どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第ニ章-サマーオーシャン連合国-獣人の国編-

-第二章四十一節 水の衣と致命の一撃と文字通り逆鱗!-

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ドラゴンが間欠泉で転んだ事によりまた違う地響きが起き!…炎と水の柱が

並ぶ様にして立ち昇ると、互いに反応し合う様に音を立てて蒸気となっては

霧散する!…そんな奇妙な光景を目にしつつ…マサツグは偶然で自分の命が

助かった事に思わず戸惑いを覚えて居たのだが、ふとある事に気が付く!…

それはドラゴンが火を吹き!…辺り一帯を燃やしまくって居た事から分かった

事であった。


「……ッ!?…あれ?…ダメージを受けてない?…

……何で?…てかこれは?…」


__プルプルッ!…


「……ッ!…まさか!…」


ドラゴンが火を吹いた場所は今でも火が燻ぶっており、迂闊に近付けば

火傷スリップダメージを受ける様になっている!…それゆえマサツグもドラゴンに

攻撃を仕掛ける際、最小限のダメージで押さえるべく必死に隙を伺って

居たのだが…妙な事に今寝そべって居る状態にも関わらずその火傷スリップダメージ

受けていない…転けて藻掻いているドラゴンを余所にゆっくり立ち上がり、

ダメージを受けて居ない事に疑問を感じて居ると、更にある事に気が付く。

それは自身の体がまるで水に包まれている様な何とも不可思議な状態で

ある事!…まるで昔話に出て来る織物みたく…ドラ〇エで言う所の水の

羽衣を身に纏っている様な見た目をしており、感覚的には風神演武の様な…

不思議と自身の体が軽く感じられては火全般に対して全くダメージを

受けている様子を見せないでいた。ふと近くに有った小さな火種に対して

徐に腕を伸ばしては押さ付ける様に手を押し当て、熱さを感じず鎮火

出来た事に驚いては自分が今如何なっているのかに疑問を持つ!…


__スッ…ジュウゥゥ!……


「ッ!…やっぱり熱くない!…え?…何これ!?…ステージギミック?…

いやそんな訳ないか…」


__フォンフォンフォンフォン!!…カラン!!カランカラン!!…


「ッ!!…刀!!…」


改めて熱さを感じない事にマサツグは戸惑っては自身の体を見回すが、

やはり自身の体はただ水の衣に包まれており!…湿りっ毛を感じる事無く

ただひんやりと涼しい…そんな感覚に何かの仕掛けが働いたのか?と

ただドラゴンを転かす勢いで今だ噴出している間欠泉を見詰めて居ると、

突如としてマサツグの目の前に夏海刀が落下して来る!…先程手放した際

如何やら刀はあの間欠泉に巻き上げられたのか?…上から降って来た事に

マサツグがただ驚いた反応をしながら拾い上げると、妙な感覚を覚える!…


__カチャン!…ッ!…


「…あれ?…この感じ?…」


__チャキッ!…グッ!…スラァ!…


マサツグが夏海刀の鞘を握った瞬間何やらライモンドと対峙して居た

時の様な…とにかくその感覚に覚えが有ると言った様子で右手に柄を

握り出し!…刀を抜こうと水平に構えて力を入れ出すと!…

先程までの出来事が嘘の様に刀は簡単に抜刀される!…そして目の前に

見事な刀身が現れると夏海刀の刀身は棟が紺碧で刃は水色と…やはり

一見シンプルに見えるのだが刀身に光を当てると魚の紋様が映し出され、

その紋様は刀身の中をまるで泳いでいる様に揺れ動いて見せる。


「ッ!?…抜けた!!……って、うわあぁ…

今度は魚?…泳いでる……綺麗だなぁ…てかこれ錆びねえのかな?…

…って!?…何て言ってる場合じゃ!…」


__ボシュウウゥゥゥゥ!!!…


「ッ!?…今度はこっち!?…豪い勢いで放水してるが!?…」


長さも春風刀同様刀身75cmの柄20cmの打刀(95cm)で、波紋は濤乱刃…

刀身はまるで水を纏っているが如く…常に水が滴り落ちて濡れている様に

輝き、鞘からは水が噴き出してまるであらゆる物を押し流す様に放水され

続ける!…高水圧洗浄機ケ〇ヒャーを連想してしまうのだがそんな事を

言っている場合ではないと!…ドラゴンが起き上がり始めるとまたもや

マサツグとの睨み合いに発展し、互いに身構え出す!…


__ゴゴゴゴゴ!!…ゴガアアアアァァァ!!!!…


「ッ!?…野郎!!…やっぱあんなんでくたばる訳ねぇよな?…」


__ゴガアアアアァァァ!!!!…


「…刀が抜けた以上!……もう如何戦うとか言い訳は出来ねぇな?…

さぁて?…こっから反撃戦だぁ!!!」


互いに間欠泉を挟む様にして睨み合い!…ドラゴンはまだ怒っている

様子でマサツグに吠えると、マサツグはドラゴンが起き上がった事に

文句を言っては正眼の構えを取り始める!…その際握って居た鞘は

一旦腰に佩いて、戦闘準備を万端に!…刀が抜けた事でマサツグは

やる気を漲らせ!…ゆっくり腰を下ろすと、相手の出方を伺う様に

ジッとドラゴンの動きに注意を向ける!…そんなマサツグの様子を

知ってか知らずかドラゴンはドラゴンで息を吸い込み出すと、マサツグは

それに反応するよう瞬時に動きを見せる!…


__シュゴオオオォォ!!!…ッ!!スッ……


「…ンなモンよう!!…」


__シュゴオォォ!!……ゴアアアアァァァァ!!!!…


「叩っ斬っちまえば御終ぇだろうがあああぁぁぁ!!!!」


ドラゴンが息を吸い込み始めたのを見てマサツグはブレスが来ると

察知すると、刀を上段に構え!…まるで今まで炙られた事に対して

怒りを燃やすよう文句の言葉を口にしつつ!…真っ直ぐ構えて

見せるとドラゴンも息を吸い込み終えたのか、マサツグに向かい

ファイアブレスを吐き出し始めると、それに合わせてマサツグも

叫びながら刀を振り下ろす!


__ゴアアアアァァァァ!!!…バシュン!!!…ゴゴゴゴ!!…


「ッ!?…オオオオオオオォォォォォ!!!!」


__バシュウウウゥゥゥゥ!!!!…


ドラゴンのブレスは間に間欠泉が有ろうが関係無いとばかりにマサツグに

向かって襲い掛かり!…マサツグはブレスなぞ関係無いとばかりに勢い

良く刀を振り下ろす!…するとマサツグの放った斬撃はドラゴンとの間の

間欠泉を取り込む様にして水を吸収すると、更に攻撃範囲と威力が増し!…

真正面からドラゴンのブレスとぶつかる様にして間接的な鍔迫り合いを

し始めると、水と炎がぶつかっては猛烈な水蒸気をその場に作り上げる!…

マサツグはこうなる事を予測して刀を振り下ろしたのかと言うと、

そうでは無く!…ただいつもの様に刀でブレスを切ろうと蛮行した結果、

偶然出来た産物であり…マサツグも目の前の光景に若干驚いた反応を

見せるも、今は目の前のブレスに集中するよう叫んでは押し斬る!


__バシュウウゥゥ!!!…ズバン!!…ッ!?…


「ッ!…チッ!!…浅かったか!…

結構良い感じに入ったと思ったんだがな…」


その場がまるでサウナの様に蒸気で包まれる中!…マサツグは見事に

ドラゴンのブレスに押し勝って見せると、ドラゴンの口を斬ってしまう!…

しかしながら間接的な鍔迫り合いが効いたのかそのマサツグの斬撃の

威力は落ちてしまい…ドラゴンの口を斬ったと言ってもその傷は縦に

数cm…かなり浅い物に終わってしまう!…それでもドラゴンを驚かせる

には十分だったのかドラゴンは自身の口が斬られた事に驚き仰け反っては

怯んで見せ、マサツグも押し斬った事に実感を覚えつつ!…ただ傷が

浅い事にショックを受けた様子を見せて居ると、ドラゴンは更に激昂する

ようマサツグに向かい尻尾を振り回す!


__ゴガアアアアァァァ!!!!…ブォン!!…


「ッ!?…マジか!!…」


__バッ!!…ブォン!!!…


「ッ!?…あっぶねぇ!!…あと少しでも遅れてたら!!…」


刀を振り下ろした状態で固まって居るマサツグに対して不意を突く様に!…

直ぐに怯みから復帰するとドラゴンは尻尾を振り回すのだが、マサツグは

それに気が付くと慌てた様子ながらもジャンプしてその尻尾を回避し!…

自身の足元を猛烈な勢いで駆け抜けて行った尻尾に目をやっては戸惑いを露に

する!…その際アレに当たったらと考え出すとマサツグは顔色を青褪めさせ、

若干バランスを崩しつつ地面に着地すると、すぐさまドラゴンの次の攻撃が

飛び出し!…マサツグは逃げる様にバックステップで回避し始める!…


__ゴガアアアアァァァ!!!!…ブォン!!…ブォン!!…ガチンッ!!…


「ヨッ!!…ホッ!!…スポポイ!!…

…さっきまで使って来なかった腕まで近い始めたな!?…

まるでボクシングだ!!…噛み付きも飛んで来るし!…

レフェリーが居ないからってやりたい放題だな!?…」


{…とは言ったものの不味いぞ!?…

何処を攻撃しても浅いダメージしか入らない!…

同じ所にダメージを重ねるか!?…いやその前にTPが尽きる!…

…ここで一発逆転の何か有効打を考えないと!!…

…ッ!?…そう言えば!…}


ドラゴンは怒り心頭吠えながら逃げるマサツグを追い駆け!…右左とフックを

繰り出す様に腕を振り回し出すと、その爪で引き裂こうと考えているのか

交互に繰り出しマサツグを追い詰める!更に間を挟むよう噛み付き攻撃まで

入れ始めると中々に反撃の機会が出て来ず!…更に先程からこちらの攻撃は

あの硬い鱗で守られて居ては真面にダメージを入れられないと!…とにかく

現状不味い事には変わりないと皮肉を口にしながらドラゴンを倒す方法を

考えて居ると、ふとある言葉を思い出す!…


{もし本当に挑むのならこれだけは覚えておけぇぇぇ!!!…

竜にはそれぞれ逆鱗と言う物が有る!!…

しかしてその正体は竜を一撃で仕留める事が出来る!!…

唯一の弱点でも有る!!…倒せなくともそこを狙えば!!

逃げる事位は出来るじゃろう!!!…

生きた帰って来るんじゃぞぉぉぉぉ!!!…

じゃぞぉぉ!!…じゃぞぉぉ!…じゃぞぉぉ……}


{……竜に逆鱗が有るのは知ってるけど!…

あの時じっちゃんは確かにこう言った!…

それぞれ竜にはって!…

それは例外が無いって事だよな!?…じゃあまだ!…}


__ゴガアアアアァァァ!!!!…ブォン!!……スッ…


「まだ俺の勝ち筋は消えてねぇって事だよなあぁ!!!!」


マサツグが思い出した事とはドレッグの言葉!…それはホルンズヒルでの

あの出来事…マサツグが最深部の鉱石を掘りに行くと言って強行した際!…

慌てて追い駆ける様にドレッグがマサツグに言った言葉であって、ドレッグ

自身ちゃんとマサツグに言葉が届いたか如何か不安を感じて居た内容だった

のだが…実はちゃんとマサツグの耳に届いていたのであった。ドラゴンの

猛攻を掻い潜りながらも逆鱗が有ると言う事を思い出し!…まだチャンスは有ると

言った様子でドラゴンの動きに集中し出すと、同時に逆鱗を探す事にも

必死になる!…この時!…マサツグはあまりの集中具合にゾーンに入っており、

刹那が無くともドラゴンの動きを見切れる位にまで真剣に!…集中していた!…


__ゴガアアアアァァァ!!!!…ブォン!!…ブォン!!…


「チッ!!…このブンブン丸め!!…ちったぁ落ち着けっての!!…

ともかく何処かにある筈!…

急所って言われてる位だから目立つとは思うが!…」


円を描く様にドラゴンの猛攻を避けながら後退すると、マサツグは

ドラゴンの体にある鱗一枚一枚を目を凝らしながら確認して行く!…

その度何度もドラゴンの爪がマサツグの頭や体に接触しそうになり!…

髪や水の衣はその爪に引っ掛かったりしては切れたり散ったりする!…

それでも何とか紙一重に回避し切ってはただ必死に耐えるよう目を

凝らし続け!…ドラゴンがバテる方が先か?…それともマサツグの

TPが無くなる方が先か?…チキンレースの様にTPが消費されて行っては、

マサツグは苦労の末やっと逆鱗を見つける!…


{…逆鱗!…逆鱗!!…逆鱗!!!……ッ!?…有った!!!…

…でもあの場所かあぁぁ!!…}


__ゴガアアアアァァァ!!!!…


「…ッ!?…でもやるしか無いよな!!…

ここまで来たらやるっきゃないだろ!!…ダッシュ斬り!!…」


__ッ!…スゥ!…ゴアアアアァァァァ!!!


見つけるには見つけたのだがその逆鱗の有った場所と言うのがまさかの

ドラゴンの喉仏付近!…正真正銘その名の通り逆さに鱗が数枚生えており、

それを見てマサツグは場所が悪いと言った様子で若干慌てるのだが、

このままだとジリ貧と言って覚悟を決めると動き出す!…逃げの一手から

一転攻勢!…ドラゴンとの間合いを詰めるようダッシュ斬りを敢行する

のだが、ドラゴンもマサツグの動きに反応してブレスを吐き出し!…

マサツグもそれに慌てるようダッシュ斬りを中断すると、森の中に逃げる

よう横にドッジロールをする!…


「ッ!?…ちょまあああぁぁぁ!!!…」


__バッ!!…ゴアアアアァァァ!!!……ガサガサッ!…


「ぜぇ!…ぜぇ!…心臓に悪!?…一瞬死んだかと思った!!…

あぁ~!!…反応出来て良かったぁ~!…ちょっと焦り過ぎたか!?…

……はあぁ~…とは言え…狙いは何とか絞れた!!…

後は如何やって攻撃するかだが…」


転がり込む様に藪の中に入ると慌てて態勢を整え!…すかさず樹の陰に

身を隠すと自身の胸に手を当てては心音を落ち着かせようとする!…

その際自身の息も落ち着かせようとして先程の場面は失敗したと反省し、

それでも狙いは付けれたと!…後は狙うだけと再度意気込みドラゴンの

様子を樹の陰から見ようとすると、そこにはマサツグを逃がした事で

怒り狂っているのか、ドラゴンが手当たり次第に暴れていた!…


__ゴガアアアアァァァ!!!!…ドゴオォォン!!…ドガアアァァン!!!…


「…あんだけ派手に暴れられたら攻撃のしようが無いな……

もう少し…様子を……ッ!…」


ドラゴンはまるで理性が無くなった様に暴れており!…マサツグは

その様子を樹の陰から隙を伺うよう見詰めて居ると、ふとある事に

目が行く…それは先程まで噴き上げていた間欠泉が徐々に勢いを

失って行く様子で、その水の噴き出す高さは徐々に低くなって行き…

最終的にただ水が染み出る地面に戻ってしまうと、辺りは雨でも

降ったかの様にビシャビシャになった光景が映し出される。そして

今まで水を噴出していてくれたお陰か間欠泉は森林火災をその場

限りで収め、焼け焦げた木々が鎮火されるとその木々からは煙が

立ち昇り始める!…


__シュコオオォォ……チョロチョロチョロチョロ…


「間欠泉も収まったみたいだな……ッ!…火が消えてる?…

これなら動き易く!……でも肝心のドラゴンがアレだし…

オマケにさっきから転がってる炭が踏み荒らされて

更に酷い事になってるし!…これで火を吹かれたら最悪!……

ッ!…いや待て?…そうか!…」


火が消えた事によって火傷スリップダメージも無くなって動き易くなるのだが、

やはりドラゴンが暴れており!…周りに有る物を薙ぎ倒し、燃えて

炭になった木々はドラゴンに踏み荒らされる事によって細かい埃となり!…

空気中を舞い始めると視界不良の黒い煙を巻き上げ出す!…ある意味

これに紛れて奇襲を掛けるのも手なのだが…もしブレスを吐かれた場合、

最悪大爆発!…そんな不吉な事を考え、飛び出す飛び出さないで

マサツグが悩んで居ると、何を思ったのか直ぐにハッ!と思い付いた

表情を見せてはマサツグが飛び出す!


__バッ!!…


「こっちを見ろおぉぉぉ!!!!」


__ッ!?…ゴアアアァァァァ!!!…ブォン!!…


マサツグが叫びながらそのドラゴンが居るであろう方向に向かい駆け出すと

息を止め!…ドラゴンもその叫ぶ声に反応して声の聞こえた方を振り返って

見せると、そこには黒い煙に包まれながらも何やら影が?…それに反応して

煙を引き裂くよう吠えながら爪を立てようとするのだが…いざ煙を払うよう

爪を立てた瞬間!…ドラゴンは自身の爪から腕に掛けて痺れた様な感覚を

覚える!…そう!…それは間違い無くマサツグでは無い何かで有り!…

ドラゴンも気が付いた様な反応を見せるのだが次の瞬間には目の前で大爆発が

起きる!…


__カッ!!…ヴワチィィ!?…ボッ!…ドゴオオオォォォォ!!!!!


「ッ~~!!…掛かったな阿呆がぁ!!!」


__ッ!?…ッ!?!?…


目の前で起きた爆発は俗に言う粉塵爆発!…それも炭素が宙に舞っている

状態で爆発したので威力は増し増し!…さすがのドラゴンも手酷くやられた

様子で大きく仰け反り倒れそうになって居ると、その爆破後の煙の中から

マサツグが飛び出して来る!…まるでドラゴンの居場所を把握しているよう

正確に!…真っ直ぐ剣を構えてはドラゴンに向かい駆け出し!…まだ怯んで

いるドラゴンの足元まで一気に駆け抜けると、大きく踏み込んでは逆鱗に

向かいジャンプし、勢い良く突きを繰り出す!


__ダンッ!!…スチャッ!!…


「何処かの騎士団長……もとい、姫様の見よう見真似剣術!!…」


__ボウッ!!!…ザシュウゥゥ!!!!…ッ!?!?!?…


「エルレイドフルーレエェェェ!!!!…」


フラフラとしているドラゴンを相手にマサツグは容赦ない追撃を!…

ドラゴンの喉元…逆鱗に向かいリーナの突き技を真似した突きを

繰り出すと、その逆鱗を貫いて見せる!この時マサツグは刀でその技を

やって見せたのだが、傍から見るともはや皆大好きはじめさんの牙○にしか

見えず…逆鱗は意外と柔らかいのかサクッと夏海刀の刃を通すと、

その突いた喉元からは出血が見られ!…その様子にマサツグも

完全に入った!…と確かな手応えを感じて居ると、ドラゴンは刺された

ショックからか時が止まった様にピタッと動きを止める!…


__………。


「おらよ!!!」


__ダンッ!!…ズブッ!…ブシャアアアァァァ!!!…


「…ッ!!…うわあぁ……生温か!…これはこれで嫌だな…」


マサツグがドラゴンの喉元から刀を抜く際!…掛け声付きでドラゴンを

足蹴にしながら刀を抜いて見せるのだが、その際刀を抜いた傷口から

一気に血が溢れ出し!…それをマサツグが諸に被ると、全身がトマト

ケチャップ塗れになる!…頭の天辺から足元までズクズク…だが気にしては

いられない様子で動きの止まったドラゴンから直ぐに距離を置き…その後の

様子を見て居ると、ドラゴンは時が動き出した様に突如としてのた打ち回り

始める!


__ゴガアアアアァァァァァ!!!!!……


「…お前が爪で掻いたのは雷撃刃!!……

辺りには可燃性の炭素が浮遊してんだ!…火花が散ればそれで大爆発!!…

さすがのお前も耐えられなかったようだな!?……俺もヤバかったけど…」


__ガアアアァァァァァ!!!!……ズンッ!!…ズズウゥゥン!!!……


「……ふぅ!…全身は豪い事になってるけど…これで一件落着かな?…

さすがのドラゴン様も……」


ドラゴンは猛烈な勢いで喉を抑える様にして藻掻き苦しみ!…

辺りの物を巻き込むよう爪を立てては深々と傷跡を残す!…

そんなドラゴンの様子にマサツグは解説するようあの煙の中で

爪を立てた物は雷撃刃と話すと、その後の事を淡々と説明し!…

理解出来ているのかどうか分からないものの、策が上手く行った

事を喜んではしてやったり!…と言った表情を見せると、苦しむ

ドラゴンを見下ろす!…因みにマサツグはフェイントの雷撃刃を

放った後、直ぐに樹の陰へと移動しては隠れしゃがんで居た

のだが…放った直後良く爆発しなかったものだな!と当本人も

驚いた様子で、案の定賭けに勝った事に対し一人安堵してはホッと

胸を撫で降ろして居た…そして倒れるドラゴンを見下ろしては

居るもののやはり見ていて気持ちの良い物では無く、ただ仕方が

無いと言った様子で…息絶えるのを待ってはと!…

完全に安堵した様子で呟いてはドラゴンに対して背を向け…

一休みしようと樹の陰に向かい歩き出して居ると、ふとある疑問を

覚える!…


{……ん?…俺今なんつった?…

確か…さすがの…ドラゴンもこれで

…」…「「…」」}


__ッ!?!?…ゴガガガガ!!!…


「ッ!?!?…う、嘘やん!?…」


…マサツグは突如として自分の言った言葉に対して疑問を持ち出すと、

頭の中でその言葉を再生し始める!…そのある部分…何度も確認するよう!…

その部分だけを何度も頭の中で再生させ!…その度に段々と表情を青褪めさせ

出すと、一緒に嫌な予感も感じ始める!…そして自分で言った魔法の言葉フラグ

対して恐怖心を感じ始めて居ると、その嫌な予感は的中し!…マサツグの

背後で唸る様な声が聞こえ始めると、マサツグは更に顔を真っ青にさせる!…

そして慌てた様子でマサツグが振り返るとそこには目から血の涙を流しては

恨めしそうにマサツグを見詰めるドラゴンの姿が有り!…マサツグはまだ

息の有るドラゴンの様子を見ては酷く驚き!…戸惑いを露わにして居ると

ドラゴンは腹這いでマサツグに襲い掛かる!


__ガアアアアァァァァァ!!!!…


「どわああぁぁぁぁ!!!…」


__バキバキバキバキ!!!…


「え?…えぇ!?…!?…」


勢い良く真っ直ぐに!…ドラゴンはマサツグへ向かって突進し、辺りの物を

薙ぎ払いながら突っ込んで来ると、マサツグは慌てて横っ飛び回避をしては

その突進を回避する!…その際避けられたドラゴンはそのまま更に木々を

薙ぎ倒してはマサツグから数m離れた所で止まり…その場でゆっくり立ち

上がり始めると、血の涙を流しながらマサツグの居る方へと振り返る!…

この時!…ドラゴンの表情からは何処と無く怨嗟めいた物が見て取れ!…

マサツグもそれを見ては慌てた様子で立ち上り!…本当に魔法の言葉フラグ

効いたと言った焦った表情で刀を構え出すと、今度はドラゴンのブレスが

飛んで来る!…


__スゥ!!…ゴアアアアアァァァァァ!!!!…


「MA・JI・KA・YO!!…ッ!?…」


__バアアアァァァァ!!!!……メキメキメキメキ!!…


「ッ!?…わっ!…わっ!!…わっ!!!…」


ドラゴンは軽く息を吸ってはマサツグに向かいブレスを吐き出す!…

その際ドラゴンは喉をやられて居るので弱体化して居るとマサツグは

考えて居たのだが、全然弱体化して居らず!…寧ろ威力や範囲が

上がった様子で炎の波が押し寄せて来ると、マサツグはその光景を

目の前にしては更に慌て出す!…幸い近くに樹が有ったのでまた

懲りずに樹の陰へ隠れようとするのだが、やはり先程より威力が

上がっているせいか一気に辺り一面は火の海となり!…マサツグの

隠れていた樹も燃やされてはマサツグを下敷きにするよう倒れ!…

そのまま押し潰されては物理ダメージと炎ダメージ!…更に火傷の

スリップダメージとトリプルコンボを受ける羽目になる!…


__ドシャアアァァァン!!!…ゴオオオォォォ!!…


「ッ~~~~!!!…だああちゃちゃちゃちゃちゃ!!!…

はぁ!…はぁ!……あぁ~!…死ぬかと思った!!…

…で?…まぁたこの惨状に逆戻りか…」


__ゴオオオォォォ!!…ガアアアアアァァァァァァ!!!!…


「…ッ!!…アッチぃな!…幾らこの妙な水の衣が有るとは言え…

今のこの状態だとダメージを受けるのね?…なるほど?……

…じゃあ?…第三ラウンドと行きますか!?…」


マサツグは倒木の下敷きになるも何とか自力で這い出し、熱がって見せては

生きて居る事に感激しながら自分の残りHPを確認し始める!…そして手早く

確認を終えると辺り一面の火の海の光景を目にし、戸惑いの表情を見せては

この惨状を作り出した張本人と向かい合い始める!…向こうはまだマサツグが

生きて居る事に気付いて居たのか、揺らめく炎の海の向こうでジッとマサツグを

見詰め!…マサツグもその視線に気付き、睨み返す様にドラゴンの事をジッと

見詰め出して居ると、水の衣を纏って居るにも関わらずスリップダメージを

負い始める!…徐々にその効力も薄れて来たのかとマサツグは心配するが、

そんな心配をする時間は無いと!…ドラゴンはマサツグに向かって吠えては

歩き出し、マサツグもそれに対して迎え撃つ様に刀を構えると、ただ互いに

睨み合い続ける!…


__…ズシィン!!…ズシィン!!……ボタボタボタボタ!!!…


「…やっぱあの一撃は相当な深手だったみたいだな?……とは言え…

…こっちもこれだけ火に囲まれてたら時間経過でミディアム…

いや?…ウェルダンかな?…とにかく焼け死んじまう!!…

時間との勝負だな!!…」


ドラゴンの首からは依然として酷い出血が見られ、一歩歩く度に首の

風穴から血が噴き出す!…それを見てまだ幸いと!…マサツグは希望を

持った様子でドラゴンのその動きを注視し、自分の方も時間を掛けて

戦って居たら焼け死ぬと自覚すると、ただ周りの熱さに耐えるよう

刀を構え続ける!…そうして血を目と喉からダラダラと流しながら歩く

ドラゴンと暑さに耐えるマサツグが向かい合い!…後半戦の火蓋が斬られ

ようとしているのだが!…この時マサツグはある事に気付かずただ刀を

構え続けていた!…そのある事と言うのは自分が持っている刀は鞘から水を

吹き出す事が出来ると言う事で、上手く使えば辺り一面の火の海を消火

出来る…そんな特性を忘れる程に目の前の敵に集中するのであった!…


…因みにこの頃シロは……


「ふんふんふ~ん♪…

ご主人様まだかな?…早く帰って来ないかな?…」


ミスティーから今日帰って来ると聞かされてはただ黙々と宮殿でお留守番を

しており…ミスティーの部屋で一人!…出所祝いのパーティの準備しては

外の慌ただしさに全く気付かず!…ただ健気にマサツグや皆の帰りを楽しみに

シロは待って居るのであった。

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感想 63

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ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
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2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

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