どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章八節 切っ掛けは突然に!…とオリハのプレイと思わぬ忘れ形見!-

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「……クソッ!!…コイツを倒さねぇ限り前に進まねぇ!!…

…全員覚悟を決めろおぉ!!!」


__ウオオオオオォォォォォォォォ!!!!…


{……周りの者達も漸く尻に火が点いたと言った所か…

…さて如何するオリハ?…このままだとまた被害が…

と言うより…面倒事が重なって行く一方になってしまうが?…}


メノルの甲殻の硬さに誰もが四苦八苦!…遂には人海戦術による数の暴力に

訴え出し!…だがそれで乗り切れれば当然問題は無い訳で!…そうも行かない

様子でメノルが鞭を振るう様に尻尾を振り回して行くと、更に被害は増えて

行く!…その一方でオリハも何か打開策は無いか!?と考えるのだが、思う

様に案が出て来ず!…そんな様子を嬉々としてフィロがフフフ♪と見ており、

オリハに期待を掛け現状の様子について色々と考える様な事をして居ると、

オリハの耳にも遂にその冒険者達の悲鳴が聞こえる!…


__ブオン、ブオン!!!…バキィ!!…ビシィ!!…ガキィン!!!…


「グハッ!!…」


「ギャ!!…」


{ッ!?…クソ!!…分かった事はただあの尻尾とブレスがヤバいって事位!…

あのリ○リーモドキ!!…本当に厄介極まりない!!!…

…さっきみたいにパリィをして接近戦を試みる!?…

けどあの甲殻に阻まれたら!!…それにまたあの電撃ブレスが飛んで来たら

他の冒険者プレイヤー達を巻き込んでしまう可能性も!!…

…兄さんは一体何をやってるんだ!?…

今こんな状態なんだから助けてくれても!!……ッ!!…}


尻尾で薙ぎ払われてはダメージを負い!…まるで飽きて捨てられた玩具のよう

冒険者が転がって行くと、その場はまるで地獄と化す!…宛ら暴れている

メノルは地獄の化け物と言った所か!…その猛威を冒険者達に思う存分発揮を

すると、ただただ辺りからは悲鳴が聞こえる!…そしてオリハ自身も相当に

焦りを覚える一方で、徐々に苛立ちを!…とにかく分かった事は尻尾とブレス!…

この二つがヤバいと言う事だけで考えて居ると、ふとマサツグの事を思い出した

様子でぼやこうとする!…その際チラッとマサツグの方を振り向くと、そこで

見たモノと言うのは!…


__ワアアアアアァァァァァァ!!!!…


{向こうでも似た様なの相手してる!?…

…って事は今同時に二体コイツが居る!…って事!?…

おいおい幾らレイド強襲イベントとは言えやり過ぎじゃないのか!?…

…とにかく!…どちらか一方だけでも!!…

せめてあの厄介な尻尾だけでも如何にか出来れば!…}


マサツグが居るであろう方向を見るとそこにはメノルに似たもう一体の個体が!…

何ならそいつを相手にマサツグは踊るよう攻撃を躱し!…隙を見て脚や胴体!…

容赦のない鋭い斬撃を繰り出して行くと、そのメノルに似た個体を追い込んで

居た!…恐らくそいつも同じ強化甲殻持ちの個体なのであろうが、無意味と言った

具合に意外と善戦をしており!…とにかくオリハの助けに入れない光景を見せて

居て、オリハもそんな光景を目にしてマジか!?と言った具合に言葉を零すと、

運営の正気度に目を疑い始める!…そして幾ら何でもやり過ぎでは無いのか!?と

考える一方で、改めてその打開策について頭を抱え!…一旦合流出来るまで

足止めをするか!…それとも攻撃手段を封じるか!…色々と悩みを更に加速させ、

答えが見つからない様子でもはや迷走しそうになって居ると、ふとここである

疑問が頭の中に出て来る!…


{……ッ!……そう言えば?…

…このゲームって部位破壊の概念って有るのかな?…}


{ッ!…部位破壊?…}


{ッ!…そう!…例えばあの尻尾!…アレをちょん切ってしまう……ッ!!…

待てよ!?……そうか、その手が有った!!!…}


{ッ!…ほほう?…何か思いついたようじゃな?…}


もはや言葉に出さないで頭の中で会話!…ふと疑問に思った事を頭の中でポツリ…

するとそのオリハの独り言にフィロも反応をして見せ、不思議そうにその事に

ついて如何言う事か?と尋ね始めて行くと、オリハもそれに対して返事をする!…

と言うのもオリハが抱いた疑問と言うのは部位破壊と言うモノで、某・一狩り

行こうぜのゲーム的に言うと尻尾の切断!…或いは翼の破壊と言ったモノで!…

このゲームでもそれが出来るのか?と…何か興味を持った様子でふと漏らして

見せたのだが、次にはその言葉をきっかけにハッ!と…何か思い付いた様な反応を

見せると、そのオリハの表情は途端に明るいモノへと変わって行く!…そして

フィロもそんなオリハの反応を見てふと興味を持つと、更に期待を寄せ出し!…

オリハもオリハで思い付いた事を行動に移すよう!…途端にメノルを睨み付け!…

今度はコッチの番!と言った具合に攻勢に出ようとすると、早速メノルに向かって

行く!…


__チャキッ!!……ッ!!…ババッ!!…


「クッ!!……ッ!?…お、おい!!…今飛び出すな!!!…

ブレスが!!…ブレスがこっちに向かって!!!…」


「ハアアアアアアァァァァァ!!!!」


__…グルルルル…カパァ!!…ゴワアァァァ!!!…


今まで奮闘していた冒険者達を出し抜く様に!…突如オリハが前に飛び出して

行くと、そのオリハの様子に慌てた冒険者の一人が注意をする!…その際何が

飛んで来るのか分かって居る具合にブレス!と…しかもこっちを狙って居る!

とオリハに話すのだが!…オリハは構わずメノルに向かって飛んで行き!…

その狙いを尻尾に!…持っている両刃剣をその尻尾に向けて投擲するよう構えて

見せると、その一方でメノルも口を開けて充電をし出す!…この時誰もが

そのオリハの行動を蛮行!と!…何ならオリハはこれで死んだ!と…見た目が

フィロに見えて居る事からフィロネウスは阿保の子なのか?と…何か一部が呆れた

反応を見せるのだが、次にはトンデモナイ事を仕出かして見せる!…


「いっけぇぇぇえええええ!!!!」


__ブオン!!!……ザクンッ!!…どよッ!?…


「さ!…刺さった!?…いやしかし!!…」


__ゴワアアアアアァァァァァァ!!!…


オリハは掛け声を付けて思いっきり両刃剣をオーバースロー!…するとその

投擲された両刃剣は真っ直ぐ飛び、そのままメノルの尻尾に刺さり!…すると

これには冒険者達も若干驚き!…初めてダメージが通った様に見えるのだが、

やはり防御を固めてその様子を見守る!…何故ならメノルは怯みもせず今だ

ブレスの準備をして居り、その狙いをオリハに!…しかしオリハはその様子を

前にしても怯む事は決してなく!…寧ろ狙い通りと言った具合にニヤッと

笑って見せると、次にはふと目を閉じイメージする!…


{…これで良い!!…これで準備は整った!!……後は俺の想像次第!!…

…思い出せ!!…あの時兄さんの背中が黒焦げになったエクスプロードを!!…

その熱量!!…その規模を!!…威力を!!!…あの刺さった一点に!!!…}


__……スッ…パチンッ!……シュンッ…ドゴォォォンンン!!!…


「ッ!?…な!?…」


オリハはこれで準備が整ったと思うと想像をする!…それは最初にフィロから

習った炎の扱い方で、今だから出来る方法!と…秋雲城でのマサツグの事を

ふと思い出すとその時見たエクスプロージョンを頭の中で思い浮かべ!…

その発動先を両刃剣の刺さった尻尾へと向け出し!…落下させるのではなく

最初から爆発させるつもりでスッと腕を伸ばして次にパチンと指を鳴らして

見せると、その瞬間メノルの尻尾を爆発させる!…それはチラッとだけ火花が

散った様にも見えると、エクスプロージョンにしては小規模な爆発を起こし!…

しかしメノルの尻尾を吹き飛ばすには十分だった様子で、さすがのメノルも

酷く驚き!…そのブレスをオリハに向けてではなく悲鳴を上げる様に天に向かい

吐き出して見せると、オリハは難を逃れて見せる!…


__カッ!!!…ガウアアアアアバババババババ!!!……


「ッ!?…ば、馬鹿な!?…こ、こんな事が!?…」


{ッ!!!…コヤツやりおった!!!…

まさかここまでの応用力を身に着けるとは!?…

…確かにあの爆発の規模は少々物足りんが…それでも及第点!…

さすがあのマサツグの妹と言った所か!?…しかし!…}


まさかの事態に冒険者達は困惑!…オリハの予想外の攻撃に面を喰らったよう

目を見開き固まり!…その一方でオリハの中ではフィロが大興奮をして見せ!…

よもやよもや!と言った具合にオリハのやった事に対して褒めるよう言葉を

口にすると、同時に若干の不満を口にする!…しかしそれを口にしても尚満足の

様でさすがマサツグの妹と言葉を!…だがやはりそれと同時にふと疑問が残って

居る様子で言葉を…その一方で飛んでいたオリハも受け身を取って着地!…

メノルが怯んで居るのを目にしてしてやったりとばかりに笑みを浮かべると、

次にはその吹き飛ばした尻尾に目を向ける!…


__ゴロンゴロン!!…スタッ!!………チラッ?…バババッ!!…


{…それが出来るのなら何故本体に向けて攻撃をしない?…

その方がよりそやつに深手を与える事が出来たじゃろうに…

…何かまだ企んでおるのか?…だとすれば何を?…}


__タッタッタッタッタッ!!!……スッ…ガッシ!…


{ッ!…それは奴の尻尾?…そんな物拾った所で何を?…

…ッ!?…ま、まさか!!…}


オリハはキッチリ尻尾が落ちている事で安堵!…するとその後本体に目を向ける

事無く尻尾に向けて駆けて行き!…その間オリハの中ではフィロが先程の事で

疑問を持ち続け!…と言うのも何故アレを本体に向けてやらなかったのか?と…

その方がダメージ効率が良い事を口にし考える様な素振りをずっと見せ続ける

のだが、オリハは一切返事をせずサッサと尻尾を回収する!…この時回収と

言ってもアイテムポーチに仕舞うとかそう言うのではなく、徐に小脇に抱えると

まるで武器の様に!…先程まで無視をして居たメノルに今度は視線を向け!…

するとフィロもそんなオリハの様子を見て察した様に!…これには更に驚いた!

と言った具合にそのオリハのやろうとして居る事に目を丸くして見せて居ると、

オリハは更に追撃に出る!…


__…グオン…グオン!…グオン!!…グオン!!!…


「ッ~~~!!!…どおおぉぉっせいぃ!!!」


__グオ…ブワチイィィ!!!…ッ~~~~!!!!…ッ!?!?!?…


オリハはその尻尾をしならせる様にして振り回すと、徐々に勢いを!…さも力を

溜める様に振り回し!…十分に勢いが付いた所でその呆けているメノルの背中に

向かって尻尾を打ち付けて見せると、次にはそのメノルの背中を反らして見せる!…

するとそれは誰もが初めて見る光景だったのだろうか、冒険者プレイヤー一同酷く驚いた

様子で目を見開き!…何なら信じられない様子で目を擦る者まで現れる始末で!…

ただ目の前の光景は夢なのでは?…と言った具合に困惑の色を見せて居ると、更に

オリハの様子に変化が!…


「おんどりゃああああぁぁぁぁ!!!……グウウウゥゥゥ!!!…」


{ッ!?…この気配は!?…

…ッ!!…まさかオリハの奴、狂獣人化ウェアバーサーカーまで発動し居ったのか!?…

幾らわっちでもそれをされるとどうなるかは分からんぞ!?…

寧ろ何か不具合が起きるやも知れんと言うに!!…

…まさか興奮のあまり発現したとか!?…}


「ガウウウウ!!!…ウオオオオオオオオオ!!!!」


__ブワシイイイィィィィィン!!!…ッ~~~~!!!!…


それはオリハが二撃目を叩き込んでからの事!…何やらオリハは興奮した様子で

突如唸り!…すると徐々にオリハから野性味が何やら増した様にふと感じられ!…

フィロもその気配に気が付いた様子で戸惑った反応を示すと、次にはオリハが

[狂獣人化ウェアバーサーカー]を発動している事にハッと気が付く!…これにはフィロも予想をして

居なかった具合で更に戸惑うと、オリハに何をして居る!?と声を掛けるのだが!…

声を掛けた所でオリハ一向に落ち着かず!…それこそまだどう作用するかも

分かって居ない様子でツッコミを口にするのだが、やはりオリハは止まろうと

しない!…その際まず原因から考えると興奮のし過ぎから来たのか?と考える

のだが、考えた所で前に進まず!…その間にも何ともマニアックな光景が!…

宛らそれが特殊なプレイの様な一方的な物に見えて来てしまうと、冒険者達の方

からも動揺の声が聞こえて来る!…


__ブワシイイィン!!…ブワシイイイィィン!!…ブワシイイイィィィン!!!…


「……な、なぁ?…俺達は何を見せられて居るんだ?…

何なら俺今までにこんな光景を一度として見た事が無いんだが?…」


「……ンなモン他の奴らも思ってるっての!…

まさかあの強化甲殻持ちをこんな風に甚振る奴が居るとは!…

誰も想像しないだろ?……普通…」


「……俺に至ってはもうSMプレイをやって居る様にしか見えん…

…疲れて居るのかなぁ?…何か幻覚を見て居る様な?…」


「それは確かに疲れて居るんだろうな?……一旦休め…」


オリハによる一方的な鞭捌きを前に冒険者プレイヤーは呆然!…一体何が起きて居る

のか!?と…何なら目の前の光景が現実なのか信じられず!…夢でも見て居るのか?

とばかりに隣に居る者へ質問をし始めてしまうと、もはや全員同じ気持ちなのか

戸惑いを露わにして見せる!…ましてや全冒険者達から嫌われて居ると言っても

過言ではないワイバーンの醜態が目の前に!…思わず幻覚を見て居るのか!?と…

何なら疲れがたまって居るのかその光景を特殊なプレイと言い出す者まで現れ

出し!…その発言に仕舞いには疲れて居るんだろうと労りの言葉を掛けられる始末

になって居ると、ふとある異変に冒険者の一人がハッと気付く!…


「……ッ!…んん!!…お、おいちょっと待て!?…アレを見て見ろ!!…」


「ッ!…え?……ッ!?…」


__ブワシイイイィィィン!!!…バキバキバキバキ!!!…


「ッ!?…ヒ!…ヒビが!!…強化甲殻にヒビが入ってる!?…」


それこそ一報て来た光景を目にして戸惑いを露わにして居たのだが、ふと改めて

メノルの様子に目をやるとそこには異変が!…と言うのも何度も打ち付けられた

事で!…そう、ボロボロになって居ると言う事に驚きを隠せず

言葉を口にすると、他の冒険者達もハッとした様子でその光景に目を向ける!…

するとそこにはやはりボロボロになって行くメノルの姿が!…その重い一撃を

受け続けた結果、メノルの甲殻にヒビが!…もはや強化どころかただの甲殻と

してもちゃんと機能するかが怪しい状態になってしまうと、遂にはこの時が

来てしまう!…


「セイヤアアアアアアアアアア!!!」


__ブワシイイィィィイイインンン!!!……バラバラバラバラ!!!…


「ッ!?…やった!!…」


「まさかあの甲殻を破壊!!…いや地肌を見る日が来ようとは!!…」


オリハが気合の入った掛け声と共に尻尾を振るう!…その一撃はまさに会心の

一撃であって!…見事にメノルの体をくの字に曲げん勢いにしばいて行くと、

遂にはその甲殻を破壊し切る!…その際その甲殻の破片が辺り一帯に飛び散る

ようバラバラとデッキに転がって行くと、もはやその様子からは見る影もなく!…

今までこんな物に苦戦を強いられて居たのか!?と…その地肌が見え出したメノル

の姿にこれまた初めて見たと言った具合に固まって居ると、次にはまたハッと

した様子で号令が飛ぶ!…


「………ッ!!…怯むなあぁ!!!…

この気を逃がさないで一気に畳み掛けるんだあぁ!!!…」


__どよ!?……ッ!!………


オリハが作り出した好機に声を張り上げ!…オリハと共に止めを刺すよう叫び

続けると、他の冒険者プレイヤー達もハッと我に返る!…そして改めて状況を整理するよう

メノルを見ると、そこには満身創痍と言っても過言ではない獲物メノルの姿が!…

もはやメノルの身を守っていた強化甲殻は崩れ去り、薄皮一枚のメノルが姿を

現し!…更に尻尾はオリハが切り飛ばした為、警戒をする必要も無い事に誰もが

ふと視線を向けて色々と確認をし始め!…それが分かった所で冒険者達はギュッ

と武器をしっかり握り締める様な素振りを見せると、次には誰もが徐々に

メノルとの間合いを詰め始める!…


__……ギュッ!!…ザッ!…ザッ!…ザッ!…ザッ!…


「……もうあの邪魔くさい甲殻に悩まされる心配はもうない!…

オマケにあの厄介な尻尾ももうない!…後有るのはあのブレス位だろうが…

それも内側に入ってしまえば問題無い!!…」


「となると全員もう後は心得ているよな?…

だってここまでお膳立てされて居るんだから!…

…このきっかけを作ってくれたあのフィロネウスっぽい

姉ちゃんに感謝をしつつ!…最後の仕事をしようじゃねぇか!!…」


__……楽に死ねると思うなよ!?……by冒険者一同


その様子はまるで今から本当の戦に出る様な鬼気迫る雰囲気を漂わせると、同時に

今の今までの鬱憤を晴らす様な!…とにかくもう恐れるモノは無い!と言った

具合に武士の表情になって行き!…誰もがこの時を待って居た!とばかりに本気の

様相を見せ始めると、この時冒険者達の心は一つになる!…その内改めて状況を

説明するよう一人の冒険者が言葉を口にし始めると、もう一人がオリハに対して

感謝を!…その際冒険者達の間でも色々な表情が見て取れて行き、ある者は

怒りを!…またある者は何かサディスティックな笑みを浮かべる者まで現れ始める

と、フィロがオリハに声を掛ける!…


{……どうやらこれで終いの様じゃな?…まぁ確かに厄介なあの殻は消え去り…

もはや裸も同然じゃ…このまま放って置いても決着は着くじゃろうが?…

…オリハよ如何する?…

今だお主の中からは昂りが消える様には感じぬのじゃが?…}


「グウウウウゥゥゥ!!!…当然!!…仕留メル!!!…」


{……見事に闘争本能に駆られて居る…

…わっちとしてはもう少し冷静に戦って欲しい所じゃが?…}


「私ノ目ノ前ニ降リテ来タ時カラアノ[リ○リーモドキ]ハ私ノ獲物ダカラ!!…」


{ッ!……やれやれ!…

とんだ戦闘狂バトルジャンキーに憑いてしまったもんじゃ…}


もはや勝敗は着いたと言った具合にフィロはオリハに声を掛ける…その際後は

放置して休む事も出来ると言うのだが、オリハはまだ終わって無いとばかりに

肩で息をして見せると、フィロの言葉に対してまだだ!と言う!…まるで

相手の息の根を止めない限りは止まらない!と…見事なまでに闘争本能に

駆られており!…となるとその返事にフィロも呆れ…オリハに対して文句を

言うようもう少し冷静さを持て!と言うと、オリハは尻尾をデッキに捨てる!…

そして元の両刃剣に持ち替えグッと握って見せると、その一方ではもう酷い

リンチ状態!…決して止めを刺す事無くギリギリまでメノル追い詰め!…

そして何故か瀕死の状態で全員が野晒しにするよう放置すると、オリハがその

様子に駆け出して行く!…


__クオオ……ケエェ……ワイワイ…ガヤガヤ…


「……ッ!!…マダ!!…息ガ有ル!!…」


__バシュン!!!…タタタタタタタ!!!…ダンッ!!!…グワアアァ!!!…


「……ッ!?…ちょ!?…ちょっと待てぇ!!!」


もはや絶命するのも時間の問題!…そんな状態でメノルは屋上デッキの上に

倒れると、弱々しくも声を上げる!…だがその一方で冒険者達はさも鬱憤を

晴らせた!とばかりにハツラツとした表情を浮かべて居り、その際メノルを

取り囲んで居るのだが!…何故か誰一人として絶対に止めを刺そうとする者は

決して居らず!…何か妙な雰囲気を見せて居ると、オリハがそれを見て止めを

刺そうと動き出す!…この時一気にトップスピードで駆け出して行くと、

姿勢を低くしては獣の様に!…そして次にはその冒険者達の囲いを飛び越える

様に大きく踏み込み!…そのままジャンプしてその倒れているメノルに向かい

落下するよう武器を掲げて見せると、それに気が付いた冒険者の一人が止めに

入る!…しかし!…


__グオン!!!…ザクウウゥゥゥン!!!……ッ!?…ッ!?!?!?…


「……フウゥ~……コイツハオマケダ!!…」


__スゥ…パチンッ!…カッ!!…ボオオォォォォン!!!……OverKill!!……


「……ハアァ~…コレデ終わり…だな?…」


オリハはその制止を聞く事無く両刃剣をそのメノルの体に!…胸に向かって深々と

突き刺し!…となると周りの冒険者達もそれに気が付いた様子でハッと反応!…

そしてオリハが止めを刺して居る事にこれまたへ?…とばかりに困惑して見せ、

まるでやってはいけない事をやられたとばかりに慌てた反応を徐々に露わにして

行くと、オリハはオリハで一仕事終えたとばかりに一息吐く!…その際最後は

派手に決めるよう徐にパチンと指を鳴らすと、尻尾を吹き飛ばした時同様に

メノルを吹き飛ばし!…するとそのメノルの体は爆発四散!…体の四肢を吹き

飛ばす見事な止めを飾って見せると、次にはOverKillと表示される!…さてこれで

本当に終わりと言った具合にオリハは一息吐くと、徐々に[狂獣人化ウェアバーサーカー]を

解除するのだが!…


__ツカツカツカツカ!!…ガッ!!…ッ!?…


「な、何て事をしてくれたんだ!?…」


「ッ!?…ハァ!?…

さっさと止めを刺さないからこっちで止めを刺したんだが!?…」


「ッ!?……も、もしかして…

を知らないで止めを刺したのか!?…」


「……ッ?…この後の事?……」


突如その囲いをして居た冒険者の一人がオリハに向かって詰め寄ると、血相を

変えて文句を!…となるとオリハとしても突如そんな事を言われたので逆に

文句を!…ただメノルに止めを刺した!と何も知らない風に言葉を口にすると、

更にその冒険者はオリハにある事を口にする!…と言うのもこの後何か有ると

ばかりに青褪めた様子で知らないのか!?と言うと、オリハは本当に知らない

様子で表情を困らせ!…何ならその掴んで来た冒険者に対して不服そうにして

見せ!…冒険者もそんなオリハの様子に嘘を言って居る様には感じられないのか、

オリハから手を放し何か絶望する様な表情を見せて居ると、次にはオリハに

こう話す!…


「ッ!?…マジか!…本当にこの後の事知らないのか!!……あぁ~……」


「ッ!?…な、何!?…何が有るって言うんだ!?…」


「……そいつが嫌われ者だって事は知ってるよな?…

…実はそのメノルは嫌われているモンスター四天王の一角なんだ…

因みに嫌われている理由はあの強化甲殻を持って居る事もそうなんだが…

それよりも厄介なスキルを持って居る事で嫌われて居るんだ!…

…そしてそのスキルが発動するのはコイツが死んでからで…

今死んだって事はそのスキルが発動!…

更に面倒事がやって来る事が確定したからなんだよ!!…」


恐らく何も注意して居なかった事…オリハみたいな初見者が居る事を考慮して

居なかった事を嘆く様に崩れて行くと、オリハもその様子に戸惑い出す!…

何故なら事はかなり深刻な様子に見えたからであって、何が如何なって居る

のかとその冒険者に事の経緯について尋ねると、冒険者は崩れたまま答え

始める!…何でもあのメノルは俗に言う嫌われているモンスター四天王の一角

らしく、理由が二つあると!…その理由の一つに強化甲殻を持って居る事を

冒険者は話し!…更にもう一つの方が厄介である事を口にすると、オリハが

マサツグ達の方を心配する!…


「ッ!?…ちょ!?…ハァ!?…

向こうでも同じのと戦ってたけど!?………ッ!?…」


__ブオン!!…ブオン!!…ブオン!!…ブオン!!……ズシャアァン!!!…


その説明を聞くなりオリハはマサツグ達の居る方を指差してその状況を確認する

のだが、マサツグ達の方も終わったのか一息吐き付いて居る様子が!…しかし

次にはそのマサツグ達の居る辺りが黒く陰り!…何かが飛来する様子を目の当たり

にすると、更にその冒険者の説明は続きを見せる!…


「……メノルの持っているもう一つのスキル!!……それは!!…

自身の!!…なんだ!!!…」


「ッ!?…ちょ!?…ハァ!?…メ、メノルでアレだったのに更に強化!?…」


「だから止めを刺すのを躊躇ったんだ!!!…

全員の回復が済んでから止め!!……はあぁ~…不味いぞ!!…

まだこっちの被害も回復し切っていない!!…

あっちの人数だけでアレを倒せるのか!?…」


とにかく焦った様子で話し出したのはそのメノルのもう一つのスキルについてで、

と言うモノであり!…するとそんな話を聞かされた事で当然

オリハは更に慌て!…一体如何言う事か!?とその冒険者に尋ねようとするの

だが、そのオリハの態度が気に喰わなかったのか他の冒険者が怒りを露わにし

始める!…恐らくセオリー通りにやらない人間にキレるタイプの者らしく、その

セオリーをオリハに怒鳴るよう語り!…そしてその文句を言い終えた所で次には

マサツグ達の事を心配し始め!…その化け物と戦えるのか?と言った不安を口に

して冒険者達が一斉に視線を動かして行くと、その方向ではまさに!…化け物を

相手にもう一戦!…マサツグ達がその強化個体との戦闘を始めようとして居た!…


__ワアアアァァァァァァ!!!!…


「ッ!!…シロちゃん!!……ッ!!…」


「ちょ!!…待て!!…まだこれ以上人に迷惑!!…」


「ッ!!!…退け三下!!!…」


マサツグ達の方からは威勢の良い掛け声が聞こえる!…それと同時にオリハの

目にはマサツグよりもシロが!…シロの心配をするとカバーに入ろうとし始め、

それを見た先程の冒険者が止めに入ると、内輪揉めを始める事となるので

あった!…


__因みにこの頃バーではと言うと…


「……んははははあ~あぁ!!!♥…まだまだ行くわよぉ~!!!」


「ッ!!…クッ!!…中々にしぶとい!!…だが!!…

此方としてもバーテンダーの意地と言うモノが有る!!!…

まだここで折れる訳には!!!…」


違う意味でヒートアップしては波乱を見せ!…バーの酒が底を尽きるか?…

アヤが酔い潰れるかの戦いを繰り広げて居るのであった!…

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おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
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2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

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