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彼らの日常と蠢く影
第175話:術を作ってみよう
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「ん?あいつら久々に揃ったと思ったら、何やってんだ?」
重清達1年生4人がたむろっているのを見たシンは、修行の手を止めてそちらに目を向けた。
「彼等、今日は新しい術を作るのに挑戦するみたいだよー。」
シン達3人の相手をしていたショウが、シンの視線を追って答えた。
「新しい術、ねぇ。あいつらの、どんどん先に行きますね。」
「あいつらみんな、師匠もできた。」
「がっはっは!俺達も、うかうかしていられんな!!」
シン・ケン・ノブが、重清達を見て思い思いにそう口にすると、
「君達は、君達のできることをやればいいんだよー。3人の連携は、彼らとは比べ物にならないんだからー。」
ショウの言葉にシン達がうなずき返すと、ショウはそんな3人に笑顔を向ける。
「3人での連携だと、もう僕も簡単には勝てなくなってきたねー。
じゃぁ次は、2人での連携に移ろうかー。
まずはシンとケン、次にケンとノブ、その次がノブとシン。
これを繰り返すよー。僕の修行の為にも、休み無しでいくよー。千本ノックならぬ、千本模擬戦だねー。さーて、今日は何回できるかなー?」
「「「げ。」」」
先輩達も、重清達に負けないよう、日々努力しているようである。
ちなみに麻耶はこの日、アカが忍者部に来ているために久々に手の空いた雅の元で修行をしているようである。
ショウが素敵な笑顔でシン達に千本模擬戦を行っている頃、重清達は森の一角へと集まっていた。
「えっと。で、どうする?」
ソウが、重清達3人を見渡す。
「いや、ソウが言い出したんだろ?とりあえずソウはどうやったか、詳しく教えてくれよ。」
「えー。まぁいいけど。シゲ、チーノを呼んでくれない?」
「へ?なんでさ?」
「僕が間違った事言ってたら、訂正してほしいからさ。チーノだって、力を失う前はたくさん術を覚えてたんでしょ?」
「なーる。りょーかいっ!出てこい!おれの師匠と弟弟子っ!!」
「だから師匠って呼ばないでよっ!」
「勝手に弟弟子にしてんじゃねーよっ!!」
重清の足元に、チーノとプレッソが文句を言いながら具現化される。
「チーノ、ソウの話、聞いてた?」
「ちょ、無視しないでよ。まぁいいわ。ソウの話ね。聞いていたわ。具現獣とあなた達では、少し違う部分もあるかもしれないけれど、雅が平八に説明するのを聞いたこともあるから、何か訂正があったら口を出すわ。」
「ってことでソウ、よろしく!」
「はいはい。チーノ、よろしくね。えっと・・・そもそも、術はどうするの?みんなで同じ術を目指す?」
「あ、俺、ちょっと欲しい術があるんだよ。だから・・・」
「へぇ、どんな術??」
言い淀む恒久にアカが食いつくと、
「そ、それは・・・内緒だよ内緒!みんなを驚かせたいからな!」
恒久は慌てたように笑みを浮かべて返した。
「えっと、じゃぁ、みんなそれぞれ術の作成に挑戦するってことでいいかな?」
ソウが言うと、3人は頷き返していた。ちなみに恒久だけは、少し必死気味に頷いていたそうな。
「じゃぁまずはそれぞれ、どんな術を作るか考えてみよう。」
聡太の言葉に、3人がそれぞれ考え始めた。
いや、恒久だけは既にどんな術を作るかを決めており、何故かニヤニヤと笑っていた。
「術、ねぇ。やっぱここはいよいよ、『波』的な何かだな。」
「お前、まだそれ言ってんのかよ。」
重清が呟いていると、足元から呆れたような声が聞こえた。
「なんだよプレッソ。いいじゃんか。『波』的な何かは、男子の夢だぞ!」
「知らねーよっ!!」
「ふふふ。プレッソ兄さん、あんまり重清を馬鹿にしないであげて?」
2人が言い争っていると、チーノが笑いながら近づいてきた。
「だってよぉチーノ。もう、発想が馬鹿以外の何者でもないだろ。」
「ちょっときみ、失礼だぞっ!おれだって、ちゃんと考えて言ってるんだぞ!」
「じゃぁ、その考えとやらを聞かせてみろよ。」
プレッソが、ニヤニヤしながら重清を見る。
どうせ考えてなんかないんだろうという、絶対なる自信を持って。
そんなプレッソの表情に、重清は少しへそを曲げながら話し出す。
「おれの弾丸の術ってさ、マキネッタやサイフォンを使って撃ったらかなり強いじゃん?
でも、そのまま使うと、威力もそれなりなんだよね。まぁ、あれはあれで使い勝手はいいんだけどさ。
でも、なんていうかその、決定打にかけるんだよね。」
「そりゃまぁ、確かにな。」
重清の言葉に、プレッソは納得したように頷いていた。
「だろ?だから、おれ1人でも使える、強い攻撃の術が欲しいんだよ。『波』的な何かだったら、弾丸の術を基にすれば出来るんじゃないかなぁと思ってさ。」
「・・・おいチーノ。重清のやつ、本当にちゃんと考えてたぞ。」
プレッソが、悔しそうな顔でチーノに目を向けた。
「だから言ったでしょう?私達のご主人様はね、こう見えて意外とちゃんと考えているのよ。」
「チーノそれ貶してない?」
「あら、ちゃんと褒めているのよ?実際、その考え方は間違っていないと思うわよ?」
「だろっ!?ほらぁ、チーノ!」
「はいはい、重清君は頭がいいですねー。」
「プレッソ!お前絶対馬鹿にしてんだろっ!?」
「ほらほら、喧嘩しないの!重清、やってみなさい。」
「え、手伝ってくれないの?」
「まずは自分の力でやってみなさい。弾丸の術の力の配分は、ちゃんとわかるようになっているんでしょう?」
「あ、うん。それはチーノのお陰で、もうばっちり。」
「だったら、それを基にやるっていうあなたの考えに従って、やってみることよ。あなたの考えている術、確かに必要な術になると思うの。だからこそ、あなたの力でやってみなさい。今日できなくても、諦めずに挑戦しなさい。そうすれば、いつか手伝ってあげるから。」
「えー。今日できない可能性もあんのかーー」
「当たり前でしょう?術なんて、そう簡単にできるものじゃ―――」
「あ、できた。」
重清達の背後から、そんな声が聞こえた。
重清達1年生4人がたむろっているのを見たシンは、修行の手を止めてそちらに目を向けた。
「彼等、今日は新しい術を作るのに挑戦するみたいだよー。」
シン達3人の相手をしていたショウが、シンの視線を追って答えた。
「新しい術、ねぇ。あいつらの、どんどん先に行きますね。」
「あいつらみんな、師匠もできた。」
「がっはっは!俺達も、うかうかしていられんな!!」
シン・ケン・ノブが、重清達を見て思い思いにそう口にすると、
「君達は、君達のできることをやればいいんだよー。3人の連携は、彼らとは比べ物にならないんだからー。」
ショウの言葉にシン達がうなずき返すと、ショウはそんな3人に笑顔を向ける。
「3人での連携だと、もう僕も簡単には勝てなくなってきたねー。
じゃぁ次は、2人での連携に移ろうかー。
まずはシンとケン、次にケンとノブ、その次がノブとシン。
これを繰り返すよー。僕の修行の為にも、休み無しでいくよー。千本ノックならぬ、千本模擬戦だねー。さーて、今日は何回できるかなー?」
「「「げ。」」」
先輩達も、重清達に負けないよう、日々努力しているようである。
ちなみに麻耶はこの日、アカが忍者部に来ているために久々に手の空いた雅の元で修行をしているようである。
ショウが素敵な笑顔でシン達に千本模擬戦を行っている頃、重清達は森の一角へと集まっていた。
「えっと。で、どうする?」
ソウが、重清達3人を見渡す。
「いや、ソウが言い出したんだろ?とりあえずソウはどうやったか、詳しく教えてくれよ。」
「えー。まぁいいけど。シゲ、チーノを呼んでくれない?」
「へ?なんでさ?」
「僕が間違った事言ってたら、訂正してほしいからさ。チーノだって、力を失う前はたくさん術を覚えてたんでしょ?」
「なーる。りょーかいっ!出てこい!おれの師匠と弟弟子っ!!」
「だから師匠って呼ばないでよっ!」
「勝手に弟弟子にしてんじゃねーよっ!!」
重清の足元に、チーノとプレッソが文句を言いながら具現化される。
「チーノ、ソウの話、聞いてた?」
「ちょ、無視しないでよ。まぁいいわ。ソウの話ね。聞いていたわ。具現獣とあなた達では、少し違う部分もあるかもしれないけれど、雅が平八に説明するのを聞いたこともあるから、何か訂正があったら口を出すわ。」
「ってことでソウ、よろしく!」
「はいはい。チーノ、よろしくね。えっと・・・そもそも、術はどうするの?みんなで同じ術を目指す?」
「あ、俺、ちょっと欲しい術があるんだよ。だから・・・」
「へぇ、どんな術??」
言い淀む恒久にアカが食いつくと、
「そ、それは・・・内緒だよ内緒!みんなを驚かせたいからな!」
恒久は慌てたように笑みを浮かべて返した。
「えっと、じゃぁ、みんなそれぞれ術の作成に挑戦するってことでいいかな?」
ソウが言うと、3人は頷き返していた。ちなみに恒久だけは、少し必死気味に頷いていたそうな。
「じゃぁまずはそれぞれ、どんな術を作るか考えてみよう。」
聡太の言葉に、3人がそれぞれ考え始めた。
いや、恒久だけは既にどんな術を作るかを決めており、何故かニヤニヤと笑っていた。
「術、ねぇ。やっぱここはいよいよ、『波』的な何かだな。」
「お前、まだそれ言ってんのかよ。」
重清が呟いていると、足元から呆れたような声が聞こえた。
「なんだよプレッソ。いいじゃんか。『波』的な何かは、男子の夢だぞ!」
「知らねーよっ!!」
「ふふふ。プレッソ兄さん、あんまり重清を馬鹿にしないであげて?」
2人が言い争っていると、チーノが笑いながら近づいてきた。
「だってよぉチーノ。もう、発想が馬鹿以外の何者でもないだろ。」
「ちょっときみ、失礼だぞっ!おれだって、ちゃんと考えて言ってるんだぞ!」
「じゃぁ、その考えとやらを聞かせてみろよ。」
プレッソが、ニヤニヤしながら重清を見る。
どうせ考えてなんかないんだろうという、絶対なる自信を持って。
そんなプレッソの表情に、重清は少しへそを曲げながら話し出す。
「おれの弾丸の術ってさ、マキネッタやサイフォンを使って撃ったらかなり強いじゃん?
でも、そのまま使うと、威力もそれなりなんだよね。まぁ、あれはあれで使い勝手はいいんだけどさ。
でも、なんていうかその、決定打にかけるんだよね。」
「そりゃまぁ、確かにな。」
重清の言葉に、プレッソは納得したように頷いていた。
「だろ?だから、おれ1人でも使える、強い攻撃の術が欲しいんだよ。『波』的な何かだったら、弾丸の術を基にすれば出来るんじゃないかなぁと思ってさ。」
「・・・おいチーノ。重清のやつ、本当にちゃんと考えてたぞ。」
プレッソが、悔しそうな顔でチーノに目を向けた。
「だから言ったでしょう?私達のご主人様はね、こう見えて意外とちゃんと考えているのよ。」
「チーノそれ貶してない?」
「あら、ちゃんと褒めているのよ?実際、その考え方は間違っていないと思うわよ?」
「だろっ!?ほらぁ、チーノ!」
「はいはい、重清君は頭がいいですねー。」
「プレッソ!お前絶対馬鹿にしてんだろっ!?」
「ほらほら、喧嘩しないの!重清、やってみなさい。」
「え、手伝ってくれないの?」
「まずは自分の力でやってみなさい。弾丸の術の力の配分は、ちゃんとわかるようになっているんでしょう?」
「あ、うん。それはチーノのお陰で、もうばっちり。」
「だったら、それを基にやるっていうあなたの考えに従って、やってみることよ。あなたの考えている術、確かに必要な術になると思うの。だからこそ、あなたの力でやってみなさい。今日できなくても、諦めずに挑戦しなさい。そうすれば、いつか手伝ってあげるから。」
「えー。今日できない可能性もあんのかーー」
「当たり前でしょう?術なんて、そう簡単にできるものじゃ―――」
「あ、できた。」
重清達の背後から、そんな声が聞こえた。
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