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7.愛撫

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ベッドに仰向けになり、下半身を香澄に委ねていた拓海は、堪えきれずにうめき声を上げた。
「うぅぅ、くはっ、香澄の口の中、き、気持ち良すぎで、僕、僕ぅ……で、で、出っ……」
その声に敏感に反応した香澄は口から肉茎を吐き出し、その下の柔らかい袋を手のひらでふわりと撫でる。
「ダメ、もっと我慢できるはずだよ。それじゃ、初エッチも早く終わっちゃうからもう少し頑張って」
「ふぅ、ちょっと一息つかせて……」
拓海はベッドに手をついて少しだけ上半身を起こし、自分の下半身に目を向けた。
大きく開いた太ももに間に華奢な体を潜り込ませ、亀のように縮こまっている香澄。彼女の目の前には卑猥な形の棒があり、ピクピクと不随意ふずいいに震えるそれを嬉々とした表情で眺めている。
膝を曲げて上半身を倒しているため、彼が一番見たかった部分は隠れていたが、肩甲骨の浮いた滑らかな背中と、丸い果実のようなお尻があらわになっていた。背中から腰にかけての流麗りゅうれいな曲線。拓海は女体の魅力を凝縮したような光景に、ゴクリと唾を飲み込んだ。
その食い入るような視線に気づき、香澄が半身を起こす。鎖骨から急カーブを描く上向きの美乳がふるふると揺れ、拓海は今度はそこに熱い視線を注いだ。
「どうしたの?」
「うん、香澄の綺麗な裸に見とれてた……」
「やだ、いきなり真顔で恥ずかしいこと言わないでよ。そういえば今の拓海の目、すっごくやらしい。あたしの身体を目で撫で回してるって感じがするぅ」
香澄は照れ笑いを浮かべると、平らな腹部を手のひらでさすりながらポツリと呟いた。
「いいよ……あたしの身体、いっぱい触っても……」
「うん……今度は優しく触るから……」
ようやく名誉挽回の機会を与えられた拓海は、眼前の双乳に開いた手をゆっくりと伸ばした。
肌に手が触れると、香澄の吐息が漏れる。手のひらから伝わる温かい肌は、汗で少し湿ってしっとりしていた。
拓海はその滑らかな肌の感触に感嘆の吐息を漏らすと、白い肌に自分がつけた『痣』を癒やすかのようにスルスルと手のひらを滑らせていく。
小さな乳輪の中央にある乳首は尖っていた。拓海はそこを親指で強く押し込みたい衝動に駆られたが、敏感なところをいきなり触るのはなんとなく違うような気がした。
拓海は頬を上気させて目を閉じている香澄の顔を一瞥いちべつすると、乳房を撫で回す動きを早め、蕾の周りの桃色の円を指先でクルクルとなぞっていく。

それは彼の性格ゆえの慎重な触り方だったが、女性のツボを心得たような繊細な手つきでもあった。
拓海が乳房に穏やかな愛撫を続けるうちに、香澄の息も次第に荒くなり、不意に吐息混じりの声が上がる。
「んはぁ、はぁ……なんかさっきと違って、拓海の手つき、すっごくエッチだよぉ……そんなにふわふわ、ふわふわ触られてぇ、焦らされると……んあぁ、あたし、なんか変になっちゃうぅ……お願い、拓海の舌であたしのち、ちくびぃ、舐めてよ!」
切なげに眉根を寄せ、乳首への愛撫をおねだりする香澄に、拓海は歓喜かんきの笑みをこぼす。そして、舌を出して乳房に顔を近づけると、尖った乳首をレロリと一舐めし、唇を尖らせて先端にチュッと吸い付き、固く尖らせた舌先で乳首の先をグリッとつつく。
「ひいぁああああん……ふあっ、くぅぅぅん……ふぁぁ」
悲鳴のような嬌声きょうせいとともに平らな腹部がうねり、それが上半身へと伝わり、やがて全身をビクビクと小刻みに震わせる。まるで高圧電流を体に浴びたような香澄の反応に拓海は驚愕し、香澄の肩を揺さぶった。
「だ、大丈夫?」
「はぁ、はぁ……う、うん。なんか軽くイッちゃったかも……」
ウットリと目を細めながら、香澄は恥ずかしげにつぶやく。
軽く絶頂したことを告げられた拓海は、思わず彼女の下半身に視線を落とした。
女の子座りの足の付根の三角ゾーンにはささやかな草むらがなびいていて、拓海はそれだけでも胸が高鳴ったが、先ほど見せられた淫らな器官はベッドシーツにピタリと押し付けられていて、全く見えなかった。
欲情に駆り立てられた拓海が、太ももに手を伸ばそうとしたとき、先に香澄の細い指が彼の股間に伸びる。
「うふっ、拓海、ずっと勃起させてたんだぁ。こんなに硬くて熱い……苦しかったよね。やっぱ一回出しとこっ」
いたずらっぽい笑みを浮かべた香澄は、拓海の股を大きく割り開くと、犬が伏せをするような姿勢で勃起に飛び付き、我慢汁がしたたる先端にはむっとかぶりついた。
またたく間に肉茎が口内に飲み込まれる。チュクチュクと卑猥な音を立てながら、香澄は頭を激しく上下に振り、ときどき首をかしげて角度を変えてはまんべんなく肉茎をねぶっていく。
「ふぁっ、くぅ……ちっ、ちょっと香澄、さっきは我慢しろっていったのに……はうあぁ……」
拓海はペニスに絡みつく舌に翻弄ほんろうされ、射精が着実に近いことを察してたが、その視線は伏せの姿勢で突き上げられた香澄の臀部でんぶに固定されていた。
滑らかな曲線を描く少し大きめのお尻は上半身の動きに呼応してプルプルと揺れ、男を誘っているように見える。
拓海は下半身の快感を歯を食いしばって耐えながら、上体をギリギリまで倒し、必死に柔尻に向かって両手を伸ばした。
「んむっ、ぷはっ、ダ、ダメ、お尻ぃ、触っちゃぁ。やだっ、あぁん、その触り方、エッチ過ぎるよぉ……んん」
香澄は肉茎から口を離して抗議する。が、拓海は背中を折り曲げて腕をまっすぐに伸ばした窮屈な姿勢のままで、とりつかれたかのようにスベスベの尻肉を大胆に撫で回す。そして次第にその手は尻の峡谷へと滑っていった。
「あっ、ダメ、そんなとこ、ダメ……あぅんん……あむっ、んん、じゅるるぅ……」
容赦なくお尻を触ってくる拓海の説得を諦めた香澄は、早く射精させようと逆襲に転じた。
香澄は膨らんだ先端を強く吸引しながら肉茎を手で握り、激しく扱く。その熱烈な攻撃に拓海の肛門がキュッと締り、射精感が急激に押し寄せた。
「ふっく、んんっく。か、香澄、やりすぎ……もう、出るぅぅぅぅ」
膨れ上がった肉の竿が震え始め、全身を震わせるような快感の奔流ほんりゅうが駆け巡り、反射的に指先に力が込められる。
拓海の中指が臀部のすぼまりにズブリと押し込まれ、香澄の体内でくすぶっていた性感が一気に弾ける。
「ぶはぁ、んあぁぁぁぁ、おしりぃぃぃ、はいってるっぅぅううう、いやぁぁああああんん……ふぁぁあぁぁぁんんん」
口から肉棒を吐き出し、雷撃に打たれたように背中をのけぞらせ、天を仰ぎながら嬌声を上げる香澄。その拍子ひょうしに菊穴から指がスポンと抜ける。香澄と拓海は体勢を崩して背後に倒れ込み、同時に勃起の先端から熱い白濁がドバっと吹き出した。
束縛から逃れ、抑制を失った肉棒は跳ねるように熱い液体を四散させていく。そして二人はベッドの両端に仰向けに倒れたまま、しばらくの間、快感の余韻に浸っていた。
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