事にも気付くのであった!…
……尚その頃シロ達はと言うと…
__カチャカチャ!…カチャカチャ!……キンッ!…ッ!?…ッ~~~!!!…
「……ッ!…
今何かオリハ叔母さんが取っても困って居る事になっている様な!?…」
「そんな訳無いじゃろ?…
あ奴かてそれなりに腕を持って居る!…早々やられ等…」
「ッ!…うぅ~んと?…少し違うのです!…何と言うかぁ?…
迷子になって居る?…様な?…」
「……ッ?…なんじゃそれは?…」
何か電波的な?…或いはシンパシー的な何かか?…知恵の輪を解きながら
オリハの迷子を察して見せ!…何か起きて居る事を口にすると、フィロに
そんな訳無い!とツッコミを受けていた…その際フィロは戦闘面での話を
すると、問題は無い!とシロに言い聞かせるのだが…シロは首を左右に
振り!…もっと違う何かに困って居るとフィロに言うと、フィロの事を
戸惑わせて見せるのであった!…因みにこの時解かれた知恵の輪も
ドレッグの自信作!…しかし解かれた事で頭を抱え!…もはや何か執念
めいた!…絶対に解けない知恵の輪を作ってやろう!と考えると、一人
シロにリベンジを誓うのであった!…
0
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内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
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魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
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過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
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社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
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そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
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かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
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過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
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収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
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2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
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【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
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見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。
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神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
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