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雑賀家お家騒動
第248話:契約に際しまして
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「えっ、ゴロウと、契約??」
突然のゴロウの申し出に、重清は呟きながら六兵衛へと目を向ける。
六兵衛は、重清の視線を受け、ただ頷き返した。
そんな六兵衛の隣では美影と充希が、
「あ、姉上!ゴロウが話していますよ!?」
「ほ、本当ね!今まで一度も話さなかったのに!!」
と、2人で驚きの表情を浮かべていた。
「なっ、なりませんっ!!」
そんな中、またしても日立が叫んだ。
「ゴロウは、雑賀本家に代々受け継がれる具現獣!いくら重清君が雅殿の血を引いているとはいえ、それを認めるわけにはいきませんっ!!」
「父上」
そんな日立に、隠が立ちふさがった。
「父上のお気持ちは良くわかります!しかし、ゴロウ様のお気持ちも、考えてあげてくださいっ!!」
「か、隠・・・」
日立は、隠の言葉に声を失っていた。
それは、隠の言葉が心に響いたのももちろんある。
しかしそれ以上に日立の心には、ある想いが渦巻いていた。
(あの隠が、私に意見した!これは、世に言う反抗期!?なんと。隠はこうも成長したのか・・・)
と。
そう。日立はただ、隠の成長に感動していたのだ。
どうやらこの親子の今後は、何となく大丈夫な気がしてきたのである。
「隠よ。ありがとうな」
ゴロウは、隠へと優しさのこもった目を向けて言った。
「ゴ、ゴロウ。何故、雑賀本家を見捨てるのだ!?」
日立は、ゴロウへと詰め寄った。
「ふん。誰のせいじゃと思うておる」
ゴロウは、日立を睨みつけた。
「近年の貴様等雑賀本家は、見ていて腹立たしいほどに腐っておった。他者を見下し、あまつさえこの儂をも虐げておったではないか。その責任の一端は、確実に貴様にあるのだぞ、日立?」
そう言って向けられるゴロウの厳しい視線に、日立は言い返すことができず押し黙っていた。
「とはいえ、その年で自身の間違いに気付き、自分自身を見直そうとするなど、そう出来るものでもない。少しだけ、貴様を見直したわ」
ゴロウは、日立に笑いかけた。
「あ、ありがとう、ございます」
日立は、ただそう言ってゴロウへと頭を下げた。
「とはいえ。儂はな、もう貴様等雑賀本家と居るのには疲れたのじゃよ」
ゴロウはそう言って、重清へと目を向けた。
「それに引き換えコヤツは見ていて面白い。童の言う意味が、わかったわ」
ゴロウの言葉に、童ことプレッソが重清の頭の上で胸を張っていた。
「たった数日で美影の心を入れ替えさせ、コヤツの具現獣であるチーノは、日立すらも変えてしまった。こんな面白そうな者達は、なかなかおらんじゃろう」
そう、ゴロウは笑って言った。
「へっへっへぇ~。爺さん、オイラの言うとおりだったろう?」
「あぁ、そうじゃな」
プレッソの言葉に、ゴロウは頷いた。
「しかし、このまま契約しても面白くはないな」
ゴロウは、言いながら雅へと目を向けた。
「雅ちゃんや。儂の忍力を奪うことは、出来るかな?」
「まったく、ゴロ爺はあたしを何だと思ってるんだい。まぁ、出来るけど」
「いやできるのかよっ!!」
雅の言葉に、恒久が果敢につっこんだ。
そんな恒久の姿に、
(おぉ、まさか姉上にもつっこむとは。我が師は、中々の大物だな)
と、六兵衛が勝手に感動していた。
「だがその前に確認させてもらうよ。六兵衛、あんたは良いのかい?」
自身へとつっこんだ恒久を黙殺し、雅はそう言って六兵衛へと目を向ける。
「えぇ。ゴロウ自身がそう言っておりますからね。それに、相手が重清君であれば尚の事良い。いつか、本家の人間になるかもしれないですからね」
そう言って、六兵衛は笑った。
その隣では、美影が顔を赤くしてモジモジしながら重清へと目を向け、さらにその隣では充希が、穴が開かんばかりに重清を睨みつけていた。
ついでにその充希の隣では、隠が何となく合いの手を入れようとしてそのタイミングを見計らっていた。
どうやら隠君、少しはタイミングを見ることを覚えたようなのである。
そんなことはさておき。
六兵衛に笑いかけられた重清は、苦笑いを六兵衛へと返していた。
本人としては、実はまんざらでもなかったりはする。
美影は美しい。さらには重清に対して惚れており、唯一重清が受け付けなかった本家以外への目に余る見下しも、改めようとしている。
しかも、いざ付き合った場合、祖父公認である。
それでも重清は、素直には喜べないでいた。
その原因はもちろん、琴音である。
自身が琴音に対してどんな想いを抱いているかも分からないような状態で、重清は美影の想いを素直には受け止められなかったのだ。
だからこそ重清は、美影が自身から離れることに少しだけ安堵も感じていたりするのだが。
「ほれ。さっさと始めるぞ」
そんな重清の複雑な男心など知りもしないゴロウは、雅、六兵衛、そして最後に重清へと目を向けて言った。
「わかったよ。重清、六兵衛、準備はいいね?」
突然のゴロウの申し出に、重清は呟きながら六兵衛へと目を向ける。
六兵衛は、重清の視線を受け、ただ頷き返した。
そんな六兵衛の隣では美影と充希が、
「あ、姉上!ゴロウが話していますよ!?」
「ほ、本当ね!今まで一度も話さなかったのに!!」
と、2人で驚きの表情を浮かべていた。
「なっ、なりませんっ!!」
そんな中、またしても日立が叫んだ。
「ゴロウは、雑賀本家に代々受け継がれる具現獣!いくら重清君が雅殿の血を引いているとはいえ、それを認めるわけにはいきませんっ!!」
「父上」
そんな日立に、隠が立ちふさがった。
「父上のお気持ちは良くわかります!しかし、ゴロウ様のお気持ちも、考えてあげてくださいっ!!」
「か、隠・・・」
日立は、隠の言葉に声を失っていた。
それは、隠の言葉が心に響いたのももちろんある。
しかしそれ以上に日立の心には、ある想いが渦巻いていた。
(あの隠が、私に意見した!これは、世に言う反抗期!?なんと。隠はこうも成長したのか・・・)
と。
そう。日立はただ、隠の成長に感動していたのだ。
どうやらこの親子の今後は、何となく大丈夫な気がしてきたのである。
「隠よ。ありがとうな」
ゴロウは、隠へと優しさのこもった目を向けて言った。
「ゴ、ゴロウ。何故、雑賀本家を見捨てるのだ!?」
日立は、ゴロウへと詰め寄った。
「ふん。誰のせいじゃと思うておる」
ゴロウは、日立を睨みつけた。
「近年の貴様等雑賀本家は、見ていて腹立たしいほどに腐っておった。他者を見下し、あまつさえこの儂をも虐げておったではないか。その責任の一端は、確実に貴様にあるのだぞ、日立?」
そう言って向けられるゴロウの厳しい視線に、日立は言い返すことができず押し黙っていた。
「とはいえ、その年で自身の間違いに気付き、自分自身を見直そうとするなど、そう出来るものでもない。少しだけ、貴様を見直したわ」
ゴロウは、日立に笑いかけた。
「あ、ありがとう、ございます」
日立は、ただそう言ってゴロウへと頭を下げた。
「とはいえ。儂はな、もう貴様等雑賀本家と居るのには疲れたのじゃよ」
ゴロウはそう言って、重清へと目を向けた。
「それに引き換えコヤツは見ていて面白い。童の言う意味が、わかったわ」
ゴロウの言葉に、童ことプレッソが重清の頭の上で胸を張っていた。
「たった数日で美影の心を入れ替えさせ、コヤツの具現獣であるチーノは、日立すらも変えてしまった。こんな面白そうな者達は、なかなかおらんじゃろう」
そう、ゴロウは笑って言った。
「へっへっへぇ~。爺さん、オイラの言うとおりだったろう?」
「あぁ、そうじゃな」
プレッソの言葉に、ゴロウは頷いた。
「しかし、このまま契約しても面白くはないな」
ゴロウは、言いながら雅へと目を向けた。
「雅ちゃんや。儂の忍力を奪うことは、出来るかな?」
「まったく、ゴロ爺はあたしを何だと思ってるんだい。まぁ、出来るけど」
「いやできるのかよっ!!」
雅の言葉に、恒久が果敢につっこんだ。
そんな恒久の姿に、
(おぉ、まさか姉上にもつっこむとは。我が師は、中々の大物だな)
と、六兵衛が勝手に感動していた。
「だがその前に確認させてもらうよ。六兵衛、あんたは良いのかい?」
自身へとつっこんだ恒久を黙殺し、雅はそう言って六兵衛へと目を向ける。
「えぇ。ゴロウ自身がそう言っておりますからね。それに、相手が重清君であれば尚の事良い。いつか、本家の人間になるかもしれないですからね」
そう言って、六兵衛は笑った。
その隣では、美影が顔を赤くしてモジモジしながら重清へと目を向け、さらにその隣では充希が、穴が開かんばかりに重清を睨みつけていた。
ついでにその充希の隣では、隠が何となく合いの手を入れようとしてそのタイミングを見計らっていた。
どうやら隠君、少しはタイミングを見ることを覚えたようなのである。
そんなことはさておき。
六兵衛に笑いかけられた重清は、苦笑いを六兵衛へと返していた。
本人としては、実はまんざらでもなかったりはする。
美影は美しい。さらには重清に対して惚れており、唯一重清が受け付けなかった本家以外への目に余る見下しも、改めようとしている。
しかも、いざ付き合った場合、祖父公認である。
それでも重清は、素直には喜べないでいた。
その原因はもちろん、琴音である。
自身が琴音に対してどんな想いを抱いているかも分からないような状態で、重清は美影の想いを素直には受け止められなかったのだ。
だからこそ重清は、美影が自身から離れることに少しだけ安堵も感じていたりするのだが。
「ほれ。さっさと始めるぞ」
そんな重清の複雑な男心など知りもしないゴロウは、雅、六兵衛、そして最後に重清へと目を向けて言った。
「わかったよ。重清、六兵衛、準備はいいね?」
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