どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第四章-オータムクラウド国編-

-第四章十四節 クランチームと結成条件と親友集合!!-

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さてライザの紹介も終わった所でマサツグの弁明説明も終わり!…全員が一段落し

ゆっくりして居ると、ふと思いついた様子でライザがある話をし始める。

それはマサツグ自身前にもされた話なのだが、今まで保留をして居た内容で…

改めてライザ自身興味を持った様子でマサツグに尋ねると、マサツグは

その質問に戸惑いを見せる!…何故なら……


「…ッ!…そう言えばマサ…

クランには所属してるのか?…」


「ッ!…クラン?…」


「おぉ!…まぁさっきの話の内容を聞く限り何処にも入ってないのが分かるが…

入りたいって思わんのか?…」


ライザがマサツグに尋ねた事、それはクランチームに入らないのか?と言う

事であった。因みにクランチームとは言わば気の合う者同士やフレンド同士が

一個のチームをゲーム内で作る事であって、モノによっては大所帯!…色々な

思想を掲げ同志を募り!…これまた色々なクエストや活動を通して助け合うと

言った事をするのがクランチームの主な目的とされて居る。そしてそんな

クランチームに入っていない事に気が付いた様子で、ライザはふと疑問に思い

尋ねた様なのだが…


「いや別に?……だって変な所に入りたくないし!…

それに自分のルールを押し付けて来る奴だって!…」


「……そうよねぇ?…入ったわ良いけど…

その勧誘した目的も踏み台にする為だったぁ…何て事もある位だし…

手柄を奪い合うみたいな事も…無い訳じゃあないからね?…」


「うわぁ…偏見の塊やな…まぁ一部分からんでも無いけど…

…それでもアレやぞ?…イベントの情報とかいち早く手に入るし?…

イベントのアレやコレやもスムーズに進むぞ?…

特にとか?…」


マサツグはクランチームに入る事に対して消極的な反応を見せる!…まるで

入る事自体が面倒と言った様子で首を左右に振ると、その理由をポツリ!…

余程このゲームとは別の所で嫌な目に遭ったのか節々に不満を口にし出し!…

アヤもその話に参加するよう自身が経験したであろう事を語ると、ライザも

その話を聞いて思わず戸惑ってしまい!…マサツグの気持ちが分からなくも

無いのか同意をする!…しかしライザとしては何か思惑が有る

のか、それだけでは無い!と言った様子で話を切り返し!…クランチームに

入る事で得られる利点を話し始め!…何とかマサツグに興味を持たせようと

すると、マサツグもそんなライザの話に反応を示す!…


「うぅ~ん……まぁな?…

それに一応は勧誘された事も有るし…」


「ッ!…ほほぅ?…じゃあ何で受けへんかったんや?」


「……何か…面倒臭そうだったから…

それにその時は何処にも所属するつもりはなかったし…シロも居たし…

とにかく色々と自身の身の周りを詮索されたくないって意味でも断ったんだ。

因みに今もそれは変わらない!…」


「ッ!…そうか………」


一応ライザの話は聞いた様子でちょっとは考える素振りを見せると、過去に

勧誘を受けた事を徐に話し!…するとその話を聞いてライザも興味を持った

様子で反応を示し!…その時のマサツグの反応が見て取れるよう何故断った

のかについて質問をすると、マサツグは率直に自身の意見を口にする!…

その際マサツグが語った言葉と言うのはほぼ直球で!…面倒という言葉から

始まると、シロの面倒や自分の事!…他人に干渉されたくない事から色々と

考えて断ったとライザに返事をして見せ!…苦笑いをしながら今も変わって

いない事も口にすると、ライザもその話を聞いては残念そうにする!…

そしてこの時のマサツグの反応はと言うと、それこそ娘が独り立ちするまで

独身を貫くパパさんの様で!…そんなマサツグの様子でライザも諦め…とは

行かず!…直ぐに別の案を考えると、マサツグにある提案をし始める!…


「ッ!!…じゃあ、マサ自身でクランを立ち上げんのは如何や?…」


「ッ!?…え?…」


「マサ自身がクランを立ち上げたら他のモンからの勧誘は無くなる!…

それこそ自由に動く事も出来る!…色々とクランボーナスも付くし!…

気の合うモン同士を見つけるきっかけにもなる!…

幸いこの場に五人は居る!…起ち上げる為の最低条件は整ってる筈や!…」


ライザが次に思い付いた事とはこうであった!…マサツグ自身がクランチームを

立ち上げる事!…当然突如そんな話を振られた事でマサツグは戸惑い!…声に

出してライザに困惑の様相を見せると、ライザは構わず話を続ける!…この時

別にマサツグ自身気にしては居ないのだが、他のチームからの勧誘が治まると!…

その他にもやはり利点がある事をマサツグに挙げ出し!…シロ達も頭数に入れて

直ぐにチームを起ち上げる事も出来ると口急ぐと、マサツグが当然の如く

落ち着かせに掛かる!…


「ちょ!…ちょっと待て!!…急にそこまで話を振られても!!…

てか何でそこまでしてクランに拘る?…」


「……いや…前まで他のクランチームに居ったんやけど…

如何にもソリが合わんでな?…遂にはムカつく事が有って辞めたんやけど…

それはそれで地味に不便で…

マサがクランチーム作ってくれたらエェんやけどなって?…」


ライザの勢いにマサツグも困惑!…それと同時にライザの異様なまでの

クランへの執着について質問をすると、途端にライザは暗い表情を見せる!…

そして徐に語り出したのは他のクランチームとの事であり、気に入らない事が

有って辞めたらしいのだが!…その際やはり利点大きく出たらしく!…それを

埋める為にマサツグを必死に説得!…と正直にマサツグへ話し出すと、その

ライザの話を聞いたマサツグも呆れて見せる!…


「ッ!!…お前!…強引にも程が有るだろ!?……ったく!…

……でもまぁ…クランチームかぁ…

本ちゃんとかっつぁんを入れて連絡を取り合うって事も出来るだろうし…

まぁ…有りっちゃ有りなんだが…」


ライザのさすがの強引具合にマサツグもツッコミを入れ出し!…ライザもそんな

ツッコミを受けて反省をすると、若干俯く!…さすがに自身でも急ぎ過ぎたと

自覚はしている様で、マサツグもそんな様子を見て一旦は落ち着き考え出すと、

その利点について興味を持つ!…その際一番に考慮に入れたのは、身内同士の

連絡手段についてで!…現在離れているメンバーとの連絡方法はギルドを通しての

手紙でしか無く、チャットをするにもパーティを組んで居ないと出来ない

のであって!…しかしチームを起ち上げるとそれも楽になると!…マサツグ自身も

有りと考えつつそれと同時にある疑問がふと出て来ると、ライザにその疑問を

尋ね出す!…


「ッ!?…ほ、ホンマか!?…なら起ち上げ!!…」


「その前に一つ!……だったら何でお前自身でチームを立ち上げないんだ?…

そこまで利点があるならお前の事だと適当な人集めて起ち上げそうな…

何なら他のチームに移籍するなんて事もする筈だが?…」


「ッ!?…そ、それは!……」


マサツグが思った疑問…それはライザ自身の行動に有り!…普段のライザなら

自分で何とかする筈と!…なのに自分を頼って来た事に対して何か違和感を

覚えると、同時に不審に感じてしまう!…その一方でライザはマサツグが話に

乗ってくれそうな様子を感じ取ると、これまた話を進めようとし!…だが

マサツグが待った!を掛けるとその疑問を口にし、何故そうしないのか?と

続けてライザにツッコミを入れると、ライザは途端に口籠る!…まるで何か

自分では駄目だった様な焦りを見せると、手をモジモジとさせながら俯き!…

そんなライザの様子を見てマサツグも察したのか、呆れた様子で溜息一つ

吐いて見せると、自分から切り出す!…


「……はあぁ~!!……しゃ~ねぇな!!…

乗り掛かった舟だし!…起ち上げてやるよ!!…クラン!」


「ッ!?…え!?…マ、マサツグ!?…」


特段ライザの為と言う訳では無いのだがクランを起てる事に!…マサツグも丁度

良い機会!…と言った様子で吹っ切れ!…全員を巻き込む様にして堂々クランを

起ち上げる!と宣言すると、アヤが驚いた様子で反応を見せる!…アヤ自身

マサツグはそんな事をする様には見えて居なかった様で、声に出して驚き!…

この時シロとフィロは我関せずで朝食後のおやつをモシャモシャ…ライザも

ライザでマサツグの一言に驚いた様子で反応すると、次にはマサツグに質問を

する!…


「ッ!……何や?…訳聞かんのか?…」


「あん?…ふん、どうせお前の事だ!…

公共の面前で私は変態だ!!…って言う様な募集文を書いて引かれて!…

更にそんな募集文を書いた周りから嫌煙されてるとかそんなんだろ?

皆が皆お前みたいにオープンじゃないから!!」


「……普段の俺ってどんな目で見られてるん?…」


ライザの質問とは口籠った事で、マサツグに訳を尋ねないのかと言い!…

マサツグはマサツグで大体の察しは付いて居ると!…自身が考えうる

ストーリーを呆れながらにライザへ話すと、ライザはその話を聞いて

ショックを受ける!…しかしながらその時のライザの反応を見る限り、

遠からずも当たっている様で!…戸惑いながらも若干の焦りを見せて居り!…

マサツグもそんなライザの様子にまた呆れると、話を続ける!…


「ん?…いつも通りだよ!…

…とにかく今回の件で更に仲間の大切さが良く分かった!…

あの時一人で薬草を取りに行ってたらどうなった事か!…」


__ッ!……しゅ~ん…


「……ッ!?…あぁ!!…ち、違うぞ!?…

別に責めて居る訳じゃないんだ!!…

て言うよりアレは仕方がないって言うか!!…ッ~~~!!…

とにかく!!…クランを起てるって事はギルドに向かわないとな?…

ついでにシロとフィロの冬服も調達しないと!…」


マサツグからすればもはやライザの奇行は必然で有り!…さも当たり前の様に

返事をすると、更にライザはショックを受ける!…そしてそんなライザを

置いてけぼりにマサツグも仲間の大切さを口にすると、昨日の事を言い出し!…

その際引き合いに出された二人もショックを受け!…口にお菓子を銜えたまま

申し訳なさそうに耳をペタンと垂れて見せると、暗い表情を浮かべ始める!…

勿論その後マサツグが気付くなり謝り出すと、言い訳に苦しみ!…遂には

開き直った様子で話題を変え!…一度ギルドに向かう事を口にすると、ついでに

今日の予定を決める!…さてそうしてマサツグ達は一通り宿屋で騒いだあと

外に出ると、まずはギルドへ向かうのだが!…


__ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…


「……マサツグよ…すまなんだな?…」


「ッ!……ん?…如何した、藪からスティックに?…」


「いや……病の事じゃ…

何でもわっちらの病を直す為に山へ向かったとか……

ほんに苦労賭けたのぅ…」


「…ゴメンナサイです…ご主人様…」


ギルドに向かう途中で突如フィロが謝り出す!…珍しくしおらしい様子で俯くと

マサツグに謝り、マサツグも突如謝られた事で思わずルー○柴になると、軽く

戸惑って見せる!…その際何かされたっけ?と考えるのだが、思い当たるモノが

無く…フィロはフィロで宿屋での話を蒸し返し、マサツグに苦労賭けた事を

詫びるよう本当に珍しく反省をすると、シロもそれに合わせて謝り出す!…

そして謝られる原因が分かった所でマサツグもふと目を見開くと…


「ッ!…あぁ大丈夫だって!!…気にするな!…

お前達だって罹りたくて罹った訳じゃないんだ!…

だから謝る必要は無い!…」


「ッ!……ご主人様…怒ってないですか?…」


「寧ろ何故怒る必要がある?…

…生きて居りゃ病気の一つや二つに罹る事位あるさ!…

…ちゃんと完治したし!…何も問題無い!…

……よく頑張ったな!…シロ!…フィロ!…」


「ッ!!……えへへ♪」×2


マサツグは納得した様子で返事をすると問題無い!と言い!…改めて二人が

悪い訳じゃない!と続けて口にすると、軽いトーンで慰め始める!…すると

その言葉にシロはまだ気にしている様子で、マサツグに怒って居ないか?と

今だ反省をしている様子で声を掛け!…そのシロの言葉に対してマサツグは

逆に質問し始め!…別に大した事では無い!と更に念押しすよう気楽に声を

掛けると、大丈夫と口にする!…そして人の往来がある中で一度足を止めると、

徐にマサツグは二人に振り向き出し!…その場でしゃがんではシロとフィロに

笑顔を見せ!…完治させた事に頑張った!と声を掛けると、漸くシロとフィロは

安堵する!…その際マサツグは二人の頭に手を伸ばすと、いつもの様に撫で

始め!…二人は二人で揃って喜び!…まるで犬になった?…よう尻尾を振り

出すと、ライザがツッコむ!…


「……いや、褒める事は構わんのだが…

…せめて人の邪魔にならん所でやれ?…

渋滞が出来掛かってる!…」


「ッ!?…しまった!!……ってかライザに常識を促されるとは!!…」


「だからお前の中の俺は何やねん!…」


マサツグがシロとフィロの頭を撫でて宥めている一方で、この時後続では

行列が!…勿論マサツグ達が道のど真ん中で立ち往生しているからであり!…

ライザがその事を注意するよう声を掛けると、マサツグもハッとした様子で

慌てて立ち上がる!…そしてライザに注意をされた事でショックを受けると、

同時に常識を持って居る事に驚きを示し!…ライザはライザでそのマサツグ

からの一言に文句を言い出し!…一体如何考えているのか!と更にツッコミを

入れるようマサツグを睨むのだが!…マサツグはそんなライザの様子など

流す様に先を急ぐ!…


「さぁ、先を急ぐぞぉ~?」


__はぁ~い!×2


「あっ!…待たんかいコラァ!!」


まるでお約束と言った具合に点呼を取ると、シロとフィロが乗っかり!…

そのままライザを置き去りにして先を急ぐと、その後をライザが追って

来る!…当然文句バリバリに不満を露わにするのだが、やはりマサツグは

全く受け付けず!…それはギルドに辿り着くまで続き!…ギルドに入って

皐月に挨拶をされるまでの間、ライザは必死に文句を続けるのであった!…


__カランカラァ~ン!!…


「大体毎回と言って良い程俺の立ち位置はどないなっとんねん!!…

まるで俺が弄られ役!…」


「だってその通りなんだから仕方が無いだろ?…

お前はそう言う星の下に生まれたんだ。」


「おい!!…無駄に壮大にすな!!…」


「…ど、如何したのですか?…マサツグ様?…

それにライザ様にアヤ様も?…今日は如何言ったご用件なのでしょうか?…」


ライザはイマイチ自分の立場に不満?…が有る様でマサツグに文句を言うのだが、

マサツグはライザの文句に取り合わず!…寧ろ弄られ役なのは元からと言葉を

続けると、まるで宿命の様に肯定する!…するとそんなマサツグの言葉に対して

ライザが更にツッコミを入れて居ると、異変を察知した様子で皐月が駆け寄り!…

一体何の騒ぎとばかりに声を掛け出し!…マサツグのパーティが揃っている事で

同時に用件を聞き出すと、マサツグはライザの事など置いて用件を伝える!…


「ッ!…あぁ!…いや、クランチームの申請を!…

…てかこのメンバーで出来るのか?…」


「ッ!…あ、はい!…えぇ~っと…

…確か規約ではNPC?…を含む冒険者が五人以上居れば組めるとの事なので、

現在の皆さまであれば可能です!…」


「……NPC?…聞いた事の無い言葉が出て来たのだけど?…」


「ッ!?…あぁ、そこは気にしないくていい!!…

ちっとばかしややこしくなるから!…」


用件を尋ねに来た皐月に…マサツグは単刀直入に用件を伝えると、改めてクランを

起ち上げる事が出来るかを質問する!…すると皐月はその質問に対し若干戸惑った

反応を見せるも、出来ると返答!…その際起ち上げるに至って条件等を口にする

のだが、如何にも本人にも理解出来ない部分が有る様で!…その部分だけを疑問形

で口にすると、とにかく一通り説明をしては可能と答える!…そしてその皐月が

理解出来ない部分について、アヤも引っ掛かった様子で!…一体何の事を話して

居るのかが分からず一人悩み始め!…その様子にマサツグやライザが慌てた様子で

何でも無いと言うと、話を進める!…


「と、とにかくそのクランを起ち上げに来たんや!…

メンバーは取り敢えずここに有る五人!…一応条件は満たしてると思うけど?…」


「ッ!…あっはい!…大丈夫です!…

…それでは…どちら様がクランマスターになられるのですか?」


「ッ!…え?…」


「……え?」


それこそ余計な詮索をされない内に無理やり話を進めると、ライザが申請を

申し出!…皐月も承った様子でハッと返事をすると、早速その手続きを踏もうと

するのだが!…この時皐月の質問によって全員が固まる!…そう、チームを

起こすに当たってリーダーを決めて居ないのである!…当然誰もが他人に押し付ける

気満々でいたため戸惑った様子で言葉を漏らし!…そんなマサツグ達の様子に

皐月も困惑気味に言葉を零すと、静寂が訪れる!…そして…


「……えぇ~っと…皆様誰もお決めになられてはいないのですか?」


__……コクリッ…


「ッ!…も、申し訳ないのですが…

このクランチームを起てるに当たって代表者を一人選出するのが決まりでして…」


ただでさえシックで物静かなギルド内なのだが、マサツグ達の周りだけは更に

静かになって行き!…そんな静寂を破るよう恐る恐る皐月が質問をし始め!…

そんな皐月の質問にマサツグ達全員が困惑した様子で静かに頷いて見せると、

皐月も困惑した様子で条件を言う!…と言うよりもチームを起てるに当たって

当たり前の事だったのだが、マサツグ達は失念して居た様子で!…とにかく

緊急会議!と言った具合に互いに顔を向け合い!…誰が代表になるかで話し

合い出すと、また漫才みたくマサツグとライザが揉め始める!…


「ど、如何する?…俺面倒事は嫌だぜ?…」


「……じゃあ俺が代表になって!…」


「いや、それは勘弁!…」


「なんでや!!!」


マサツグ自身からクランを起てると言っておきながらリーダーは嫌がり!…

元の言い出しっぺは自分!と責任を取るようライザが言葉を口にすると、

これまたマサツグが嫌がって見せる!…その際右手を自身の目の前に持って

来ると、首と共に左右振っては全力で嫌がり!…当然そんなマサツグの

様子にライザはツッコミ!…またもや収拾が付かなくなって来ると、そこへ

聞き覚えの有る声が!…


__カランカラァ~ン!!…


「…にしてもまさかここで再会するとはなぁ?…

は如何してここに?…」


「え?…いやぁ……し、師匠から逃げる為?…

そう言うは?…」


「俺は仕事で!…ってぇ?…あれ?…」


「ッ!…この声はぁ?……ッ!?…」


誰かがギルドに入って来たドアベルの音と共に男性二人の声が!…片や偶然と

言った様子で出会いに驚き、気になる名前を!…そしてもう片方も何処かで

聞き覚えのある話をし始め!…その際やはり聞き覚えの有る名前を口にすると、

互いに笑い合う様にして談笑して居た!…そしてその内の相方が誰かに気が

付いた様子で途端にその反応を戸惑わせると、マサツグとライザも気が付いた

様子で振り向き!…するとそこに居たのは何とも数奇な事か!…マサツグ達の

目の前にはモツと!…師匠から絶賛逃亡中のレイヴンの姿がそこに有った!…


__ッ!?…ああぁぁ~~~~~~!!!!×4


「ヤ、ヤブに!!…シモ!?…

な、何でここに!?…」


「そ、それはこっちの台詞だっての!!…

…てかまぁ同じゲームやってたら出会うのは当たり前だが!!…

…如何して!?…」


「え!?…いや別に!…

ただクエストとコッチオータムクラウドでないと作れない物が有ったから滞在してて!…

てか何してるんだ?…」


互いに再会した事で驚きを示し!…レイヴンが第一声を発すると、マサツグが

慌てて返事をする!…その際別に再会する事自体可笑しくはないと口にしつつ!…

逆に尋ねるよう質問を返すと、その質問にモツが戸惑う!…この時何も隠す事

無く正直に答えると、更にまた質問を返され!…もはや互いにオウム返しに

近い状態になっており!…徐々に徐々に収拾が付かなくなって来ると、アヤが

戸惑った様子で間に入る!…


「ちょ!…ちょっと待って!!…これじゃあ一向に話が収まらないじゃない!…

積もる話は後にして、一旦状況の整理をしましょ!?……皐月ちゃん?」


「…わあぁ~…春野原のモツさんにエルフの国のレイヴンさん!…

…ッ!!…は、はい!!…」


「…大丈夫?…ちょっとクランの話は後にして…」


「ッ!…あっ…は、はい!…分かりました!…

ではお決まり次第また呼んでくださいませ!…」


__ペコッ!!…スッ…パタパタパタパタッ!……ッ?…


一向に落ち着きを見せない両サイドに対して待ったを掛け!…一度落ち着くよう

声を掛けると、皐月を呼ぶ!…するとこの時皐月は如何にも様子が可笑しく!…

モツの事を春野原と!…レイヴンに至ってはエルフの国と口走り!…何やら

憧れを持った視線で二人の事を見詰めると、恍惚とした笑みを浮かべていた!…

そして少ししてからアヤの呼び掛けに反応した様子で、慌てて返事をし!…

アヤはアヤでそんな皐月の様子を心配し!…一旦場が落ち着くまでチームを

起てる話を保留にするようお願いをすると、皐月も聞いた具合に返事をする!…

その際若干慌てた様子で皐月は一礼をすると、その場を後にするようパタパタと

足早に駆けて行き!…そんな様子に疑問を持ちつつ!…四人は再会した事に

改めて驚きを示すと、アヤの言う通りに状況を整理する!…


「……とにかく!…まさかこんな形で四人が再開するとは!…」


「いや本当に驚いた!…てかいつこっちに来てたんだ?…」


「ッ!…いやまぁそれは……ヤブからの仕事を引き継いだ後…

見つからない様に国境を越えて……と言うよりシモは何で?…」


「え?…俺は元からここで動いとったで?…

お陰でここいらは俺の庭みたいなもんやわ!…

とまぁ…再会に花咲かせんのもかまへんけど…

ちぃっとばかし俺の話聞いてくれんか?…」


__ッ!……×3


モツが改めて四人の再会に驚きを示し!…マサツグもそれに同意するよう言葉を

口にすると、レイヴンに話を振る!…するとレイヴンも若干戸惑いつつも事の

経緯を簡単に話し!…ライザへここに居る理由について尋ねると、ライザは最初

からここ居たと返事をする!…さてそうして話が一巡した所でライザが徐に話を

振り出すと、当然三人はライザの方へ振り向き!…一体何の話をするのか?と

耳を傾け!…ライザはモツとレイヴンにクランチームの話を勧誘する様に話すと、

その話に二人は戸惑う!…


「なぁに!…難しい話やない!…

クランチームを起てるから入らんか?って話!…」


「え?…お前が立てるのか?…」


「だとしたら俺は遠慮願いたいんだが?…」


「……お前らもマサと同じ反応かい!…」


それこそライザはいつもの感じとばかりにフランクに話をするのだが、いざ

チームの話となると途端に二人の表情は!…心配!…不安!と言った具合に

戸惑い出し!…仕舞いにはマサツグ同様拒否反応を見せると、ライザが二人に

ツッコミを入れる!…その際完全に蚊帳の外にされて居るシロ達はと言うと、

シロはレイヴンを見て目を輝かせ、フィロはマサツグをジッと見詰め!…

アヤはアヤでモツに何か視線を送り、何処かであった事が有る様な?…そんな

素振りを見せては若干首を傾げて居た!…さて当然そんな視線を向けられて

居る事でマサツグ達も気が付くと!…


「……なぁ?…何かシロちゃんから熱視線を感じるんだが?…

若干の命に危機を感じるんだが?…」


__キラキラキラキラ!……じぃ~~~……


「…俺も…あのエルフの子が見て来るんだけど…俺何かした?…」


「…それは知らんがレイヴンはもはやいつも通りだろ?…気にするな!…

俺だってフィロから視線を感じてるし…」


「……お前ら揃いも揃ってモテてる様でいいな?…

俺なんかサッパリやで!…」


レイヴンは若干命の危険を感じ冷や汗をダラダラ!…その際背後ではシロの目は

爛々と輝いて居り、アヤの凝視にモツも戸惑った様子でマサツグに質問をすると、

マサツグは問題無いと返事をする!…この時レイヴンに至ってはいつも通りと

流すと、自身もフィロに見詰められて居ると言い!…そんな凝視を受けている

三人に対してライザはチャチャを!…自分は何ともないとばかりに三人を弄るよう

言葉を口にすると、三人からツッコミを受ける!…


「「「いや、お前の場合は自業自得!…」」」×3


「そこハモってくんなや!!…」


「とにかく!…

クランチームを起てるに当たって誰がリーダーになるかなんだが…」


「おい!!…流すんじゃねぇ!!!…」


もはや当然の扱いと言った様子で三人はハモリ!…その三人からのハモリに

対してライザがツッコミを入れると、やはりこれまた当然と言った様子で

流される!…その際話はまたクランチームのリーダーを誰がやるのか?と

言った話になるのだが、ライザは依然として猛抗議をし!…しかし結果として

受け入れられる事はなく!…やはり奇妙な弄られキャラとしてライザが

成り立ってしまうと、そのまま誰がリーダーになるかで長考するのであった!…

ただ……


「……とにかく、ライザは候補からは除外な?」


「異議なし。」


「異議なし。」


「異議大アリや!!!

どうしてそうなる!!…俺が何をした言うんや!!」


別に虐めていると言う訳では無いのだが、ライザは自動的に候補から

外され!…それに対してライザはキッレキレのツッコミを入れ!…

不服とばかりにマサツグ達へ文句を口にするのだが!…次にマサツグ達の

口から出た言葉は!…


「えぇ~…だってまず色々と普通じゃないし!…」


「考えが変って言うか…とにかく筆舌に尽くしがたいし!…」


「シスコンだし!…」


「おいちょっと待てぇ!!…なんでや!!

最後のは関係ないやろ!!」


と、こんな感じに…とにかくライザに任せるのは不安と言う言葉しか?…

無く、ライザもその言葉を受けて更にツッコミを入れると、本来の形を

取り戻して行く様に!…ライザは自身の立ち位置キャラを確立して行くのであった!…

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【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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