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-第ニ章-サマーオーシャン連合国-獣人の国編-
-第二章九十六節閑話 シロの日記と日記の回想とシロの思い出-
しおりを挟むこれはまた本作とは少し関係の無い…何も無い日常から抜粋されたとある
出来事である…ある日マサツグはシロに絵日記を買って上げた。別にシロが
望んで居たからとかそう言うのではなく、ただ単純に言葉と文字の勉強に
なれば…と思い買った与えたのだが、そこにはこんな感じで…買った最初の日から
ハーフリングスで過ごす日常が描かれて有った。その中でも際立って気に
なるもの一部抜粋して見て行こうと思う…そんなマサツグとシロのお話である。
さて最初はやはりきっかけ…マサツグが日記を与えた時の出来事である。この時
シロは最初マサツグに日記を渡された事で不思議そうな表情を見せて居たが…
ちゃんと説明する事で納得すると、その日の出来事を懸命に書いていた…
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〇月×日 晴れ
きょうごしゅじんさまにににっきちょうをかってもらいました!
ごしゅじんさまはこれでいままであったことを、きになったことを
かいていくよういていました。きょうはそのさいしょのひです!
あたらしいにっきちょうをひらくとなにもかいてなくて、なにを
かいたらいいのかわからなかったけど…とにかくがんばっていこうと
おもいます。
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__一ページ目の回想……
「…シロォ~?…居るかぁ?」
__ピクッ!…バッ!!…
「ご主人様、お呼びですか!!!」
「ッ!?…そんな勢い良く出て来んでも…まぁ良い…ほれ!」
この時マサツグはシロに待ての練習をさせており、一人必要な物を買い出しに
出掛けていた。その出先で今回の話になる日記帳を見つけるのだが…マサツグは
それを手に取り丁度良い機会と思うと、必要な道具と一緒に購入を済ませ…
そしてシロの待つ宿屋へ戻るとシロに声を掛けるのである。その際呼ばれたシロは
耳をピクっと反応させると急ぐ様に跳び出し!…マサツグの姿を見つけるなり
飛び付かん勢いで駆け寄ると、マサツグを驚かせる!…当然いつもの展開になると
予想したマサツグは一瞬警戒して身構えるのだが、シロは飛び付かずにマサツグの
目の前で止まり…尻尾を全力で振って笑顔で出迎え!…マサツグはそんなシロの
反応に戸惑いつつ流すと、件に日記帳をシロに与える。そして突如日記帳を
渡された事でシロは…
「……ッ?…これは何ですか?…本?…」
「いや…丁度良い機会だと思ってな?…シロ!…
今日から日記を書きなさい!…
日記を書く事によって言葉と文字の勉強にもなるし!…
色々な事を思い出すきっかけとなる!…
…まぁこんな事言ってもそんな大層な話じゃない!…
自分が感じた事を自由に書け!…日記はそう言うモンだ!…
……一応強要はしないぞ?…ただシロの為になればと…」
「ッ!…分かりました!!…シロ頑張って書きます!!!」
当然突如日記帳を渡された事でシロは戸惑い…不思議そうな表情でマジマジと
日記帳を見詰めると、首を傾げてマサツグに質問をする。この時同時に日記帳を
開いて何も書いて居ない事にも気が付くと、シロは更に不思議そうにページを
めくり…マサツグはこれと言った説明も無く…ただ日記を書く様にシロへ勧める
と、それっぽい言葉を並べ出す。そして一応シロの気分も配慮すると、強要は
しないとマサツグはシロに話すのだが…シロはマサツグの言葉を聞き入れた
様子で、二つ返事で笑顔を浮かべてマサツグに了承すると、その日記帳を抱き
抱えては早速机へと向かい出す!…
__ギュッ!!…テテテテテ!!…
「ッ!?…物分かり良いな!?……俺だったら絶対三日坊主だが……
…まぁその心意気は良しだ!…頑張って書いてくれよ?…」
「はいです!!!」
そうしてシロは机に向かって行くと早速今日の出来事を書き始めるのだが…
マサツグ自身正直ごねられると覚悟して居た様子で、シロにすんなり受け
入れられた事に驚いた反応を見せると、自分の時の事を思い出してシロに
対して感心する!…そして何かを一生懸命に書き出して居るシロの姿を見て…
マサツグが応援するよう言葉を掛けると、シロはそのマサツグの言葉に
答えるよう笑顔で元気に手を上げ返事をするのであった。そしてこれが最初の
シロの日記の一ページ目の出来事である。さてそこから少し話が飛び…
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〇月◇日 晴れ
きょうはおまつりがありました!ごしゅじんさまとれいうんさん…
さんにんでおまつりにいったのですが…きょうはどうしてだろう?…
えいへいさんたちのみんながおどっているときにごしゅじんさまと
れいうんさんがおどろいていたような?…なんでおどろいていたんだろう?…
ずっとそのおどっているえいへいさんたちをみてうごかなくなって
しまいました。あのおどっているえいへいさんたちはれいうんさん
みたいにまほうがつかえたのでしょうか?…
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__四ページ目の回想……
この日はハーフリングスにおける追悼…葬儀の日であった。マサツグが倒した
ドラゴンで亡くなった者達…ゲスデウスの反乱で惜しくも亡くなった者達を偲ぶ…
そんな日だったのだが、ここハーフリングスでは明るく見送るのが定例なのか…
ほぼお祭りも加わった様子でその日葬儀が行われていた。まるで南米の方にある
賑やかな感じの葬儀で、マサツグ達もフィアナのお願いで参加をして居たのだが…
その有るモノを見て既視感を覚えると、レイヴンと揃って固まってしまう!…
何故なら…
__…すぅ~~…ウォオオオランダン!!!………カンマアァァン!!!…
ウィイ!!!!×25
「ッ!?…こ、これって?…」
「いやまさかとは思うが?…」
町の広場に特別な舞台が用意され、その舞台を前に衛兵長を含む衛兵達が!…
上半身裸の腰みの姿で現れると、狂獣人化を発動しており!…衛兵長の叫びに
合わせて衛兵達が一斉に声を張り上げると、腰を落とす様に構え出す!…
その際両腕で顔を護る様に構えると、その腕の間から威嚇するよう舌を出したり
眼光を鋭くしたり!…特別な舞台に並べられた戦没者達の棺桶に対して!…
威嚇をするよう衛兵達が叫び続けて居ると、その様子にマサツグ達は驚きを
覚える!…まさにその衛兵達の構えはあのニュージーランドのマオリ族の
民族舞踊…ハカであり、まさかゲームの中で見れるとは思っても居なかった
様子で固まって居ると、「威嚇の咆哮」が始まる!…
__カ マテ!!!…カ マテ!!!…カ オラ!!!…カ オラ!!!…×2
テネイ!!テ!!タナタ!!…プッフル=フル!!!…
ナア!!ネ!!イ!!ティキ!!!
マイ ファカ=フィティ テ ラ!!!
ア ウパネ!!!…ア フパネ!!!…
ア ウパネ!!!…カ=ウパネ!!!…
フィティ テ ラ!!!…ヒ!!!!
「ッ!!……ま、マジかよ!…」
「本当にハカだった!…」
ハカが始まると衛兵達は片足でリズムを刻み!…吠えた後大きく両手を広げて
自身の太腿を何度も叩き出すと、あの本場の言語のまま吠え続ける!次に自身の
胸も叩き出して見せると、その叩いた両手を空に掲げ!…そしてまた自身の
太腿を数度叩き!…両腕を交互にその棺桶目掛けて喧嘩を売る様に突き出して
見せると、自身の腹を摩る様に右手だけを動かす。更にそこから地面に右腕を
着けるよう一度体を軽く捻ると、そこからスッと体を起こしてはその右腕を
自身の顔の横に持って来て!…肘を曲げてポージングし!…左手でその右腕の
肘を叩き、更に左腕を曲げて右手で肘を叩いて見せると、これを交互に数回!…
繰り返した後ドンと腰を落として見せると、最後に全員が終わったとばかりに
声を揃える!…時間にして約一分!…それでもその気合の入ったハカに
マサツグ達が驚いた様子で言葉を漏らして居ると、広場でやって居るものだから
当然他の冒険者達も驚き!…その場の空気がピンと張り詰め!…何とも言えない
空気になって居ると、シロはそんなマサツグ達を見て不思議そうに首を傾げる
のであった。
因みに後日…マサツグが衛兵長にそのハカの件について尋ねると、あれは
最後まで貴方は勇敢な戦士であった!と言う事を称する為の踊りで有る
らしく、再度生まれ変わっても勇敢な戦士である様に!…そう願い追悼する
為の踊りだと聞かされると、マサツグは思わず感心するのであった。さて
これがシロが困惑したと言う日記の内容で…次はその祭りの日より二日後の
出来事で有り、そこにはこう書かれて有った。
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〇月△日 晴れ
きょうはごしゅじんさまとれいうんさんがとっくんをしていました。
しろはべんちでおるすばんでとってもつまらなかったのですが…
とちゅうからぴかぴかあたまのひとがやってきて、しろをおなかの
うえにのせるととれーにんぐ?…をしました!…そのおなかのうえに
のっているとなんだかごしゅじんさまやれいうんさんをおもいだして
たのしくて!…すこしするとごしゅじんさまをきがついて、
そのぴかぴかあたまのひとからにげはじめて…つかまったとおもったら
またくんれん…そのぴかぴかあたまのひとがつよくてごしゅじんさまが
まけちゃいそうになったのですが、しろがおうえんをしたことで
だいぎゃくてん!やっぱりしろのごしゅじんさまはつおいのです!!
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__六ページ目の回想……
…言わずもがな、これはとある話に書かれて有るマサツグとロディとの
手合わせの話で…シロはその時の事をとても印象深く覚えて居るのか、
興奮した様子でその日記にはこう書かれて有った。…さてこれはその
手合わせ後の話なのだが、グロッキー状態のマサツグにシロがフェイ〇
ハガーを繰り出し!…ミスティーとフィアナが慌てて居た時の話になる。
「…ごじゅじんざまあぁ~~~!!!」
「シ、シロちゃん!!…落ち着いて!!!」
「そ、そうだぞシロ!!…せめて呼吸を出来る隙間を!!…」
__ぎゅ~~~~!!……ダムダムダムダム!!!…
案の定シロは心配して更に興奮した様子でマサツグにしがみ付いて居り!…
マサツグの呼吸を断ってミスティーとフィアナを慌てさせていた!…
幾らミスティーが落ち着くようシロに声を掛けようが、シロは離さず!…
フィアナも妥協案をシロに提案するが、一向に聞く耳を持たず!…寧ろ更に
強く抱き締めるよ腕に力を入れて居ると、マサツグは必死にタップを
していた!…そしてそろそろマサツグが酸欠で倒れそうになっている中…
ロディもさすがに不味いと感じた様子で助け舟を出すと、シロにある事をする。
「……はあぁ~…やれやれね?……すぅ~…ワッ!!!」
__ビクウゥン!!!…バッ!!!…
「…やっと聞く耳を持った?……
シロちゃん、そのままだと貴方のご主人様お空に帰っちゃうけど?…」
「え?……あ゛っ!?!?…」
ロディが呆れた様子で溜息を吐くと、徐に息を吸い!…そして突如叫ぶ様に
声を挙げ!…そのロディの声にその場に居る全員がビクッとした反応をすると、
慌てた様子でロディの方へ視線を向ける!…するとロディは視線を浴びる事で
スッと何故かポージングを決め出すと、改めてシロに声を掛け…シロはシロで
驚いた様子で耳と尻尾をピィーンと立てており、戸惑った様子ながらも無言で
ロディに頷くと、ロディから忠告を受ける。そしてここでシロもハッと気が付いた
様子で抱えているマサツグに視線を向けると、そこにはチアノーゼを見せて居る
マサツグの姿が有り!…シロは途端に慌てた様子で声を挙げ!…そのシロの様子に
ミスティー達もやっぱりと言った様子で駆け寄ると、マサツグの蘇生に入り出す
のであった。
因みにこの後マサツグは一命を取り留めると、安静を第一にこの後の
訓練には参加せず…うっかりマサツグを仕留めに掛かったシロをお腹に抱えて
ベンチに座ると、ミスティーとフィアナを両脇に!…両手に花と腹に耳の付いた
大福と洒落込み!…落ち着かせるようシロを撫でながらレイヴンの
訓練風景を眺めていた…この時マサツグの気分は隠居した爺さんのような
気分になっていた…さてこれがあのロディとの手合わせ後の話であり、
六ページ目の話である。シロ自身マサツグの言い付けを護ってここまで
書いて居り!…更にここからシロのお話は楽しく愉快な物へと変わり出す。
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〇月☆日 晴れ
きょうはごしゅじんさまといっしょにあそびました!
ごしゅじんさまはやっぱりやさしいのです!いつかやくそくした
あのすべるあそびをいっしょに!ミスティーおねえちゃんも
いっしょになってすべったのです!さいごはみんなでころがって…
とてもたのしかったのです!いつまでもこんなひがつづけば
いいのになぁ。きがつくとしろはねていて、ごしゅじんさまに
おんぶをしてもらってました。やっぱりごしゅじんさまのせなかは
おおきかったです。
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__七ページ目の回想……
この話はそのロディとの手合わせ後の話で、シロを連れて遊びに出た時の
話である。この話のきっかけはあのドレッグの爺さんに武具を作って貰った際の
帰り道で、斜面を滑ると言うその帰り方にシロが喜び!…またやりたいと言った
シロの願望から始まったモノであった。その為にワザワザ道具屋で手頃なサイズの
麻袋を買っては、大事にしまい…漸く落ち着いたこの日、ミスティーも
連れて近くにある丘へと向かうと、意気揚々とその温存していた麻袋を
取り出しては地面に敷き出すのであった。
__バサァ!!…パサッ…スッ…
「さぁ、ご主人様!!…滑りましょう!!!」
「分かった分かった!!…分かったからそんな尻尾を全力で振らない!…
軽い突風が起きてるから!!……改めてシロの尻尾って凶器だよな?…」
「あの…マサツグ様?…これは?…」
丘の斜面ギリギリの所に麻袋を敷くと、その麻袋の上にシロが座り!…そして
シロはマサツグの方へ振り向くと、急かす様に上機嫌で声を掛け!…その際
全力で尻尾を振ってその上機嫌ぶりをマサツグに見せて居ると、マサツグは
苦笑いをしながらシロに落ち着くよう声を掛ける。この時シロの尻尾はその興奮を
抑えられない様子で、マサツグが押し出さなくとも風圧だけで前に進みそうに
なっており!…そんな様子にミスティーも困惑した様子でマサツグを呼び出すと、
一体何をしようとして居るのかを聞こうとする。そんなミスティーにマサツグも
振り返って返事をすると、ミスティーに実演するようシロの後ろに座って見せ…
「ん?…あぁ、まぁ簡単に説明すると…」
__ザッ!……ッ!…
「…こう言う事だ!…行くぞシロ!」
「ッ!!…はいです!!!」
徐にマサツグは先に座って居たシロを抱える様にして麻袋の上に座って見せると、
そのマサツグの様子を見たミスティーは戸惑った反応を見せ…マサツグは続けて
説明するより見せた方が早いと、今からやる事を見る様にミスティーへ声を
掛けると、シロにも準備は出来ているかの確認を取り出す!…するとシロは後ろに
振り返るなり目をキラキラとさせると、満面の笑みでマサツグに返事をし!…
マサツグもそれを見て頷き!…意気揚々と構えているシロを抱えたまま前へと
進むと、その麻袋に座ったまま斜面を滑り始める!…
__ズリ!…ズリ!……ズシャアアアアアァァァァ!!…
「ッ!?…マ、マサツグ様!?…」
「きゃあああああぁぁぁぁぁぁ♪」
__ズシャアアアァァァァ!!………
突如マサツグ達が斜面を滑り出した事でミスティーは戸惑いの声を挙げると、
慌ててその姿を消して行った斜面へと駆け出し!…そこで斜面を滑走している
マサツグ達を見つけ!…同時にシロが大喜びしている声も聞くと、ミスティーは
更に戸惑った表情を浮かべていた。この時シロはマサツグに抱えられている事で
両手を放すと、まるでジェットコースターにでも乗って居る様に両手を上げ!…
歓喜の声を挙げては全身に風を感じ!…約一分有るか無いかの坂を無事下り
切って見せると、元気に立ち上ってはマサツグにもう一度と懇願する!…
__スック!…クルッ!!
「ご主人様!!…もっかい!!…もっかい!!!」
「はいはい……まぁ、ここならあのとんでもねぇ突風は吹かねぇし?…
幾らでも付き合って上げますよ…」
「ッ!!…ッ~~~~!!!!…きゃっほ~~~~い♪」
立ち上ってマサツグの方へ振り向くなり目をキラキラとさせると、またもや
尻尾を全力で振ってはマサツグの手を握り!…無邪気な子供の様に跳ねながら
もっかい!!とせがみ!…マサツグもその様子にまた苦笑いをすると、立ち
上っては麻袋を回収をする。その際あのホルンズヒルの事を思い出すよう…
ここは安全と言った様子で言葉を口にすると、諦めの付いた日曜のパパの様な
返事をし…シロはそのマサツグの言葉に歓喜し!…更に跳ねる様にマサツグの
周りをグルグルと回り出すと、それに合わせてマサツグも引き摺られる!…
そんな光景を丘の上から見ているミスティーは困惑した様子で視線を送って
居るのだが、その一方でマサツグとシロは丘を登り出し!…またミスティーの
居る場所まで戻って来ると、先程と一緒で麻袋を敷き出す。
__バサァ!!…パサッ…スッ……わくわく!…わくわく!…
「…豪ぇ勢いで目を輝かせてら……ッ!…これで分かったろ?…
ただ斜面を滑走するだけ?…それが楽しいらしくて今こうしてせがんでる。」
「き、危険では無いのでしょうか?…それこそバランスを崩せば!…」
シロはマサツグから麻袋を受けるとすかさず斜面のギリギリに敷き!…
そして座るなり今か今かと言った様子でキラキラとした視線をマサツグに
向ける!…その際表情からも心からもシロの本心が駄々洩れで、その様子に
マサツグが思わず戸惑いの言葉を漏らして居ると、ミスティーが心配した
表情で寄って来る。そしてそれに気が付いた様子でマサツグがミスティーに
話し掛けると、苦笑いをしてはこう言う遊びと説明し…ミスティーはミスティーで
思う所が有ったのか、マサツグやシロを心配した様子で危険なのでは?と
話し出すと、マサツグもその言葉に返事をする。
「んん~…まぁ確かにバランスを崩せば…
そのまま転がり落ちて怪我をするかもしれないが…
ただ座って滑るだけだから然程は…
それこそ、妙にふざけて滑ろうとしない限りは…な?…」
「は、はぁ…なるほど……」
マサツグは素直にミスティーの疑問を聞き入れると、確かにミスティーの
言い分にも一理あると言った様子で返事をし!…そのマサツグの言葉に
ミスティーはビクッと反応し!…だがマサツグがそれは滅多に起きないと
言った言葉で説明をすると、その理由についても話し出す。この時マサツグが
言った言葉と言うのは、ワザと自分からバランスを崩す様な滑り方を
しなければと言う事で…そのマサツグの言葉を聞いてミスティーは戸惑い
ながらも納得し…しかしやはり何処か不安げな表情を見せて居ると、
シロはマサツグを急かす様に呼び掛ける。
「……ご主人様ぁ~?」
「ッ!…はいはい!……ッ!…そうだミスティーも滑ってみるか?」
「え!?…で、でも!…」
「だいじょ~ぶだって!…さっき言った通りただ座ってるだけで良い!…
それ以外特別な事は何も無い…それにこの丘だったら転がった所で
擦り傷程度…って、皇女様捕まえてこんな事言うのもアレか…」
早く滑りたくて仕方が無いのか…シロに急かされるよう呼ばれると、マサツグは
呆れた様子で返事をし…その際ハッと思い付いた様に突如ミスティーも誘うと、
そのマサツグからの誘いにミスティーが戸惑う!…この時やはり若干怯えた
様子で戸惑って見せると、マサツグの誘いを断ろうとするのだが…マサツグは
大丈夫と言うと、先程の説明も交えて滑り方を説明し…例え転んだとしても
軽傷で済むとミスティーに笑って話すのだが、ここでハッと思い出した様子で
相手が皇女である事を自覚する。そして次にしまった!…と言った表情で
マサツグが反省すると、ミスティーはそのマサツグの表情を見るなり覚悟し!…
徐に決意を固め出し!…マサツグの誘いに乗るよう返事をすると、シロの後ろに
座り出す。
「ッ!……ッ!!…い、いえ!…
折角の機会なので私も!…」
「ッ!?…え?…で、でも!…
って、そんな無理しなくても!!」
「いえ!…私も実はこう言うのに憧れてて!…
一度で良いからやって見たいと!…」
「ッ!…今度はミスティーおねえちゃんも一緒ですか!?」
まるで折角誘われたのだからと言った様子でミスティーがシロの元へと
歩いて行くと、マサツグはその突然のミスティーの心変わりに驚き!…
そして次には自分が勧めたから!?…悟ると、慌てて無理をしないよう
ミスティーに声を掛けるのだが…ミスティーはマサツグの言葉に対して
大丈夫と返事をすると、スッとシロの後ろに座って見せる。するとシロも
気が付いた様子で振り返ってはミスティーに声を掛け出し!…マサツグが
見守る中シロとミスティーがその斜面に向かって進み出すと、二人は
揃って斜面を滑走する。
__ズリ!…ズリ!……ズシャアアアアアァァァァ!!…
「きゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!…」
「きゃあああああぁぁぁぁぁぁ♪」
__ズシャアアアァァァァ!!………パタッ……ッ!?…
二人が勢い良く斜面を滑って行くと、マサツグはその様子を確認する為に
姿を消して行った斜面へと移動し!…そこで片や絶叫!…もう片やは歓喜の
声を挙げて居る!…そんな二人の姿を見つけると、若干ハラハラとしながらも
様子を見守って居た。幸い何事も無くそのまま滑り切って見せると、シロは
キャッキャと喜び!…だが案の定ミスティーは到着するなり倒れてしまい!…
その様子にシロとマサツグが気が付き慌て出すと、急いで救護に当たる
のであった!…
「ッ!?…ちょ!?…」
「……ッ!?…ミ、ミスティーお姉ちゃん!?…」
「……よ、予想外にスピードが出るのですね?…
わ、私には少々刺激が!…」
別に怪我をしたとかではなく単純に恐怖を感じて倒れたと言うと、暫くの間
ミスティーは腰が抜けた様に立てなくなり!…そんなミスティーの様子を
見つつ…マサツグとシロが何度の斜面を滑って居ると、シロは遊び疲れた
様子で眠ってしまい…マサツグもそれを見てシロをおんぶ、ミスティーを
お姫様抱っこで回収すると、ハーフリングスへと戻って行くのであった。
「マ、マサツグ様!!…この姿は少々!!…」
「仕方が無いだろ?…シロはおんぶしてるし…
ミスティーをあんな所に置いて行く訳にも行かない!…
恥ずかしいかも知れないが我慢してくれ?」
「い、いえ!…その…ッ~~~~…」
ハーフリングスへ戻る際ミスティーを文字通りお姫様抱っこして居る事で、
周りから視線を集める事になると、ミスティーは恥ずかしそうに頬を染め!…
同時に恥ずかしいと言った言葉を口にすると、マサツグは我慢する様に
声を掛ける。その際何か気になる事が有る様子で、ミスティーは戸惑う
のだが…鈍感なマサツグには分からず!…そのまま王宮まで送り届けると、
シロをおんぶしたまま宿屋へと戻るのであった。因みにシロは寝て居る為
そのままだと落ちてしまうので…そうならないようマサツグはおんぶ紐を
取り出すと、自身の体とシロを括り付け…宿屋に戻るとおんぶ紐を解き
自身の横にシロを寝かせると、自身もベッドへ横になって眠りに就く…
さて日記の内容を見る限り寝て居てもマサツグにおんぶをされて居たと
言う感覚は有る様で…後日これを読んだマサツグはと言うと、思わず驚いて
別の事に夢中になっているシロへ視線を向けるのであった。
さて今回はここまで!…色々とシロの書いている日記からお話を抜粋して
紹介をして見たのだが、もしかすると更に続編が出るかもしれない!…そんな
淡い期待を抱きつつ!…この話は終わりを迎えようと思う!……因みにこの
意味深な書き方をして居る事で話の内容は誰が書いて居るのか?…と言った
疑問を持つかもしれないが、野暮な事は聞かないと言う事で…もし続いた時は
その時はその時で!…また楽しんでくれたらと心から願うばかりである!…
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ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。
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神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
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魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
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過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
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