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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-
-第五章三十九節 容赦の無い英断と白銀の高原とアダマンへの道-
しおりを挟むさてゴブリン達に奇襲を仕掛けた結果、今目の前では見た事の無い光景が…
と言うのも幾度となくゴブリン達を相手にして来た訳なのだが、今回の様に
壁へ追いやられて張り付く姿を!…マサツグ達に対してその表情を青褪めさせ!…
プルプルと震えながら更に涙目になって許しを乞う姿をマサツグ達に見せて
行くと、その余りの様子にマサツグは絶句!…思わず止めを刺す事に躊躇いを
覚える!…その様子からは戦意喪失は勿論の事、何にか同情をする様な感情も
感じるのだが…
__ギャガ!…ギャガ!!…ギャガ!!!…
{…う~む……相手がゴブリンとは言え戦意喪失…
かと言ってこのまま見逃してもこのあと後ろから奇襲なんて事になったら面倒だし…
さて、如何したものか?…}
マサツグの目の前では今だ青褪め怯える様子を全面に!…中には必死に平謝り
するよう頭を下げる者まで!…それがもっと凄い事になると何処かで覚えて
来たのか土下座を!…壁を背にして横一列にズラッ!と…何か訓練でもされて
居たかの様に一斉に頭を下げて見せると、必死にマサツグ達へ命乞いをし続ける!…
と言ってもマサツグとしてもそんなゴブリン達を信用する訳が当然無く、如何
収めたものか?と…と考える一方でオリハは無慈悲!…一切の慈愛なる物を見せる
事無く!…スッと両刃剣を目の前で徐に構えて見せると、まるで魔王さながらの
様子で横薙ぎに!…
__……スッ…ズアアァァァ!!!…
「ッ!…え?…」
__ズババババババアアアァ!!!……ゴロゴロゴロゴロ…
「……オリハさん?…」
シロ直伝のカマイタチで首を刎ね!…その命乞いをするゴブリン達を一掃すると、
足元にゴブリン達の生首を転がし!…すると当然これにはマサツグも驚き!…
その容赦の無さにも驚くのだが!…淡々と機械の様にこなすオリハの様子にも
恐怖を覚えると、マサツグは戸惑った様子で声を掛ける!…その際憑き物でも
付いたのか?と心配した具合に名前を呼ぶと、オリハもマサツグに対して思う所が
有ったのか?…返事をするついでにさも不思議そうに首を傾げて見せ…
「…如何したの兄さん?…
急にゴブリンを相手に立ち止まって?……」
「ッ!?……いや、何でもない…
お前のそう言う躊躇無い決断が少し羨ましいと思っただけだ…」
「…?」
さも普通とばかりに質問を!…何故止めを刺さない?とヤバい奴の様にオリハが
言葉を口にすると、マサツグはその言葉でハッとする!…と言うのもこのゲームは
気を抜けば簡単にやられ、即ゲームオーバーと隣り合わせ!…その決断一つで
大変な事になってしまい!…そう考えるとオリハの行動は間違って居らず!…
寧ろ正しいとさえ思えてしまうと、そのオリハの容赦の無さに感心をする!…
そしてオリハに対して何でも無いと返事をすると、次には少しだけその決断力を
マサツグは褒め出し!…するとそんなマサツグの言葉にオリハは更に首を傾げて
見せ!…一体何の事?と言った反応を見せて居ると、その一方ではリーナの方も
掃討を終える!…
__ザシュ!!!…ゲギャアァァ~!!……
「……ふぅ…これで全部だな…
…さすがマサツグ!…数自体はあんまりだが…
見事に相手の統率を無力化!…この有様だ!…」
「…ふぅ…皆お疲れ!……まぁ酷い光景だけど…
とにかくこれで終わりよね?…」
「ッ!…ちょっと待ってな?……そう…だな?…
敵の影はもう…って、ンン?…」
リーナが最後の一体を斬って制圧完了!…ゴブリンの巣と化して居た休憩所を
奪還して行き、それと同時にマサツグの策略にも感心して見せ!…だがその一方で
その惨状に若干引き気味!…まるで闇討ちに有ったようゴブリン達が倒れている
姿を見て行くと、そこへアヤも合流する!…その際その有様にアヤも抵抗を覚える
様子を見せるのだが、とにかく全員が無事な事に安堵して見せ!…次にはもう敵が
居ない事を確認して行き!…マサツグもその質問を受けて返事!…辺りを見回し
他に[感知]に引っ掛かった敵影が無いか?を探して居ると、そこで敵影とは違う…
ふとここでは見慣れないモノを見つけて反応に困る!…
「…あれ?…この反応は……」
「…ッ?…どうかしたのマサツグ?…」
この時マサツグの眼前に表示…或いはミニマップに表示されたのは青のアイコン…
それは人影となって壁越しに透写…とにかく誰かが居る事を表示すると、マサツグに
誰?と言った疑問を持たせる!…因みにその青のアイコンが意味するモノと言う
のは、友軍もしくはフレンドが居ると言う反応で有り!…こんな所にフレンド?と
マサツグとしても疑問を持ち!…するとアヤもそんなマサツグの様子に気になった
様子で声を掛け、詳しくその事情を尋ねようとするのだが!…そんな様子など御構い
無しに!…
「皆さん!!…もう直ぐでアダマンタイマイが居る高原に出ます!!…
後はこの先を真っ直ぐ行けば出口です!!…急ぎましょう!!!」
「ッ!…あっ!…ちょっと待って!…マサツグが…」
「ッ!…いや大丈夫、多分気のせいだろ…
…それに反応があったのはそのノームが言う高原の方向だし…
そこまで別に気にしなくても良いと思う!…」
「ッ!……そ、そう?…なら良いのだけど…」
ノームが急かすようこの先が目的地である事を口にすると、その青いアイコンの
話を有耶無耶に!…だがそうは行かないと言った様子でアヤが慌てて[待った]を!…
慎重を重ねる様にマサツグの話に耳を傾けるよう注意をすると、次にはマサツグが
大丈夫!と言う…と言うのもその反応があるのは案内の先と、何なら敵影では無い
事から注意も要らない!と言った具合に話をし…するとアヤもそんなマサツグの
言葉に若干戸惑い!…それでも納得したようマサツグに返事をして行くと、一同は
改めてその高原に向かって歩き出す!…さてそこからも色々と襲われながらも
前に進み!…遂に反対側の出口へ!…
__ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…パアアアァァァ!!…ッ!!…
「うおおおぉぉぉ…分かっては居たけど辺り一面銀世界!…
そして申し訳程度の木々!…」
「……でも、不思議と綺麗な光景よね…」
「あぁ、そうだな……ん?…
なぁおい?…あそこに人が立っている様に見えるが…」
「ッ!…え?…」
坂を上る様にして坑道を抜け、徐々に出口へと近付いて行く!と…その出口を
抜けた瞬間、銀世界を目に!…そこは誰も踏み荒らしてない!…いや誰か一人
だけが通った様な足跡を残し!…木々もまだ青々と耐寒性が有るの葉を茂らせ!…
白と緑の幻想的なコントラストを露わにすると、マサツグ達に感動を与える!…
ここまでアダマンタイトを目的としてやって来たのだが、この風景を見れただけ
でも価値は有った!と…各々がその光景に見惚れる一方、マサツグがふとその
高原の中で誰かが立って居る様な人影を見つけて行くと、次には指を差し全員に
伝える!…するとそのマサツグの言葉に全員が反応!…その指差す方に視線を
向けるのだが…
「……ッ!…マ、マサツグよ?…あの後姿はもしや?…」
「……とにかく声を掛けてみ…」
__…ゴオオオオオオオォォォォォォッ!!…
「ッ!?…きゃああああああぁぁぁぁぁ!!!」
この時リーナの目にもその人影が映ったのか!…見覚えが有る様子でマサツグに
返事をして行くと、マサツグもその人影に声を掛けようとするのだが!…
タイミングが悪いとばかりに次には突如吹雪が吹き出し!…マサツグ達やその
人影を襲う様に吹き荒れて見せると、その場から当然動けなくなる!…それこそ
その突発的な吹雪に驚いたよう!…アヤ達の悲鳴も掻き消す様な勢いで!…だが
マサツグも負けじと意地を!…踏ん張りながら無理やりにでも感知を
発動しようとすると、その人影の方に視線を向ける!…
「うおあッ!…きゅ、急に吹雪!?…
ッ~~~!!!…クソッ!…感知!!」
__ピィーン!!……ヴウン!!…
「ッ!?…駄目だ!!…吹雪のせいで…反応が!!…
ッ~~!!……ッ!!…あ、あれ?…急に落ち着いて?……」
「ッ~~~!!!……はあぁ~…何なのあの突風!?…
確かにここを遮る物は無いとは言え、強烈過ぎるでしょ!?」
マサツグが感知を発動するもその吹雪がジャミングの役割をしているのか、
感知は不発に終わり!…そして徐々にマサツグ達の視界はホワイトアウト!…
遂には完全に見失ってしまい!…数分の間とにかくその場から動けずに固まり
続けて居ると、次には嘘の様にパッと吹雪が晴れる!…それはまるでゲリラ
豪雨の様な切り替え様で、マサツグもその晴れ様に戸惑ってしまい!…すると
アヤ達も徐々に気が付いた様子で動きを見せ…次にはマサツグと同じ様に文句
交じりに今のは何!と零して見せると、ノームがある事を話し出す!…
「ッ!…さっきのはアダマンタイマイの鼻息です!…
数十分に一回…あんな風に大きく息を吸って吐くのですが…
…よかった!…あの様子だとまだ卵を産んでなさそうです!…」
「ッ!?…い、今のが鼻息!?…確かにデカイ亀とは聞いていたが!!…
こんな吹雪めいた鼻息をする位デカイのか!?…
…ってか卵を産んで居ないとかも分かるのか?…って、ンな事より!!…」
ノームが言うには鼻息と、またトンデモナイ事を口にし!…更にはアレが定期的に
有るらしく!…この高原を歩く上で注意が必要な事を口にすると、更にはある事を
察して行く!…と言うのもその鼻息の度合いで卵を産んだかどうかが分かるらしく、
まだ産んで居ない!と言うとホッと安堵して見せ!…すると当然そんなノームの
言葉にマサツグがツッコミを!…鼻息だけでアレなのか!?と…何ならそのノームの
言葉自体に驚いた反応を露わにすると、次にはハッとした様子で切り替える!…
その際再度あの冒険者の影を探すと、辺り一帯を見回すのだが!…
__キョロ!!…キョロ!!…
「……やっぱり駄目か…完全に見失った!…
何ならその鼻息のせいで足跡まで消えてる!…
…こりゃウッカリ別々に動き回る事も出来ねぇぞ?…」
「ッ!…それは如何言う?…」
辺りを見回した所でその姿は影も形も当然無く!…何ならあの吹雪並みの鼻息の
せいか!…その冒険者のモノと思わしき足跡でさえも消してしまうと、否応なしに
追跡を断念させる!…その際マサツグも気が付いた様子で足跡が無い!と…更には
そこからふとバラバラに動く事も出来ない!と話して行くと、その話にリーナが
疑問を持つ!…するとこの時その理由を聞く様にマサツグへ声を掛けて行くと、
マサツグもリーナに言い聞かせるよう言葉を…
「…よく考えてみ?…迷ったから一度戻ろうと思ってもさっきの鼻息!…
そして足跡が消える!……分かるな?…」
「ッ!?…な、なるほど!…分かった!…」
よく見て考える様に言葉を!…更に先程歩いて来た自分達の足跡を指差し、
そこに何も残って居ない事を口にすると、いかに何が危険なのかを想像させる!…
その際確かに辺り一帯を見回せば目印になりそうな物は有るのだが、それで
ちゃんと合流出来るかまでは難しく!…とにかくそれらの点を踏まえてリーナも
理解!…マサツグの言って居る意味を把握した様子で慌てて見せると、次には
マサツグ達の目の前に案内が表示される!…
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「霊峰ウルフハウリング・オオカミの懐 アダマン高原 南部 」
霊峰ウルフハウリングの麓、丁度霊峰へ繋がる様に二本の連なる山がある
事からその山を霊峰(オオカミ)の前足に例え…更にその間に出来た広い
場所は丁度霊峰(オオカミ)の胸元にあたる場所で合って、上記の事から
オオカミの懐と呼ばれる事に…ドワーフ達からは霊験新たかな場所として
崇められる事となっており、この奇跡の場所も彼らが信仰するガイアが
作ったモノとされると、ある種の聖域とされて居る。尚この高原はここに
しかいない巨大な亀・アダマンタイマイが生息している為、正確には
アダマン高原と呼ばれるようになっており…そして件のアダマンタイマイは
何故か北部には絶対に近づかず、南部と近海にて生涯を過ごすと言われて
いる。
------------------------------------------------------------------------------
「ッ!……また遅れたタイミングで出て来たな?…
これ後一致は何処に設定されて居るのやら…
…とにかくやっぱさっきの冒険者が気になる!…」
__…ポンッ!…ッ!…チラッ?…
突如目の前に出て来た案内に驚きつつ!…更にその出現する条件についても
零して行くと、再度先程の冒険者の事を気に掛ける!…それはまるで仲間の
心配をする様な!…そんな慌て様をマサツグが一人見せて居ると、そっと
誰かがマサツグの肩を叩き!…するとマサツグもそれに反応して当然振り向き!…
そこで自身の肩を叩いて来たのがオリハである事を確認すると、若干戸惑った
様子で反応する!…
「ッ!…オリハ…」
「…気持ちは分かるけど今はコッチを急がないと!…
それにさっきの人だってそこまで馬鹿じゃない筈でしょ?…
だってここまで一人で来れてるんだから?……それよりも何で?…
何でそんなにさっきの人を気にして?…」
「ッ!………いや、何と無くなんだが…
あの後姿がモツの後姿に似ていたんだ…」
若干戸惑った様子でマサツグが名前を呼んで行くと、オリハも返事をする様に
言葉を…その際今はもっと急がないといけない事を口にして見せ、マサツグに
説得するよう先程の冒険者の事について触れて行くと、更に質問を続けて行く!…
と言うのも何故そこまで異様に気にして居るのか?と、異様な執着を見せて
居る事に若干戸惑い!…するとマサツグもそんな問い掛けに対してスッと返事…
その冒険者が去って行ったであろう方向を見詰めつつ…オリハにあれがモツの
後ろ姿に見えた事を口にすると、オリハもその言葉に戸惑って見せる!…
「ッ!…え?…モツって?…兄さんの友達の?…
…確か最後に別れたのがオータムクラウドで…
別れてからまだそんな時間が経ってないから
心配する程の事でもない様に思うけど?…
…それにそんなピンポイントで再会する事なんて有るのかね?…」
「……如何だろうな?…でももし本人ならワンチャン!…
事情を話せば協力をして貰えるんじゃないのか?って思っただけだ…
…それにやっぱ初見の場所だし…人手が多い方が良いからよ…」
「……そっか…」
オリハもそのモツの名前が出て来た事でその冒険者が去ったであろう方向に視線を…
そしてマサツグに改めて確認をする様に言葉を!…その際現実時間にして約三日ぶり
である事を口にすると、然程時間が経って居ない事を続けて行く!…何ならそれが
もし本人であったとするならば余計に心配は要らない!と、オマケでそんな簡単に
再会出来るのか?と悩み…となるとそのオリハの言葉に対してマサツグも返事!…
ただ気にした理由としてもし本人だったなら協力を要請で来た事を口にすると、ただ
消えて行った林の方に視線を向ける!…別に寂しいとかそう言う訳では無いの
だが、やはり友人が居るとなると気になるモノで…するとそんなマサツグの様子に
オリハも返事…何か共感する様に静かに言葉を口にすると、次にはアヤに
急かされる!…
「お~い!!…マサツグ~!!…オリハ~!!…
ノームが早く行こうって言ってるから行くわよ~!!」
「どうやら今の鼻息は卵を産むのを我慢している時の鼻息らしい~!!…
そろそろ限界が来ているのかいつもより鼻息が荒いと言っている~!!!」
「ッ!……本当にさっきの冒険者を気にしている暇は無いみたいだな…
…ッ…わかった~!!…直ぐ行く~!!!……行くか、オリハ…」
「ッ!!…え?…あ、あぁ…」
ただ遠方を見詰めたまま動かないマサツグとオリハに業を煮やし!…先に目的の
方に少し進んだ所でアヤがマサツグ達に声を掛けると、置いて行くとばかりに
言葉を続ける!…その際リーナも先程の鼻息が切羽詰まって居るモノだと知った
様子でノームから聞いた話をそのまま叫び!…マサツグ達に向かって手を振り!…
するとそんな二人の叫ぶ声にマサツグも時間が無い!と悟って諦め…割り切った
様子で振り返り返事すると、先に進んで行ったアヤ達の方へと歩き出す!…この時
オリハにも行くぞ?と声を掛けると、オリハは思わずビクッとした様子で反応を…
と言うのも少なからず何か哀愁を感じる様な?…いつもと違う兄の様子にオリハが
戸惑った具合に返事をすると、一同は本来の目的であるアダマンタイマイへと
向かい出すのであった!…
__……数十分後……ザクッ!…ザクッ!…ザクッ!…ザクッ!…
「…なぁ、ノーム?…本当にこっちにアダマンタイマイが居るのか?…
明らかに何かしらの山道を歩いている様に感じるんだが?…」
「間違いないです!!…
この道をずぅぅぅっと行った先にアダマンタイマイと
会える場所があるので、頑張ってください!!」
「……はあぁ~…それにしても林の中を歩いて居ると思ったら…
いつの間にか気が付くと今度は山道を歩いて居るとか…
…こうも同じ光景ばかりだと道に迷いそうだな…」
「……今の俺にはその発言がフラグにしか聞こえないから!…
あんまり声に出して言わないでくれ!……嫌な予感がする!!…」
「……ッ?…あ、あぁ…分かった…」
場面は変わって何処かの山道…あの冒険者の影を見掛けた場所より北上、一度は
林の中に入って行ったと思ったのだが…無心になって歩き続けること数十分!…
気が付くと今度はいつの間にか山道を!…若干草臥れた感を感じながら歩いて居た…
その際マサツグが明らかに疲れた様子でノームに声を掛けて行くと、ノームは
間違って居ない!と自信満々に返事!…大丈夫!と言った様子で頑張って!と…
さすがに体力馬鹿のリーナですら何か疲れた様な様子を見せて居ると、次には
何か意味深な事を!…するとそのリーナの言葉にマサツグが反応!…止めてくれ!
とばかりにリーナに注意をすると、その言葉にリーナは戸惑うのであった!…
さてそこから更に数十分後の事、もはや登山をして居り!…マサツグ達も
その事に気付きながらもノームを信じ!…言われるがままにその山道を進んで
居ると、そこで先程の冒険者とは違う影を…何か焚火を囲んで談笑をして居る
人影の様子を見つけると、マサツグ達は疑問を持つ!…
__……更に数十分後……ザクッ!…ザクッ!…ザクッ!…ザクッ!…
「ぜぇ!…ぜぇ!…シンドォ!…何で!…雪山を登って!…
って、ん?…アレは…人影?…」
「はぁ!…はぁ!……ッ!…
…見た所!…ドワーフでも無ければ!…
先程の冒険者の様でも無さそうだな!…
…格好は?…何処かの兵士みたいな格好をしているが?…」
「後…ぜぇ!…魔術師も居るわね!…ぜぇ!…
あのローブを着て更にフードを深く被った人から魔力を感じる!…
…って言うより休まない?…ここまで休まずに来たんだから!…
少し位は!!…」
別に冒険者らしき人影の件も有ったから人が居ても可笑しくは無いのだが、
そのやって居る事に疑問を…と言うのもその者達は焚火を囲んで談笑!…
そう、この余裕を見せている様子がとても可笑しく!…ただ登山をしに来た
だけの様には全く見えず!…そしてリーナが言うには兵士の様な恰好!と…
更に登山に似つかわしくない格好をして居る事で不信感を持つ!…だが
その前にアヤが体力の限界を迎えたのか、アヤは休みたい!と…そうなると
その暖が取れそうな焚火の方へ!…するとそんなマサツグ達の様子に
その兵士らしき者達も気が付くと、何か警戒をし始める!…
「……ッ!!…おいそこで止まれ!!…
…貴様ら!…一体何の目的でここに来た!?…」
「ッ!……随分と高圧的な態度じゃねぇか!…
それが人に物を聞く態度かよ?……それとも何か?…
テメェらの国では人に物を尋ねる際の礼儀も
教えねぇ腐った国とでも言う…」
__スッ…ッ!……ザクッ!…ザクッ!…ザクッ!…ザクッ!…
その兵士らしき者達はマサツグ達に止まるよう声を掛けると、仁王立ち!…
先に行かせないよう道を塞いでは更に高圧的な態度で用件を尋ね!…となると
そんな兵士達の態度にマサツグもプッチン!…喧嘩を買った様にこちらも
それ相応の態度を取って挑発をすると、次にはリーナが前に出る!…その際
マサツグに落ち着くよう手をスッと出して制止を促して見せると、当然その
様子にマサツグが戸惑い!…次には驚いた具合に黙ってしまい!…リーナも
それを確認して更にその兵士達に向かって歩き出すと、更にマサツグ達を
困惑させる!…
「ッ!?…お、おいリーナ!?…」
「…おい貴様ぁ?…その口と態度は何だ?…
人に物を尋ねる前に名前を名乗れと!…
貴様達の上官にそう教えて貰わなかったのか!?…」
__どよぉ!?…ザザッ!…
「ッ!?…な、何ィ!!…」
マサツグが止まる様にリーナを呼ぶがリーナは止まらず!…その兵士を睨み続けると
ヅカヅカと歩き!…そしてその高圧的な態度を見せる兵士の目の前に立って見せ!…
その態度が気に喰わない!とばかりに口調を荒げて見せると、様子はあの騎士団長様
へと変わって行く!…何ならこの時もさも教育をする様に厳しくなると、その際
近付いて来たリーナに対して兵士達は驚き!…思わず一、二歩後退り!…コイツは
何なんだ!?と言った具合に若干の恐怖を覚えて居ると、そんなリーナに反抗を
するのだが!…
「それに!!…何だその貴様の目は!!…
こちらを見下すようなその目は何だ!!!…
礼儀も知らない馬鹿者共に!!…見下される覚えはない!!!」
「ッ!!…
良いから答えろ!!」
その程度でリーナが怯む事は決してなく!…寧ろ更に怒りを覚えた様子で
怒気を強めると、もう一つ文句を口にする!…と言うのも彼女の信条なのか、
その兵士達の態度が心底気に入らない様子で!…今だ威張ろうとする兵士達を
目の前に!…ガンガンに騎士団長様の高圧的な視線を向けて行くと、次には
その兵士が逆ギレ!…リーナの腕に掴み掛かろうとして見せると、今度は
トンデモナイ事に発展する!…
__ガッ!…
「ッ!…フン!!…」
「ッ!?…なぁ!?…」
__グルン!!…ズダシャアァン!!!…ッ!?…
その兵士がリーナの腕に掴み掛かった瞬間、リーナもその掴んで来た腕を掴み!…
宛らそれは海外の警官の拘束術の様に!…相手の腕を掴んで勢いそのままに
グルッとその場で体を半回転させると、一気に押し倒してマウントを取る!…
その際掴み掛かって来た腕を背中に回し、更に締め上げ拘束!…もはや手慣れて
居るのか流れる様な手捌きで身動きを封じ!…その様子にマサツグ達も感心を
するよう声を挙げると、次にはリーナに拍手を送る!…
「ブラボー!…おお…ブラボー!!…」
__パチパチパチパチ!!
「ッ!?…や、止めないか!!…
そんなに大した事ではない!…」
__ッ!?…チャキキッ!!…ジリ!…ジリ!……ッ!!……
まるで某・奇妙な冒険に出て来る煙突髪型の男の様に!…反っくり返りながら
称賛をする訳では無いのだが…とにかくマサツグ達はリーナに対して拍手を
送り!…そんな拍手にリーナも照れるよう止めてくれ!と言葉を口にして行くと、
その兵士を押さえ付けながら頬を染める!…するとそのリーナの行動を見て
他の兵士達も敵と見なしたのか、次には武器を!…徐に構えて見せるとジリジリ
詰め寄り!…マサツグ達もそんな兵士達の様子を目にして身構え出すと、辺りは
一触即発の事態になる!…
「……如何やら向こうさんも…
仲間が組み伏せられたのを見てカンカンの様だぞ?…」
「ッ!……フン!…逆上とは情けない!!…
その根性!!…私が叩き直してやる!!!」
__グイィ!!…ブン!!…チャキッ!!…
もはや戦闘は避けられない様子!…マサツグも呆れた具合に相手を煽るよう、
リーナへカンカンになって居る!と話し…するとそれを聞いてリーナも呆れた
具合に反応をして見せ!…その兵士達に対して首を左右に振りながら情けない!
と言葉を口にすると、次にはその拘束した兵士を起こして行く!…そして
次には盾にするよう自身の前にその兵士を立たせるのだが、さすがにそのまま
盾の様に扱いはしないのか!…その兵士を思いっきり突き飛ばすと他を牽制!…
となると他の兵士達もそれに驚き!…思わず避ける様に薄情な反応をして見せて
居ると、リーナもその隙を見てすかさず武器を抜いて行く!…さてそうなると
後は戦闘!…オリハも滾って来た様子で言葉を口に!…
「…兄さん!…もうやっちゃって良い?…」
「ッ!?…やる気満々かよ!…」
「…はあぁ~!!……ったく、少しは休ませてよね!?…
…まぁ、相手にするのがモンスターで無い分幾分かはマシだけど…」
もはや暴れたくて仕方が無いのか?…オリハはマサツグに突貫の許可を求め!…
となるとそんなオリハの言葉にマサツグも戸惑い!…少しは血の気を抑えられ
ないのか!?と言った具合にツッコミを入れると、オリハに対して呆れて見せる!…
そしてその一方ではアヤも疲れた!と文句の言葉を漏らして行くと、次には相手を
格下と見ている様子で!…弓を握ると援護の体勢!…いつでもイケる!とばかりに…
モンスターを相手にするよりマシ!と更に言葉を続けて見せると、兵士達もそれを
聞くなり怒りを浮かべる!…さてこうなって来るとそのまま兵士達と戦闘!…
と、本来ならそうなる筈では有るのだが!…そんな戦いに乱入するよう!…突如
マサツグ達の背後より銃声が響く様に聞こえて来ると、その場の空気は一変する
のであった!…
0
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魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
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過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
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社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
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カクヨム様にも投稿しています。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
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